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- Microsoft Internet Explorer 6 管理者キット
- README
- 2001 年 7 月
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- (c) Copyright Microsoft Corporation 2001. All rights reserved.
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- このファイルには、Microsoft Internet Explorer 管理者キット (IEAK) オンライン
- ヘルプに記載されていない最新情報および補足情報が記述されています。
- また、弊社の Web サイト「http://www.microsoft.com/japan/windows/ieak/」
- にも最新の情報が記載されています。
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- ブラウザの最新情報については、Internet Explorer 6 と共にインストール
- されるオンライン ドキュメントを参照してください。
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- 目次
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- IEAK 6 の新機能
- セットアップの必要条件
- そのほかに必要な情報
- 確認されている問題
- 企業内管理者
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- IEAK 6 の新機能
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-
- IEAK 6 では次のような機能を提供しています。
-
- - ユーザー権限の展開。企業内管理者は、管理者権限を持たないユーザーに
- 直接 Internet Explorer を展開できます。SMS などのツールを使用して管理者
- 権限でインストールを開始すると、ユーザーはシステムの再起動後にログインし、
- スクリプトを使用したり何度も再起動したりすることなくセットアップを正常に
- 完了できます。
-
- - カスタム コンポーネントのインストールの強化。カスタム コンポーネントが
- インストールされるタイミングを指定できます。Internet Explorer が正常に
- インストールされた場合にのみ、カスタム コンポーネントがインストールされる
- ように指定することもできます。
-
- - SMS ステータスのレポート機能。パッケージが SMS による展開用に構成
- されていると、インストールのステータスに関するレポートを SMS サーバーに
- 送信することができます。
-
- - デスクトップの管理。デスクトップやクイック起動バーにある [Outlook Express]、
- [チャンネルの表示]、[インターネットに接続] などのショートカットをユーザーの
- デスクトップから削除できます。こうすると、混乱を防ぎ、サポートにかかる時間
- を減らすことができます。
-
- 新機能と改善された項目の詳細については、IEAK ヘルプの「Internet Explorer
- 管理者キットの新しい機能」を参照してください。
-
- 注 : Internet Explorer のセットアップ中に IEAK によりインストールされる
- カスタマイズ内容は以前のカスタマイズ内容を書き換えます。Internet
- Explorer コンポーネントをインストールする必要がない場合でも、
- カスタマイズ内容は以前のインストール内容を書き換えます。ブランドの
- バージョン番号や構成 ID などの以前のオプションは無効になります。
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- セットアップの必要条件
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- IEAK を使用する前に必ず Internet Explorer 6 をインストールしてください。
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- Internet Explorer カスタマイズ ウィザードを起動する前に、インストール対象と
- なるコンポーネントに必要なディスク容量を試算してください。
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- - ダウンロードするコンポーネントの数によっては、最大で 100 MB のディスクの
- 空き領域が必要になります。
-
- - 生成するすべてのカスタム パッケージと選んだすべてのメディアの種類に対し、
- メディアごとにパッケージと同じサイズのディスクの空き領域がさらに必要です。
- メディアごとに作成および圧縮に一時的に使用するディスクの空き領域も必要です。
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- Microsoft の各コンポーネントの詳細については、IEAK ヘルプを参照してください。
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- そのほかの重要な情報
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- Internet Explorer をカスタマイズし、ブランドを適用する方法がさらに豊富になり
- ました。IEAK 6 のカスタマイズ機能は向上しましたが、ブランド情報が格納されて
- いる .ins ファイルの下位互換性は一部制限されています。
-
- IEAK 6 で作成した .ins ファイルでは Internet Explorer 6 にブランドを適用できます。
- 以前のバージョンの Internet Explorer にはブランドを適用できません。ただし、
- IEAK 5.x で作成した .ins ファイルで Internet Explorer 6.0 にブランドを適用する
- ことができます。
-
- 例 1 : IEAK 6 を使用して、異なる 3 つの Internet Explorer を作成することが
- できます。.ins ファイルに ver1.ins、ver2.ins、ver3.ins のように名前を付けます。
- これらのファイルを使用して、3 つのバージョンの Internet Explorer 6 にブランド
- を適用します。
-
- 例 2 : 以前、IEAK 5.5 で 3 つのバージョンの Internet Explorer を作成して
- いました。.ins ファイルに market1.ins、market2.ins、および market3.ins という
- 名前を付けました。これらの以前作成した .ins ファイルを使用して、3 つの
- バージョンの Internet Explorer 6 にブランドを適用します。
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-
- 確認されている問題
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-
- - IEAK 4.x 以前で作成されたパッケージでは、Internet Explorer 6 のインストール
- に設定を適用できません。
-
- - ツール バーのアイコンをカスタマイズすると、アイコンが選択されていない状態
- では既定のシステム アイコンが表示されます。
-
- - .ins ファイルを Web Proxy AutoDiscovery (WPAD) のデータ ファイル (wpad.dat)
- として使用すると、自動検出は動作しません。
-
- - 「ブラウザの設定の自動検出および自動構成」というヘルプ トピックでは、
- wpad.dat ファイルは .pac、.jvs、.js、.ins または自動構成ファイルとして使用できる
- と説明しています。これは正しくありません。ブラウザは、IEAK によって生成された
- .ins ファイルは読み込みませんが、その代わりに、名前が変更されたプロキシ
- 自動構成ファイルまたは .pac、.jvs、.js ファイル を読み込みます。したがって、
- ヘルプのとおりに自動検出を設定します。wpad.dat ファイルは .ins ファイルに
- リダイレクトするよう指定します。
-
- >>> Microsoft Internet Information Server (IIS) で wpad.dat のリダイレクトを
- 指定するには
-
- 1. Microsoft 管理コンソール (MMC) でインターネット サービス マネージャを
- 起動します。
- 2. wpad.dat ファイルを検索します (通常は Web サーバーのルートにあります)。
- 3. wpad.dat ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、[プロパティ] をクリック
- します。[ファイル] タブの [URL へのリダイレクト] をクリックします。
- サーバーの任意の場所にある .ins ファイルへ参照させます。
-
- - Windows 2000 を実行しているコンピュータでは、キオスク モードのサインアップ
- 中に、インターネット接続ウィザードがキオスク モード ウィンドウの背面に移動
- してしまうことがあります。
-
- - Windows 2000 を実行しているコンピュータの接続の設定をインポートするときは、
- Win32 クライアントに適用できる設定だけがインポートされます。
-
- - Windows 98 を実行しているコンピュータの接続の設定をインポートするときは、
- [この接続のログ ファイルを記録する] チェック ボックスがオンになっている場合、
- その設定はパッケージにインポートされません。
-
- - Windows 2000 Server または Windows 2000 Admin Pack では、最新バージョン
- の CMAK が利用できます。Windows 2000 Server をお使いでない場合、以前の
- バージョンの CMAK を使用するには、IEAK 5.01 をインストールし、IEAK 6 に
- アップグレードします。
-
- - IEAK 4 からアップグレードすると、IEAK 4 へのリンクが [スタート] メニューから
- 削除されません。[スタート] メニューを直接開き、リンクを手動で削除できます。
-
- - Windows 2000 を実行しているエンド ユーザーは、パッケージのインストールを
- 各自でカスタマイズすることはできません。Windows Update コンポーネントが
- すべてインストールされます。
-
- - .ins ファイルが HTTPS サーバー上にある場合、コンピュータで [暗号化された
- ページをディスクに保存しない] が設定されているユーザーは、サインアップを
- 完了できません。
-
- - オートコンプリート機能オプションの使用には特に注意が必要です。オート
- コンプリートはさまざまな場面における重要な情報や個人情報を保存することが
- できます。それぞれの状況を判断して、これらの機能を適切に構成するか、
- または完全に使用できないようにしてください。
-
- - Internet Explorer カスタマイズ ウィザードの新しいセッションで、以前に
- 生成された .INS ファイルを使用する場合、機能の設定またはファイルのパスの
- いくつかが変更されている可能性があることに注意してください。パッケージの
- 生成中に出力されるエラーは、この以前作成した .ins ファイルが原因で発生する
- 場合があります。新しいパッケージを正しく生成させるには、カスタマイズ
- ウィザードを終了する前にすべての設定とファイルのパスを確認してください。
-
- - Internet Explorer カスタマイズ ウィザードで既存のディレクトリにパッケージを
- 作成する場合、[機能の選択] で [セットアップのカスタマイズ] をオフにすると、
- 以前作成された Ie6sites.dat が削除されてしまいます。既存のディレクトリに
- パッケージを作成するときに [セットアップのカスタマイズ] をオンにすれば、この
- 問題は回避できます。
-
- - 異なる職種を設定して Internet Explorer カスタマイズ ウィザードを実行する
- 場合、別のディレクトリに作成することをお勧めします。このようにすれば、カスタム
- パッケージに適切でない設定が取り込まれるのを防ぐことができます。
-
- - Microsoft Outlook Express では、ニュース サーバーが指定されている場合のみ、
- 事前に購読しているニュース グループが構成されます。
-
- - Internet Explorer カスタマイズ ウィザードの段階 5 にある Outlook Express の
- 迷惑メール オプションは、Outlook Express が現在インストールされている
- コンピュータには影響しません。
-
- - アジア言語のプラットフォームでは、コンピュータを最初に再起動したときに、
- Internet Explorer カスタマイズ ウィザードが大きなフォントで表示されることが
- あります。この問題を解決するには、コンピュータをもう一度再起動してください。
-
- - IEAK ツールキットに含まれる ISP ファイル ウィザードは、Visual Basic 4.0 の
- ランタイム コンポーネントがインストールされているコンピュータにのみインストール
- してください。Windows 98 がインストールされているコンピュータであれば、
- 問題なくインストールされます。
-
- - CD-ROM で配布するパッケージを作成すると、自動実行プログラムによって
- 詳細情報へのリンクが作成されます。これを、テキスト ファイルが表示されるように
- カスタマイズすることができます。テキスト ファイルを正しく表示するには、
- ファイル サイズを 100 KB 程度に抑える必要があります。
-
- - ヘルプ トピック「ファイル形式」には、SMS による展開に .pdf ファイルが使用
- されると記述されています。しかし、.pdf ファイルは使用されません。IE6.pdf という
- ファイル名は正しくありません。 代わりに、IE6-sms.sms というファイルが使用
- されます。
-
- - ヘルプ トピック「セットアップ情報ファイル (.inf) の定義」に、構文の間違いが
- 2 箇所あります。「Config.sys の更新セクション (UpdateCfgSys)」の
- 「Stacks 項目」の情報については、次のように読み替えてください。
-
- Stacks=dos-stacks-values
- Config.sys ファイル内の Stacks (スタックの数とサイズ) の値を設定します。
- インストーラでは、既存の値を指定値と比較し、2 つの値のうち大きい方の
- 値を Stacks の値として適用します。 たとえば、Config.sys ファイル内の設定が
- stacks=9,218 で、.inf ファイル内の設定が stacks=5,256 の場合は、
- stacks=9,218 が適用されます。
-
- legal-dos-stacks-value
- MS-DOS でサポートされている有効範囲内の Stacks 値。
-
- 「Include」の下の [Optional Components] セクションの先頭のコード ブロックは、
- 次のように読み替えてください。
-
- [Optional Components]
- InstallMyToys
- InstallOtherApps
-
-
- 企業内管理者
- =========================
-
- - 管理者レベルのアクセス権を持たないユーザーに Internet Explorer を展開
- できるようにするには、IEAK ウィザードの [ユーザーによるインストール] 画面で
- [再起動後のユーザー レベルのアクセスでのログオンを有効にする] チェック
- ボックスをオンにします。このチェック ボックスは、企業内管理者による "フラット"
- なパッケージの作成時にのみ有効です。それ以外の場合は、このチェック
- ボックスを使用できません。
-
- - ユーザー権限の展開を有効にすると、Windows 2000 および Windows NT 4 を
- 実行している管理者権限を持たないユーザーの場合、セットアップの実行中に
- 特定のカスタマイズ内容が適用されません。これらのカスタマイズ内容は、
- Windows 2000 グループ ポリシーまたは Windows NT 4 ポリシー エディタで
- 展開する必要があります。詳細については、
- http://www.microsoft.com/japan/windows/ieak/ を参照してください。
-
- - ユーザーの権利の展開を有効にし、Windows デスクトップのアップデートの
- インストールを選択すると、Windows 2000 を実行しているコンピュータへの
- セットアップ後にログオンする管理者権限を持たないユーザー側に、shdoc401.dll
- に関する 2 つのエラーが表示されます。どちらのエラーにも害はなく、ユーザーが
- エラーを無視するとセットアップは継続します。これらのエラーを回避する詳しい
- 方法については、http://www.microsoft.com/japan/windows/ieak/ を参照
- してください。
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- - ie6-sms.sms から SMS パッケージを作成し、SMS 2.0 以降で IEAK6 を配布する
- 場合は、間違ったステータスが表示されることがあります。これは、ステータス
- MIF ファイルが間違った "VERSION=" で生成されたためです。バージョンが
- MIF ファイルでは 55 に、ie6-sms.sms では 6 に設定されています。この問題を
- 解決するには、ie6-sms.sms 内のすべての "VERSION=" パラメータを 55 に
- 変更してから、これを元にパッケージを作成します。
-
- >>> Office 2000 リソース キットと IEAK 6 を同じコンピュータにインストールする
- には、次の手順に従って操作します。
-
- IEAK 6 がインストールされていない場合
- 1. Office 2000 リソース キットをインストールします (以前のバージョンの
- IEAK がインストールされます)。
- 2. IEAK 6 にアップグレードします。
-
- IEAK 6 がインストールされている場合
- 1. IEAK 6 をアンインストールします。
- 2. Office 2000 リソース キットをインストールします (以前のバージョンの
- IEAK がインストールされます)。
- 3. IEAK 6 にアップグレードします。
-
- - システムの再起動後にインストールされるよう選択したカスタム コンポーネントは、
- Windows Terminal Server にはインストールされません。
-
- - 現在の Active Desktop の設定をインポートする場合は、チャンネル バーを有効
- にし、チャンネルを含めません。パッケージをインストールすると、デスクトップ上に
- 空のチャンネル バーが表示されます。
-
- - Windows NT 4.0 ワークステーションのユーザーが管理者レベルでないときに
- このワークステーションに Web Desktop Update を配布する場合は、システム
- ポリシー エディタを使用して Web Desktop Update の制限を管理してください。
- これらの制限は、Internet Explorer のセットアップ中または自動構成中には
- 適用されません。ワークステーションのユーザーが管理者レベルであれば問題
- はありません。
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- - 信頼できる発行元からの制御だけを許可するポリシーを使用する場合、事前に
- .cab ファイルに署名を施し、発行元を信頼された発行元の一覧に登録しておかな
- ければ、.cab が含まれる Internet Explorer セットアップおよび自動構成は機能
- しません。また、このポリシーを使用する場合は自動インストールは機能しません。
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