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/ DOS/V Power Report 1998 January (DVD) / VPR980100.ISO / OLS / WIN32 / VKMAP12 / VKMAP12.LZH / README.DOC < prev    next >
Text File  |  1996-02-23  |  6KB  |  115 lines
  1. 【ソ フ ト名】  ＶｘＤによるＷｉｎｄｏｗｓキーボード改造計画
  2. 【登  録  名】　VKMAP12.LZH
  3. 【著作権  者】　河童　（NIFTY-Serve JAE00772）
  4. 【対応  環境】　日本語Ｗiｎｄｏｗｓ ３.１ｴﾝﾊﾝｽﾄﾓｰﾄﾞ／Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５
  5. 【対応  機種】　ＤＯＳ／Ｖマシン
  6. 【作成  方法】　LHA にて解凍を行う。LHA e VKMAP12.LZH
  7. 【ｿﾌﾄｳｪｱ種別】　フリーソフトウェア 
  8. 【転載  条件】  添付ドキュメントを参照してください。
  9. 【能　書　き】　ＶｘＤによるキーコード入れ替えユーティリティーを含む
  10. 　　　　　　　　完結したパッケージです。ＤＯＳボックスでも有効です。
  11. 　　　　　　　　Ｗiｎｄｏｗｓ ３.１とＷｉｎｄｏｗｓ ９５の両方に対応して
  12. 　　　　　　　　いるのが特長です。技術的内容は、技術評論社刊のざべ９６年
  13. 　　　　　　　　３月号に載っています。
  14. 　　　　　　　　VKMAP10.LZH で PAUSE キーが NUMLOCK に化けるバグがあった
  15. 　　　　　　　　のを修正しました。VKEYMAPD.386 のバージョンが 1.2 になっ
  16. 　　　　　　　　ています。KEYMAP.EXE のバージョンは 1.0 のままです。
  17.  
  18. ●はじめに
  19.  
  20. 　ＤＯＳ／Ｖマシンのキーボード配列に不満を持たれている方は相当に多いことだろ
  21. うと思います。ＤＯＳ環境では簡単にキーコードを変更できたのですが、Ｗｉｎｄｏ
  22. ｗｓでは工夫をしてやってもＤＯＳボックスでは無効になるという状態でした。これ
  23. を解決するためのユーティリティーパッケージをご提供します。４つのプログラムか
  24. ら構成されていますが、核となるのは小さなＶｘＤ VKEYMAPD.386 です。
  25.  
  26. 　VKEYMAPD.386 は仮想キーボードドライバーＶＫＤにパッチをあてるという強引な方
  27. 法でキーコードの入れ替えを実現しています。そのキー変更の設定を行うための補助
  28. ツールとして原始的なＷｉｎｄｏｗｓプログラム KEYMAP.EXE を用意しています。ま
  29. た、おまけとしてキーコードを調べるための HARDKEY.COM と、ＤＯＳで組み込むキー
  30. 入れ替えＴＳＲを殺す MONKEY.COM も添付しています。
  31.  
  32. 　このプログラムは実用的なツールとして公開します。技術内容に興味のある方は、
  33. 技術評論社刊の「ざべ」９６年３月号をご参照ください。また、プログラムの全ソー
  34. スコードもそちらのティスクサービスかプログラムダウンロードサービスから入手で
  35. きます。（ただし、そちらの再配布・転載はできませんのでご注意ください。）
  36.  
  37. ●使い方
  38.  
  39. 　先ず、ＤＯＳのキー入れ替えＴＳＲとＷｉｎｄｏｗｓのキー入れ替えユーティリテ
  40. ィーをお使いの方は、それらを組み込まないようにしてマシンを再起動してください。
  41. そしてSYSTEM.INI の [386Enh]  セクションに次の１行を追加します。
  42.  
  43. [386Enh]
  44. DEVICE=C:\KEYMAP\VKEYMAPD.386        ;（パスは各自変更してください）
  45.  
  46. 　そして、同じく SYSTEM.INI に [VKEYMAPD] セクションを作成して、変更するキー
  47. の定義を行います。Key= の後に元のスキャンコードを、カンマの後に変更後のスキャ
  48. ンコードを１６進４桁で記述します。通常のキーの場合は 00XXH に、拡張キーの場合
  49. は 10XXH になります。H は書かなくても構いません。これはキーの入れ替えではなく
  50. て、キーの変更を指定するものですから、入れ替える場合はそういう指定をペアーで
  51. 行うことになります。最大３２個まで定義できます。また、Enable を０にするとこの
  52. キー入れ替え機能を殺すことができます。これはデフォルトで１です。さらに、英語
  53. キーボードマニアの方のための特別なサービスとして、任意のキーをＩＭＥをオンオ
  54. フする ALT+` に変更できる機能も持っています。カンマの後に 8000H を指定すると
  55. 漢字キーの代わりになります。次の例では CapsLock と Ctrl を入れ替え、右 ALT キ
  56. ーを漢字キー（ ALT+` ）に変えています。
  57.  
  58. [VKEYMAPD]
  59. Enable=1            ;enable changing keys
  60. Key=003AH,001DH            ;capslock,ctrl
  61. Key=001DH,003AH            ;ctrl,capslock
  62. Key=1038H,8000H            ;r-alt,alt-`
  63.  
  64. 　とりあえずこれでＷｉｎｄｏｗｓを再起動してみてください。キーが変更されてい
  65. ると思います。この設定を変えたい場合は、SYSTEM.INI を編集してＷｉｎｄｏｗｓを
  66. 再起動したのでいいのですが、それではあまりに面倒なので超シンプルなユーティリ
  67. ティー KEYMAP.EXE を実行します。１回目の実行では現在の VKEYMAPD.386 の状態を
  68. 報告します。２回目以降の実行では設定を更新するかどうか聞いてきますから、更新
  69. する場合は「はい」ボタンを押します。SYSTEM.INI の記述に問題がある場合はその旨
  70. が表示されます。ただし、厳しいエラーチェックはしていませんので、ていねいに記
  71. 述してください。更新すれば即、新しい設定が有効になります。日本語キーボードで
  72. のキー操作の不満を解消するユーティリティーなどをお使いの方は、これとは競合し
  73. ない形で利用できると思います。
  74.  
  75. 　設定するキーコードが分からない方のために、簡単なＤＯＳプログラム HARDKEY.C
  76. OM を添付しました。ＤＯＳボックスなどでご利用頂けます。実行してキーを押すとそ
  77. のキーコードを表示します。押したときに表示されるのがメイクコードで、これを記
  78. 述します。放したときにはメイクコードのビット７を１にしたものが表示されますが、
  79. これはブレイクコードと言って、ここでは使いません。また、先頭が E0H で始まる
  80. ものを拡張キーと言います。右ＡＬＴや右ＣＴＲＬキーなどがそれにあたります。終
  81. 了させるには両方のシフトキーを同時に押してください。こうしてキーコードを調べ
  82. て好きな状態の設定が分かれば、もう KEYMAP.EXE を使う必要はありません。次回の
  83. Ｗｉｎｄｏｗｓの起動で SYSTEM.INI からその設定が読み込まれるからです。KEYMAP
  84. .EXE は設定補助ツールでしかないのです。
  85.  
  86. 　この状態でＤＯＳボックスでもキー変更が有効になっていることがご確認頂けると
  87. 思いますが、これでＷｉｎｄｏｗｓを終了するとキーが元に戻ってしまいます。とこ
  88. ろがこれを直そうとして今まで使っていたＤＯＳのキー入れ替えＴＳＲを組み込んで
  89. Ｗｉｎｄｏｗｓを起動すると、今度はＤＯＳボックスでキー入れ替えが２重に働いて
  90. しまい困ったことになります。かと言って、Ｗｉｎｄｏｗｓの起動の前後でキー入れ
  91. 替えＴＳＲを出し入れするのも面倒ですし、それができないものもあります。そこで、
  92. お気に入りのキー入れ替えＴＳＲがそのまま使えて、Ｗｉｎｄｏｗｓの起動でそれ
  93. が自動的に死に、終了でまた生き返るという芸当をする小さなＴＳＲ、MONKEY.COM を
  94. 用意しました。例えば、キー入れ替えＴＳＲのファイル名が KEYFIX.COM だった場合、
  95. AUTOEXEC.BAT などで次のように２つの MONKEY.COM でサンドイッチにします。
  96.  
  97. LH MONKEY
  98. LH KEYFIX
  99. LH MONKEY
  100.  
  101. 　ＬＨコマンドの有無は問いませんが、必ず直にサンドイッチするようにして、その
  102. 間に他のコマンドを挟まないようにしてください。これでこの悩みは解決します。
  103.  
  104. ●お約束
  105.  
  106. １．本ソフトはフリーソフトウェアです。
  107. ２．利潤の追求を目的としない場合に限り、本ソフトの再配布・転載は自由です。
  108. 　　またこのお約束を守って頂ける限り配布に関して河童の承諾は全く不要です。
  109. 　　再配布・転載について確認が必要な場合はメールをお送りください。
  110. ３．配布は圧縮ファイルの内容を改変せず、オリジナルのままで行って下さい。
  111. ４．河童は、本ソフトに関して一切の動作保証をしません。また、このソフトの使
  112. 　　用により生じた全ての損害に関して、責任及び義務を負いません。
  113.  
  114. 以上
  115.