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1996-02-28
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56KB
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932 lines
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
kakimacM.lzh 秀丸・行マーカー&簡単移動
──────────────────────────────
Windowsにおける快適な日本語文書作成環境の構築をめざして
──────────────────────────────
秀丸エディタ日本語文章作成支援
「書きマクロ」αシリーズ第M集 Ver.1
k_MARK Ver.1.2
1996/02/28
水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603)
──────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 折り返し文字数(1行の字詰め)は、84以上で、読んでください!<m(_._)m> ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[1] k_MARKで何ができるのか?.........................[k_MARK Ver.1 の特徴]
───────────────────────────────────────
・k_MARKはマークした『行』を覚え、行マーク間を簡単に移動するためのマクロです。
・マーク行を簡単に移動する事で、文書全体の見通しや効率的な執筆が期待できます。
・1文書あたり9カ所まで記憶できます。登録する文書の数に制限はありません。
・スペースキーやシフトキーだけで簡単に、マーク番号順や行番号順に移動できます。
・[Space]や[Shift]で、上方順、下方順に自動移動し、思考の流れを支援します。
・直前の登録/削除をアンドゥできるので、登録や削除で躊躇する必要がありません。
・なお,「VZではCtrl+Q+1~5とCtrl+P+1~5(masasan談)」に相当する機能らしい(^^;?
(DOS時代に MIFES を使っていた私は,Vzの世界は無調法です<m(_._)m>)
[当マクロの制作起点になった某m氏からのメールの一部]
k_MARKを作った目的やその動作内容などの原型はすべて、ここに集約されていると
思われます。ま、このマニュアルは、それを補足するだけの細々した内容を記述し
ているに過ぎません……(^^;
┌─────────────────────────────────────┐
│ さて、実は前々から秀丸で不便だと思っている事が2つあります。それは、 │
│「ジャンプする前のカーソル位置に戻る」機能と「マーク機能が簡単に使えない」│
│事です。それぞれVZではCtrl+Q+PとCtrl+Q+1~5でしたっけ? │
│ 「ジャンプする前のカーソル位置に戻る」は説明の必要はないでしょうが、 │
│「『マーク機能』ってあるじゃないか」と思われますよね。でも、いちいちカー │
│ソルをメニューバーに持って行ってクリックしてマークを追加し、そのマークの │
│所に飛ぶ時も、またメニューバーをクリックしてそこから選ぶ…って面倒臭くあ │
│りませんか? │
│ 人間、今アクティブに書いている文章でそんなにあっちこっちに飛ぶ必要はな │
│いですよね。頻繁に往き来するのはせいぜい5~6箇所位ですよね。そうすると、 │
│VZでCtrl+Q+1~5の番号で瞬間的に現在の場所を記憶でき、Ctrl+P+1~5でその記 │
│憶した場所に飛べるっていうのは、実に人間に対する深い洞察に基づいた操作性 │
│だったと思います。 │
│ で、こういう操作ってマクロで作れませんでっしゃろか… │
└─────────────────────────────────────┘
指摘されている秀丸の動作内容から、かなり昔のメールだとバレてしまいます(^^;
それに最後の一行の言い回しなんぞは,極めて怪しい人間であることの憶測も飛びま
すが,ま,その辺の詮索はこの際,しないことにしましょう……(^^;
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[2]導入方法..............................[kakimac専用ディレクトリを作ります]
───────────────────────────────────────
□解凍して、マクロファイルを『マクロ用ディレクトリ』へ移動させます。
(『マクロ用ディレクトリ』とは,[その他-動作環境-パス]の「マクロファイル用のディレクトリ」
のことです。ここが空白の場合は,秀丸がインストールされているディレクトリが,『マ
クロ用ディレクトリ』として認識されます。独自に作っておいた方が良いです)
※以降,「ディレクトリ」との記述は「フォルダ」とほぼ同等としてください。
■ LZHファイルの解凍
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・kakimacM.lzh をどこかのディレクトリで解凍します。
kakimacM.lzh に含まれるファイルは、下記の4ファイルです。
- 解凍されるファイル -
・ k_MARKM.mac....k_MARK の本体マクロ(行マーカー番号基軸タイプ)
・ k_MARKL.mac....k_MARK の本体マクロ(行番号順基軸タイプ)
・ k_MARKHL.MAC....従属マクロ
・ k_MARK1.txt....このマニュアルです(^^)(読後は削除して結構です)
■ ファイルの移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(2-1)・マクロをマクロ用のディレクトリに移動させます。
下記の3マクロファイル(*.mac)を『秀丸のマクロ用ディレクトリ』に移動。
・ k_MARKM.mac...k_MARK の本体マクロ(行マーカー番号基軸タイプ)
・ k_MARKL.mac...k_MARK の本体マクロ(行番号順基軸タイプ)
・ k_MARKHL.mac....従属マクロ
(2-2)・マニュアルを適当な場所に移動。
下記の1ファイルを適当な場所へ移動してください。
readmeM1.txt....このマニュアルです(^^)(読後は削除して結構です)
■ 書きマクロ専用ディレクトリの作成
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・秀丸がインストールされているディレクトリのすぐ下に kakimac という名前の
ディレクトリを作って下さい!!
(すでに kakimac ディレクトリがある場合は、この作業は不必要です)
※ kakimac のディレクトリがないと現状では k_MARK は正しく動きません(^^;
と言うわけで、お手数ですが、秀丸ディレクトリの下に kakimac ディレクトリを
お作り下さい。すいませんが、取りあえず、よろしくお願いします<m(_._)m>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[3] k_MARK を動かす方法.........................[通常の秀丸マクロと同様デス]
───────────────────────────────────────
□ k_MARK を起動後、[H]キーで見られる、オンラインマニュアルで十分かも(^^;ゞ
■ 1) 基本的な実行方法
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・「マクロ(M)」-「マクロ実行(X)」で k_MARKL.mac か k_MARKM.mac のいずれか
を選択して実行します。
・ どちらを起動しても、どちらへも[L]キーで移行できます。
(最初に、k_markM.macを動かすと、k_MARKの動きがわかり易いと思います。
実は k_markL.mac の方が、多少、高速で行マーカーを移動できますが)
■ 2) 終了方法
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKメイン画面で、[Esc]か[Ret]キーですぐ、マクロは終了します。
※ どの画面、シチュエーションでも、基本的に [Esc] キーで作業を中断するか
マクロを終了するか、いずれも「キャンセル」の方向に動く…と思います(^^;
■ 3) より一層、便利に使うための「マクロ登録&キー割り当て」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・気に入れば、マクロ登録後、キー割り当てするとキー一発でk_MARKを実行できて
極めて便利にk_MARKの機能を利用できます。というか、そうした使い方をしない
場合、当マクロはあまり存在意義がない性質のマクロだったりします(^^;
・登録するのは「 k_MARKL.mac か k_MARKM.mac」のいずれか1つで結構です。
(どちらを登録しても、他方を[L]キー一つで呼び出せます)
・キー割り当てをするには,50番より小さい番号にマクロ登録する必要があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[4] k_MARK の表示と使用法.........................[キャプションバーへの表示]
───────────────────────────────────────
□ k_MARKのメイン画面の表示について説明します。
・当マクロのメイン画面とは、キャプションバーへの「行マーカーと登録行数」を
表示している状態のことです。『行マーカー』とは、k_MARKが行番号を記憶する
ために用意しているマーカーの事で、1ファイルにつき、9個あります。記憶対
象のファイルの数には特別な制限はありません。
■ 初期状態の表示
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(サンプル:初期状態)
__________________________________
●k_MARK [行マーカー未登録]...(H:help)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・これは、行マーカーが登録されていないファイルの初期状態を示しています。
・k_MARKによる記録がないファイルでは、初回の起動時に必ず表示されます。
・[H]キーで,簡易ヘルプを見ることができます。
※ 過去に行マーカーを登録したファイルでも、ディレクトリを移動させると
初期状態に戻ってしまいます。(ファイルをフルパスで管理しています)
※ ↑↓キーやPgUp,PgDnキーで移動した後、ファンクションキーを押すと、
そのファンクションキーの番号に、行番号が登録されていきます。
■ 登録済みの表示
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(サンプル:登録済みの状態)
__________________________________
■番順<H> [1]52 {2}156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・これは、行マーカー[1],[2],[3],[7],[8]が使用されていることを示します。
・行マーカー[1]に行番号52、行マーカー[2]に行番号156、…等々が登録されて
いることが確認できます。(行番号は<ワープロ的>に計算した行番号です)
・また、現在のカーソルは、[2]マーカーの156行にあることがわかります。
※ 行マーカーに指定する行や番号は、重複してもトビトビでも問題ありません。
まったく自由デス。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[5] k_MARK のキー操作概略.....................[ファンクションキーと数字キー]
───────────────────────────────────────
□ キー操作の概略をまとめます。これだけでほぼ全体的な動作は理解できると思います。
マクロを実行してみて、不明な点は以下のマニュアルで確認してください。なお、
実行中のマクロから「H」キーを押すと、同等のオンラインヘルプが出ます(^^)
■ 機能概略
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・基本的には、F1~F9のファンクションキーで登録・削除。1~9の数字キーでジャン
プするような仕様になっています。
┌─────────────────────────────┐
│ ─────────────────────[移動操作] │
│ [1-9]マーク位置ジャンプ...当該マーカー位置へ数字キーでジャンプ │
│ [F1-F9]マーク位置記憶...現在のカーソル行をファンクションキーで記憶 │
│ [Home,t/End,e]移動...文頭/文末へ移動 │
│ [PgUp/PgDn]移動...前後の頁へ移動 │
│ [↓↑]移動...カーソルを上下に移動 │
│ ─────────────────────[自動移動] │
│ [Space]自動移動...現在のカーソルから下方順に移動 │
│ [Shift]自動移動...現在のカーソルから上方順に移動 │
│ [L]動作変更...自動移動の方法を(一時的に)変えます │
│ ────────────────────[削除・終了] │
│ [Del]削除...削除したいマークをF1-F9で指定して削除 │
│ [U]取消...直前の登録/個別削除に限りアンドゥ可能(^^) │
│ [Del-0(ゼロ)]全削除...登録情報をすべて削除し初期化 │
│ [Esc/Ret]元...操作終了。現在の位置でマクロを終了 │
│ [Bs,o]元...元の位置へ。元の位置に戻して、動作を継続 │
│ [Tab]窓...秀丸の切り替え(一応、kakimac標準仕様(^^;) │
└─────────────────────────────┘
※ 「下方」「上方」の意味は、k_MARKL.mac k_MARKM.mac とでは
異なっていますので、ご注意ください。それぞれ「行番号順」と「行マー
カーの番号順」を軸に、もっとも近い位置にある上下の候補に移動するよ
うになっています。
※ [L]コマンドで、 k_MARKL.mac と k_MARKM.mac を切り替えても、ほとんど
画面上では見分けがつきません。一応、キャプションの表示が、「●行順」
と「●番順」と表示される点と、[Sapce]や[Shift]を押して自動移動させ
る際に、現在のカーソル行が [] {}と表示される点で見分けます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[6] k_MARK の動作内容.......................[登録・削除・ジャンプ・自動移動]
───────────────────────────────────────
□ k_MARKの動作を説明します。動作内容そのものは,とても単純で簡単です(^^)
■ (1)登録……行番号を登録
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARK 起動後、F1~F9のファンクションキーを押すことで、カーソルのある行
番号がファンクションキーの番号に対応するマーク行に登録されます。
(例えば、120行にカーソルがあり、F5を押すと、[5]120 と登録&表示されます)
・現在のカーソル行を警告なしに、上書きして登録するようになっています。
([5]120 が登録されている状態で,230行へ移動し[F5]を押すと,[5]230 と登録)
・マーク行は、[1]~[9]の9つです。従って記憶できる位置は9カ所までです。
・カーソルの移動には、通常の移動キー(PgUp/PgDn、Home,t/End,e、Bs,o、↓↑)
などが使えるので、目的の行へこれらの移動キーを操作して移ってください。
※ 行番号は重複してもかまいませんが、あまり意味はないと思います(^^;
※ PgUp,PgDn,↑,↓キーでカーソルの移動ができます。目標の行にカーソルを
置いて、ファンクションキーを押せば登録完了です。(k_MARKM.macでは、登録
した行マーカーの番号が{}で囲まれて明示されます)
※ (無題)の未保存のファイルに対しても登録は有効ですが、一時的です。
■ (2)移動……カーソルを移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●行マーカーを指定して移動する
・移動したい行マーカーに対応する「番号キー」を押すと、該当する行番号(マー
ク行)へカーソルを簡単に移動できます。
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 {8}345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
たとえば、上図で、番号キーの「2」を押すと、156行へ。「7」を押すと
345行へジャンプします。ただし、「ジャンプするためには『番号キー』」で
すよ! ついついファンクションキーを押してしまうと、現在のカーソル行を
上書き登録してしまいます(^^;ゞ!そのためにアンドゥが追加されましたが。
※ 登録されていない番号キーを押してもむなしくビープ音がなるだけです。
※ 登録時にはあったが、登録後、編集作業を加えて消滅した行がある場合
にも、むなしいビープ音が響きます(^^;
(たとえば、上図で、[8]には、345行が登録されていますが、その後、
編集を加えたり、1行の折り返し数を変更したりして、345行が事実上
存在しなくなれば、「8」を押しても、ビープ音がなるだけです)
※ 現在のカーソル行が登録された行番号にある時は、() {} で表示されます。
・k_MARKL.mac でカーソルが156行にある場合
__________________________
■番順<H> [1]52 {2}156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKL.mac でカーソルが156行にある場合
__________________________
●行順<H> [1]52 (2)156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■ (3)自動移動……マーク行を簡単移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●スペースキー、シフトキーを押すだけで,簡単にマーク行間を移動できます。
・マーク行を移動する場合、番号キーを押して移動するのではなく、マーカー行を
順番に移動して、文書全体を見渡したいという欲求が生まれることがよくあります。
こうした場合には、スペースキーで下方向に、シフトキーで上方向に順番に見てい
くことができます。
・なお、 k_MARKL.macとk_MARKM.macでは、マーク行の移動方法が違っています。
詳細は、次の[7]で説明しているので、参照してください。
・各自の思考方法に近いマクロを選んでください。いずれのマクロを起動しても、
「L」で,マクロ実行内容を継続したままで切り替えられます。
※ 以下、[Sapce]はスペースキーを、[Shift]はシフトキーを、それぞれ押すこ
とを、示すものとします。
■ (4)削除……マーカー情報を削除
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARK 起動後、[Del]キーを押しすと「削除画面」が出ます。
(再度、[Del]キーを押すと、メイン画面へ戻ります)
・「削除画面」とは,キャプションバーに「[×]削除<H>」と表示される状態
のことで,下記のようなキャプションがタイトルバーに表示されます。
・[Del]キーに続いて番号キーの[0](ゼロ)を押すと、全消去できます。
_______________________________
[×]削除<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・ここで、削除したい行マーカー番号の「ファンクションキー」を押します。
(たとえば、[F2]を押すと、行マーカー[2]の登録情報が削除されるので,
上図は下図のようなメイン画面に戻ります。[2]156は削除されています。
_______________________________
■番順<H> [1]52 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ 一応、[H]キーで、削除に関係するオンラインヘルプが出ます。
※ なお、削除画面で、「0」を押すと、一括削除により、全ての行番号情報が
削除されます。一気に行番号登録を初期化したい場合に便利です。ただし、
[全消去]では、[取消]できないので注意してください。
■ (5)取消……登録/削除のアンドゥ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・上記の(2)でも触れましたが、登録と移動の操作は間違えやすいものです。当マ
クロでは、登録/削除はファンクションキー、移動は番号キーと分けているんで
すが、それでも、[2]156 に移動しようとして、[F2]を押してしまい、とんでも
ない行番号を[2]に登録してしまうことが多発すると思われます。で、こうして
誤った登録した時に限って[3]は重要な行番号であって、なおかつ再度、探し出
すことが難しい行番号だったりします。そうそう。人間って、過ちを犯す動物
だったんです(あ、私は、その典型と言えます(^^;)。
□(5-1)削除のアンドゥ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・そこで新たに搭載された「取消」機能。いわゆる「アンドゥ」というやつです。
登録や削除を行った場合、その直前の操作に対して有効です。(4)削除の例を続
けると下記のように、取り消されます。いま、[2]を削除した直後とします。
__________________________________
■番順<H> [1]52 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・[2]を削除しましたが、これは失敗だったと思ったら、[U]キーを押します。
すると次のように、[削除]が取り消され、消去された[2]が復活します。
__________________________________
■削除指定 [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
□(5-2)登録のアンドゥ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・[取消]は、削除だけでなく、[登録]でも有効です。
いま、カーソルは300行にあり、下記のような状態であるとします。
__________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで、[2]に移動しようと考えたとします。正しい操作は番号キーの[2]を押す
ことですが、思わず間違えて、[F2]を押してしまいました。すると、当マクロは
現在のカーソル位置を登録してしまいます。
__________________________
■番順<H> [1]52 {2}300 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このような場合に、慌てず、[U]キーを押せば、[2]は元の156戻ります(^^)
__________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
□(5-3)アンドゥの有効範囲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・[取消]操作は、次の[登録]/[削除]の操作があるまで有効です。従って
ある行マーカーを登録して、[1]、[3]などの移動操作を行った後で登録は間違
いだったと気づいたり、気分が変わったりした場合も[取消]は有効です!
※ [取消]でアンドゥが使えるので、登録や削除の際に、気を回す必要がなくなり
ました。結果として、マクロ操作について配慮することなく、文書内容に集中す
ることができるようになったと考えます(^^)
■ (6)元へ……[BackSpace]/[Bs]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・[BackSpace]で「元の位置へ戻る」ことができます。
・なお、[Tab]キーで、他の秀丸へ次々と移動して、連続的にマーカー行を調査で
きます。この場合も、[Bs]キーで戻るのは、該当する秀丸で初めてk_MARKが実行
された行が元の位置と判断します。さらに一番最初に当マクロが起動された秀丸
以外の秀丸で[Bs]が1回押された場合は、素直に元の位置に戻りますが、連続し
て[Bs]が押された場合は、一番最初に当マクロが起動された秀丸の最初の位置に
まで戻ってしまうことに注意してください(^^) 一番最初に起動された秀丸であ
れば、2回続けて[Bs]を押しても、ビープ音が鳴るだけです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[7] k_MARK の2つのマクロの違い.......................[起動速度と自由移動性]
───────────────────────────────────────
□ k_MARKM.mac と k_MARKL.mac の動作の相違点、ならびにその理由などを示します。
■ k_MARKM.mac と k_MARKL.mac の相違点
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マーク行の自動移動の動き方と表示が異なっています。これは、マークした
行をどのように利用するかという観点から生じる相違です。
以下に、それぞれのマクロの特徴をあげますので、各自の文書作成法や制作状
況に適したマクロの方を登録してください。
・なお、いずれのマクロからも他方のマクロを「L」キーで呼び出せます。
・初めに k_MARKM.mac を動かすと、当マクロの動作を理解しやすいです。
◎ k_MARKM.mac
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKM.mac は、『行マーカーの番号』を軸に移動。"M"は "Mark"の"M"です(^^)
・マーカーの番号に従って文書を上下に移動します。
・マークされた行のマーカー番号順に移動するわけですので実質的には、行番号に
関係なく、マーク番号、つまり、自分が『何をどの「順番」で書いているのか』
が明確な場合に便利です。何番のマーカーにどこの行を登録するかがポイント。
※ 行を記憶させた行マーカーの順番に意味があるようなマーキングをする
人に向いています。(たとえば、文の前部分を執筆していて、後半部分で
参照する箇所が数カ所あるとか…。ま、k_MARKM.mac に対してバラバラな
行を登録させて自動移動させてみれば、どんなスタイルに向いているか、
簡単に想像つくと思います)
※ k_MARKM.macでは、どの行マーカーにいるのかが明示される必要があるので、
現在のマーカー番号を{}で囲んで表示します。新規に登録する場合も、
そのマーカー番号が{}で囲まれます(^^) また、マーク行意外の行へ上
下キーなどで移動した場合は、当然ですが、行マーカー{}は全て消えて
しまい、[]だけの表示になります。
※ なぜ、{}マークかというと、「mark のKが"{"に似ているから」という
随分、無理矢理な屁理屈です(^^; で、■は、Kakubatteiruからです(^^;;;
(マクロの起動速度はk_MARKL.macより少し落ちます。486/66ベースで)
■[Sapce]キーによる自動移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]は、まず、現在のカーソルよりも大きな行番号が登録されている行マー
カーに移動します。以降、より大きなマーカー番号の行へ移動します。
(サンプル:起動時のカーソルが80行目にあると想定)
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]1回目
↓
97行の[3]マーカーへ移動
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 {3}97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]2回目
↓
[7](52行)へ移動
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 {7}52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]3回目
↓
[8](345行)へ移動
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 {8}345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]4回目
↓
[1](52行)へ移動
__________________________________
■番順<H> {1}52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■[Shift]キーによる自動移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Shift]は、現在のカーソル行の行番号より小さい行番号の行マーカーへ移動し
ます。以降、より小さいマーカー番号の位置へ移動します。
(サンプル: 起動時のカーソルが80行目にあると想定)
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]1回目
↓
52行の[1]へ移動
__________________________________
■番順<H> {1}52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]2回目
↓
[8](345行)へ移動
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 {8}345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]3回目
↓
[7](52行)へ移動
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 [3]97 {7}52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]4回目
↓
[3](97行)へ移動
__________________________________
■番順<H> [1]52 [2]156 {3}97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ [1]と[7]は、登録された行番号が同じですが、行マーカーの番号が違
うので、それぞれ移動できます。
※ 移動先の行がない場合は、{}が表示されますが、移動しません。これ
は,登録した行番号に,編集によって行数が達しなくなった場合に発生
します。
◎ k_MARKL.mac
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKL.mac は、『行番号』を軸に移動します。"L"は "Line"の"L"です(^^)
・文書に登録されているマーク行を行番号に従って見ていくことができます。マー
クされた行を、文頭から順番にチェックするなどの場合に便利です。また、音もほ
とんど出さない「寡黙」なタイプのマクロです(^^;
・マークされた行を文頭から出現順に簡単に見て回りたい場合に便利です。
・文書の制作過程から見れば,かなり完成に近い状態で,全体の推敲を重ねる場合に
適しているようです。
■[Sapce]キーによる自動移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Sapce]キーは、現在のカーソル行より大きな行数のマーク行へ移動します。
以降、より大きな行番号が登録されているマーク行へ移動します。また、
より大きな行番号がない場合は、もっとも小さな行数のマーク行へ移動します。
(サンプル:現在のカーソルは10行目にあると想定)
__________________________________
●行順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・この場合は、登録されている『行番号』は、52,97,156,345の4箇所5種
類です。登録されている「マーク行」は5カ所ですが、[1]と[7]の行番
号が重複していることに留意してください。
・もし当マクロが起動された際に、カーソルが10行にあったとすると、下
記のように移動します。文末に最も近いマーカー行まで行くと,そのま
ま文頭に最も近いマーカー行へ,循環的に自動移動します。
(移動例)
10行 → [Sapce] → 52行(1) → [Sapce] → 97行(3) → [Sapce] →
156行(2) → [Sapce] →345行(8) → 52行(1) → ……
・ここでは、重複した行番号52行目は、[1]か[7]かの区別はないです。
(極端な例では、[1]~[9]すべてを52とすると、[Sapce]キーを何度押
しても52行からカーソルは移動しないわけです)
・登録時にあった行がマクロ実行時に存在しなくなってしまった場合は、
黙って次の候補へジャンプします。
■[Shift]キーによる自動移動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[Shift]は、現在のカーソル行の行番号より小さい行番号のマーク行へ移動し
ます。小さいマーク行がない場合は、最大行番号のマーク行へ移動します。
(サンプル:現在のカーソルは120行目にあるとします)
__________________________________
●行順<H> [1]52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・この場合、登録されている『行番号』は、52,97,156,345の4種類です。
登録されている「マーク行」は5カ所ですが、[1]と[7]の行番号が重
複しています。
・もし当マクロが起動された際に、カーソルが120行にあったとすると、
下記のように移動します。文頭に最も近いマーカー行に来れば,文末に
もっとも近いマーカー行へ,循環的に自動移動します。
(移動例)
120行 → [Shift] → 97行(3) → [Shift] → 52行(1) → [Shift] →
345行(8) → 52行(1) → …
※ 文書全体を一つの流れで書いている人に向いている移動方法と考えます。
登録する行番号が問題であって、マーカーの番号は関係ないわけです。
ま、覚えやすい行マーカー番号であれば、それを使うだけです。
また、k_MARKM.macより、少しだけ高速で動くと思います(^^;
※ 移動したい行マーカーの番号を覚えているような方の場合は、当マク
ロを起動させ、キャプションバーに表示がある前に、その番号キーを
おしてみてください。すぐにジャンプしてしまいます(^^)
※ k_MARKL.mac では、現在のカーソル行がマーカー上にある場合は、()に
よって示されます。52行にカーソルがある例です。
__________________________________
●行順<H> (1)52 [2]156 [3]97 [7]52 [8]345
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・当マクロを起動したが、行番号の小さい順に、マークした行を眺めて見た
い場合もあるでしょうし、行マーカーの番号順に文書の中をあちこち移動しながら
考えてみたい場合もあるでしょう。「L」キーを押すことでこれらを簡単に切り替
えて、行マーカーに関する要望をできるだけ柔軟に吸収したつもりではあります。
当マクロセットによって、文書全体の見通しをよくして、少しでも快適に文書が
お手伝いの手助けになれれば幸いです(^^)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[8] k_MARK の動作設定.................[マクロファイルを直接編集。でも簡単!]
───────────────────────────────────────
□ k_MARKでは、マクロファイルを直接書き換えて動作設定を行うようになっています。
(これは、マクロの性質上、できる限り、起動を早めるための処置ですのでご了承を)
動作を指定できるのは、次の3つです。
(1)一回の操作での動きの指定
(2)発見行を表示する位置の固定/非固定
(3)固定表示の際の表示行の指定
以下に、その動作の意味と設定方法を示します。
(1)「一回の操作」での動きの指定
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・一回の操作とは
一回の操作とは,k_MARKを起動して次の一つのキー操作を示します。
たとえば,下記のような操作における(2),(3)のような操作です。つまり、登録・
移動・削除の3操作です。
(操作例)
(1)k_MARK起動(たとえば,Ctrl+\で起動)
(2)マーカー行[5]にジャンプしたいために"1"キーを押す。
(3)k_MARK終了のために[Esc]か[Return]を押す。
・1回の操作さえ無駄と感じるケース
「行マーカー[5]にジャンプしたいだけ」でk_MARKを起動したい場合、キャプション
バーにいろいろ表示されたり、[Esc]キーや[Ret]キーで終了させないといけないの
は、時間的なロスです。それは、「思考の中断」につながります。
書き手が常にマーカー行とその番号を把握している場合には、特に1回以上の操
作は、時間のロス以上に、精神的ないらつきにもつながりかねません。
・「一回の操作で終了」する
で、こういうような「マーカー位置を常に頭で管理できている書き手」の方は、
『起動→番号キー[5]』で移動直後に即終了する、ような動きが適しています。こ
うした動きを「一回の操作で終了」と呼ぶことにします。この動きを指定するのが、
変数『#oneActionQuiet』です。
#oneActionQuiet=0...[Esc]か[Ret]が入力されるまでマクロ終了しない
#oneActionQuiet=1...1回の記憶や番号キー移動で即、マクロ終了
・設定方法............[#oneActionQuiet=1;に変更する例]
(1-a)k_MARKL.mac,k_MARKM.macを開きます。
(1-b)ファイルの頭部分に下記のような行があります。
//////一回の操作での動作指定
#oneActionQuiet=0;//[0]// 1=1回の記憶や移動で即、マクロ終了
※「//以降のコメントにも指定例が示してあります。」
(1-c)#oneActionQuiet=0;の部分で「0」を「1」に書き換えます。
//////一回の操作での動作指定
#oneActionQuiet=1;
(1-d)上書き保存します。
以上で、ジャンプなどの1回の操作だけで、マクロが即,終了します。
(2)発見行を表示する位置の固定/非固定
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・表示位置の指定とは
検出した行を、画面上で固定した行に表示するか、適当な行に表示するかを指
定します。デフォルトでは、表示位置は縦・中央から少し上の位置に固定して表
示するようになっています。
・通常の検出作業での発見文字列表示位置
通常、秀丸では、検出した行や文字列を表示する行を秀丸が決めています。こ
れはどういう状態かといいますと、たとえば、文字列を検索する場合、発見した
文字列が表示される行(画面の上から何行目か、という意味での行)は不定にな
っているという状態です。検出文字列が一画面内にある場合は、画面はスクロー
ルせず、カーソルが移動するだけです。上下検索を連続した場合も、ヒットした
文字列が表示される画面上の位置は不定です。普通に秀丸を使っているだけでし
たら、この仕様が適正であり、不満を感じることはほぼないでしょう。(もちろ
ん,動作設定で,発見位置を常に固定することもできます)。目線の移動距離も
少なくて済みます。
・k_MARKでの「マーカー行」表示の固定/非固定の意味
このようにデフォルトの状態でも問題ないのですが、当マクロのように、連続
してマーク行を移動する場合、やはり、同じ位置に検出された行が表示された
方が、ストレスが少ない場合もあることに気づきました。画面上の同じ位置に行
が表示されるほうが逆に、目線の移動が無くなり、利用者は、固定位置に表示さ
れる行の内容だけに集中すれば良い動作であると判断したからです。
(もちろん、これらの設定は,最終的に自由に選択できますが)
・変数「#dispConstLine」
この表示位置を指定するための設定が、変数「#dispConstLine」です。
#dispConstLine=1...上から何行目かを指定して固定位置に表示
#dispConstLine=0...秀丸の設定にまかせて表示させる
・設定方法....................[#dispConstLine=0;に変更する例]
(2-a)k_MARKL.mac,k_MARKM.macを秀丸で開きます。
(2-b)ファイルの頭部分に下記のような行があります。
// 自動移動キーによる発見表示
#dispConstLine=1; //[1]行マーカー行を、秀丸の設定にま...
(2-c)#dispConstLine=0;の部分で「1」を「0」に書き換えます。
// 自動移動キーによる発見表示
#dispConstLine=0;
(2-d)上書き保存します。
以上で、表の表示位置は「秀丸まかせ」になり一定ではなくなります。こ
の場合の「おまかせ」とは,秀丸の「動作環境-ユーザインタフェース-
検索での表示」に従うと言うことです。
(3)固定表示の際の表示行の指定
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・発見行の表示行とは
検出した行マーカー行を表示するための、画面上の位置を指定します。デフォ
ルトでは、画面の縦の中心行から少し上に固定して表示します。これを画面の上
から5行目に固定して表示したいときは、変数「#dispLineNum」を5にします。
もちろん、固定して表示させるためには、上記「#dispConstLine=1」である必
要があります。「#dispConstLine=0」の場合は、変数「#dispLineNum」は無関係
で、表示位置は秀丸に任されます。
・設定方法=[#dispLineNum=5;に変更する例]
(3-a)k_MARKL.mac,k_MARKM.macを秀丸で開きます。
(3-b)ファイルの頭部分に下記のような行があります。
#dispLineNum=-1; //[-1]上から約n行あける=n、画面の縦位置の中央.
(3-c)#dispConstLine=0;の部分で「0」を「1」に書き換えます。
#dispLineNum=12; //[-1]上から約n行あける=n、画面の縦位置の中央.
(3-d)上書き保存します。
以上で、表示位置固定の場合、上から12行目に固定して表示されます。
※ デフォルトでは[-1]となっています。マイナスを指定すると、固定表示を指
定しておれば、画面サイズやディスプレイ解像度に関わらず,現在開いてい
る秀丸画面の縦中央の少し上の位置に,発見したマーカー行を固定表示します。
正確には、現在開いている秀丸高さ(キャプションやメニューを含む)の中央
位置から5行上の位置です…だったと記憶しています(^^;)
※ 現状、秀丸の仕様から、変数「#dispLineNum」で指定して実行されるのは、
3以上となります。つまり、最上段に発見した行を表示することはできない
わけです(;_;) もちろん,発見した行を常に最上段に表示することは可能で
す。しかし,それをやると,画面表示がちょっと汚くなり、また速度も落ちて
しまいます。このような原因で、当マクロの性質に鑑みて0、1、2の指定は、不
適当と判断したわけです。
なお、最上段に常に表示する例は,ログ閲覧マクロやメール自動レス付けマ
クロなどがあるので、それらのマクロ内容を参照してください<m(_._)m>
※ 行番号が1の行や文末の行位置では、固定表示されないですが、当然ッス(^^;
(k_MARKM.macより486/66ベースで約50ミリ秒程度、早く起動するようです)。
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●[9] k_MARKM.mac か k_MARKL.mack_MARK か?..................[どちらを使う?]
───────────────────────────────────────
□ k_MARKM.mac か k_MARKL.mack_MARK か、お好きな方をどうぞ(^^;
え~と、いろいろ書くつもりでしたが、時間的な余裕があまりなくなったので、と
りあえず、それぞれのマクロの特徴を把握して、ユーザの思考の流れに少しでも沿っ
ているマクロをお使いください。
■高速利用したい場合(キャプションへの表示が遅すぎる!と感じる方へ)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
マーカー行を常に把握している書き手の場合は、「1回の動作で終了」に設定し
ていると思われます。この時、どちらのマクロを登録しているにせよ、タイトルバ
ーにキャプションが表示される時間が長すぎます。おそらく、0.5秒~1秒くらい
必要じゃないでしょうか。これはたまりませんね(^^;。
で、こういう時は、マクロ登録してキー割り当てしているでしょうから、マクロ
を起動させた直後、キャプションに何の表示もない段階で、[3]とか[F5]とかのを
キー操作を行って下ださい。キャプションへの表示はないですが、マクロは動いて
いるので、ちゃんと希望したとおりの行へジャンプするなり、記憶するなりの処理
は完了しています。
・高速で利用したい人は、キャプションの表示を待たずに、バッスン・バッスン、
キー操作をやっちゃってくらはい!(う~ん。バッスンという語感は、どうも正し
くないような気はしますが……。パン・パン。カチ・カチ、パチ・パチ……???)
■高速利用したい場合(その2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
起動を少しでも早くして、しかも「1回の操作で終わる」でよい場合は、当マク
ロの自動移動を担当するサブルーチンをすべて削除するとかなり、軽快な動きをす
るようです。本来ならその軽快版のマクロも同梱する予定だったんですが、どうも
このところ、歯が痛くて、ど~しようもないので、この辺でご勘弁の程<m(_._)m>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[10] k_MARK の使用上の注意点................................[二・三の注意点]
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□ 何点か、注意すべき点を挙げておきます(^^;ゞ
■ [L]コマンドによる、自動移動方法の多重切り替えの限度
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKは、[L]キーで、自動移動方法が切り替えられます。これは、k_MARKL.macと
k_MARKM.mac をそれぞれ execmacro文で呼び出すことで実現しています。つまり、
マクロからマクロを呼び出しているわけで、4~5回の切り替えは問題ないと思い
ますが、10回近くになるとメモリー不足になってしまって切り替えができなくな
ります。頻繁に用いるマクロの方を、キー割り当てしておいた方が良いです。
なお、「メモリー不足です」と言われたら、すみやかに[Esc]で一度マクロを終
了させてください。秀丸全体の動きにはなんの影響もありませんので、ご安心を。
・もし、どうしても切り替えを何十回もやりたい場合にはk_MARKL.macとk_MARKM.mac
を呼び出すための k_mark00.mac などを作り、ここから前出の2マクロを呼び出す
ようにすれば簡単に実現できます。ただ,試作では起動時間が486/66程度で200ミリ
秒以上長くかかってい、「文書を書いている思考の流れ」を阻害しかねないです。
■ 行マーカー情報ファイルのメンテナンス
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKは、行マーカーの情報を『kakimac専用ディレクトリの k_MARK.kdf』ファイ
ルに保存しています。で、あまりこのファイルのサイズが大きくなると、起動に時
間がかかりすぎる可能性もあります。まあ時々、このファイルを開いてみて、最終
記録日などを参考にしながら、適宜、不必要な情報を削除してください。(このフ
ァイルを開いてみると、その大胆さに驚くかも。そして、秀丸のおおらかさと言う
か、柔軟さと言うか……にも驚くかもしれませんです(^^; 実はこの行マーカー情
報を使って、別の新しい発想の文書管理機能のマクロも準備されています(^^))
・k_MARK上から、[Del]-[0]で「全情報削除」を実行すると、k_MARK.kdfファイル上
からも、該当ファイルの情報は全て削除されるので、健康的です(^^;
■ マーク行の意味
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKは、[1]~[9]の行マーカーに『行番号』を覚えさせているだけです。したがっ
て、ファイルに編集を加えるとか、一行の折り返し文字数を変更するなどの操作を加
えると、意図した行へ移動しない場合がありますのでご注意ください。ファイルごと
の折り返し文字数を頻繁に変更する場合は、書きマクロシリーズ kakimacA.lzh にあ
る「複数デスクトップ保存・復元」マクロを併用すると、折り返し文字数もそれぞれ
の秀丸毎に記憶しているので便利でしょう。
■ マクロ中断された場合の注意点(動作環境の書き換え)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・k_MARKは、マクロ実行時、一時的に動作環境の設定を変更します。
普通に使っていて普通に終了させるにあたっては、状態をすべて元に戻しますから
安心してご使用下さいませ。
・ただ、停電やHDのクラッシュ等で秀丸が強制的に中断した場合(書きマクロに限
らず、Windows上でうごくものなら、なんでもでしょうが)、下記の秀丸エディタ動
作環境が変更されているかどうか、チェックする必要があるかもしれません。
(ま,こうした場合は,秀丸がどうのこうの,という以上のダメージを考えた方が
良いと思われますけど…。天災・事故は,誰にでも起こりうるもの。通常時は,
こんな当たり前の事実さえ忘れて,自分にだけは絶対起こらない,と思いこんで
いるんですが,発生する時には,誰に起こるか,どこで起こるか,まったく無差
別に起こるという事実だけは,頭の隅に置いておいたほうが得策かと存じます)
・マクロが実行中に変更している部分は...
「その他(O)-動作環境(E)-ユーザーインタフェース(U)-検索での表示(B)」
の項目です。これを「選択する」に変更して当マクロは動いています。もちろん
普通に当マクロを使用して終了する場合には、通常「点滅する」に設定している
方でも、終了前に元の「点滅表示」に設定し直しますからご安心を(^^)
ただし、普通の終了方法ではない方法(マクロ実行中にリセットするとか)で強
制終了(いわゆる異常な強制中断)した場合には、ここを調べてみて下さい。元
の設定と変わっている場合があるかもしれません。
他の設定は、当マクロから変更していません。
■ k_MARK のアンインストール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・秀丸のマクロ用ディレクトリから、k_MARK??.MAC を全て削除して下さい。
また、秀丸ディレクトリの下に作った"kakimac"ディレクトリに作られている
k_MARK.KDF ファイルを削除して下さい。ほかの書きマクロシリーズを使っていない
場合は,書きマクロ専用ディレクトリである上記"kakimac"ディレクトリ自体も削除
してください。
※ その他、マクロ実行、マクロ登録、キー登録などの詳細については、kakimac5.LZH
のマニュアル(【参考】部)をお手数ですがご覧くださるようお願い申し上げます。
■ キャプションバーへの表示文字数の制限(一般)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・キャプションバーへの表示文字数
秀丸エディタでは、キャプションバー(タイトルバー)への表示制限はまったく行っ
ていないそうです。Windowsの基本仕様は、80バイト(全角文字で40字)のようです。
で、キャプションの表示で右端が切れたりしますが、仕方ありません(;_;)
・あの 3DWin で制限解除が可能!?
なお、この80バイトの制限は、あまりにも有名な3DWin(MGH03232 大西幸男氏が著作
権を保有)を実行させると、キャプションバーへの文字数制限がなくなるようです。
キャプションに文字をいっぱい並べたい方は、FWINF LIB#9で3DWinをDLして、組
み込んでテストしてみて下さい。そのための長いキャプション表示文字列もマクロ
中には用意されています(^^;(私は3DWin Ver.2.10で確認。現在は、3DWin95となっ
ているようですが、キャプションバーへの表示文字列の制限については未確認です)
■ メッセージボックスでの文字切れ(一般)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・「メッセージボックスで文字が途中で切れている」との指摘がありました。これは、
秀丸側では何の操作もしていないそうなので、別のソフトとの兼ね合いが原因のよ
うです。
・ちなみに、これまた名作の誉れ高い下記のシェアウエアを常駐させた場合、
メッセージボックスでの文字列の表示が500バイトで切れるようです。
●標準ダイアログ3D化計画(Dialog Special)DlgSP.exe(おはるKGG03545)氏作
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[11]書きマクロ・シリーズの既存公開リスト.........[Nifty-Serve FWINAL LIB#19]
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■ 書きマクロシリーズ・既存公開リスト 96/02/28 現在
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NIFTY Serve FWINAL LIB#19 96/02/28 12:26:44
575 95/12/21 66500 354 B KAKIMACG.LZH 秀丸日本語文書作成支援G集V1
574 95/12/21 125892 174 B TUKAMACG.LZH 秀丸マクロ作成支援G集V1
536 95/10/21 64840 417 B KAKIMACK.LZH 秀丸日本語文書作成支援K集V1
497 95/09/03 14192 253 B KAKIMACJ.LZH 秀丸・クリップボード履歴保存復元
462 95/07/20 14070 318 B KAKIMACF.LZH 秀丸・ズーミング等簡単設定V1
450 95/07/04 37992 796 B KAKIMACE.LZH 秀丸・楽々ファイル閲覧(汎用版V1)
443 95/06/19 28366 729 B KAKIMACD.LZH 秀丸・快適全文検索(kSearch2)
438 95/06/06 16564 511 B KAKIMACC.LZH 秀丸・文字数&文字種動的表示
418 95/05/09 24634 405 B KAKIMACB.LZH 秀丸・カーソル上文字コード連続表示
413 95/04/25 48488 463 B KAKIMAC5.LZH 秀丸 自動字詰目標行数達成率
358 94/12/07 35235 1119 B KAKIMACA.LZH 秀丸日本語文書作成支援αAV1
299 94/10/06 29980 947 B KAKIMAC7.LZH 秀丸日本語文章作成支援7集V2
297 94/10/04 27232 998 B KAKIMAC8.LZH 秀丸日本語文書作成支援8集V1
262 94/08/29 18310 931 B KAKIMAC6.LZH 秀丸日本語文章作成支援6集V2
252 94/08/13 36002 979 B KAKIMAC4.LZH 秀丸日本語文章作成支援4集V2
228 94/07/07 20591 1114 B KAKIMAC1.LZH 秀丸日本語文章作成支援1集V2
227 94/07/05 10952 717 B MAKUMAC4.LZH 秀丸マクロ作成支援4集V1
223 94/06/30 19113 1168 B KAKIMAC3.LZH 秀丸日本語文章作成支援3集V1
218 94/06/24 9681 1180 B KAKIMAC2.LZH 秀丸日本語文章作成支援2集V2
323 94/11/01 26002 1035 B TUKAMAC6.LZH 秀丸マクロ作成支援新版6集
※ kakimac9.lzh は、音声による、行数などの状態報告マクロですが、音声ファイル
超大のため、公開をあきらめております<m(_._)m>
■ なぜ、『日本語文書作成支援』にこだわるのか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・インターネット時代(!?)のテキストの価値
世をあげて「マルチメディア」「インターネット」の時代です。ともすれば、派手な画像や音声に注目が偏りがちですが、いずれのメディアにおいても『文字』あるいは『文章』が、無価値になったのではありません。やはり依然として大切な要素で、文章そのものの存在意義が消滅したわけではないのです。むしろ大量の情報を構成する一つの要素として、グラフィックデータと同様に重要な情報、つまり、テキスト「データ・情報」の正体が文書であると考えます。敢えて言うならば、CGアーチストやMIDIミュージシャンでないかぎり、コンテンツとしての価値の高い文書情報を発信できないマルチメディアやインターネット・ホームページは、世界に人々にとってもそれほど価値のないものじゃないだろうか、とさえ思えてしまう、昨今の風潮です(^^;ゞ(…偉そうなことを言ってしまいましたが)
・文書作成環境整備の遅れ?
しかも、グラフィックやサウンドがパソコン上で極めて劇的に、しかも安価で簡便に
扱えるようになったのに比べて、「書く」という作業、とくに「日本語文書を書く」と
いう作業に対しては、まだまだ環境が整っているとはいえない状況だと感じています。
確かに Windows上のワープロ・ソフトは非常に高機能で便利ではあります。著名なワー
プロでは、英文を扱う限りに置いてはほぼストレス無く文書作成ができるようです。そ
の一方、日本語文書作成に関しては、一般的なパソコンでは、まだまだハードに対して
負担がかかりすぎてしまい、現実的に「文書を快適に書き進める」という観点からは、
どうも「快適」とは言い難いのが現状のようです。(こうした分野のソフトが経済的に
美味しくないだろうことが原因だろうとは想像しますが)
特に、思考のスピードに順応して大量の文書を高速に書いてゆく、作家や職業ライタ
ー,多量の論文作成が必要が研究者・学生のニーズには,とうてい応えられていないよ
うです。(もちろん,こうした重厚なワープロで作品や論文を作成している方も大勢い
らっしゃるようですが。一般人には、それらの人々が持っているほど強い忍耐力が備わ
っていません(^^;)。また、ワープロ・ソフトの持つ高度な機能のうち、どれだけが活
用されているのか、はなはだ疑問です。「1年に一度でも必要になった時、ちゃんと用
意されていなければならない」との考えもあるでしょう。でも、そういった種類の機能
は、たとえ装備されていても、いざ必要になった時、おそらく使い方もわからず、マニ
ュアルをめくっているうちにタイムオーバー。実際問題として使われることなく時は過
ぎてしまい、結果として高機能の華の中に永遠氷結され、スノーボーイくんと共に戯れ、
深く静かに幻の大地に埋もれてしまう運命をたどるのではないでしょうか(^^;
・日本語文書作成に秀丸エディタを活用する
そこで、快適に「文書を書く」ためのツールとして秀丸エディタが登場するわけです
。縦倍角や横倍角,波下線やOLE2などの機能はワープロソフトに比べるまでもない
ですが(^^;、(比べる方がおかしいんですけど、やはり、比べたがる人もいます)「文
章を執筆する」「文書の中身を書く」という一点に目標を絞りきった場合、その最良の
ツールとして、非常に魅力的な存在として、秀丸エディタが浮かび上がってきます。
秀丸エディタの優れた基本的能力の高さに加え,日本語文書を作成するために、少し
でも使い勝手を良くする機能を、マクロによって簡単に実現できる点が魅力。文書作成
者ができるだけ快適に「書く」ことに専念できるような機能を秀丸エディタに付加し、
日本語文書を作成する環境を自分で整えることができます。
しかも、秀丸のマクロの体系が、プロのプログラマやC言語などの難解な言語の教育
を受けていない、「しろ~と」にとっても、なんとなく使えてしまう、「お手軽さ」な
ものであるのは、嬉しいですよね!。文系の人にも、マクロ文はなんとなく使えてしま
うようです(^^; 主眼はマクロを書くことじゃなくて、文書を書くことですから、簡単
さ、お手軽さというのは、とても重要です。
で、書きマクロシリーズのマクロは、その快適な環境に少しでも近づけるための道具
として生まれました。ワープロはワープロにしかできない機能があります。快適な文書
作成をするうために、ワープロやエディタを総合的に使いこなして、少しでも快適に文
書を作成する環境をウィンドウズで実現できればと、考えます。そいでもって、書きマ
クロも微力ながら、置き忘れられている日本語文書作成のお役に立てれば幸いなんです。
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●[12]最後に.....................................................[謝辞などなど]
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□ 謝辞、著作権などについて
・当マクロは、斉藤秀夫氏のシェアウエアである[秀丸エディタ for Windows Ver1.4x]
のためのフリーウエアです。このマクロは無料ですが、使用するのに必要な秀丸は、
シェアウエアという形態をした商品です。また、当マクロ集は秀丸の作者とは全く無
関係です。当マクロ集で生じたトラブル等で迷惑のかからないようお願い致します。
・なお、当マクロ集の使用に関して、いかなる損失に対しても保証はできません。それ
ぞれ各自の責任において使用・改変等を行ってください。
・当マクロ集に関する苦情、問題点、要望、バグなどを発見した場合等々には、ニフテ
ィサーブの FWINAL の19番会議室か、メールにて、どうぞ。出来る限り前向きな対応
はいたします。実力の及ばない際は,ご容赦のほど,よろしくお願いいたします。
・当マクロはフリーウエアですが、砂場に落ちている「猫の雲固」ではありません(^^;
出版権を含む複製権、二次的著作物の利用に関する原著作者の権利等の一般的著作権
を放棄したものではありません。
・当マクロを作成するにあたり、数多くのオンラインソフト作成者の公開されたソフト
とその蓄積がいかに貴重なものであるか、当然の事なんですが今更のようにしみじみ
感じる今日この頃。多謝、多謝。そうした歴史の上に快適な現在の環境があるんだな
あと、ほんと、深く感謝する気持ちがわいてくるしだいです。誠意を持って対応すれ
ばするだけ、その気持ちを土足で踏みにじっていくのが現実のありようだとしても、
せめてこれから確立するオンラインソフトの世界は、自由で良識のある、快適な方向
へと進みますように……。
・最後に、わたくし水銀水のマクロ作成にあたり、マクロの機能面でのアドバイスのみ
ならず、精神的なサポートもいただいた、米国西海岸留学中の前途洋々たる青年医師
masasan に深く感謝いたします<m(_._)m> おかげ様で秀丸マーク機能を使った(^^;
・では、皆様のより一層の快適な日本語作成環境の発展と御多幸を祈りつつ・・・(^^)
ビッケバッケが過去を回想して想うように……
我が最愛の妻、アシュレイ・しのサディア姫に、くちづけを……(^^)
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『日本語文章作成に携わる全ての方々に、秀丸エディタを、ファインアジャスト!!』
「書きマクロ・シリーズ」のねがいです。
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水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603)
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