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Text File
|
1997-06-30
|
8KB
|
237 lines
KEYCODE.EXE for Tera Term
T. Teranishi
Copyright(C) 1994-1997 T. Teranishi
All Rights Reserved.
KEYCODE.EXE は Tera Term のキーボード設定ファイルの中で用いられる PC key code
を調べるためのユーティリティーです。
-------------------------------------------------------------------------------
1. インストール
Windows Windows NT 3.X の場合、プログラムマネージャーに KEYCODE.EXE
のアイコンを登録してください。Windows 95 の場合は、KEYCODE.EXE の
ショートカットを好きな場所(フォルダ、スタートメニュー、デスクトップなど)に
作成してください。
-------------------------------------------------------------------------------
2. 使用法
KEYCODE.EXE を起動すると、"Push any key." というメッセージが表示されます。
そこで、あるキーまたはキーの組み合わせ (Ctrl+ キーなど)を押すと、
"Key code is XXXX." (XXXX は最大4桁の10進数)と表示され、PC key code を知ること
ができます。
-------------------------------------------------------------------------------
3, キーボード設定ファイルについて
キーボード設定ファイルは、キーボードの各キーとそれに割りあてるられる機能
(VT 端末の機能、ユーザー定義文字列の送出、Tera Term コマンドの実行、
マクロの実行)を定義します。
Tera Term インストール時のキー設定は各キーの機能が VT 端末にできるだけ近く
なるようにされています。キーボード設定ファイルを編集することによって、
自由にキー設定を変更することができます。
Tera Term のコマンドラインで Tera Term が読み込むキーボード設定ファイルの
ファイル名を指定することができます (Tera Term ヘルプ参照)。ファイル名の
拡張子を省略した場合は ".CNF" であるとみなされます。ファイル名を指定しない
場合、ファイル KEYBOARD.CNF が読み込まれます。
配布パッケージには以下のキーボード設定ファイルが含まれています。
IBMKEYB.CNF IBM-PC/AT (いわゆる DOS/V マシン) 101 (106) キーボード用
設定ファイルの例 (Windows 95/NT 用)
PC98KEYB.CNF NEC PC 98 キーボード用設定ファイルの例 (Windows 95 用)
NT98KEYB.CNF NEC PC 98 キーボード用設定ファイルの例 (Windows NT 用)
KEYBOARD.CNF 標準キーボード設定ファイル
上記 3 つのうちどれかをコピーしたもの
インストーラーは IBMKEYB.CNF, PC98KEYB.CNF, NT98KEYB.CNF のうち適切なものを
コピーして KEYBOARD.CNF ファイルを作成します。どれがコピーされるかは、
インストール中にユーザーが指定したキーボードの種類により決定されます。
もしインストール時にキーボード指定を間違った場合は、自分で適切なファイルを
コピーして KEYBOARD.CNF を作成し直してください。
...............................................................................
3.1 キーボード設定ファイルの形式
キーボード設定ファイルの中で用いられる PC key code は PC の各キーまたはキーの
組み合わせに対応した数値で、使用するキーボードによって異なります。
キーボード設定ファイルには、[VT editor keypad], [VT numeric keypad].
[VT function keys], [X function keys], [Shortcut keys], [User keys] の6つの
セクションが存在します。
1) [VT editor keypad] セクション
VT 端末のエディターキーを PC キーに割り当てます。
形式:
<VT editor key name>=<PC key code>
<VT editor key name>
Up, Down, Right, Left, Find, Insert, Remove, Select,
Prev, Next
<PC key code>
PC key code (10進数)
例:
Up=328
2) [VT numeric keypad] セクション
VT端末の数値キーを PC キーに割り当てます。
形式:
<VT numeric key name>=<PC key code>
<VT numeric key name>
Num0, Num1, Num2, Num3, Num4, Num5, Num6, Num7, Num8,
Num9, NumMinus, NumComma, NumPeriod, NumEnter, PF1,
PF2, PF3, PF4
<PC key code>
PC key code (10進数)
例:
Num0=82
注意: VT 端末ではメインキーパッドの "Enter" キーと数値キーパッドの
"Enter" キーが違う文字列を送出するモードがあるので、"NumEnter=" の
後にはメインキーの "Enter" の PC key code を書かないでください。
メインキーパッドの "Enter" と数値キーパッドの "Enter" が同じ
PC key code を発生するキーボード(例えば PC9801 キーボード)の場合は
注意が必要です。
3) [VT function keys] セクション
VT 端末のファンクションキーを PC キーに割り当てます。
形式:
<VT function key name>=<PC key code>
<VT function key name>
(VT 端末のファンクションキー)
Hold, Print, Break, F6, F7, F8, F9, F10, F11, F12,
F13, F14, Help, Do, F17, F18, F19, F20
(VT 端末の"ユーザー定義キー")
UDK6, UDK7, UDK8, UDK9, UDK10, UDK11, UDK12, UDK13,
UDK14, UDK15, UDK16, UDK17, UDK18, UDK19, UDK20
<PC key code>
PC key code (10進数)
例:
F6=64
4) [X function keys] セクション
Xterm の F1-F5 キーを PC キーに割り当てます。
形式:
<Xterm function key name>=<PC key code>
<Xterm function key name>
XF1, XF2, XF3, XF4, XF5
<PC key code>
PC key code (10進数)
例:
XF1=59
5) [Shortcut keys] セクション
Tera Term の機能をPC キーに割り当てます。
形式:
<Shortcut key name>=<PC key code>
<Shortcut key name> 機能
---------------------------------------------------------
EditCopy [Edit] Copy コマンド
EditPaste [Edit] Paste コマンド
EditPasteCR [Edit] Paste<CR> コマンド
LineUp 一行スクロールアップ
LineDown 一行スクロールダウン
PageUp 一ページスクロールアップ
PageDown 一ページスクロールダウン
BuffTop バッファー先頭へスクロール
BuffBottom バッファー最後へスクロール
NextWin 次の Tera Term ウィンドウへ移動
PrevWin 前の Tera Term ウィンドウへ移動
LocalEcho Local echo を on/off する
<PC key code>
PC key code (10進数)
例:
LineUp=1352
6) [User keys] セクション
ユーザー定義キーと、そのキーを押したときに送出される文字列または
実行されるマクロファイルのファイル名を指定します。
形式:
<User key name>=<PC key code>,<Control flag>,<文字列>
<User key name>
User1, User2, User3,...., User99
最大99個まで設定可能、例えば10個設定する場合は User1 から
順番に User10 までを使用し、それ以外の名前を使用してはなら
ない。
<PC key code>
PC key code (10進数)
<Control flag>
キーを押したときに <文字列> をどのように取り扱うかを指定
するフラグ。
0 <文字列>をそのまま送出する。
1 <文字列>に含まれる漢字や改行コードを
Tera Term の設定にあわせて変換し、変換
された文字列を送出する。
2 <文字列>のファイル名のマクロファイルを
実行する。
<文字列>:
キーを押したときに送出される文字列または実行されるマクロ
ファイルのファイル名。表示不可能な文字(制御文字等)はその
ASCII コードを $ と2文字の16進数で表現する
(例: CR 文字は '$0D')。"$" そのものは "$24" で表現する。
例:
User1=1083,0,telnet myhost
User2=1084,0,$0D$0A
User3=1085,1,こんにちは。
User4=1086,2,test.ttl
...............................................................................
3.2 注意
1つの PC key code はキーボード設定ファイルのながで一回だけ使用することが
できます。もし、1つの PC key code を複数のキー定義で使用した場合、
Tera Term がキーボード設定ファイルを読み込んだときに、
"Key code XXX is used more than once" という警告メッセージが表示されます。
あるキー設定項目にどの PC キーも割り当てたくない場合は、以下のように
PC key code の代わりに "off" を指定してください。
EditCopy=off
...............................................................................
3.3 可能なキーの組み合わせ
キーボード設定ファイルで設定可能な PC のキーは, KEYCODE.EXE で PC key code が
表示されるキーです。単一のキーだけでなく、Ctrl, Shift, Alt を用いたキーの組み
合わせでも PC key code を表示させることができます。可能な組み合わせを
以下に示します。
Shift+key
Ctrl+key
Shift+Ctrl+key
Shift+Alt+key
Ctrl+Alt+key
Shift+Ctrl+Alt+key
Tera Term や Windows のショートカットキーに割り当てられているキーの組み合わせ
(例えば Alt+key など)はキーボード設定ファイルで指定できません。