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DOS/V Power Report 1998 January (DVD)
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WINLO109.LZH
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WINLOGIN.TXT
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Text File
|
1995-03-17
|
10KB
|
274 lines
==============================================================================
WinLogin
Copyright (C) 1993,94 平野 章彦
==============================================================================
1.プログラムのご使用について
プログラムの著作権等すべての権利は、平野 章彦が所有しています。
作者は、プログラムを使用した結果の影響については、いっさい責任を負いません。
また、作者は、プログラムの使用により、使用者または、第三者が被った直接的、
または間接的ないかなる損害についても、その原因にかかわらず責任を負いません。
作者は、すべての動作環境においてテストをした訳ではありません。機種、OSのバ
ージョン、または動作環境によってはうまく動作しない可能性があります。
正常に動作しない場合は、使用を中止してください。
2.プログラムの仕様
(1) プログラム名
Windowsログイン (WinLogin Version 1)
(2) 機種/OS
MS-Windows 3.1(日本語版)が動作可能な機種
(CPUは80386以上、エンハンスト・モードのみ)
MS-DOS(MS-Windows 3.1(日本語版)が動作可能なMS-DOS)
(3) 仕様
Windowsでは、各種設定(ウィンドウの配置や色等)が自由にでき、個人の好み
にカスタマイズ可能です。
しかし、複数の人間により使用される場合、問題になるのが前回使った人が設
定した各種環境となります。
WinLoginを使用すると、個人別の環境でWindowsを使用できます。
また、マウスの右ボタンによるメニューから登録プログラムを起動することや、
ウィンドウのZオーダの変更が可能です。
WinLoginは、次のシーケンスにより動作します。
(a) Windows起動時に前回ログインした人の環境(Windowsディレクトリの「*
.ini」と「*.grp」)を保存します。
(b) ログインした人の環境を復元してWindowsを再起動します。
(c) Windows終了後、(a)へ戻ります。
ただし、問題としては以下のものがあります。
(a) Windowsの終了時に最後のプログラムとしてWinLoginを動かすことができ
ないため、環境の保存は次の起動時におこなう必要がある。
そのため、復元した環境での再起動が必要となる。
Windowsの起動に時間がかかる機種ではちょっといらつくかもしれませ
ん。
(b) 環境として保存するのは、Windowsディレクトリの「*.ini」と「*.grp」
のみのため、それ以外のファイルに設定された環境は保存/復元できな
い。
あまり無茶をして環境を変更しないほうがいいと思います。
(c) 新しいソフトウェアをインストールした場合、その時の環境の「*.ini」
と「*.grp」ファイルにしか反映されない。
それまでの他の環境を一度削除して、再度WinLoginの環境設定をおこな
ってログイン名を作る必要があります。
(3) ファイル
WinLoginが作成するファイルは以下の通りです。
(a) Windowsディレクトリ\winlogin.ini
----> WinLoginのiniファイルです
(b) Windowsディレクトリ\winlogin\org\ini.lzh
----> インストール時の「*.ini」と「*.grp」です
(c) Windowsディレクトリ\winlogin\usr\ログイン名\ini.lzh
----> ログイン時の「*.ini」と「*.grp」です
WinLoginが変更するファイルは以下の通りです。
(a) Windowsディレクトリ\system.ini
----> Windows起動時のShellプログラム変更のために
WinLoginが変更します
(b) Windowsディレクトリ\*.ini
Windowsディレクトリ\*.grp
----> ログイン時に保存/復元します
3.プログラムの操作方法
(1) ダウンロードファイルを解凍すると以下のファイルが作成されます。
winlogin.txt ---- このファイルです
winlogin.exe ---- プログラムです。
winlodll.dll ---- 実行に必要なDLLファイルです
exewin.dll ---- 実行に必要なDLLファイルです
exembox.dll ---- 実行に必要なDLLファイルです
lha.dll ---- 実行に必要なDLLファイルです
「winlogin.exe」、「exewin.dll」、「lha.dll」をパスの通っているディレク
トリにコピーします。
(2) WinLoginでもバックアップはとりますが、念のためWindowsディレクトリの「*
.ini」と「*.grp」ファイルのバックアップをとっておいてください。
(3) ファイルマネージャ等で、「winlogin.exe」を起動します。
WinLoginの環境設定をおこなうかどうか聞いてきます。
「OK」ならば、WinLoginがインストールされ、「キャンセル」ならば、インストール
されません。
インストールすると現在の環境を持つ「root」と「usr」というログイン名が作
成されます。
インストールした場合は、Windowsを再起動するとWinLoginのログイン画面が表
示されます。
(4) ログイン方法
ログイン名を入力し、「ログイン」ボタンをクリックするか、リストのログイ
ン名をダブルクリックするとログインできます。
(5) ログイン名の追加/削除方法
ログイン名を入力し、「変更...」ボタンをクリックして「追加」または「削除
」ボタンによりログイン名の追加/削除ができます。
追加された環境は、「root」の環境が複写されたものとなります。
(6) Windows終了
プログラムマネージャ終了による通常の方法のほか、「Win終了」ボタンにより
Windowsを終了できます。
(7) 新規ソフトウェアインストール時の注意
(a) ログインし、ソフトウェアをインストールします。
この時の環境でWinLoginの環境設定を最初からおこなうため、どのログイ
ン名でログインするか注意してください。
(b) Windowsを終了します。
(c) 「(8) WinLoginの削除」によりWinLoginを削除し、再度インストールしま
す。
(8) WinLoginの削除
WinLoginを削除すると最後の環境以外はすべて削除されます。注意してくださ
い。
(a) Windowsを終了します。
WinLogin削除後の環境は、この時の環境となります。
(b) MS-DOSで、Windowsディレクトリの「system.ini」を修正します。
「system.ini」の[boot]セクションの「shell=winlogin.exe」を「shell=
progman.exe」にテキストエディタ等で変更します。
これで、Windows起動時に通常通りプログラムマネージャが起動されます。
(c) Windowsディレクトリの「winlogin.ini」を削除します。
Windowsディレクトリの「winlogin」ディレクトリを削除します。
4.メニュー機能
(1) メニューの表示
マウスの右ボタンを壁紙の所でクリックするとメニューが表示されます。
ただし、通常のウィンドウ内でも、ディスプレイの一番左、右、または下側に
マウスカーソルがあればメニューが表示されます。(全画面表示のウィンドウ
があるときのため)
(2) メニューの非表示
表示されている状態でマウスの右ボタンをクリックするとメニューが非表示に
なります。(右ボタンのクリックで非表示ならないときはコントロール・メニ
ューの「閉じる」で非表示にしてください。)
(3) プログラムの起動
リストボックスのプログラム名称を左ボタンでダブルクリックするとそのプロ
グラムが起動されます。
(4) メニューの編集
「winlogin.ini」の[Menu]セクションを変更することによりメニューの内容を
変更できます。
「%d」はメニューの番号を示します。ただし、メニューの番号が飛んでいても
連続してメニューにセットされます。
Cols= メニューのカラム数を指定します。
Rows= メニューの行数を指定します。
Name%d= メニューに表示される文字列を指定します。
File%d= 起動するプログラム名と起動オプションを指定します。
「$LoadMenu$」を指定するとメニューの再読み込みをおこないま
す。
「$ExitWindows$」を指定するとWindowsを終了します。
Dir%d= 起動するディレクトリを指定します。
ShowMode%d= 起動時のウィンドウ表示モードを指定します。
以下のモードから選択します。
ただし、起動するプログラムにより解釈が違う場合があります。
「SW_SHOW」 ウィンドウをアクティブ化し、現在の位置とサイ
ズで表示します。
「SW_SHOWNORMAL」 ウィンドウをアクティブ化し、元の位置とサイズ
に復元して表示します。
「SW_MINIMIZE」 ウィンドウをアイコン化し表示します。
「SW_SHOWMAXIMIZED」 ウィンドウをアクティブ化し、最大化ウィンドウとし
て表示します。
5.Zオーダ変更機能
マウスの右ボタンを非クライアント領域(キャプション部等)でクリックする
と、そのウィンドウのZオーダー(ウィンドウの上下関係)が一番後ろに変更
されます。ただし、フォーカスは、変更されません。
6.オートログイン機能
「winlogin.ini」の[AutoLogin]セクションを変更することによりオートログイン
することができます。
まず、オートログインしたいログイン名でログインし、Wndowsを終了します。
その後、以下を修正します。
UserName= オートログインするログインを指定します。
指定しない場合は、オートログインしません。
Sec= オートログインするまでの待ち時間を秒単位で指定します。
0以下の場合は、オートログインしません。
7.注意
(1) 右ボタンを使用する他のプログラムに、悪影響を与える場合もありますので、
動作を確認後に注意して使用してください。
(2) 作者が使用しているLHA.DLLは、V1.10のみなので、それ以外のLHA.DLLでは動作
の確認していません。
参考までに使用しているAPIを示します。
LhaGetVersion()
LhaSetBackGroundMode(FALSE)
LhaSetCursorMode(FALSE)
Lha("a -z -n LZHファイル名 ファイル名1 ファイル名2 ...", バッファ, バッファサイズ)
Lha("x -c -m -n LZHファイル名 ファイル名1 ファイル名2 ...", バッファ, バッファサイズ)
8.その他
(1) 「FWINF DL 11 - 19/LHDL110 .LZH LHA.DLL & LHCTK.EXE」の「LHA.DLL」をフ
ァイルの保存に使用させていただいています。
(2) 「LHA」は、吉崎栄泰氏の作成されたソフトウェアです。
(3) 本書に記載されている、会社名、商品名は一般に各社の商標または、登録商標
です。
10.履歴
'94/10/25 Version 1.08 内部を見直し、新規リリース
'95/03/17 Version 1.09 Windowsの起動デバイスがWindowsディレクトリと違う場合、
起動不能となるのを修正
オートログイン時に「ログイン」「変更...」ボタンを消去