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Text File  |  1995-12-07  |  12KB  |  340 lines

  1.  
  2.   MWSED取り扱い説明書
  3.                                                                森山 好文
  4.                                     ニフティサーブID:GED03372
  5.  
  6. 1.はじめに
  7.  
  8.   MWSEDをダウンロードして頂き、ありがとうございます。MWSEDはウ
  9. インドウズ用のsedです。ストリームエディタsedはテキストファイルを編
  10. 集するためのツールで、MS-DOS版を使っていたのですが、MS-DOSか
  11. らウインドウズに移行したとき、ウインドウズ版がない為、テキストファイルの
  12. 加工に苦労する様になりました。FWINFのライブラリを探しても無いような
  13. ので、自分で作り始めたのですが、正規表現やウインドウズのプログラミングに
  14. 手間取ったため、作成には数ヶ月かかりました。自分では結構使えるものができ
  15. たかなと思っています。
  16.  バージョン1.30からは、MWSORTをおまけに付けました。ウインドウ
  17. ズ用のテキストファイルソートツールです。MWSEDとのデータのやり取りが
  18. 可能だし、いくつも繋げてフィールド毎に細かくソートしたりもできます。使っ
  19. てみて下さい。DOSのソートより速いです。
  20.  
  21.  
  22. 2.圧縮ファイルのリスト
  23.  
  24.   ・MWSED.EXE  MWSEDの本体プログラム
  25.   ・MWSED.HLP  MWSEDのオンラインヘルプ
  26.   ・MWOUT.DLL  MWSED用のダイナミック・リンク・ライブラリ
  27.   ・MWCOM.DLL  MWSED用のダイナミック・リンク・ライブラリ2
  28.   ・MWSED.DOC  このドキュメント
  29.   ・MWSORT.EXE MWSORT(ソートツール)
  30.   ・MWSORT.HLP MWSORTのオンラインヘルプ
  31.  
  32.  
  33. 3.使用方法
  34.  
  35.   MWSED.EXE,MWSED.HLP,MWOUT.DLL,MWCOM.DLL,MWSORT.EXE,MWSORT.HLP の6つの
  36. ファイルをパスの通ったディレクトリにコピーして、プログラム・マネージャに
  37. 登録するなどして、立ちあげて下さい。詳細な使用方法についてはオンラインヘ
  38. ルプを参照して下さい。なお、SEDスクリプトの作成方法については、書籍な
  39. どを参照して下さい。私は、アスキー出版社の「sed&awkプログラミング
  40. 」(Dale Dougherty著、福崎 俊博訳)などを参照しています。
  41.  
  42.  
  43. 4.MWSEDの特徴
  44.  
  45. (1)SEDのほとんどの機能をサポート。(サポートしていないのは、コマン
  46. ドラインでの、スイッチとスクリプトの指定と、sコマンドのフラグの数字指定
  47. くらいです)
  48.  
  49. (2)コマンドラインでスクリプトファイル、編集テキストファイルの指定、出
  50. 力ファイルの指定などができる。ただし、SEDのコマンドラインとの互換性は
  51. ありません
  52.  
  53. (3)スクリプトファイルと編集テキストファイルがドラッグ・アンド・ドロッ
  54. プで入力できる。
  55.  
  56. (4)読み込んだスクリプトファイルの編集ができる。また、スクリプトファイ
  57. ルがドロップされていない状態でも、スクリプトを編集できる。
  58.  
  59. (5)出力結果を、ウインドウまたはファイルまたはクリップボードへの出力が
  60. できる。
  61.  
  62. (6)複数のMWSEDを立ちあげると、出力を別のMWSEDの入力(編集テ
  63. キスト)にすることができる。分岐することはできないが、こういった連結で、
  64. MWSEDを鎖状にいくつでも繋げることができる。
  65.  
  66. (7)スクリプトファイルの先頭以外でもコメントを入れることができる。
  67.  
  68. (8)sコマンドのリプレース文字列中で”¥f”を入れるとその位置に編集テ
  69. キストファイル名が入る。
  70.  
  71. (9)(8)と同様に¥lを入れるとその位置に行番号が入る。
  72.  
  73. (10)最近ではあたりまえのことですが、オンラインヘルプが付いています。
  74.  
  75.  
  76. 5.シェアウェア代金の送金方法
  77.  
  78.   シェアウェアの代金は1000円です。送金された方にはユーザー登録した旨
  79. のメールを送ります。振り込み方法は以下の通りです。
  80.  
  81. (1)郵便振込
  82.  
  83.   「振込金受入票」か「払込通知票」の用紙に必要事項を記入し、裏の通信欄に
  84. あなたの住所、氏名、ニフティサーブのIDと、”MWSED送金”と記入して
  85. 文書扱いで窓口に出して下さい。(電信扱では、送信欄が届かずメールが送れな
  86. くなってしまいます)
  87.  
  88.  
  89.   郵便振替口座   記号:17370   番号:4152171
  90.                  名義:森山 好文
  91.  
  92.  
  93. (2)シェアウェア送金代行システム
  94.  
  95.  ニフティサーブのシェアウェア送金代行システムが利用できます。
  96.  
  97.   SW番号は0417です。
  98.  
  99. 6.注意事項
  100.  
  101.   ・このソフトウエアの著作権は森山 好文が所有します。
  102.   ・このソフトウエアの使用で生じた損害に対する賠償は一切行いません。
  103.   ・このソフトウエアの変更は一切認めません。
  104.   ・このソフトウエアを転載する際は、事前に作者宛にメールで知らせ、承認を
  105.     受けて下さい。(承認はメールにて行います)
  106.   ・このソフトウエアはシェアウェアですので、2週間の試用期間を過ぎて代金
  107.     を払うに値しないと判断される場合は、速やかにこのソフトの使用を止め、
  108.     頒布されたファイルを削除して下さい。
  109.   ・送金されたシェアウェア代金は返還することはできません。
  110.  
  111.  
  112. 7.バージョン履歴
  113.  
  114. Ver. 1.00  1994.02.09 公開
  115.  
  116. Ver. 1.10  1994.02.18 以下の機能追加、変更、バグフィックスを行いました。
  117.  
  118.     (1)スクリプト編集時のセーブ機能でファイル指定ができるようにした。
  119.  
  120.     (2)ファイルに出力する際に既にファイルが存在する場合は警告を出す様
  121.           にした。
  122.  
  123.     (3)スクリプトで、例えば
  124.  
  125.           :top
  126.           b top
  127.  
  128.           といった無限ループが発生した場合に、システムメニューの”出力中
  129.           止”を選択することで、スクリプトの実行を停止できるようにした。
  130.  
  131.     (4)システムメニューにホットキーをつけた。
  132.  
  133.     (5)編集テキストをダイアログボックスでも指定できる様にした。
  134.  
  135.     (6)スクリプトファイルの拡張子を設定できるようにした。
  136.  
  137.     (7)MWSEDアイコンのダブルクリックでスクリプト編集ができるよう
  138.           にした。
  139.  
  140.     (8)コマンドラインで編集テキストファイルと出力ファイルの指定ができ
  141.           るようにした。また、スイッチで、
  142.  
  143.         1)ファイルへの出力後MWSEDを終了できるようにした。
  144.         2)(2)の警告を出さない設定ができるようにした。
  145.  
  146.     (9)"AA*$"といった正規表現を"AAAAAAABBBBBBBBA"というパターンスペー
  147.           スにマッチできないバグを修正した。
  148.  
  149.     (10)wコマンドとsコマンドのwフラグの場合の、出力ファイルがクロ
  150.           ーズされないバグの修正。
  151.  
  152.     (11)Nコマンドで、最終行を読み込んだ場合にスクリプトの実行を停止
  153.           せずに無限ループになるバグの修正。
  154.  
  155.     (12)出力ファイル入力ダイアログボックスのデフォルト拡張子が'*'にな
  156.           っていたバグの修正。
  157.  
  158.     (13)その他ヘルプファイルの不適切な部分の修正と、正規表現、行アド
  159.           レス指定の説明の追加。
  160.  
  161. Ver. 1.11  1994.02.22 以下の機能追加、変更、バグフィックスを行いました。
  162.  
  163.   (1)コマンドラインのスイッチで、/E,/I をひとつだけ指定した場合に、
  164.      スクリプトファイルが読み込めないバグの修正。
  165.  
  166.   (2)文字クラスの範囲指定で範囲が広い場合にエラーが出てしまうバグの
  167.      修正。
  168.  
  169.   (3)テキスト処理中に使用してはならないシステムメニュ-のGRAY化
  170.  
  171.   (4)パターンスペースなどを1024バイトから2048バイトに拡張し
  172.      た。
  173.  
  174.   (5)スクリプト編集画面表示の高速化。(スクリプトが長い場合に表示が
  175.           遅かった)
  176.  
  177. Ver. 1.21  1994.03.05 以下の機能追加、変更を行いました。
  178.  
  179.   (1)クリップボードへの対応を強化した。
  180.  
  181.   (2)正規表現の検索速度を速くした。(約2~3倍のスピードアップ)
  182.  
  183.   (3)編集処理をスピードアップするためのコマンドラインのスイッチを追
  184.           加した。(2~3割りのスピードアップ)
  185.  
  186. Ver. 1.22  1994.03.22 以下の機能追加、変更を行いました。
  187.  
  188.   (1)yコマンドで全角文字を半角文字に変更する場合のバグを修正。
  189.  
  190.   (2)正規表現の検索速度を速くした。
  191.          (約1パーセントのスピードアップ(^^;)
  192.  
  193. Ver. 1.23  1994.04.21 以下の機能追加、変更、バグフィックスを行いました。
  194.  
  195.   (1)パターンスペースなどのサイズを2048バイトから3072バイト
  196.           に拡張した。
  197.  
  198.   (2)ヘルプ中のコマンドリファレンスにサンプルスクリプトを入れた。(
  199.           ただし、あくまでもサンプルなので、もっと簡単に書けるものも有り
  200.           ます)
  201.  
  202.     (3)ダイアログが画面の中央に表示される様にした。
  203.  
  204.     (4)文脈アドレスのfrom/to で行アドレスを指定した場合('/abc/,/def/'
  205.           の様な行アドレスの指定時)にtoアドレスの認識が正常にできないバ
  206.           グの修正
  207.  
  208. Ver. 1.24  1994.05.10 以下の機能追加、変更、バグフィックスを行いました。
  209.  
  210.   (1)パターンスペースなどのサイズを3072バイトから4096バイト
  211.      に拡張した。
  212.  
  213.   (2)ファイル出力で、拡張子指定モードを付けた。(例えば、編集テキス
  214.      トが"AAAA.TXT"で、出力拡張子が"OUT"の場合、"AAAA.OUT"に出力さ
  215.      れる。
  216.  
  217.     (3)コモンダイアログのセンタリングを行った。
  218.  
  219.     (4)全角文字の直後に検索している半角文字がある場合に、検索している
  220.        半角文字を見つけられないバグの修正。
  221.  
  222. Ver. 1.25  1994.06.19 以下のバグフィックスを行いました。
  223.  
  224.     (1)sコマンドで'^'と'$'の文字を、'\^'、'\$'で指定できないバグの修
  225.           正。
  226.  
  227. Ver. 1.30  1994.08.25 以下の機能追加、変更、バグフィックスを行いました。
  228.  
  229.   (1)パターンスペースなどのサイズを4096バイトから8192バイト
  230.      に拡張した。
  231.  
  232.   (2)64Kバイト以上のクリップボードへの出力が可能になった。
  233.  
  234.     (3)クリップボードへの出力処理が速くなった。
  235.  
  236.     (4)スクリプトウインドウにメニューを付けた。
  237.  
  238.     (5)おまけで、MWSORTを付けた。
  239.  
  240.     (6)スクリプト有りのMWSEDのスクリプトウインドウを開いた後、ス
  241.           クリプト待ちのMWSEDのスクリプトウインドウを開くと、直前に
  242.           開いたスクリプトが表示されてしまうバグの修正。
  243.  
  244. Ver. 1.31  1994.09.29 以下のバグフィックスを行いました。
  245.  
  246.     (1)コモンダイアログでショートカットキーが効かないバグの修正
  247.  
  248.     (2)文字列検索のバグの修正
  249.  
  250.     (3)システムメニューでスクリプトウインドウを開いた場合にアクセラレ
  251.           ータがロードできないバグの修正
  252.  
  253.     (4)MWSORTのダイアログボックスでショートカットキーが使える様
  254.           にした。
  255.  
  256. Ver. 1.32  1995.02.16 以下の変更、バグフィックスを行いました。
  257.  
  258.     (1)拡張子付きのディレクトリからのスクリプトの読み取り、拡張子指定
  259.           ファイル出力が可能になった。
  260.  
  261.     (2)ファイル出力時に追加モードでの出力が可能になった。
  262.  
  263.     (3)ヘルプの改定を行った。
  264.  
  265.  
  266. Ver. 1.33  1995.04.24 以下の変更、バグフィックスを行いました。
  267.  
  268.     (1)MWSORTで、入力ファイルへの上書き出力モードを付けた。この
  269.           モードでは、複数ファイルのドロップを受け付ける様にした。
  270.  
  271.     (2)コマンドラインで/e /ic /oc と、スクリプトファイルを指定した場
  272.           合に処理終了後MWSEDが終了しないバグの修正。
  273.  
  274.  
  275. Ver. 1.34  1995.06.15 以下のバグフィックスを行いました。
  276.  
  277.     (1)tコマンドで、ラベルを指定しないと、スクリプトの最後ではなく、
  278.        スクリプトの最後のコマンドにジャンプしてしまうバグの修正。
  279.  
  280.     (2)tコマンドで、分岐後、分岐フラグをリセットしていなかったバグ
  281.        の修正。
  282.  
  283.     (3)クリップボードからの入力で、クリップボードのデータの最後の行
  284.        にCR/LFがない場合に一般保護違反がでるバグの修正。
  285.  
  286.  
  287. Ver. 1.35  1995.10.21 以下のバグフィックスを行いました。
  288.  
  289.     (1)グループ化({})のネスティングを可能にした。
  290.  
  291.     (2)グループ化でエラーが出ると、スクリプトを修正しても再びエラーに
  292.           なるバグの修正。
  293.  
  294.     (3)sコマンドで、Replacement中の改行で行末に\記号を付けて次の行に
  295.           続けることができる様にした。
  296.  
  297.  
  298. Ver. 1.36  1995.11.07 以下のバグフィックスを行いました。
  299.  
  300.     (1)スクリプトの文法チェックは実行時のみに行う様にした。(文法的に
  301.        間違っているスクリプトの読み込みを可能にした。)
  302.  
  303.     (2)Nコマンドで読み込む行が無い場合に暗黙出力してしまうバグの修正
  304.        。
  305.  
  306.     (3)出力ウインドウがオーバーフローした場合にはスクリプトの実行を停
  307.        止する様にした。
  308.  
  309.     (4)行アドレス指定で、TO側の行アドレスに"$"を指定すると最終行のみ
  310.        がコマンドが実行されるバグの修正。
  311.  
  312.     (5)クリップボードからの入力時に行アドレス指定がうまくいかないバグ
  313.        の修正。
  314.  
  315.     (6)パターンスペースが空の場合に".*"のマッチングがうまくいかないバ
  316.        グの修正。
  317.  
  318.  
  319. Ver. 1.37  1995.12.07 以下のバグフィックスを行いました。
  320.  
  321.     (1)qコマンドで暗黙出力などが出ないバグの修正。
  322.  
  323.     (2)キャラクタクラス中にsコマンドの区切り文字(/など)があった場合
  324.        にスクリプトシンタックスエラーになるバグの修正。
  325.  
  326.     (3)キャラクタクラス中の先頭の']'をキャラクタクラスの終了と認識して
  327.        しまうバグの修正。
  328.  
  329.     (4)sコマンドでgフラグを付けて"A*"のようなパターンにマッチングさせ
  330.           ようとした場合にループしたりオーバーフローしたりするバグの修正。
  331.  
  332.  
  333.  
  334. 8.その他
  335.  
  336.   バグ情報、ご意見、ご感想は、作者まで、ニフティサーブでメールにて御知ら
  337. せ下さい。
  338.  
  339.  
  340.