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- WSP version 1.50となって
- 1993/06/03
- amaproワキチ(和田浩一)
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- ここでは主にversion 1.50のアップデートの内容を説明します。
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- 1 英語版WSPの作成方法
- 本バージョンから英語版ができました。プログラムの英語化には、大久保謙二郎さんが全面的にご協力下さいました。海外への窓口としてもお世話いただいております。
- 海外のネットワークへアップロードされる方は、英語版で作成すると自己展開形式の差分ファイルの表示が英語となります。ご利用下さい。
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- 英語版WSPを作成するには、version 1.50の日本語版WSP.COMとWSP_E.WUPをカレントディレクトリに置いて、MS-DOSのコマンドラインで、次のように入力します。
- A>WSP WSP_E
- これで、WSP_E.COMという英語版が作成されます。
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- 2 version 1.20→1.50の変更点
- (1)差文のサイズがさらに小さくなりました。実行形式のバイナリファイルでは、少しの変更でも多くのアドレスの指定が変わります。そこで、ジャンプ先のラベルや変数などで指定されているアドレスの違いを、旧ファイルからのシフト分として差分データに格納するよう変更しました。
- (2)差分作成時のグラフ表示を変更し、違いのある部分を'*'で表示し、共通している部分を'='(または-Wのときは'>')で表示するように変更しました。
- (3)コンピュータウイルスの侵入を防ぐプログラムの自己チェック機能を追加しました。これは起動時に自動的にチェックします。プログラムが書き換えられていると使用できなくなります。
- (4)次のバグを修正しました。
- ・一部のファイルで差文作成中にハングアップしてしまうバグをとりました。
- ・60KB以上の大きさの差文の結合時に不良な差分を作成するバグをとりました。
- ・自己展開差文の作成においてCOM形式にも関わらず、64KB以上の実行ファイルを作成していたバグをとりました。
- (5)パラメータの記述に関して次のような変更をしました。
- ・1つのファイル名の記述を25バイトまでであったものを47バイトに拡張しました。
- ・オプションスイッチを連続して記述できるように変更しました。
- ・ディレクトリの指定で最後に'\'を置かなくても指定できるように変更しました。
- (6)-Aオプションにおいて結合対象のファイルが存在しない場合は新規にファイルを作成するように変更しました。また、結合において途中でファイル名を誤った場合にも結合対象となっているファイルを削除しないように変更しました。
- (7)自己展開形式の差分ファイルを実行したときのメッセージの表示を変更しました。処理中に'wait!'を表示するようにしましたので、大きなファイルの処理で時間がかかる場合にも不安にならなくてすみます。
- (8)差分ファイルの形式が本バージョンから変わりました。必要性はあまりないと思いますが以前のものを残すために、ver.1.20以前の旧形式の差分ファイルを作成するためのオプションスイッチ-Lを追加しました。
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- 3 差分ファイルの形式変更にともなってのお願い
- 上述のように差分を小さくするために形式の一部を変更しました。このため、ver.1.20以前のWSPでは新差分ファイルを処理できません。自己展開形式の差分であれば形式がいくら変更しても問題はありませんが、.WUPでは形式に応じてWSPのプログラムを対応させなければなりません。もし、旧バージョンのWSPで展開をしようとすると、差分データに異状がありますと表示されます。特に、今回は拡張子を変更しておりませんので、新バージョンで作成した.WUPファイルを配布する場合は、必ず展開するためにversion 1.50以降のWSPが必要であることを明記して下さい。できるだけ混乱を起こさないようにご協力をお願いいたします。なお、新バージョンのWSPでは全ての.WUPファイルの展開ができます。
- また、旧バージョンのWSPプログラムのネットワークなどへの登録を削除していただき、新バージョンのWSPを登録していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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- 連絡先(加入通信ネットとID番号)
- PC-VAN EAJ18280
- NIFTY-Serve GGB03657
- amaproワキチ(和田浩一)