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DOS/V Power Report 2003 March
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2003-01-03
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10KB
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187 lines
システム・プログラム(Ver.1.12)
2002.12.20
VP-9000システム・プログラム・アップデートは、お手持ちのVP-9000のシステム・プログラムを最新のバージョンにアップデートします。最初に、お使いのVP-9000のシステム・ソフトウェアのバージョンをご確認ください。
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■VP-9000 SYSTEM PROGRAM Ver.1.12とは?
このシステム・プログラムは、VP-9000本体に内蔵されているZipドライブを使用してアップデートするためのファイル(.ROM)と、シーケンス・ファイル形式(.MID)とで登録されています。適切なダウンロード及びVP-9000へのインストールを行なう為に下記の内容を必ずお読みください。
なお、Zipディスクが使用可能なコンピューターお持ちの方は、Zipディスクによるアップデートが簡単ですのでZipディスクによるアップデートをお勧めします。
◆VP-9000 Ver1.12とは?
VP-9000のシステム・プログラムを最新のバージョンにアップデートして、以下の機能を追加します。
[Ver.1.10 -> Ver.1.12]
●弊社CD-RWドライブCDR-88RW-4に対応します。
[ -> Ver.1.10]
●V-Producer に対応します。
●CASTLEWOOD社のSCSI外付けORBドライブ(ORB2SEシリーズ)に対応します。
●弊社CD-RWドライブCDR-88RW-3に対応します。
■VP-9000のアップデートに必要なもの
VP-9000にシステム・プログラムをインストールする為に、下記のツールが必要になります。Zipディスクを使って行う場合と、MIDIシーケンサーで行う場合で必要がツールが異なりますので、以下を参照して準備してください。
●Zipディスクを使って行う場合
○VP-9000本体
○Zipドライブを内蔵もしくは外付けしたZipディスクにデータを書き込めるコンピューター
○Zipディスク100もしくはZipディスク250
●MIDIで行う場合
○VP-9000本体
○スタンダードMIDIファイルを正常に再生可能なシーケンサー
○「MIDIインターフェイス+MIDIケーブル」または「UM-1」など
注 : 本アップデート・ソフトのようなシステム・エクスクルーシブ・メッセージを大量に含んだSMFを正常に再生できず、バージョンアップができないMIDIシーケンス・ソフトがありますので、簡易SMFプレーヤのご使用をおすすめします。
■ダウンロードをする前にVP-9000のバージョンをチェックしてください
1.VP-9000の電源を入れます。
2.Performanceモードになっていることを確認します。
3.[SHIFT]を押しながら[EXIT]を押します。
画面の右側の"Version"という表示の下に大きな文字で数字が表示されています。これが、バージョン番号です。
※この作業によって、より古いバージョンに置き換えてしまわないように、VP-9000のアップデート前にバージョンがVer.1.12未満であることを確認して下さい。
※表示が読みにくい場合は、ディスプレイを見下ろすような位置から見ると読みやすくなります。
※通常の使用状態に戻す場合は、[EXIT]を押すか、一度電源を切って電源を入れ直してください。
■アップデート作業における注意点 (重要)
Zipディスクによるアップデートを行う場合、なんらかの原因でアップデートのファイル(.ROM)が壊れているとアップデート終了時点で"Check sum error!"という表示が出ることがあります。この状態になりますと、VP-9000のシステムが破壊され、それ以降Zipディスクによるアップデートができなくなります。
このような状態になった場合、MIDIによるアップデートはできますが、上記「VP-9000のアップデートに必要なもの-MIDIで行う場合」に記載された機材が準備できない場合は、アップデートの手段が無くなりますのでご注意下さい。MIDIにより正しくアップデートが行えればVP-9000は正常に復帰し、その後Zipデイスクによるアップデートも可能になります。
アップデート・プログラムの入手ができないお客様やダウンロードがうまくできなかったお客様などを対象に、代行アップデート作業(有償)を承ります。お求めの販売店かローランド営業所またはサービス・ステーションにご相談ください。
なお、このシステム・プログラムに関する操作手順などのお問い合わせには、お答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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■アップデート手順(Zipディスクを利用してアップデートを行う場合)
※MIDIでアップデートを行う場合は、こちらをご覧下さい。
●ダウンロード
○Windowsをお使いの場合
VP9KR112_z.EXEを適当なフォルダにダウンロードしてください。
●圧縮ファイルの解凍
○Windowsをお使いの場合
ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっていますので、エクスプローラからアイコンをダブルクリックするか、タスクバーのスタートをクリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択し、フォルダ名とファイル名を入力して実行すると、VP9KR112.ROMというファイルが現われます。
●インストール(Zipディスクを利用してアップデートを行う場合)
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムをVP-9000へインストールして下さい。
1. ZipディスクをVP-9000に入れ、[Disk]、[Format]を押し、ZipディスクをVP-9000でフォーマットします。
2. VP-9000でフォーマットしたZipディスクをコンピュータのZipドライブのスロットに入れ、あらかじめダウンロードしておいたVP9KR112.ROMをZipディスクのルート・ディレクトリにコピーします。
※ファイル名は変えないでください。
3. VP-9000の電源を切った状態で、操作2のZipディスクをVP-9000のZipドライブのスロットに入れます。
4. [PERFORM]と[SAMPLING]を押しながら、VP-9000の電源を入れます。"VP-9000 Update [ZIP] Never Shutdown"と表示されたらボタンを離して下さい。
5. ディスプレイの表示が“-”から“+”に変わっていき、20秒ほど経過したら自動的にZipディスクをイジェクトします。"Complete Update Please Power Off"と表示されたら、正しくアップデートができました。
※“Check sum error”と表示された場合、VP-9000は正常に立ち上がらなくなる可能性があります。この場合、「アップデート作業における注意点 (重要)」の手順に従って「MIDIによるアップデート」を行う必要があります。
6. VP-9000の電源を入れ直します。
7. VP-9000のバージョンを確認します。
1.VP-9000の電源を入れます。
2.Performanceモードになっていることを確認します。
3.[SHIFT]を押しながら[EXIT]を押します。
このあと、画面の右側の"Version"という表示の下に大きな文字"1.12"と表示されていたら正しくアップデートが完了しています。
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■アップデート手順(MIDIを利用してアップデートを行う場合)
※Zipでアップデートを行う場合は、こちらをご覧下さい。
●ダウンロード
○Windowsをお使いの場合
VP9KR112_m.EXEを適当なフォルダにダウンロードしてください。
●圧縮ファイルの解凍
○Windowsをお使いの場合
ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっていますので、エクスプローラからアイコンをダブルクリックするか、タスクバーのスタートをクリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択し、フォルダ名とファイル名を入力して実行すると、以下の32個のスタンダードMIDIファイルが現われます。
\VP9000112_MIDI --+-- p00001.mid
+-- p00002.mid
:
:
+-- p00031.mid
+-- p00032.mid
●インストール(MIDIディスクを利用してアップデートを行う場合)
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムをVP-9000へインストールして下さい。インストールにはスタンダードMIDIファイルを正常に再生できるMIDIシーケンサーが必要になります。
1. 電源が切れていることを確認し、VP-9000のMIDI INとお使いのMIDIシーケンサーのMIDI OUTをMIDIケーブルで接続します。
2. [UTILITY]と[DISK]を押しながらVP-9000の電源を入れます。
3. "VP-9000 Update [MIDI] Never Shutdown Yes = SHIFT, No = EXIT"と表示されますので、[SHIFT]を押します。
4. "Waiting ..."と表示されることを確認します。
5. 32個のスタンダードMIDIファイルを"p00001.mid"からファイル名の番号順にシーケンサーで再生します。データ受信中は、ディスプレイに"Receiving.."と表示されます。また、次のファイル再生を待っている状態では、"Waiting"と表示されます。
※ Windows, Macintosh、その他のシーケンサーとも、以下の順に再生してください。
p00001.mid
p00002.mid
:
:
p00031.mid
p00032.mid
6. すべてのスタンダードMIDIファイルを再生し終わると、"Complete Update Please Power Off"と表示されます。
7. VP-9000の電源を入れ直します。これでインストールは完了です。
8. VP-9000のバージョンを確認します。
1.VP-9000の電源を入れます。
2.Performanceモードになっていることを確認します。
3.[SHIFT]を押しながら[EXIT]を押します。
このあと、画面の右側の"Version"という表示の下に大きな文字"1.12"と表示されていたら正しくアップデートが完了しています。
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(作業例)簡易SMFプレーヤ「UpdSMF」を使った作業例
<Windows>
◆ UpdSMF(UpdSMFJ.EXE)は、Windows95またはWindows98上で動作する簡易SMFプレーヤです。アップデート作業専用のSMFプレーヤである為、一般のSMF音楽データの再生には使えません。
◆ MIDIを出力するためのMIDIドライバなどはあらかじめインストールしておいてください。インストール方法は、それぞれのドライバやアプリケーションの取扱説明書などをご覧ください。
1. 「UpdSMF」アイコンをダブルクリックします。
2. 「MIDI Out Device」でMIDI出力のデバイスを選択します。
3. <Windows>
「SMF Path」に、解凍した32 のSMFが存在するフォルダ名を指定します。右の[Path]ボタンで探すこともできます。
<Macintosh>
「SMF Folder」に、解凍した32 のSMFが存在するフォルダ名を指定します。右の[Select]ボタンでフォルダを指定してください。
4. [ScanSMF]ボタンを押します。 ※Macでは、この操作は必要ありません。
5. フォルダ内全てのSMFファイルを再生の対象としますので、アップデートに不要なSMFファイルはフォルダから削除しておいてください。
6. 「Send」ボタンをクリックすると、登録されたSMFファイルを、名前の順番に再生します。
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■その他の注意事項
収録したファイルの他のネットワークへの転載、改変、雑誌・市販製品などへ許可なく添付する事は禁止いたします。
アップデート手順、その他の説明を、印刷、保存、メモをとる等して確認しながら作業すると便利です。
※インストールを行われる際の操作手順などについての問い合わせには、お答えいたしかねます。ここに書いてある情報を元に、自己責任において作業をお願いします。
◆ローランド株式会社は、本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるいかなる損害(利益やデータの損失、その他の金銭的損失など)に関して一切責任を負わないものとします。たとえ、ローランド株式会社からそのような損害の可能性についてあらかじめ知らされていた場合でも同様です。
◆文中の商標や登録商標は、それぞれの会社に属します。
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