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2001-07-27
|
8KB
|
517 lines
$13
#0_0
[
*02
#3_0
【直也】
ふぅ。なんとか撲滅したぞ。;
#11_0
【団員】
ニャー(……なんか少なかったような……)。;
#11_1
【団員】
ニャー(って、あいつら逃げてる!);
#9_0
【団員補佐見習】
ヒョー(だって、怖いんだもん);
#11_0
【団員】
ニャー(お、覚えてろよ)。;
#0_0
そういうと、アクトー団は逃げ出した。;
#2_3
【果歩】
またこのパターン……。;
#1_0
【雄太郎】
世の中、そういうものだ。;
#3_1
【直也】
お前、どっから出てきた。;
#1_0
【雄太郎】
ずっとここにいたではないか。;
#3_1
【直也】
嘘つくな!;
#2_2
【果歩】
と、とりあえず、またこないうちに帰ろうよ。;
#1_0
【雄太郎】
そうだな。;
#3_0
【直也】
そういや、誰か忘れてるような……。;
#4_1
【直樹】
ひどいよ、ナオ兄……。;
#0_0
3人の後ろにジュースを持った直也が立っていた;
#3_1
【直也】
わ、忘れてたわけじゃないぞ……多分。;
#2_3
【果歩】
そ、そうよ……多分。;
#4_1
【直樹】
……ホント?;
#3_1
【直也】
ああ……多分。;
#4_0
【直樹】
……ナオ兄を信じるよ、多分。;
#1_0
【雄太郎】
お~い。帰らんのか?;
#2_2
【果歩】
その前に変身を解かせて。;
#3_0
【直也】
そのままでもいいのに……。;
'
$05
#0_0
^
*03
&直樹の部屋;
#4_0
【直樹】
ナオ兄、絶対僕をのけものにした。;
#4_1
【直樹】
絶対イジメだ、イジメ。;
#0_0
直樹はテレビをつけた
夜中のお約束、テレビショッピングをやっていた;
$06
#0_0
【司会】
それはなんだい?;
【紹介人】
これは「正義マンスーツ」ってやつさ。;
【司会】
正義マンスーツ? それってなんだい?;
【紹介人】
これを着れば正義の味方になれるのさ。;
【司会】
正義の味方? なれる訳ないじゃないか。
そんな変な物、さっさと脱いじゃいな!;
【紹介人】
信用してないな?;
【司会】
当たり前じゃないか。;
【紹介人】
これを見よ!;
【司会】
ただのジャムの瓶だね。;
【紹介人】
君はこれを開けれるかい?;
【司会】
そんな事、誰だってでき……あれ? んん~!
ダメだぁ! 硬くて開かないよぉ。;
【紹介人】
俺は開ける事が出来るぜ。ほら。;
【司会】
すごいねぇ。;
【一般人1】
この前、俺の店に強盗が来たんだ。
でも、正義マンスーツがあったから簡単に追っ払っちまったよ。;
【一般人2】
主人と喧嘩した時、正義マンスーツ着たらすぐに謝ったわ。もう、手放せない。;
$05
#4_0
【直樹】
……欲しい。で、電話番号は……。;
#0_0
直樹は電話をした;
>
<
翌日、荷物がとどいた
もちろん、正義マンスーツだ;
#4_0
【直樹】
テレビショッピングってこんな早く商品がついたっけ?;
【直樹】
ま、いっか。それより中身中身。;
#0_0
箱から正義マンスーツをとりだした;
#4_0
【直樹】
かっこいい……。;
#0_0
直樹は正義マンスーツに頬擦りした;
#4_0
【直樹】
これで、僕も戦う事ができるぞ……多分。;
*00
}
$16
#0_0
{
%生徒会室
%放課後;
#1_1
【雄太郎】
……やばいな……。
人類最大の危機だ……。;
>
$01
#0_0
<
*01
雄太郎は教室に駆け込んだ
教室には果歩、直也、直樹のいつもの3人組がいた;
#1_1
【雄太郎】
みんな、大変だ!;
#3_1
【直也】
どうした!;
#1_1
【雄太郎】
大変言いにくいんだが……。;
#3_1
【直也】
早く言え!;
#1_1
【雄太郎】
生徒会室の紅茶が切れた。;
#3_1
【直也】
ぐふっ……。;
#0_0
直也は床に倒れた
しかし、すぐに立ち上がり雄太郎の胸ぐらをつかんだ;
#3_1
【直也】
きさ~ん! 凄まじい勢いで入ってきたから何事かと思ったら、そんな事やったとか!;
#1_1
【雄太郎】
「そんな事」とはなんだ! 私にとったら重要なことだぞ!;
#4_0
【直樹】
ナオ兄、やめなよ。;
#2_0
【果歩】
そうそう。雄くんの紅茶好きは有名じゃない。;
#3_1
【直也】
いや、だってよ……。;
#2_0
【果歩】
「だって」じゃなくて。その手も放してさ。;
#3_1
【直也】
ん? ああ……。;
#0_0
直也は手を放した;
#1_0
【雄太郎】
まったく……。もう少しで宇宙の王が死ぬところだったぞ。;
#3_1
【直也】
いや、お前宇宙の王じゃねぇよ。;
#1_0
【雄太郎】
それじゃあ、みんなで買いに行くか。;
#4_1
【直樹】
え! 僕達も?;
#1_0
【雄太郎】
なんだ、行かないのか。せっかくいい物おごってやろうと思ったのに……残念だよ。;
#4_0
【直樹】
行くであります!;
#2_0
【果歩】
私も行く。;
#3_0
【直也】
「いい物」……気になるなぁ。俺も行く。;
#1_0
【雄太郎】
それじゃあ、行くぞ。;
*00
'
#0_0
$04
^
*11
&アクトー団基地内;
#11_0
【団員】
ニャー(いたい……)。;
#12_0
【ソリト】
どうした! 誰にやられたんだ!;
#11_0
【団員】
ニャー(ソリトさん……実は我々の征服を妨害する奴等が……)。;
#12_0
【ソリト】
なにぃ! どこにいるんだ? 俺様が撲滅してやろうじゃないか。;
#11_0
【団員】
ニャー(ソリトさん……ありがとうございます)。;
>
#0_0
$07
<
*03
&大通り;
#2_0
【果歩】
で、どこで紅茶買うの?;
#1_0
【雄太郎】
こっちにお茶の専門店がある。
そこはお茶全般を取り扱っている。;
#3_0
【直也】
そんな店あったっけ?;
#1_0
【雄太郎】
まぁ、あの店はわかりにくい所にあるからな。
普通はわからなくて当然だ。;
【雄太郎】
店に人がたくさんきても困るけどな。;
#2_0
【果歩】
雄くんってホント、紅茶好きだよね。;
#1_0
【雄太郎】
ああ。紅茶が切れると手が震えるんだ。;
#3_1
【直也】
それは、ある意味ヤバいのでは?;
#1_0
【雄太郎】
これは普通だろう。違うのか?;
#3_1
【直也】
絶対違う!;
#12_0
【ソリト】
そう、違うのだ!;
#0_0
4人の前にソリトが現れた;
#1_0
【直也】
ちょっと待て。お前誰だ!;
#12_0
【ソリト】
俺様の名は……;
#1_0
【雄太郎】
私は知っているぞ。アクトー団幹部、ソリトだ。;
#12_1
【ソリト】
先に言うな! セリフが減るだろ!;
#1_0
【雄太郎】
気にするな。世の中そういうものだ。;
#12_0
【ソリト】
こんなお笑い軍団にお前は負けたのか!;
#11_0
【団員】
ニャー(すんません)。;
#1_0
【雄太郎】
お笑い軍団じゃないぞ!
少なくとも私は。;
#3_1
【直也】
じゃあ、俺らはお笑い軍団ね?;
#12_0
【ソリト】
とにかく、お前は私が倒す!;
#1_0
【雄太郎】
じゃあ、お前はこいつらが倒す。;
#3_1
【直也】
また逃げるとか。お前は。;
#1_0
【雄太郎】
いや、こいつ幹部で一番で弱い。
私が手を下すまでもない。;
#12_1
【ソリト】
俺様は弱くない!;
#1_0
【雄太郎】
というわけで、頑張ってくれ。私は紅茶を買ってくる。;
#0_0
そう言って、雄太郎は去っていった;
#3_0
【直也】
お、おいっ……結局逃げたか。
じゃあ、直樹は……あれ? おらん!;
#2_0
【果歩】
ホントだ。どこ行ったんだろう。;
#3_0
【直也】
そうか、透明人間になったんだな。うらやましか~。;
#2_1
【果歩】
ち、違うと思うけど……。;
#0_0
【???】
はーはっはっはっはっはっ!;
#3_0
【直也】
だ、誰だ!;
#0_0
あたりを見回す。しかし人影はない。気配もない。;
#2_0
【果歩】
あそこ! ビルの屋上に人影が!;
#0_0
果歩の指さす先に、凄まじく妖しい人影があった;
$08
#4_2
【???】
悪を砕く正義の鉄拳、正義マン参上!;
#3_1
【直也】
カッコ悪っ!;
#2_1
【果歩】
カッコ悪っ!;
#12_1
【ソリト】
カッコ悪っ!;
#11_1
【団員】
ニャー(カッコ悪っ!)。;
#4_2
【正義マン】
褒めてくれてありがとう!;
#3_1
【直也】
褒めてねぇ!;
#4_2
【正義マン】
んん? よく聞こえないなぁ。;
#3_1
【直也】
なんつー都合のいい耳しとるんだ?;
#12_0
【ソリト】
な、何者なんだ。お前は。;
#4_2
【正義マン】
さっき言ったじゃあないか。正義マンだ。;
#12_1
【ソリト】
いや、そういうことじゃなくて……。;
#3_0
【直也】
で、お前はどっちの味方ね。;
#4_2
【正義マン】
私は正義だぞ。どっちかわかるだろ。;
#2_1
【果歩】
……こっち?;
#3_1
【直也】
あいつ、強いと?;
#4_2
【正義マン】
当然! 正義だからな。
とうっ!;
#0_0
正義マンはビルから飛び降りた;
#2_1
【果歩】
と、飛んだ!;
#3_1
【直也】
コ、コードレスバンジー!;
#2_1
【果歩】
違うと思うけど……。;
#0_0
正義マンと地面の距離が縮まっていく;
#3_0
【直也】
正義マン、君のことは忘れないよ。;
#2_1
【果歩】
死んだかのような発言はやめてよ。;
#3_0
【直也】
でも、あのビルからコードレスバンジーだぞ。
終わりだろ、どう考えても。;
#2_0
【果歩】
こういう時は華麗に着地っていうのが普通じゃないの?;
#3_0
【直也】
あれが着地できると思うか……。;
#0_0
果歩はしばらく正義マンを見る;
#2_0
【果歩】
……思えない。;
#3_0
【直也】
だから、こうなる。;
$09
#0_0
&ゲギャ;
正義マンは地面に墜落した;
#3_0
【直也】
惜しい人をなくした……。;
#12_0
【ソリト】
ククク。出てきたときはビビッてしまったが、恐れる事はなかったな。
さあ、勝負だ!;
#4_2
【正義マン】
ひ、人を無視するなぁ……。;
#3_0
【直也】
望むところだ。;
#4_2
【正義マン】
人を無視するなぁ……。;
#12_0
【ソリト】
ふん! お前なんか足の小指で倒してやる!;
#4_2
【正義マン】
人を無視するなっつってんだろ、このバカチンが!;
#12_1
【ソリト】
ゆ、幽霊!;
#3_1
【直也】
もう化けて出た!;
#4_3
【正義マン】
だ、誰が幽霊だ!;
#0_0
正義マンは立ち上がった;
#2_1
【果歩】
なんて丈夫な……。;
#4_2
【正義マン】
正義は簡単にやられはしない!
行くぞ! 悪党!;
#2_1
【果歩】
……わたし、変身してない!;
+