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1996-09-26
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7KB
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191 lines
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RSACOM.SYS
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RSACOM.SYSはCONFIG.SYSに組み込むキャラクタ型のデバイスドライバです。RSACOM.SYSを組み込むと、COPYコマンドやリダイレクトコマンドを使用して、拡張RS-232Cポートでのファイルの送受信ができます。ここでは、RSACOM.SYSの使い方を説明します。
●MS-DOSへの組み込み/切り離し
RSACOM.SYSは、RSABIOS.SYSを必要とします。
(1)組み込み方法・その1
CONFIG.SYSに"DEVICE=RSABIOS.SYS"を記述し、その後の行で"DEVICE=RSACOM.SYS"を記述し、MS-DOSを立ち上げます。ドライバが常駐し、以降ドライバを使用することができます。
(2)組み込み・その2
RSABIOSが組み込まれた状態で、ADDDRVで"RSACOM.SYS"を組み込みます。ドライバが常駐し、以降ドライバを使用することができます。
(3)切り離し方法
ADDDRVで組み込まれている場合には、DELDRVを実行します。CONFIG.SYSに"DEVICE=RSACOM.SYS"を記述し、MS-DOSを立ち上げて組み込んだ場合には、切り離すことはできません。
●オプション
RSACOM.SYSには、以下のオプションがあります。
/Nx デバイス名
xは、半角のアルファベットでデバイス名を指定します。
・xの範囲は、'A'~'Z'です。
・'A'を指定した場合、デバイス名は'COMA'となり、'Z'を指定した場合は'COMZ'となります。
・このオプションを指定しない場合、デバイス名は'COMA'となります。
・'COMA'~'COMZ'が使用する回線番号はそれぞれ1~26になります。
/Ixxxx ベースI/Oアドレス
xxxxは半角文字の16進数でベースI/Oアドレスを指定します。
・xxxxの下位4ビットは、0でなければいけません。
・このオプションを指定しない場合、280hとなります。詳細は【通信パラメータパケット】の「baseadr:ベースI/Oアドレス」を参照してください。
/Sxxx ストップビット
xxxは半角文字でストップビットを指定します。
・xxxは'1'または'1.5'または'2'のいずれかでなければいけません。
/Px パリティ
xは半角文字でパリティを指定します。
・xは'E'または'0'または'N'のいずれかでなければいけません。
'E' :Even(偶数パリティ)
'0' :Odd(奇数パリティ)
'N' :None(パリティなし)
/Lx キャラクタ長
xは半角文字の10進数でキャラクタ長を指定します。
・xの範囲は5~8です。
/Fx フロー制御
・xは'X'または'R'または'D'のいずれかでなければいけません。
'X' :Xon/Xoff 制御
'R' :RTS/CTS 制御
'D' :DTR/DSR制御
・このスイッチを指定しない場合、フロー制御しないとなります。
/Bxxxxx ボーレート
xxxxxは半角文字の10進数でボーレートを指定します。
・xxxxxは300,600,1200,2400,4800,9600,19200,38400,57600,115200,230400,460800,921600のいずれかでなければいけません。
・このオプションは必ず指定してください。
/Mxxxx 受信バッファ長
xxxxxは半角文字の10進数で受信バッファ長(キャラクタ数)を指定します。
・xxxxの範囲は8~32000です。
・このオプションを指定しない場合、128となります。
/Txxxxx,yyyyy 送・受信タイムアウト時間
xxxxxとyyyyyの区切りは半角のカンマ(',')を指定します。
xxxxxは半角文字の10進数で送信タイムアウト時間を指定します。
yyyyyは半角文字の10進数で受信タイムアウト時間を指定します。
・単位は10mSecです。
・0の場合、即時復帰となります。
・65535の場合、送受信が完了するまで復帰しません。
・このスイッチを指定しない場合、それぞれ100となります。
・詳しくは【通信パラメータパケット】の「txtim/rxtim :送信タイムアウト時間/受信タイムアウト時間」を参照してください。
/Cxx モデム制御
xxは半角文字でモデム制御を指定します。
・xxは'00'または'01'または'10'または'11'のいずれかでなければいけません。
'00' RTS OFF DTR OFF
'01' RTS OFF DTR ON
'10' RTS ON DTR OFF
'11' RTS ON DTR ON
・このオプションを指定しない場合、'11'となります。
・フロー制御で、
RTS/CTSを指定した場合には、RTSの指定が、
DTR/DSRを指定した場合には、DTRの指定が、
それぞれ無視されます。
/R メッセージの非表示
このオプションを指定することにより、各メッセージが表示されなくなります。ただし、このオプションは一番先頭に記述してください。
/Hx 割り込み
RSASETUPで指定したIRQと同じ値を指定します。
・このスイッチを指定しない場合、10となります。
/Vxxx 受信タイマカウント(1~255)
1カウントあたり0.2mSecの間隔でタイマ割り込みがかかります。
・このスイッチを指定しない場合25(5mSec)となります。
●使用例
CONFIG.SYSに以下の行を追加し、MS-DOSを再起動します。
デバイス名に"COMA"、ベースI/Oアドレスに280h、キャラクタ長8ビット、パリティなし、ストップビット1,ボーレート57600bps、RTS/CTS制御にする場合
DEVICE=RSABIOS.SYS
DEVICE=RSACOM.SYS /NA I280 /L8 /PN /S1 /B57600 /FR
複数のポートを設定する場合
DEVICE=RSABIOS.SYS
DEVICE=RSACOM.SYS /NA /I280
DEVICE=RSACOM.STS /NB /I290
●組み込み時のメッセージ
RSACOM.SYSの組み込み時には、以下のメッセージが表示されます。
高速RS-232C ドライバ Verx.xx
Copyright (C) 1996 I-O DATA DEVICE,INC.
xxxxxxxx
処理結果は、xxxxxxxxに表示されます。そのときのメッセージの内容と意味は以下のとおりです。
----------------------------
デバイス COMx が使用できます。
I/Oポート : 280h ハード割り込み : IRQ 10h 受信割り込み: 5ms
スピード : 19200bps データ長 : 8ビット パリティ : パリティ無し
ストップビット : 1 フロー制御 : RTS/CTS 受信バッファ : 4096バイト
送信タイムアウト : 500ms 受信タイムアウト : 5000ms
----------------------------
正常にドライバを組み込むことができました。
使用できるデバイス名と通信条件が表示できます。
---------------------------
BIOSが組み込まれていません
ドライバを組み込みません
---------------------------
RSACOM.SYSを組み込む前に必ず、RSABIOS.SYSを組み込んで下さい。
---------------------------------
xxxxxxxの記述が間違っています
ドライバを組み込みません
---------------------------------
xxxxxxxには間違っている箇所名が表示されます。(例:デバイス名)
正しい記述に変更してください。
------------------------
無効な文字列があります
ドライバを組み込みません
-------------------------
正しい記述に変更してください。
-----------------------------
COMxはすでに登録されています
ドライバを組み込みません
-----------------------------
ドライバを組み込もうとしましたが、すでに COMxを使用しているドライバ が常駐しているため、何もせずに終了しました。
-------------------------------
他に同じベースI/Oアドレスを使用している回線があります
ドライバを組み込みません
-------------------------------
エラーが発生したため何もせずに終了しました。
詳しくは【エラーコードの一覧】の「-5」を参照してください。
-------------------------
ボードが存在しません
ドライバを組み込みません
-------------------------
エラーが発生したため何もせずに終了しました。
詳しくは【エラーコードの一覧】の「-6」を参照してください。
-------------------------
ベースI/Oアドレスエラー
ドライバを組み込みません
-------------------------
エラーが発生したため何もせずに終了しました。
詳しくは【エラーコードの一覧】の「-11」を参照してください。
--------------------------
受信バッファエラー
ドライバを組み込みません
--------------------------
エラーが発生したため何もせずに終了しました。
詳しくは【エラーコードの一覧】の「-14」を参照してください。