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Text File  |  1999-10-14  |  39KB  |  541 lines

  1. リリース ノート
  2. リモート アクセス サービス (RAS; Remote Access Service) Version 4.0
  3.  
  4. 画面上でこのファイルを見やすくするには、メモ帳ウィンドウを最大にし、[編集] メニューの [右端で折り返す] を選んでください。
  5.  
  6. 目次 ----------------------------------------
  7.  
  8. 全般的な注意事項 
  9.    リモート アクセス サービスを使用するコンピュータの名前
  10.    リモート アクセス サーバーの起動
  11.    RAS の認証
  12.    RAS でのチャットの使用
  13.    Shadow RAM の競合
  14.    複数のネットワーク カードを搭載するコンピュータの NetBEUI バインディング
  15.    PCMCIA カードでの RAS の使用
  16.  
  17. サード パーティ製 PPP クライアントからの Windows NT 4.0 RAS サーバーへの接続
  18.    サード パーティの FTP ソフトウェア
  19.  
  20. Windows NT 4.0 RAS クライアントからのサード パーティ製 PPP サーバーへの接続
  21.    Cisco ルーター ソフトウェア
  22.    3Com Access Builder ソフトウェア
  23.    RAS のターミナル モードの使用
  24.  
  25. RAS と TCP/IP
  26.    RAS サーバーの DHCP リース期間の再設定
  27.  
  28. RAS と IPX
  29.    IPX 上での NetBIOS アプリケーションの使用
  30.  
  31. ISDN
  32.    ISDN を使用する RAS の再インストール
  33.    RAS の構成に対する ISDN ポートの削除および追加
  34.    Gateway 2000 Pentium 上への PCIMAC ISDN カードのインストール
  35.    ISDN カードと新しいモデムのインストール
  36.  
  37. X.25 ネットワーク
  38.    X.25 ネットワーク上での Null モデム接続の構成
  39.    ダイヤルアップ PAD を使用した高信頼性リンクの提供
  40.    X.25 対応の RAS サーバーの構成
  41.    X.25 バッファリング
  42.    サーバーの帯域幅とクライアントの総数
  43.    リモート切断のトラブルシューティング
  44.  
  45. Q & A
  46.  
  47. -------------------------------------------------
  48.  
  49. きれいに印刷するには、Windows NT のワードパッドまたはほかのワード プロセッサでこのドキュメントを開き、ドキュメント全体を選択し余白を設定してから、テキストを 10 ポイントの MS 明朝 フォントで書式化して印刷してください。
  50.  
  51.  
  52. =================================================
  53. 全般的な注意事項
  54. =================================================
  55.  
  56.  
  57. リモート アクセス サービスを使用するコンピュータの名前
  58. ---------------------------------------------------
  59. リモート アクセス サービスを使用するコンピュータ (クライアントおよびサーバー) のコンピュータ名には、半角の英数字を使用してください。
  60.  
  61.  
  62. リモート アクセス サーバーの起動
  63. ------------------------------
  64. リモート アクセス サーバーの起動に失敗した場合、詳しい情報については Windows NT イベント ビューアを確認してください。
  65.  
  66.  
  67. RAS の認証
  68. ----------
  69. ダイヤル時に、 [... への接続] ダイアログ ボックスに入力するドメイン名は、Windows NT RAS サーバーが所属している Windows NT ドメイン (たとえば、"accounting" など) でなければなりません。これは、PPP/SLIP プロバイダが提供する DNS ドメイン名 (たとえば、"www.halcyon.com" など) ではありません。
  70.  
  71.  
  72. RAS でのチャットの使用
  73. ---------------------
  74. リモート クライアント上でチャット (WINCHAT.EXE) を使用する場合は、RAS サーバー上のレジストリ キーを変更しなければなりません。
  75.  
  76. レジストリ エディタ (REGEDT32.EXE) を使用して
  77.  
  78. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\
  79.   RemoteAccess\Parameters\NetBiosGateway\RemoteListen
  80.  
  81. を、1 (既定値) から 2 に変更します。
  82.  
  83.  
  84. Shadow RAM の競合
  85. -----------------
  86. Shadow RAM を使用するコンピュータでは、メモリ競合の問題が生じる場合があります。コンピュータの製造元から提供されたセットアップ プログラムを使用して、BIOS Shadow RAM を無効にしなければならない場合があります。詳細については、コンピュータのマニュアルを参照するか、製造元に問い合わせてください。
  87.  
  88.  
  89. 複数のネットワーク カードを搭載するコンピュータの NetBEUI バインディング
  90. --------------------------------------------------------------------
  91. RAS では、既定の設定で NetBEUI がインストールされます。コンピュータに 2 枚のネットワーク カードを搭載している場合には、NetBEUI は両方のカードにバインドされます。このため、ネットワーク上にコンピュータ名が重複することになり、ワークステーション サービスが起動しなくなります。
  92. したがって、コンピュータに 2 枚以上のネットワーク カードを搭載し、RAS をインストールする場合には、インストール中に NetBEUI が必ず 1 枚のネットワーク カードだけにバインドされるようにしてください。コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンをダブルクリックし、[バインド] タブをクリックして、バインディングを変更することができます。
  93. RAS のインストール中に、[リモート アクセス セットアップ] ダイアログ ボックスの [ネットワーク] をクリックして、NetBEUI をインストールしないようにすることもできます。[ネットワークの構成] ダイアログ ボックスで、[NetBEUI] チェック ボックスをオフにしてください。
  94.  
  95.  
  96. PCMCIA カードでの RAS の使用
  97. ---------------------------
  98. PCMCIA カードで RAS を使用しており、コンピュータに問題が生じる場合、たとえば、動作しなくなったりハードウェア障害のエラー メッセージが表示されるなどの場合には、[スタート] メニューの [アクセサリ] フォルダの [ハイパーターミナル] プログラムを使用して、PCMCIA カードが正しく機能しているかを確認してください。
  99. [ハイパーターミナル] が動作しない場合には、次のいずれかの問題の可能性があります。
  100. * Windows NT がモデムを認識していない。
  101. * FIFO を無効にする必要がある。
  102. * 不正な IRQ または I/O アドレスが使用されている。
  103. 通信ポートを再構成するには、コントロール パネルの [シリアル ポート] アイコンをダブルクリックし、[設定] をクリックしてから、[詳細] をクリックします。次に、新しいポートのキーに対する次のエントリをレジストリに追加してください。
  104. Pcmcia:REG_DWORD 1
  105.  
  106. ターミナルが正しく機能している場合には、モデムの種類が正しく検出されているか、および通信速度が正しく設定されているかを確認してください。通信速度の設定の詳細については、モデムの製造元のマニュアルを参照してください。
  107.  
  108.  
  109. =================================================
  110. サード パーティ製 PPP クライアントからの Windows NT 4.0 RAS サーバーへの接続
  111. =================================================
  112.  
  113.  
  114. サード パーティの FTP ソフトウェア
  115. --------------------------------
  116. Windows NT では PC/TCP OnNet Version 1.1 以降が必要です。これより前のバージョンの FTP Software Inc. のクライアント ソフトウェアは、Windows NT では動作しません。
  117.  
  118. リモート アクセス サーバーが IP アドレスを割り当てるようにするために、ダイヤルする前に IP アドレスを 0.0.0.0 に設定してください。自分の IP アドレスは、ダイヤラー アプリケーションの構成画面で設定することができます。
  119.  
  120.  
  121. =================================================
  122. Windows NT 4.0 RAS クライアントからのサード パーティ製 PPP サーバーへの接続
  123. =================================================
  124.  
  125.  
  126. Cisco ルーター ソフトウェア
  127. --------------------------
  128. Windows NT RAS を使用して、Cisco ルーター経由で接続することができます。Cisco ルーターのバージョンが 9.21 以前の場合は、Cisco ルーター ソフトウェアを最新リリースにアップグレードしなければなりません。
  129.  
  130.  
  131. 3Com Access Builder ソフトウェア
  132. -------------------------------
  133. Windows NT RAS を使用して、3Com Access Builder のリモート アクセス サーバーに接続することができます。1994 年 9 月より前に Access Builder 製品をインストールしてある場合には、3Com Access Builder ソフトウェアを最新リリースにアップグレードしなければなりません。Access Builder ソフトウェアのアップグレードについては、3Com の販売代理店に問い合わせてください。
  134.  
  135.  
  136. RAS のターミナル モードの使用
  137. ----------------------------
  138. インターネット プロバイダの中には、最初の接続後に、新規ユーザーにターミナル モードで登録するよう要求するものがあります。リモート アクセスで提供されているターミナル モードを使用して、接続時にインターネット プロバイダが示すターミナル モード エミュレーションの中から [Dumb Terminal] を選択してください。RAS で提供されているターミナル エミュレーションが動作しない場合は、[スタート] メニューの [アクセサリ] フォルダの [ハイパーターミナル] プログラムを使用してください。
  139.  
  140.  
  141. =================================================
  142. RAS と TCP/IP
  143. =================================================
  144.  
  145.  
  146. RAS サーバーの DHCP リース期間の再設定
  147. -------------------------------------
  148. DHCP サーバーで新たに IP アドレスのセットを構成して、RAS サーバーを新しい DHCP 構成に再同期させる場合には、RAS サーバーの DHCP キャッシュを削除して、RAS サーバーのリース期間をリセットしなければなりません。これは、次の説明のようにレジストリ キーを削除して、リモート アクセス サーバーを再起動することによって行います。
  149.  
  150. コマンド プロンプトで、次のように入力します。
  151.  
  152. start regedt32.exe
  153.  
  154. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
  155. \RemoteAccess\Parameters\IP エントリの DhcpAddresses キー全体を削除して、リモート アクセス サーバー サービスを再度開始します。
  156.  
  157.  
  158. =================================================
  159. RAS と IPX
  160. =================================================
  161.  
  162.  
  163. IPX 上での NetBIOS アプリケーションの使用
  164. ---------------------------------------
  165. RAS では、IPX 上で NetBIOS アプリケーションを実行することができます。RAS リモート クライアントがアプリケーション クライアントで、NetBIOS アプリケーション サーバーが LAN 上にある場合、特に構成作業を行う必要はありません。しかし、NetBIOS アプリケーション サーバーがリモート コンピュータの場合には、次のレジストリのどちらかまたは両方を設定して、NetBIOS IPX のクライアントとサーバーとの間の最初のコンタクトで使用される IPX タイプ 20 のパケットが確実に転送されるようにする必要があるかもしれません。
  166.  
  167. ダイヤルイン回線からの NetBIOS ブロードキャスト パケットをどこにブロードキャストするかを設定するには、次のレジストリ キーを変更します。
  168. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
  169.   \NwlnkIpx\Parameters\DisableDialinNetbios
  170.  
  171. パケットが RAS IPX ルーターを経由して、LAN へブロードキャストされるのか、LAN からブロードキャストされるのかを設定するには、次のレジストリ キーを変更します。
  172. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
  173.   \NwLnkRip\Parameters\NetbiosRouting
  174.  
  175. NetbiosRouting パラメータだけでなく、DisableDialinNetbios パラメータも正しく設定しなければなりません。
  176.  
  177. 詳細については、リモート アクセスのヘルプの該当するレジストリの説明を参照してください。
  178.  
  179.  
  180. =================================================
  181. ISDN
  182. =================================================
  183.  
  184.  
  185. ISDN を使用する RAS の再インストール
  186. -----------------------------------
  187. 以前 RAS と ISDN で構成されていたコンピュータ上で RAS を一度削除してから再度インストールすると、RAS セットアップで ISDN ポートを追加することができなくなります。次のようにして ISDN ドライバを再構成してから、ISDN ポートとともに RAS を再度インストールし、再構成しなければなりません。
  188.  
  189.  
  190. RAS の構成に対する ISDN ポートの削除および追加
  191. --------------------------------------------
  192. RAS の構成から非シリアル ポートを削除する場合、ハードウェアを再構成してから RAS の構成にそのポートを追加し直さなければなりません。たとえば、COM1 および PcimacISDN1 ポートで RAS を構成していたとします。唯一の ISDN ポートとして構成されている PcimacISDN1 ポートを削除して、コンピュータを再起動します。ここで RAS を構成すると、PcimacISDN1 ポートを追加することができません。
  193. RAS の構成に ISDN ポートを追加するには、ISDN ハードウェア アダプタを再構成しなければなりません。これによって、そのポートの情報をレジストリに追加し直すことができ、削除されたポートを RAS の構成に追加することができるようになります。
  194.  
  195.  
  196. Gateway 2000 Pentium 上への PCIMAC ISDN カードのインストール
  197. ----------------------------------------------------------
  198. PCIMAC ISDN カードがあり、そのカードのベース アドレスが d0000 の場合には、Gateway 2000 Pentium コンピュータ上の d0000 から始まる 32K の BIOS Shadow RAM を無効にしなければなりません。d0000 から始まる BIOS Shadow RAM を無効にしないと、PCIMAC カードは正常に初期化されたように見えても、実際には動作しません。
  199.  
  200. d0000 から始まる 32K の BIOS Shadow RAM を無効にするには、コンピュータのセットアップ プログラムを使用してください。これは、メモリ チェック後に F1 キーを押すことによって実行することができます。次に、[Advanced Options] を選択すると、[Disable Shadow RAM] オプションと [Shadow RAM Base] オプションが画面に表示されます。
  201.  
  202.  
  203. ISDN カードと新しいモデムのインストール
  204. -------------------------------------
  205. ドッキング ステーションに接続されているときに ISDN カードを使用しているラップトップ コンピュータに対して、ドッキング ステーションから切り離している間に新しいモデムをインストールする場合は、ドッキング ステーションに再度接続するときには、RAS セットアップを使用して ISDN ポートを追加しなければなりません。
  206.  
  207.  
  208. =================================================
  209. X.25 ネットワーク
  210. =================================================
  211.  
  212.  
  213. X.25 ネットワーク上での Null モデム接続の構成
  214. -------------------------------------------
  215. X.25 ネットワーク上で Null モデム接続を使用している場合、サーバーの X.25 ポートを DCE に設定し、クライアントは DTE に設定する必要があります。両方のコンピュータのポートが DTE に設定されている場合には、接続することはできません。
  216.  
  217. X.25 Null モデムを DCE および内部クロックに構成してからでなければ、X.25 Null モデム クライアントは接続することができません。X.25 Null モデムを構成するには、コントロール パネルの [ネットワーク] をダブルクリックします。[アダプタ] タブの [ネットワーク アダプタ] ボックスで [X.25 カード ドライバ] を選択し、[プロパティ] をクリックします。[null モデム ポート] を選択し、[X.25] を選択して [ノードの種類] を [DCE] に変更します。[X.25] を選択して [clocking] を [Internal] に設定します。構成を保存してシステムを再起動します。
  218.  
  219.  
  220. ダイヤルアップ PAD を使用した高信頼性リンクの提供
  221. -----------------------------------------------
  222. ダイヤルアップ PAD にアクセスし、EiconCard を使用して X.25 経由で RAS サーバーに接続しようとしているすべてのワークステーションに対して、次のことを推奨します。
  223.  
  224. 高信頼性リンク (V.42、LAPM、MNP4 など) を使用してすべてのモデム接続を確立し、ローカル モデムとワークステーション間のハードウェアによるハンドシェイクを有効にします。リモート アクセス エントリのモデムの設定を編集してこれらの設定を有効にしてください。[モデムによるエラー制御を行う] および [ハードウェア フロー制御を行う] チェック ボックスをオンにします。
  225.  
  226. この機能を使用することにより、エンド ツー エンドのフロー制御が保証され、ダイヤルアップ PAD とワークステーション間のデータの欠落がなくなります。これらを設定しない限り、問題が起きる可能性があります。
  227.  
  228.  
  229. X.25 対応の RAS サーバーの構成
  230. -----------------------------
  231. RAS サーバーを構成して EiconCard で X.25 を使用する場合には、いくつかの手順に従って、サーバーに接続することのできるクライアントの数を定義しなければなりません。
  232.  
  233.  1. EiconCard の構成対象となる仮想回線の総数を定義します。
  234.  
  235.     a. コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンをダブルクリックします。
  236.  
  237.     b. [アダプタ] タブの [ネットワーク アダプタ] ボックスで [EiconCard driver]
  238.       を選択します。
  239.  
  240.     c. [プロパティ] をクリックします。
  241.  
  242.     d. 仮想回線の総数を構成する方法については、『Eicon WAN Services for 
  243.        Windows NT System Guide』の説明に従ってください。
  244.  
  245.        X.25 の構成画面の双方向仮想回線 (TVC) と着信仮想回線 (IVC) の合計は、
  246.        サーバーが同時にサポートする着信 X.25 クライアントの数と等しくなければ
  247.        なりません。X.25 ベンダに問い合わせて、X.25 回線の TVC と IVC の数が
  248.        どのくらいかを調べる必要があるかもしれません。
  249.  
  250.  2. XPAD 構成プログラムで RAS で使用できる通信ポートの数を定義します。
  251.  
  252.     a. コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンをダブルクリックします。
  253.  
  254.     b. [ネットワークの設定] ダイアログ ボックスで、[インストールされているネットワー
  255.        ク ソフトウェア] ボックスの [Eicon X.PAD Driver] を選択します。
  256.  
  257.     c. [構成] をクリックします。
  258.  
  259.     d. [Available Ports] の一覧から [COM ports] を選択して、COM ポートの総数を構成してから、
  260.        [追加] をクリックします。
  261.  
  262.        通信ポートの数は、構成された仮想回線 (TVC+IVC) の数と等しくすることを推奨
  263.        します。
  264.  
  265.  3. コントロール パネルの [ネットワーク] を使用して、RAS の通信ポート (Eicon XPAD 
  266.     のポート) の数を構成します。
  267.  
  268.  
  269. X.25 バッファリング
  270. ------------------
  271. Eicon PAD の構成の各通信ポートでは、サポートするパケット長を既定の 128 のままにすることを推奨します。これによって、サーバーで最適なパフォーマンスが得られます。
  272.  
  273.  
  274. サーバーの帯域幅とクライアントの総数
  275. ----------------------------------
  276. RAS クライアントが最高のパフォーマンスを得ることができ、かつ信頼性のある接続を保証するには、すべてのクライアントの合計スループットが RAS サーバーの帯域幅を超えないようにしてください。
  277.  
  278. たとえば、9600bps の X.25 回線を持つサーバーには、2400bps で動作するクライアントを 4 台接続することができます。しかし 2400bps で動作する 5 台目のクライアントを接続すると、サーバーの帯域幅を超えてしまいます。その結果、すべてのクライアントが 2400bps 未満の速度で動作しなければならなくなります。5 つのポートに仮想回線、通信ポート、および RAS ポートが定義されていれば、 X.25 を使用して 5 つのクライアントを接続することができます。ただし、5 つのクライアントを一度に接続することは推奨できません。というのは、一度に接続すると各クライアントのスループットが大幅に低下し、RAS で動作するネットワーク プロトコルでタイムアウトが生じてしまうからです。
  279.  
  280.  
  281. リモート切断のトラブルシューティング
  282. ----------------------------------
  283. クライアント接続が消去された場合には、X.25 が動作する RAS サーバーのシステム イベント ログで、エラー メッセージを調べることができます。イベント ログには、リモート クライアントまたはリモート ネットワークが切断された理由が記録されます。
  284.  
  285. リモート クライアント (ダイヤルアップ PAD またはローカル PAD を介した) が切断した場合、次の警告メッセージがシステム イベント ログに記録されます。
  286.  
  287. "Remote DTE cleared the X.25 call on XPADxxx, X.25 Return Codes: Cause yy (hex) Diagnostic yy (hex)"
  288.  
  289. "XPADxxx" は XPAD 構成に定義されたポート名です。"yy" は 16 進文字列です。DTE 側からの消去の場合、Cause (原因) は常に 00 となります。Diagnostic (診断) コードは 00 (リモート クライアントが切断を要求) または 0 以外の値となります。診断コードが 0 以外の場合には、リモート クライアントのダイヤルアップ PAD サービスによって消去されたことを表しています。リモート クライアントの X.25 サービス プロバイダに問い合わせて、問題を特定してください。
  290.  
  291. X.25 ネットワークが切断した場合、次の警告メッセージがシステム イベント ログに記録されます。
  292.  
  293. "Network cleared the X.25 call on XPADxxx, X.25 Return Codes: Cause yy (hex) Diagnostic yy (hex)"
  294.  
  295. "XPADxxx" は、XPAD 構成に定義されたポート名です。"yy" は 16 進文字列です。ネットワーク側からの消去の場合、Cause (原因) 値は常に 0 以外の値となります。このような原因では、診断コードは任意の値をとり得ます。原因値と診断値についてはローカル X.25 サービス プロバイダに問い合わせて、ネットワークが切断した正確な理由を特定してください。
  296.  
  297.  
  298.  
  299.  
  300. =================================================
  301. Q & A
  302. =================================================
  303. ここでは、CompuServe などの電子掲示板から Q & A を転載しています。同じような疑問を持つユーザーの参考になるでしょう。
  304. 詳細については、RAS のオンライン ヘルプ、または ftp.microsoft.com や www.microsoft.com を参照してください。
  305.  
  306. 質問:
  307. あるアドレス プールで DHCP サーバーを構成しました。そして、サーバーのアドレス プールを別のプールに変更しました。このとき RAS クライアントは、依然として最初のプールからアドレスを入手しています。なぜですか?
  308.  
  309. 回答:
  310. このファイルの前半の「RAS サーバーの DHCP リース期間の再設定」を参照してください。
  311.  
  312. ---------------------------------------------------
  313. 質問:
  314. サイトに Shiva のネットワーク モデムがあり、これにダイヤルして Novell のネットワークとの接続を確立することができます。RAS クライアント ソフトウェアを使用して、ダイヤルインして Shiva との直接接続を確立することができますか? ただし、RAS サーバーとしての Windows NT Server コンピュータのセットアップはしません。できるとすれば、どのようにすればよいのでしょうか?
  315.  
  316. 回答:
  317. Windows NT RAS クライアントは、Shiva のネットワーク モデムにダイヤルインすることができます。Windows NT クライアントに RAS を組み込む必要があります。そして、有効なユーザー名とパスワードを使用してダイヤルインしてください。
  318.  
  319. 問題がある場合には、確認することが数多くあります。サーバーが IP アドレスを提供するように構成されていれば、クライアントが自分の IP アドレスを要求しているかどうか確認することができます。さらに、サーバーでサポートされている PPP プロトコルを選択しなければなりません。たとえば、IP や IPX です。
  320.  
  321. ---------------------------------------------------
  322. 質問:
  323. Intel SatisFAXtion/400 内蔵モデムを COM4 に組み込んでいます。このモデムに RAS をセットアップしようとすると、オプションとしてポート 2 とポート 3 しか一覧表示されません。ほかのポートにアクセスしたい場合にはメーカーからドライバを入手するということになっていますが、これは Intel から Windows NT 用の SatisFAXtion ドライバを必要とするという意味ですか?
  324.  
  325. 回答:
  326. これは、おそらく COM4 に対してモデムが正しく構成されていないことを意味しています。システムが COM4 のデバイスを認識していないので、RAS のセットアップで COM4 が提示されていません。[ターミナル] を使用して COM4 を介してダイヤルアウトしてみてください。COM4 に対してモデムが正しく構成されている場合には、IRQ の競合による問題の可能性があります。Windows NT のイベント ビューアで確認して、何か問題があるか調べてください。
  327.  
  328. ---------------------------------------------------
  329. 質問:
  330. SMC 16550 UART が安定動作することが確認されていますか。RAS を使用して 19200bps 以上でコンピュータに接続すると、エラー メッセージが表示されます。シリアル カードの交換や内蔵モデムにするほかに安定させる方法はありますか?
  331.  
  332. 回答: 
  333. ポートの通信速度を少し遅くして設定してみることができます。これは、モデムの速度というより、マシンとモデムがやりとりするときの通信速度です。デフォルトでは、38400bps になっています。これをモデムと同じ通信速度にしてみてください。これを設定するには、[リモート アクセス] ツールを起動し、電話帳を選択し、対象となるエントリを編集してダイアログ ボックスの下部の [モデム] ボタンをクリックします。[初期速度 (bps)] ボックスで速度を選択します。
  334.  
  335. ----------------------------------------------------
  336. 質問:
  337. Windows NT Server Version 3.5 のネットワークでは、どのようにしてプライマリ DNS サービスを提供するのですか? UNIX マシンをLAN 上に設置して、DNS を提供する必要がありますか? また、Windows NT サービス システム上で動作する DNS サーバーがあるのですか?
  338.  
  339. 回答:
  340. Windows NT Server Version 3.5 には、DNS サービスはありません。Windows NT 用の DNS サーバーは、『Windows NT 3.5 リソース キット』で入手できます。
  341.  
  342. ---------------------------------------------------
  343. 質問:
  344. Windows NT Workstation Version 3.5 の RAS を使用して、RAS を実行している Windows NT Server Version 3.1 に接続することはできますが、Windows NT Version 3.5 のクライアントの [接続情報] ダイアログ ボックスに "ダウンレベル RAS プロトコルを使用しています。" と表示されます。
  345.  
  346. 回答:
  347. Windows NT Version 3.1 の RAS は、PPP をサポートしていませんが、Windows NT Version 3.5 の RAS クライアントは、PPP を使用して接続しようとします。そのときに、Windows NT Version 3.5 の RAS は古いプロトコルで接続するので、このようなメッセージが表示されるのです。
  348.  
  349. ---------------------------------------------------
  350. 質問:
  351. RAS サーバーおよびクライアントの両方に TCP/IP を組み込んでいますが、ダイヤルインするときに、PPP が組み込まれていないというエラー メッセージが表示されます。
  352.  
  353. 回答:
  354. TCP/IP for RAS を有効にする必要があります。
  355. RAS のためのプロトコルを有効にするには、コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンを起動します。
  356. [ネットワークの設定] ダイアログ ボックスで、[リモート アクセス サービス] を選択し、[構成] ボタンをクリックします。[リモート アクセス セットアップ] ダイアログ ボックスの [ネットワーク] ボタンをクリックします。[ネットワークの構成] ダイアログ ボックスの [ダイヤルアウト プロトコル] ボックスの該当するプロトコルが選択されていることを確認してください。
  357.  
  358. ---------------------------------------------------
  359. 質問:
  360. RAS を使用して、リモートの Windows NT Server Version 3.5 のコンピュータをクライアントのサイトで管理したいのですが、どのようなソフトウェアが手元に必要ですか? 手元の Windows NT Server Version 3.5 のコンピュータからリモートのサーバーにダイヤルする必要がありますか? また、どれかほかのコンピュータからダイヤルインすることができますか?
  361.  
  362. 回答:
  363. これについては、Windows NT Server コンピュータからサーバーにダイヤルするのが最も簡単です。その方法として、Windows NT Server コンピュータにすでに組み込まれている管理ツールを実行して、リモート クライアントからそのツールを起動する必要があります。
  364.  
  365. Windows NT Workstation コンピュータに、Windows NT Server CD に含まれている Windows NT Server ツールを組み込むこともできます。そうすると、そのワークステーションを使用してダイヤルインし、リモート ネットワーク上の Windows NT Server コンピュータを管理することができます。
  366.  
  367. Windows NT Workstation を実行しているコンピュータに Windows NT Server ツールを組み込むには、Windows NT Server CD を入手して、\CLIENTS\SRVTOOLS\WINNT\SETUP.BAT バッチファイルを実行します。
  368.  
  369. ---------------------------------------------------
  370. 質問:
  371. 2 台の Windows NT コンピュータを Null モデムで接続した実績はありますか?
  372. Windows NT 3.5 を実行している 2 台のコンピュータを持っているのですが、ネットワーク ハードウェアを持たないので、RAS で Null モデムを使用して 2 台を接続しようとしています。しかし、ダイヤルしようとするたびにハードウェア障害のメッセージが表示されます。
  373. ケーブルが断線していないかは確認しています。また、ケーブルのピンは Windows NT のヘルプ ファイルの表と一致しています。モデムのあらゆるオプション ([ハードウェア フロー制御を行う] など) をオンまたはオフにして試してみましたが、何の効果もありません。
  374.  
  375. 回答:
  376. COM ポートのどちらかに 25 ピンから 9 ピンへの変換アダプタを使用していませんか?
  377. アダプタを使用している場合には、Microsoft マウスに付属の 25-9 アダプタは決して使用しないでください。つまり、そのアダプタは正当なものではないのでこのような問題が生じます。
  378.  
  379. アダプタの問題ではない場合には、クライアントとサーバーの両方の RAS の [ポートの構成] で同じ速度の Null モデムのエントリが選択されているかを確認してください。
  380. 標準の Null モデム ケーブルも決して使用しないでください。詳細については、リモート アクセスのオンライン ヘルプのケーブル仕様の説明を参照してください。
  381.  
  382. ---------------------------------------------------
  383. 質問:
  384. Windows NT Server Version 3.5 では、どのくらいの数の RAS 接続がサポートされていて、接続のためにどのようなハードウェア (すなわち Dialogic など) が推奨されるのでしょうか?
  385. また、X+ ユーザーのための最適なサーバー (ハードウェア/システム) の追加情報はありませんか?
  386.  
  387. 回答:
  388. Windows NT Version 3.5 以降の RAS サーバーでは、サーバーあたり最大 256 クライアントまでサポートします。そのためには、2 枚の Digiboard EPC コントローラおよび RAS サーバー用に 4 プロセッサの RISC コンピュータを推奨します。
  389.  
  390. サーバーに関する非常に一般的なガイドラインは、次のとおりです。
  391.     40 クライアントまでは、486/66 プロセッサに 48M の RAM を使用してください。
  392.     64 クライアントまでは、axp または MIPS プロセッサに 64M の RAM、または 
  393.     P5 の 2 プロセッサに 64M の RAM を使用してください。
  394.     100 クライアントまでは、MIPS または axp の 2 プロセッサに 64M の RAM を
  395.     使用してください (CPU 使用率が約 70%)。
  396.     150 以上では、4 プロセッサまたはより優れた RISC コンピュータを使用し
  397.     てください。
  398.  
  399. COM ハードウェアについては、Digiboard C/X コントローラが確実です。1 台のコンピュータに多数のクライアント (70 以上) の負荷がかかる場合、負荷を分散するには、1 枚または 2 枚の Digiboard EPC コントローラを推奨します。
  400.  
  401. ---------------------------------------------------
  402. 質問:
  403. RAS がダイヤルアウトしません。ダイヤル中の画面は表示されますが、モデムまたはシリアル カードが機能していないというエラーが返ってきます。
  404.  
  405. 回答:
  406. COM ソフトウェアおよび RAS では、ケーブルの必要条件が異なります。そのため、COM ソフトウェアでは動作しても、RAS で動作するとは限りません。25 ピンから 9 ピンへのマウス ケーブル アダプタを使用していますか? または、シリアル ケーブルがコンピュータの COM ポートとモデムに直接差し込まれていますか?
  407.  
  408. 詳細については、リモート アクセスのオンライン ヘルプのケーブル仕様の説明を参照してください。
  409.  
  410. ---------------------------------------------------
  411. 質問:
  412. デフォルトのタイムアウト値はどのようにして変更するのですか? レジストリやその他のファイルすべてを探しても何も見つかりませんでした。また、24 時間まったく何も処理せずに接続を確立させていたのですが、アイドル状態とはどのように定義しているのですか?
  413.  
  414. 回答:
  415. レジストリのアイドルのタイムアウト値は、ローカル マシン上の
  416. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
  417. \RemoteAccess\Parameters\Autodisconnect で変更することができます。
  418. デフォルトでは、この値は 0x14 (20 分) になっています。それを 0x5 などのように変更してください。
  419.  
  420. アイドル状態は、リンク上に重要なトラフィックがないものとして定義されています。特に実行するプロセスがなくてもコンピュータを接続することはできますが、ユーザーが介入せずにシステムで実行されるブラウザや複製などを忘れないようにしてください。これらのプロセスによって RAS のリンクが切れなくなります。
  421.  
  422. ---------------------------------------------------
  423. 質問:
  424. Windows NT Server コンピュータに RAS をロードしています。このコンピュータは、1 メンバーのサーバーで、ドメイン コントローラではありません。リモート アクセス管理を実行してダイヤルインの許可を与えるときに、ローカル ユーザーの Administrator および Guest だけしか表示されず、ドメイン ユーザーは表示されません。ドメイン ユーザー マネージャを実行してドメイン ユーザーを調べることができますが、リモート アクセス管理からは見えません。ドメイン コントローラに RAS をロードしてこちらのドメインに接続してくるユーザーをサポートしなければならないのでしょうか?
  425.  
  426. 回答:
  427. リモート アクセス管理が、ドメインではなくローカル コンピュータにフォーカスしているように思われます。
  428. リモート アクセス管理の [サーバー] メニューの [ドメインまたはサーバーの選択] をクリックして、ドメイン名を入力します。
  429. 画面が更新されると、ドメインの RAS アカウントを参照することができるはずです。
  430.  
  431. ---------------------------------------------------
  432. 質問:
  433. 少なくとも 2 回ベルを鳴らしてからでないと着信しない電話システムがあります。RAS サーバーがクライアントからの呼び出しを受け付ける前に、何回ベルを鳴らすかを制御する方法が何かありますか?
  434. 発着信の処理には、US Robotics Sportster 14400 モデムを使用しています。おそらく、ATS0=2 コマンドによって実現できるはずですが、このコマンドをどこに書けばよいのですか?
  435.  
  436. 回答:
  437. \systemroot\SYSTEM32\ras ディレクトリの MODEM.INF ファイルを編集します。[US Robotics Sportster 14400] のセクションを探して、ATS0= エントリを 2 または 3 に変更してください。
  438.  
  439. ---------------------------------------------------
  440. 質問:
  441. RAS を使用して自宅のコンピュータから接続するときに、ネットワークのユーザー認証で問題が起こっています。
  442. 自宅のコンピュータの名前は、\\HOME でユーザー名は greg です。
  443. 自宅から RAS を起動して会社に接続する場合、Administrator、Greg または Guest でログオンすることができますが、会社のコンピュータの共有のリソース (資源) にアクセスしようとすると、3 つのアカウントすべてに対して、アクセス拒否のメッセージが表示されます。会社のコンピュータの名前は、\\GREG です。上の 3 つのユーザー アカウントはすべて、\\GREG コンピュータに存在しています。\\GREG では リモート アクセス管理が実行されています。なぜこのメッセージが表示されるのですか?
  444.  
  445. 回答:
  446. 何が起こっているかというと、ローカル コンピュータにログインしたときに、ローカルのアカウント情報 (ユーザー名、パスワード、ドメイン名) がキャッシュされており、ネットワークにアクセスしようとするときにそれが使用されているのです。RAS 認証は、キャッシュされているアカウント情報を無効にしません。次に説明する手順に従ってください。
  447.  
  448. 何が起こっているのか
  449. 1.  自宅でコンピュータにローカルにログオンします。コンピュータ名は home、ユーザー名は greg、またパスワードは password です (例 \\HOME\greg password)。
  450. 2.  RAS を使用して、会社のネットワークにダイヤルします。[... への接続] ダイアログ ボックスが表示され、RAS のログオン アカウント情報を指定します。ドメイン名は corp、ドメイン上のユーザー名は greg、またパスワードは password です。(例 \\CORP\greg password)
  451. 3.  接続に成功してから、ドメインのコンピュータに接続してみます。たとえば、会社のコンピュータ \\GREG に接続します。このときアクセス拒否のメッセージが表示されます。
  452.  
  453. なぜか
  454. 上の手順 2 で、RAS のログオンによるネットワークへのログオンができていないというのがその理由です。RAS のログオンは、ネットワークに物理的にアクセスすることができることを確認するだけです。したがって、ここに状況を説明します。
  455. ローカルに \\HOME\greg password でログオンすると、このアカウント情報はキャッシュされ、ローカルおよびネットワーク上のすべてのリソースへのアクセスに使用されます。RAS を使用してネットワークにダイヤルしたときも、キャッシュされたアカウント情報は変わっていません。したがって、ネットワーク上のリソースに接続
  456. しようとしたとき、アカウント情報としては \\CORP\greg password が必要なのに、\\HOME\greg password が供給されているのです。
  457.  
  458. 2 種類の解決策
  459. 1.  上の手順 3 で、ネットワーク上のコンピュータに接続しようとするときには、ネットワークのアカウント情報をローカルのアカウント情報に優先させる必要があります。たとえば、コマンド プロンプトで、NET USE * \\GREG\PUBLIC /U:CORP\GREG と入力します。または、エクスプローラの [ネットワーク ドライブの割り当て] ダイアログ ボックスの [ユーザー名] ボックスに、CORP\GREG と入力します。
  460.  
  461. 2.  自宅からドメインに参加することができます。これによって、ドメインのアカウント情報が自宅のコンピュータにキャッシュされます。これを行うには、管理者に自宅のコンピュータの名前 \\HOME をドメインに追加してもらい、自分の所属するワークグループまたはドメインの名前を corp に変更します。次に、オンライン ヘルプの「ドメインに参加する」で説明されている手順に従ってください。
  462.  
  463. ---------------------------------------------------
  464. 質問:
  465. Windows NT Server Version 3.5 で NetDDE を実行すると、RAS 経由でこのサーバーにログインしている誰ともチャットすることができなくなります。または、このサーバーのドライブに接続しているにもかかわらず、それらのコンピュータが見えなくなります。
  466.  
  467. 回答:
  468. 話しかけようとする相手にコンピュータ上の CHAT を起動してもらい、そのコンピュータに接続するか、このファイルの「RAS でのチャットの使用」を参照してください。
  469.  
  470. ---------------------------------------------------
  471. 質問:
  472. ローカルのインターネット ホストに接続するときに、ログオンのスクリプト ファイルを使用しています。しかし、スクリプトが終了してもなお、ウィンドウの下部の [完了] ボタンを手動でクリックしなければなりません。
  473. どのようにすればこれを自動化することができますか? スクリプト ファイル内の何らかのコマンドによって [完了] の合図ができ、しかもその方法としては、RAS 接続を起動する AT サービスを介して簡単にバッチ ファイルを実行し深夜などにメールや News を読み取ることができればよいのですが。
  474.  
  475. 回答:
  476. ターミナルでこれを行う方法はありません。ただし、ターミナルをバイパスしてログオンを自動化するスクリプトを書くことができます。一度書いてしまえば、AT コマンドで RASDIAL.EXE を使用することができます。スクリプトの詳細については、オンライン ヘルプのスクリプトの作成に関する説明を参照してください。
  477.  
  478. ---------------------------------------------------
  479. 質問:
  480. RAS によって、モデム プール接続を管理することができるようになりますが、NetWare 接続のように Windows NT Server のためのダイヤルアウト サービスも必要です。何か提案できる方法がありますか?
  481.  
  482. 回答:
  483. サード パーティ製の Windows NT 対応のモデム プールによるソリューションが利用できます。このモデム プールは、Spartacom SAPS です。
  484.  
  485. ---------------------------------------------------
  486. 質問:
  487. 私の RAS サーバーは、現在 DHCP を使用してリモート クライアントに IP アドレスを与えています。私のプロトコルの理解が正しいとすれば、多数の RAS セッションによって DHCP のプール容量を消化しつくしてしまう可能性があるのではないかと思います。というのは、アドレスのリース期間が 3 日で、使用済みの IP アドレスは 3 日過ぎなければプールに戻らないからです。
  488. たとえば、RAS ポートが 2 つあり、8 つの DHCP アドレスがプールされており、1 日に 9 人の異なるユーザーが RAS 経由でサーバーに接続する場合、9 番目のユーザーには割り当てられるべき空き IP アドレスがなくなっているようなことにならないでしょうか?
  489. したがって、DHCP よりも静的な IP アドレス プールを使用する方が賢明なのではないですか? あるいは、何か間違っていますか?
  490.  
  491. 回答:
  492. 2 ポートのサーバーでは、3 つの IP アドレスを使用するだけです。つまり、RAS クライアント用に 2 つ、サーバー用に 1 つです。クライアントが呼び出すと、1 つの IP アドレスが与えられます。クライアントが切断すると、そのアドレスは RAS サーバーに戻され、次のクライアントに使用されます。そのため、どれほどの数のクライアントが呼び出しても、2 ポートのサーバーでは多くても 3 つのアドレスが必要に応じて使用されるだけです。
  493.  
  494. ---------------------------------------------------
  495. 質問:
  496. 1 台の Novell 3.12 サーバーおよび 1 台の Windows NT Server Version 3.5 で LAN を構成しています。Novell の Rconsole を使用して管理できるように、リモートで Windows NT Server を管理したいと思っています。
  497.  
  498. 年間を通して出かけていることが多く、外から自分の Windows NT Server コンピュータにダイヤルし、Novell でできているように自宅のノートブック コンピュータからリモートでトラブルシュートできるようにしたいのです。ローカルのベンダと話をしたところ、自宅のシステムに Windows NT Server Version 3.5 を組み込み RAS 経由で会社のサーバーにダイヤルするという提案を返してきました。これは可能ですか、またそうするための最善の方法ですか?
  499.  
  500. 回答:
  501. 自宅のコンピュータに Windows NT Server を組み込む必要はありません。Windows NT Workstation でリモートから管理することができます。会社のコンピュータに RAS を組み込む場合には、ラップトップから RAS を実行して会社のコンピュータに接続してリモートから管理することができます。
  502.  
  503. 詳細については、この質問に対する回答を説明している上の質問および回答の節を参照してください。
  504.  
  505. ---------------------------------------------------
  506. 質問:
  507. プライマリ ドメイン コントローラ (PDC) から次のような管理警告メッセージが表示されます。
  508. "ドメイン SITE2 の Windows NT ドメイン コントローラ <不明> で認証に失敗しました。"
  509.  
  510. \\NTPDC が職場のプライマリ ドメイン コントローラ、\\SITE2 は、ほかのサイトのドメイン コントローラで、
  511. 一方から他方にダイヤルイン アクセスできるように設定されています。両方とも Windows NT Server Version 3.5 を実行しています。このメッセージはどういう意味で、なぜたびたび表示されるのですか?
  512.  
  513. 回答:
  514. 警告は、一方のドメイン コントローラが他方のドメイン コントローラに接続してアカウントを同期させようとしたにもかかわらず、2 番目のドメイン コントローラに到達することができなかったことを表しています。
  515. 2 つの間に信頼関係があり、RAS 経由だけで接続している場合には、接続がアクティブでないときにこの警告メッセージが表示されます。
  516.  
  517. ---------------------------------------------------
  518. 質問:
  519. レジストリの「AutoDisconnect」のエントリを 5 分に変更した後、コンピュータを再起動し、インターネット サービス プロバイダに接続して待っていました。10 分経ってもまだ接続したままでした。多分 ISP が接続確認 (ping) しているか、RAS の自動切断機能が正しく動作していないのではないでしょうか?
  520.  
  521. 回答:
  522. RAS の自動切断機能は、正式にテストされており、動作しています。リモート アクセス モニタを監視して、何かパケットが送られていないかを調べてください。たかだか 1 パケットであっても、切断タイマは 0 にリセットされます。
  523. 自動切断は、Windows NT Server だけの機能です。RAS クライアントは、自動切断できません。
  524.  
  525. ---------------------------------------------------
  526. 質問:
  527. Novell のネットワークに接続された Windows NT Server コンピュータがあります。IPX (NWIPXSPX.DLL) 経由で通信するクライアント/サーバー パッケージとして Gupta SQLBase および SQLWindows クライアント アプリケーションを使用しています。RAS を使用して、クライアントが Windows NT Server コンピュータに接続することができるようにしたいのですが、IPX プロトコルでも SQLBase NLM を利用することができるようにしたいのです。これは可能ですか?
  528.  
  529. 回答:
  530. IPX を使用して RAS クライアントからダイヤルインしてください。すると、IPX アプリケーションにアクセスすることができるはずです。Windows NT Workstation および Windows 95 RAS クライアントは、IPX をサポートします。
  531.  
  532. ---------------------------------------------------
  533. 質問:
  534. RAS を実行している 2 台の Windows NT コンピュータがあります。一方は TCP/IP でインターネットに接続しています。もう一方の Windows NT コンピュータは、独立した LAN 上にあります。このコンピュータから最初のコンピュータに接続して、インターネットにアクセスしたいのです。
  535. 2 番目の Windows NT コンピュータにインターネットで認識される IP アドレスが必要ですか、それとも最初の Windows NT コンピュータがインターネットとの実際のやりとりを行うコンピュータになるのですか? 最初の Windows NT コンピュータに接続するときに、そのサブネットの一部になるのですか? または独自のサブネットを必要とするのですか?
  536.  
  537. 回答:
  538. これを行う方法については、『Windows NT 3.5 リソース キット』を参照してください。
  539.  
  540. 
  541.