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DOS/V Power Report 1999 April
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1995-05-08
|
8KB
|
234 lines
WinDviPRO Version 2.0/DEMO
WinDviPRO は、株式会社インプレスの発行の「TeX for Windows ―縦組み対応 日
本語 TeX 統合環境―」に付属の WinDviを機能拡張したものです。
Version 2.0/DEMO は、WinDviPRO を購入する前に体験していただくための評価バ
ージョンです。このバージョンは印刷することができません。それ以外の機能は、
製品版の WinDviPRO Version 2.0 と同等です。
パッケージに含まれている order.tex を TeX にかけて印刷すると(このデモ版
では印刷できないので注意してください)製品版の申込書になります。
【パッケージの内容】
このディレクトリには以下のファイルが収められています。
readme.txt このファイル
wdvipro.exe 実行モジュール
【インストールの方法】
ここの説明の「\wintex」は TeX for Windows をインストールしたディレクトリ
を表しています。ドライブ名を補うなど、実際のインストール状況に合わせて操
作を行ってください。
1.wdvipro.exe を wintex.exe と同じディレクトリ(\wintex\bin)にコピーして
ください。すでに製品版の WinDviPRO を持っている人は上書きすることになり
ます。デモ版の使用を止めて製品版に戻すときは、製品版の wdvipro.exe をコ
ピーしなおしてください。
2.プログラムマネージャに [アイコン]-[登録とグループの作成...] で登録して
ください。
3.PK フォントを使う場合は [ツール]-[フォント設定] を使って設定します。
このファイルの【PK フォントを使うには】を参照してください。
WinDviPRO を WinTeX から使用する場合には、WinTeX のバージョンが 1.0b 以降
でなければなりません。お使いの WinTeX のバージョンが 1.0 や 1.0a の方は、
インプレスの WWW サーバ(http://www.impress.co.jp/aftercare/)、ftp サー
バ(ftp.impress.co.jp)、NIFTY-Serve(FWINAP)、PC-VAN(WINPARK)、インプ
レス発行の INTERNET magazine や DOS/V POWER REPORT の付録 CD-ROM 、このパ
ッケージの order.tex で、最新版('95/4 現在1.0c)へ更新するパッチを入手で
きます。
【WinDvi との相違】
WinDviPRO では、TeX for Windows に付属している WinDvi の [マウス] メニュ
ーをなくして [ツール] メニューを追加し、ツールバーのボタンの配置も変更し
ました。
機能的には以下の点を強化しました。
・PK フォントを使用することができます
[ツール]-[フォント設定] でフォントの設定ができます。
WinDviPRO のフォント設定については、wdvipro.dvi の「PK フォントを
使うには」を参照してください。
・図形出力の方法が増えました。
WMF ファイルや PostScript ファイルのインクルードや tpic をサポー
トします。
詳しくは wdvipro.dvi の「スペシャル命令の仕様」を参照してください。
・拡大/縮小の中心位置をマウスで指定できるようにしました
[ツール] メニューでマウスのモードを [ズームイン]/[ズームアウト]
に切り替え、画面上でクリックします。
ツールバーの拡大/縮小ボタンの意味が、マウスのモード切り替えに変
わりました。
・拡大率を自動的に計算します
[表示]-[縮小/拡大] で、[ページ幅を基準]、[ページ高を基準]、[前ペ
ージを表示] を選ぶと、ページサイズとウィンドウの大きさから拡大率
を自動的に計算します。
【PK フォントを使うには】
PK フォントを使うためには、 [ツール]-[フォント設定] を使って、TFM ファイ
ルと PK ファイルの設定をします。
TFM ファイルは、[フォント設定] ダイアログの [TEXFONTS] に設定されているデ
ィレクトリのいずれかにインストールされていなければなりません。[TEXFONTS]
に含まれているディレクトリにコピーするか、[TEXFONTS] にディレクトリを追加
します。追加するときは「;」で区切ってください。
[フォント設定] ダイアログの [TEXGLYPH] テキストボックスに、以下のエスケー
プ文字を使用して PK フォントのファイル名(パス)を設定します。
%s フォント名
%d 解像度
「;」で区切って複数のファイル名を羅列することもできます。
<例>
c:\tex\fonts\%d\%s.pk;c:\tex\amsfonts\%d\%s.pk
WinDviPRO は TrueType などの Windows フォントが見つからない場合、TEXGLYPH
の設定にしたがって、必要な解像度に一番近い解像度の PK フォントを選びます。
必要な解像度とインストールされている PK フォントの解像度が異なる場合は、
拡大縮小を行って「紺色」で表示します。
【BMP スペシャル】
BMP(Bitmap)ファイルをインクルードするための方法を 2 種類用意しています。
・\special{Windows org}
・\special{Windows bmp <filename>}
※ 最初の命令でBMPを表示する位置の左上を、2番目の命令で右下を指定
します。
・\special{bmpfile=<filename>}
※ この命令の位置を左下として、BMP ファイル中に書かれた解像度で表
示/印刷します。
※ 以下のオプションを使うことができます
hsize=<size> vsize=<size>
hscale=<scale> vscale=<scale>
hoffset=<offset> voffset=<offset>
<filename> は、BMP ファイルの他に、DIB ビットマップ形式のデータを含む CLP
(クリップボード)ファイルも使えます。ファイルを読み込むとき、DVI ファイ
ルのあるディレクトリがカレントディレクトリになります。
【WMF スペシャル】
WMF(Windows MetaFile)ファイルをインクルードするための方法を 2 種類用意
しています。
・\special{Windows org}
・\special{Windows wmf <filename>}
※ 最初の命令で WMF を表示する位置の左上を、2 番目の命令で右下を
指定します
・\special{wmffile=<filename>}
※ この命令の位置を左下として、WMF ファイル中に書かれたデフォルト
の大きさで表示/印刷します
※ 以下のオプションを使うことができます
hsize=<size> vsize=<size>
hscale=<scale> vscale=<scale>
hoffset=<offset> voffset=<offset>
<filename> は、標準 WMF、再配置可能 WMF、ピクチャ形式のデータを含む CLP
ファイルに対応しています。Windows NT の拡張メタファイルには対応していませ
ん。ファイルを読み込むとき、DVI ファイルのあるディレクトリがカレントディ
レクトリになります。
【PostScript スペシャル】
PostScript を扱うため、以下の special コマンドをサポートしています。
これらのコマンドは、PostScript プリンタに出力するときのみ有効です。
・\special{postscriptbox{<width>pt}{<height>pt}{<epsf file name>}
※ jdvi2kps に付属の epsbox.sty に対応しています
・\special{epsfile=<epsf file name>}
※ dvi2ps j-version で使用する (ecl)epsf.sty に対応しています
※ 以下のオプションを使うことができます
hsize=<hsize> vsize=<vsize>
hscale=<hscale> vscale=<vscale>
hoffset=<hoffset> voffset=<voffset>
・\special{psfile=<ps file name>}
※ 以下のオプションを使うことができます
hsize=<hsize> vsize=<vsize>
hscale=<hscale> vscale=<vscale>
hoffset=<hoffset> voffset=<voffset>
・\special{ps:<ps code>}
\special{"<ps code>}
※ PostScript を直接記述します
※ 「ps:」の仕様が、jdvi2kps 等と違って「"」と同様になっています
PostScript ファイルを読み込むとき、DVI ファイルのあるディレクトリがカレン
トディレクトリになります。
【tpic スペシャル】
tpic スペシャルの仕様は、基本的には tpic 2.2 コマンドセットを参考にしてい
ます。しかし、tpic 2.2 コマンドセットの仕様では、灰色のシェーディングのと
き図形の下にあったものは消去されないことになっていますが、Windows の制限
により実現できませんでした。
また、DVIPRT/DVIOUT の独自な拡張には対応していません。
【wintex.ini について】
WinDviPRO は、Windows ディレクトリの wintex.ini の以下のエントリを参照し
ます。
[Environ]
TEXFONTS=<tfm path>
※ TFM ファイルがインストールされているディレクトリを、「;」で区
切って羅列します
TEXGLYPH=<pk path>
※ 「PK フォントを使うには」の項を参照してください
[Font]
min10=MS 明朝
<TeX font>=<Windows font>
※ DVI ファイル中のフォント名と、Windows のフォント名の対応を設定
します
[WinDvi]
※ WinDviPRO の終了時の状態を保存します
【サポート情報】
WinDviPRO は、「TeX for Windows」の各モジュールと同様に、今後もインプレス
の WWW サーバ(http://www.impress.co.jp/aftercare/)、NIFTY-Serve(FWINAP)、
PC-VAN(WINPARK)、インプレス発行の INTERNET magazine や DOS/V POWER REPORT
を通じてメンテナンスを続けていく予定です。もし、不具合がありましたら下記
の宛先にお知らせください。
郵便 〒102 東京都 千代田区 三番町 20
株式会社インプレス
インプレス・ラボ「WinDviPRO」係
インターネットメール
wintex-bugs@impress.co.jp
設定方法などの質問にはお答えできません。
あらかじめ、ご了承ください。
以上
1995 年 5 月 8 日
株式会社インプレス
インプレス・ラボ