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DOS/V Power Report 1999 February
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YAMAHA
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RTA50I
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rev-up-by-tftp.txt
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Text File
|
1998-11-24
|
8KB
|
207 lines
ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/rta50i/rev-up-by-tftp.txt
Revision : E3.3
Release : Oct 1998 - E3.3, ヤマハ株式会社
Note: This document is described with Shift-JIS code.
==========================================================================
○ tftp を使用した RTA50i のリビジョンアップの方法
==========================================================================
このファイルは、ヤマハリモートルータRTA50iのプログラムをtftpを使用して
リビジョンアップする方法について説明するものです。
Windows95/Windows98/WindowsNTまたはMac OSの搭載されたパーソナルコンピ
ュータでのリビジョンアップ方法についてはREADME.txtを御覧ください。
Anonymous FTPサーバ<ftp.rtpro.yamaha.co.jp>から入手したrta50i.binファ
イルを、あなたのワークステーションやパーソナルコンピュータからRTA50iへ
転送する時は、この方法に従ってください。また、間違いを未然に防ぐために
もまず手順の概要を掴んで頂いてから、具体的な作業を行なうようにしてくだ
さい。
- 手順の概要
- 手順の説明
==========================================================================
1.手順の概要
==========================================================================
RTA50iのリビジョンアップはTFTPプロトコルを用いて行ないます。RTA50iのリ
ビジョンアップファイルは、ワークステーションやパーソナルコンピュータ上
のTFTPクライアントソフトを用いてRTA50iに転送します。この時、RTA50iはTFTP
サーバとして動作し、ワークステーションやパーソナルコンピュータはTFTPク
ライアントとして動作します。
TFTPクライアントソフトとしては、UNIXワークステーションやWindows NTマ
シンでは付属のtftpコマンドが使用できます。Windows 95/Windows 98 や、
Macintoshの場合には以下に示すフリーソフトを使うことができます。
Windows 95/Windows98: RT-Tftp
URL = <ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/util/RTU/Win95/>
Macintosh: RT-Tftp
URL = <ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/util/RTU/Mac/>
TFTPの実行形式はそれぞれのOSに依存します。次のポイントに注意して実行
してください。
・転送モードはバイナリにします。("binary"や"bin"と表現される)
・送信元のファイル名は"rta50i.bin"、RTA50i側のファイル名は"exec"です。特
に後者は固定されています。
+----------+ binary +----------+
| WS or PC | rta50i.bin --------> exec | RTA50i |
+----------+ +----------+
TFTP クライアント TFTP サーバ
+-[[ 注意 ]]-----------------------------------------------------+
| リビジョンアップが終了して、RTA50iが再起動するまでの間は、 |
| 絶対にRTA50iの電源を切らないでください。 |
| 不揮発性メモリへの書き込み中に電源を切ると、RTA50iを再度起 |
| 動することができない状態になります。 |
+----------------------------------------------------------------+
参考 : プログラムをリビジョンアップしてもユーザの設定内容は保存されます。
==========================================================================
2.手順の説明
==========================================================================
[1] RTA50i側の設定
実際にプログラムを転送する前に、予めRTA50i側でTFTPによりプログラム
をputすることのできるホストのIPアドレスを設定します。また、プログラム
の変更中の不安定な状態を避けるために、PP側の通信を中止します。次の例では
ホストのIPアドレスを xxx.xxx.xxx.xxx としています。
-------------------------( RTA50i画面 )-------------------------
> administrator
Password:
# save
セーブ中. . .
セーブ終了
# tftp host xxx.xxx.xxx.xxx
# pp disable all
#
-------------------------( RTA50i画面 )-------------------------
注意 : この手順では最後にsaveしていないので、リスタート後は必ずしも
pp disable allの状態でないことに注意してください。
[2] リビジョンアップするバイナリファイルをFTPで入手する
1. 以下のURLから、リビジョンアップするバイナリファイルをFTPで入手し
ます。バイナリ/テキストモードが指定できるFTPツールを使っている場
合は、必ずバイナリモードとします。
<ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/rta50i/Rev.N/rta50i.bin>
2. md5sumユーティリティ(*1)によりファイルが正しいかどうか確認します。
md5sumユーティリティを使用するためには、rta50i.binと同じディレクト
リにあるrta50i.md5をftpで取り寄せておいて、それをmd5sumの-cオプショ
ンとして与えます。
-------------------( コンピュータ画面 )-------------------
% md5sum -v -c rta50i.md5
rta50i.bin OK
%
-------------------( コンピュータ画面 )-------------------
(*1) md5sum ユーティリティは以下のURLにあります。
<ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/util/md5sum/>
[3] リビジョンアップを行う
[3-1] Windows 95/Windows 98 マシンから"RT-Tftp"を使って転送する
Windwos 95マシンからRT-Utilityに含まれるRT-Tftpを使ってプログラムを
転送する場合の例を示します。
1. RT-Tftpを、アイコンをダブルクリックするなどして起動します。
2. 転送形態は「リビジョンアップ」を選択します。
3. 転送ファイル名では、「参照」ボタンを押してファイルを選択します。
4. 転送先アドレスに、RTA50iのIPアドレスを入力します。
5. 下の欄の真中の「実行」ボタンを押すことで、ファイルの転送が始まります。
6. RTA50iが不揮発性メモリに書き込むのに時間がかかるため、タイムアウト
が発生することがありますが、リビジョンアップは正常に行われていま
す。リビジョンアップが完了すると、RTA50iは自動的に再起動します。
[3-2] Macintoshから、RT-Tftpを使って転送する
MacintoshからRT-Utilityに含まれるRT-Tftpを使ってプログラムを転送する
場合の例を示します。
1. RT-Tftpを、アイコンをダブルクリックするなどして起動します。
2. 転送形態は「リビジョンアップ」を選択します。
3. 転送ファイル名では、「参照」ボタンを押してファイルを選択します。
4. 転送先アドレスに、RTA50iのIPアドレスを入力します。
5. 下の欄の真中の「実行」ボタンを押すことで、ファイルの転送が始まります。
6. RTA50iが不揮発性メモリに書き込むのに時間がかかるため、タイムアウト
が発生することがありますが、リビジョンアップは正常に行われていま
す。リビジョンアップが完了すると、RTA50iは自動的に再起動します。
[3-3] UNIXワークステーションまたはWindows NTマシンからtftpコマンドを使っ
て転送する
UNIXワークステーションまたはWindwos NTマシンからtftpコマンドを使っ
てプログラムを転送する場合の例を示します。yyy.yyy.yyy.yyyはRTA50iのIP
アドレスです。プログラムの転送には60秒程かかります。
1. まず、取り寄せたプログラムのあるディレクトリに移動します。
2. tftpコマンドによりプログラムをRTA50iへ転送します。
-------------------( コンピュータ画面 )-------------------
% tftp
tftp> connect yyy.yyy.yyy.yyy
tftp> mode binary
tftp> timeout 100
tftp> put rta50i.bin exec
( OSのメッセージ表示 )
( 60秒程経過 )
tftp> quit
%
-------------------( コンピュータ画面 )-------------------
3. RTA50iが不揮発性メモリに書き込むのに時間がかかるため、タイムアウト
が発生することがありますが、リビジョンアップは正常に行われていま
す。リビジョンアップが完了すると、RTA50iは自動的に再起動します。
[4] リビジョンアップを確認します。
約10秒から20秒後に通信可能な状態になります。その後、show environment
コマンドでリビジョンを確認してください。
-------------------------( RTA50i画面 )-------------------------
> show environment
RTA50i Rev.3.02. ...(略)
...(略)
>
-------------------------( RTA50i画面 )-------------------------
参考 : 通信中でもリビジョンアップをすることができますが、タイミングによ
っては、その直後動作が不安定になることがあります。そのような場合
は電源を入れ直すことで正常に復帰します。