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DOS/V Power Report 1999 January
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YAMAHA
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RT102I
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rev-up.txt
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Text File
|
1998-11-03
|
6KB
|
148 lines
ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/rev-up.txt
Revision : E1.4
Release : Jul 1997 - E1.4, ヤマハ株式会社
==========================================================================
○ RT100i/RT102iのリビジョンアップの方法
==========================================================================
このファイルは、ヤマハリモートルータRT100i/RT102iのプログラムをリビジョ
ンアップする方法について説明するものです。
Anonymous FTPサーバftp.rtpro.yamaha.co.jpから入手したrt102i.binファイル
を、あなたのワークステーションやパーソナルコンピュータからRT100i/RT102iへ
転送する時は、この方法に従ってください。また、間違いを未然に防ぐためにもま
ず手順の概要を掴んで頂いてから、具体的な作業を行なうようにしてください。
- 手順の概要
- 手順の説明
==========================================================================
1.手順の概要
==========================================================================
RT100i/RT102iのリビジョンアップはTFTPを用いて行ないます。RT100i/RT102iの
リビジョンアップファイルは、ワークステーションやパーソナルコンピュータ上の
TFTPコマンドを用いてRT100i/RT102iに転送します。 この時、RT100i/RT102iは
TFTPサーバとして動作し、ワークステーションやパーソナルコンピュータはTFTPク
ライアントとして動作します。
TFTPの実行形式はそれぞれのOSに依存します。 次のポイントに注意して実行し
てください。
・転送モードはバイナリにします。(binaryやbinと表現される)
・送信元のファイル名は rt102i.bin、RT100i/RT102i側のファイル名はexecです。
特に後者は固定されています。
+----------+ binary +---------------+
| WS or PC | rt102i.bin --------> exec | RT100i/RT102i |
+----------+ +---------------+
TFTPクライアント TFTPサーバ
+-[[ 注意 ]]-----------------------------------------------------------+
| リビジョンアップが終了して、RT100i/RT102iが再起動するまでの間は、 |
| 絶対にRT100i/RT102iの電源を切らないでください。 |
| 不揮発性メモリへの書き込み中に電源を切ると、RT100i/RT102iを再度起 |
| 動することができない状態になります。 |
+----------------------------------------------------------------------+
参考 : プログラムをリビジョンアップしてもユーザの設定内容は保存されます。
==========================================================================
2.手順の説明
==========================================================================
[1] RT100i/RT102i側の設定
実際にプログラムを転送する前に、予めRT100i/RT102i側でTFTPによりプログ
ラムをputすることのできるホストのIPアドレスを設定します。また、プログラ
ムの変更中の不安定な状態を避けるために、PP側の通信を中止します。次の例で
はホストのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxとしています。
-------------------------( RT100i/RT102i画面 )-------------------------
> administrator
Password:
# save
セーブ中. . .
セーブ終了
# tftp host xxx.xxx.xxx.xxx
# pp disable all
#
-------------------------( RT100i/RT102i画面 )-------------------------
注意 : この手順では最後にsaveしていないので、リスタート後は必ずしも
pp disable allの状態でないことに注意してください。
[2] LAN上のUNIXワークステーションから転送する場合
LAN上のUNIXワークステーションからTFTPによりプログラムを転送する場
合の例を示します。それ以外の場合はこの手順を参考に行なってください。
yyy.yyy.yyy.yyyはRT100i/RT102iのIPアドレスです。プログラムの転送には30秒
程かかります。
1. まず、取り寄せたプログラムのあるディレクトリに移動します。
2. プログラムのファイルサイズが458752バイトであることを確認します。
また、ckrt100i ユーティリティ(*1)でファイルが正しく取得できたことを
確認します。
ファイルの大きさが458752バイトでない場合や、ckrt100iユーティリティ
で"good"が表示されない場合はファイルが壊れている可能性がありますか
ら、もう一度転送モードに注意してrt102i.binファイルを取り寄せなおし
てください。
3. md5sumユーティリティ(*2)が使用可能である場合は、md5sumユーティリティ
によりファイルが正しいかどうか確認します。md5sumユーティリティを使
用するためには、rt102i.binと同じディレクトリにあるrt102i.md5を
ftpで取り寄せておいて、それをmd5sumの-cオプションとして与えます。
-------------------( ワークステーション画面 )-------------------
% md5sum -v -c rt102i.md5
rt102i.bin OK
%
-------------------( ワークステーション画面 )-------------------
(*1) ckrt100iユーティリティは/pub/util/ckrt100i/ディレクトリの下にあり
ます。
(*2) md5sumユーティリティは/pub/util/md5sum/ディレクトリの下にあります。
4. UNIXワークステーション上のTFTPコマンドによりプログラムをRT100i/RT102i
へ転送します。
-------------------( ワークステーション画面 )-------------------
% tftp
tftp> connect yyy.yyy.yyy.yyy
tftp> mode binary
tftp> timeout 100
tftp> put rt102i.bin exec
( OSのメッセージ表示 )
( 30秒程経過 )
tftp> quit
%
-------------------( ワークステーション画面 )-------------------
5. この後、RT100i/RT102iは自動的に再起動します。
[3] リビジョンアップを確認します。
約10秒から20秒後に通信可能な状態になります。その後、show environment
コマンドでリビジョンを確認してください。
-------------------------( RT100i/RT102i画面 )-------------------------
> show environment
RT100i Rev.1.03 ...(略)
...(略)
>
-------------------------( RT100i/RT102i画面 )-------------------------
参考 : 通信中でもリビジョンアップをすることができますが、タイミングによ
っては、その直後動作が不安定になることがあります。そのような場合
は電源を入れ直すことで正常に復帰します。