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DOS/V Power Report 1998 November
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Readme.txt
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Text File
|
1998-06-07
|
13KB
|
309 lines
Readme.txt
ウイルスバスター98
1998年06月09日
============================================================================
このドキュメントにはマニュアルで記述できなかった事や、新たに追加された機能、
使用上の注意点などについて説明されています。使用前に必ず目を通しておいてく
ださい。
============================================================================
============================================================================
トレンドマイクロ株式会社ウイルス対策製品についての最新情報は
「トレンドマイクロ ホームページ」をご覧ください。
URL : http://www.trendmicro.co.jp/
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目次
=====
============================================================================
1. このバージョンについて
==========================
1.1. モジュール構成について
---------------------------
このプログラムの構成は以下のようになっています。
プログラム名 バージョン
ウイルスバスター98 1.00 Build 1485
リアルタイムモニタ 1.00 Build 1260
検索エンジン 1.00 Build 126
リアルタイムエンジン 2.10 Build 140
パターン番号 374
* ここに記されているバージョンは、出荷時のものです。
* 使用中のそれぞれのバージョンについては、ヘルプメニュー->バージョン情報で確認
することができます。
1.2. MS-DOS用ウイルス検索プログラム
-----------------------------------
システム起動時の検索、救済ディスクで使用する検索プログラムとして、
[VBSCAN Ver.7.00]を使用しています。
* ここに記されているバージョンは、出荷時のものです。
2. 使用上の注意点について
==========================
2.1. インストール前のウイルス検索について
-----------------------------------------
ウイルスバスター98のインストールプログラムを実行すると、実際にインストールを行う
前にウイルスに感染しいてる可能性の高いいくつかの場所のウイルス検索を行います。
このとき、メモリ中、システム領域にウイルスを発見した場合には、インストールを中止
します。ウイルスに対する処理を行ってから、改めてウイルスバスター98のインストール
を行ってください。
インストール前に感染したウイルスの駆除の方法については、マニュアルを参照する
か、弊社テクニカルサポートセンターまでご相談下さい。
* インストール前のウイルス検索で検索を行うのは、ウイルスに感染している可能性の
高いいくつかの場所だけです。インストール後に改めて、ウイルス検索を行うことを
お勧めします。
2.2.ウイルスバスター98β版ご使用の方へ
---------------------------------------
製品版をインストールする前に、β版のアンインストールを必ず行ってください。
2.3. 救済ディスクの作成について
--------------------------------
救済ディスクを作成するには、検索用ディスク、及び起動用ディスクとして、フロッピー
ディスクが2枚必要です。
救済ディスクの作成画面の表示に従い、ディスクの差し替えを行って作成して下さい。
救済ディスク(起動用ディスクおよび検索用ディスク)は、ウイルス感染を防ぐ
ため必ず書き込み禁止処理を施し、大切に保管してください。
救済ディスクの検索用ディスクには、MS-DOS用ウイルス検索プログラム
[VBSCAN]が収められています。
2.4. クイック起動アイコンからの起動
----------------------------------------------
Microsoft インターネット エクスプローラ Version 4.xのクイック起動アイコンからのウイルスバ
スター98の起動時、ダブルクリックで起動すると、ウイルスバスター98が一般保護
エラーを起こすことがあります。クイック起動アイコンから起動する場合には、シン
グルクリックで起動して下さい。
2.5. アクティブデスクトップアイテムについて
----------------------------------------
ウイルスバスター98終了時およびアンインストール時に、まれにアクティブデスクトップ
アイテムが「ナビゲーション取り消し」となって、サーバーにアクセスできなくなることが
あります。
[アクティブデスクトップ]の更新を行うか、システムを再起動して下さい。
2.6. WebTrapについて
--------------------
WebTrapはデフォルトブラウザに対して機能します。
WebTrapが使用されている間、デフォルトブラウザのプロキシ設定が次のように書き換えられ
ます。
[インターネット エクスプローラ Version 3.x、4.x]
プロキシアドレス:localhost
プロキシポート:8431
[Netscape Navigator 3.x, Netscape Communicator 4.0x]
プロキシアドレス:127.0.0.1
プロキシポート:8431
* WebTrap機能が有効になっていても、ウイルスバスター98リアルタイムモニタが
動作していていないときには、WebTrapも動作していません。ご注意ください。
2.7. WebTrapによるプロキシ設定の変更について
---------------------------------------------
WebTrapには、WebからダウンロードされるJavaクラスファイル、ActiveXコントロールの監視
を行うために、プロキシの設定を変更します。
この変更は自動的に行われますが、WebTrap使用中にプロキシの設定を変更したり、デフォル
トブラウザを変更したり、ブラウザ使用中にWebTrapを終了したりした場合に、インターネット
への接続ができなくなくことがあります。
このような場合には、ブラウザのプロキシの設定を確認してください。
設定が正しいにも関わらず、問題が発生している場合には、システムの再起動を行ってください。
3. MS-DOS用ウイルス検索プログラム VBSCAN について
==================================================
この説明は、VBSCAN Ver.7.00に基づいています。
3.1. 必要メモリサイズについて
------------------------------
VBSCANは、コンベンショナルメモリ 340KB以上を必要とします。
また、DPMI、VCPIメモリ規格によって管理されている拡張メモリが1MB必要です。
3.2. VBSCANによるメモリの使用について
--------------------------------------
NEC社製 PC-9801、PC-9821シリーズ(PC-98NXシリーズを除く)をご使用の場合、
ウイルスバスター98のインストールプログラムは、VBSCANを正しく動作させるために、
CONFIG.SYS内のEMM386.EXEのパラメータに'/DPMI'を追加します。
* '/DPMI'は、ほかのオプションと併用した場合、エラーが発生する可能性があります。
VBSCANが正常に動作できない場合には、このオプションをご確認ください。
3.3. VBSCANが動作するのに必要なファイル
----------------------------------------
VBSCANが動作するには、VBSCAN.EXE、VBSCAN.DAT、DOS4GW.EXEおよびウイルスパターンファイル
が同じディレクトリにある必要があります。
また、拡張メモリを使用して動作するため、CONFIG.SYS内でEMM386.EXEなどにより拡張メモリが
使用できるようになっている必要があります。フロッピーディスクからシステムを起動して使用
する時など、この点にご注意下さい。
3.4. 圧縮ファイルの検索について
--------------------------------
VBSCANは、圧縮ファイルの検索を行うときに、自動的に解凍して内部のファイルを検索すること
ができます。このとき、一時的に解凍したファイルを格納するための書き込み可能なディレクト
リを必要とします。使用するディレクトリは、MS-DOSの環境変数TMPまたはTEMPに設定されたディ
レクトリまたはVBSCANの格納されているディレクトリを使用します。
これらの一時的に圧縮ファイルの解凍に使用するディレクトリが指定されていない場合、圧縮
ファイル内のファイルを検索することはできません。また、指定されたディレクトリに対して、
書き込みを行うことができない場合も、圧縮ファイル内のファイルを検索することができません。
DOSの環境変数で、TEMP=ドライブ名:\ディレクトリ名のように、設定されていることを確認して
下さい。環境変数の設定方法については、DOSのマニュアル等を参照して下さい。
3.5. ロングファイルネームへの対応について
------------------------------------------
VBSCANはロングファイルネームに対応していません。そのためロングファイルネームを使用して
いるファイルに対して駆除、リネームの処理を行った場合、ファイル名は旧形式(8.3形式)に変
更されます。ご注意下さい。
3.6. オプションの指定に誤りがある場合について
-----------------------------------------------
オプションの指定に誤りがある場合、VBSCAN /?で表示するヘルプと同じ内容を画面上に表示し
ます。
3.7. システム領域感染型ウイルス[Form]の駆除に関する注意
-------------------------------------------------------
VBSCANでシステム領域感染型ウイルス[Form]を駆除する際には、バックアップを作成しません。
4. ウイルス検索エンジンについて
===============================
この説明は、検索エンジン Version 1.00 Build 126に基づいています。
4.1. マクロウイルス駆除時の注意点
------------------------------------
【Word 97/Word 98】
Word 97/Word 98形式のドキュメントファイルに感染しているマクロウイルスを駆除した場合、
そのドキュメントファイルに含まれる全てのマクロが削除されます。ご注意下さい。
* パスワードにより制限されているドキュメントについては、次項を参照して下さい。
【Excel 97】
Excel 97形式のドキュメントファイルに感染しているマクロウイルスを駆除した場合、そのド
キュメントファイルに含まれる全てのマクロが削除されます。ご注意下さい。
Excelドキュメントに感染したマクロウイルスを駆除した後のドキュメントを開くと、その
Excelドキュメントに含まれる一番最後のシートが選択された状態になります。
* パスワードにより制限されているドキュメントについては、次項を参照して下さい。
【PowerPoint】
PowerPoint 97により作成されたファイルには、対応していません。
4.2. パスワードにより制限されたドキュメントについて
---------------------------------------------------------
【Word】
Word 95/Word 6.0形式のドキュメントファイルで「読み取りパスワード」が設定されている場合、
検索できない場合があります。
Word 97形式のドキュメントファイルで「読み取りパスワード」が設定されている場合、検索はで
きますが、マクロウイルスを駆除することはできません。
その他のバージョンで、パスワード設定されているドキュメントファイルについては、対応して
いません。
【Excel】
Excel 95/Excel 5.0形式のドキュメントファイルで「読み取りパスワード」が設定されている場合、
検索はできますが、ウイルスを駆除することはできません。
Excel 97形式のドキュメントファイルについては、パスワードが設定されている場合でも検索、
駆除は可能です。
その他のバージョンで、パスワード設定されているドキュメントファイルについては、対応してい
ません。
4.3. ウイルス処理時に注意すること
----------------------------------
アプリケーションによっては、ウイルス感染ファイルをリネームした場合でも、リネームする以前
と同じように使用できるものがあります。このようなファイルが、システム、アプリケーション起
動時に、そのフォルダ内のファイルを自動的に実行するように指定した特別なフォルダにある場合
には、非常に危険です。ご注意下さい。
このような特別なフォルダは、そのシステムやアプリケーション毎に設定されます。
- 例 -
Microsoft Excelの使用するXLStartフォルダ
Windowsのスタートアップ
5. ウイルスについて
===================
必ず最新のウイルスパターンファイルを使用してご確認下さい。
5.1. ウイルスが発見された場合の注意点について
----------------------------------------------
ウイルスが発見された場合には、弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡ください。
特に、「Word.Generic」という名称でWordドキュメントファイルにウイルスが発見された場合には、
未知マクロウイルス発見機能(Macro Trap)により、誤ってウイルスと警告(これを誤警告と呼ん
でいます)されている可能性があります。
未知マクロウイルス発見/駆除機能(Macro Trap)は、従来のパターンマッチング方式ではなく、
マクロウイルスの特徴的な活動を行うウイルスコードを検査することで未知のマクロウイルスを
発見します。そのために、ウイルスの活動と類似した処理を行うマクロ処理を持つファイルに対
して、誤ってウイルス発見の報告をしてしまうことがあります。
* 未知マクロウイルス発見/駆除機能は、Word 95形式のドキュメントファイルのみに対応してい
ます。他のドキュメントファイルに感染するマクロウイルスを発見/駆除することはできません。
* 未知マクロウイルスが発見された場合には、ウイルス名は「Word.Generic」と表示されます。
* 未知マクロウイルスの駆除を行うと、そのドキュメントファイルに含まれる全てのマクロが削除
されます。
「 Word.Generic 」ウイルスの発見が報告された場合には、実際にウイルスに感染しているか、誤警
告かを確認する必要があります。
弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さいますようお願いいたします。
* ご連絡をいただいた際には、状況により、ウイルスが発見されたファイルを弊社までご送付いただ
くようお願いする事があります。今後のウイルス対策のため、ご協力をお願いいたします。
5.2. 製品によるウイルス発見の違いについて
-----------------------------------------
ある製品でウイルス感染ファイルと報告されるにも関わらず、他のウイルス対策製品では、ウイルスが
発見されないファイルなどがありましたら、弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さい。
5.3. 新種マクロウイルスについて
--------------------------------
マクロウイルスは、従来のプログラムなどに感染するウイルスに比べ作成、改変が容易のため、絶え間
なく新しいウイルスや、従来のウイルスから改変されたウイルス(亜種)が作られています。
万一、発見できないマクロウイルス感染ファイルや、駆除できないウイルスがありましたら弊社テクニ
カルサポートセンターまでご連絡下さい。
* ご連絡をいただいた際には、状況により、ウイルスが発見されたファイルを弊社までご送付いただく
ようお願いする事があります。今後のウイルス対策のため、ご協力をお願いいたします。
* マクロウイルスに限らず、常に新しいウイルス、亜種ウイルスの可能性があります。そのようなウイ
ルスが発見されましたら弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さいますようお願いいたします。
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