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DOS/V Power Report 1998 November
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VPR9811A.BIN
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QUICKPAS
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QUICKPAS.lzh
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Readme.txt
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Text File
|
1998-08-30
|
15KB
|
306 lines
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////
// Password Inputter "QuickPass" Version 2.02 //
// Copyright(C) 1998 Umechan-do //
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【はじめに】
インターネット、パソコン通信、シェアソフト等々、パソコンが提供するサービス
の拡がりに伴い、そのサービスに入るためのパスワードを使用する機会が非常に多
くなってきました。
QuickPass はパスワードの入力を自動化することにより、パスワード入力の厄介さ
を解消し、パスワード誤入力によるトラブルを防ぎ、ユーザーのパソコン環境を快
適にすることを目的としたフリーソフトです。
また、パスワードの変更を容易かつ確実にすることにより、セキュリティ対策にも
なります。
Version 2.0 で新たにパスワード自動作成機能・バックアップファイル作成機能・
データ更新時表示機能などが加わり、 Version 2.02 ではウィンドウをコンパクト
表示できるようになりました。
・ダイアルアップネットワークによるインターネット接続はもとより、インターネ
ット上の会員制サイトでのID・パスワード入力、プロバイダーやパソコン通信
へのパスワード変更通知、アプリケーション起動時でのパスワード入力など、ダ
イアログ・ボックス形式であれば、多目的な利用ができます。
※ ダイアログ・ボックスとは、ユーザーが文字・数値を入力するために、メイ
ン・ウィンドウの前面に立ち上がるウィンドウのことです。
・使い方は、入力したいID・パスワードを選択して[実行]ボタンを押し、入力
先のダイアログ・ボックスをクリックするだけ。複雑な設定や面倒な操作は一切
不要です。初心者でも簡単に使えます。
・一度に3項目までの入力が可能です。(例えばIDとパスワードなら2項目、旧
パスワード・新パスワード・再入力なら3項目。)何度も使うID・パスワード
はリストに登録できます。登録数に特に制限はありません。
・セキュリティのため、入力項目にマスクをかける(**** のようにアスタリスクで
表示する)ことも可能です。ご使用環境に応じて選択して下さい。
・1台のパソコンを複数の人が使う共有パソコンに対応し、QuickPass の起動、及び
[登録][削除][変更][設定]の各ボタン使用時にパスワードをかけることが出来ます。
【目次】
一、Version 2.02 に至る追加・改善点
二、動作環境
三、インストール
四、QuickPass の構成と各機能
五、使い方
六、キーボード関連
七、アンインストール
八、パスワードについて
九、その他
十、免責及びサポート
【一、Version 2.02 に至る追加・改善点】
・パスワード自動作成機能を追加。パスワードを作成したい項目上をクリック、F3
キーを押して表示されるダイアログで文字数・使用可能文字を指定して[作成]ボタ
ンをクリックすると新しいパスワードが作成されます。(四の1のc)
・バックアップファイルの作成・読込機能を追加。パスワードの登録・変更・削除が
行われた場合、終了時に入力データのバックアップファイルを作成できます。
フロッピーなどに保存すれば、システムの上書きその他により万一データが失われ
た場合に対処できます。(四の3の[バックアップ])
・データの登録・更新日時を保存・表示できます。リストを選択してF2キーを押す
だけで、以前いつ登録・変更したかが表示されますのでパスワードをこまめに変更
したい方に便利です。(四の2、六)
・起動するとすぐに頭のデータが表示されるようになりました。登録リストが複数あ
る場合、改行キーを押すことにより、よく使うデータをリストの頭に移動させるこ
とが出来ます。(四の2、六)
・マスク表示への切り替えや、各ボタン使用時のパスワード・ロックが、再起動しな
くても即座に使用できるようになりました。(四の3の[セキュリティ])
・[設定]ボタンにパスワードをかけても再起動するとパスワード・ロックされない
バグを修正(バージョン 2.0 → 2.01)。
・F5キーを押すだけで、詳細ウィンドウとコンパクトウィンドウの切り替えを出来
るようにしました(バージョン 2.02)。(五の5)
【二、動作環境】
QuickPass は Win32API を使用しています。Windows95 環境(DOS/V 及び PC 98)に
於て動作確認しています。Windows3.1 では動作しません。
【三、インストール】
ダウンロードした QUICKPAS.LZH を解凍して作成された QuickPass.exe と Readme.txt
を適当なフォルダー内に保存して下さい。QuickPass.exe のショートカットを作り、
スタートボタン上にドロップするとスタートメニューに登録されますので QuickPass
をいつでも起動できます。
以前のバージョンの QuickPass をお使いの方は古いバージョンの QuickPass.exe を
削除するか、新しい QuickPass.exe で上書きして下さい。異なるバージョンの共用は
出来ません。前バージョンに登録したデータは新しい QuickPass にも自動的に読み込
まれます(同一マシンの場合)。
【四、QuickPass の構成と各機能】
※{ }内はキーボードで操作する場合の説明です。
1.データ{アクセスキー:Alt+F 各項目へは Tab キーで移動}
[データ]欄は、ユーザーが直接入力・編集したり、選択リストから選択したリスト
項目を表示するための場所です。
a.[題名]は、リスト内のデータを区別するための便宜的なものです。入力先に影響
を与えることはありません。ユーザーがデータを識別できるものであれば、どんな
語でもかまいません。(例:「プロバイダーA」「○×のホームページ」など。)
但し設定した内容を[登録]する場合には必ず[題名]が必要です。
b.[項目]は3つありますが、これらは入力先ダイアログ・ボックスの形式にそのま
ま対応しています。例えば、入力先が「パスワードの入力」1つだけであれば、
[項目1]にだけ入力し、あとは空白のままにします。入力先が「ユーザー名」
「パスワード」の2つなら、[項目1][項目2]にそれぞれ対応する文字列を入
力し、[項目3]は空白のままにします。[項目3]にまで入力するのは、「旧パ
スワード」「新パスワード」「パスワード再入力」のように3項目を必ず入力しな
ければならない場合などです。入力先に「ユーザー名」「パスワード」の2項目が
あっても、「ユーザー名」がデフォルトで設定されている場合などは、[項目2]
にパスワードのみ設定し、ほかは空白のままにするという使い方もできます。
c.(パスワードを自動作成する場合)まず自動生成パスワードを使用したい項目の上
をクリック(または Tab キーでその項目に移動)し、F3キーを押すと「パスワ
ード作成」ダイアログが立ち上がりますので、パスワードの文字数と使用可能文字
を決めてから[作成]ボタンをクリックして下さい。[作成]ボタンをクリックす
る度に新しいパスワードが作成されますから、使用したいパスワードが決まったら
OKをクリックして下さい。
[項目]上に表示された自動生成パスワードは、それだけではリストに登録されて
いません。新規登録の場合は[題名]を付けて[登録]ボタンを、変更パスワード
として使用する場合は[変更]ボタンをクリックして下さい(下記参照)。
2.選択リスト{アクセスキー:Alt+SまたはF4 方向キーでリスト内を移動}
ここにはユーザーが設定・登録したデータが題名のリストとして記録されます。(直
接入力はできません。)使い方は、右端の▼ボタンをクリックして表示されたリスト
から選択するか、 Alt+Sキーで[選択リスト]にアクセスし、方向キーで項目移動
して選択します。選択された題名とその登録項目が[データ]欄に表示されます。
選択リストに登録するには、[データ]欄に[題名](必須)と必要項目を入力して、
[登録]ボタンを押します{または Alt+Aを押します}。
よく使うデータを選択リストの頭に移したいときは、そのデータを選択してから改行
キー{Enter キー、Return キー}を押して下さい。データが瞬時にリストの先頭に
移動します。
リストを選択しているときにF2キーを押すと、パスワードを前回登録または変更し
た日時がメッセージ表示されます(バージョン 2.0 以降登録・変更したデータのみ)。
3.各ボタンの説明
各ボタンへは、以下に示すアクセスキーのほか、Tab キーでも順番にアクセスできま
す。(もちろんマウス・クリックだけでもOK)。
[実行]ボタン{Alt+R でアクセスし、改行キーを押す}
[データ]欄の各項目に入力された名前・IDやパスワードを 実行先のダイアログ・
ボックスに自動入力します。([題名]は入力されません。)そのためには実行先
のダイアログ・ボックスがあらかじめ起動されている必要があります。[実行]ボ
タンを押し、実行先ダイアログ・ボックスの任意の場所(タイトルバー辺りをクリ
ックするのが確実)をクリックするだけでOKです。
※ マウス・クリックの代わりに Alt+Esc キーで実行先ダイアログにアクセスす
ることによっても実行されます。この場合、 QuickPassと実行先ダイアログ(とそ
れを呼び出したアプリ)以外のウィンドウが起動されているとエラーになることが
ありますので、無関係なウィンドウを閉じて下さい。
[取消]ボタン{Alt+C でアクセスし、改行キーを押す}
[実行]ボタンを押したが、実行を中止し、設定をクリアしたい場合、または[デ
ータ]欄の入力内容をクリアして 新たな設定をしたい場合に押します。[選択]リ
ストの登録内容には影響を与えません。
[登録]ボタン{Alt+A でアクセスし、改行キーを押す}
[データ]欄に入力した内容を[選択リスト]に登録します。 必ず[題名]を設定
して下さい。また[題名]のみのものも無効です。
[削除]ボタン{Alt+D でアクセスし、改行キーを押す}
[選択リスト]の現在のボックス内に題名が表示されているデータをリストから削
除します。削除したいデータを表示するには上記「2.選択リスト」を参照して下
さい。
[変更]ボタン{Alt+H でアクセスし、改行キーを押す}
データの一部を変更したいとき(例えば[題名]とIDはそのままでパスワードの
み変更したい場合とか、ID・バスワードはそのままで[題名]のみ変更したい場
合など)に使います。もちろん[題名]も各項目も全て変更することも可能です。
変更するには、変更したいデータをリストから選択し、変更したい項目を消して新
たな内容を入力してから[変更]ボタンを押します。(ヒント:パスワード作成機
能で自動作成したパスワードを使用するときは、古いパスワードをあらかじめ消す
必要はありません。)
[設定]ボタン{Alt+E でアクセスし、改行キーを押す}
「ユーザ設定」ダイアログを呼び出します。
[セキュリティ]タブは起動時のパスワード設定、データ項目の普通表示・マスク
表示切り替え、[登録][削除] [変更][設定]各ボタンへのパスワード設定をします。
それぞれのチェックボックスにチェックを入れ、パスワードが必要な項目ではパス
ワードを設定します。OKボタンをクリックすると変更が即座に反映されます。
[バックアップ]タブは登録データのバックアップを設定します。デフォルトでは、
データの登録・変更・削除が行われると終了時にバックアップ・ファイルを作成す
る選択が出来るようになっています。バックアップの保存を選択すると、QPdata.bak
というテキスト・ファイルを指定先に保存または上書きします。万一システムの書き
変えや初期化により古いデータが失われた場合でも、[読込]ボタンをクリックして
読込元を指定すると QPdata.bak にバックアップされたデータを読み込むことが出来
ます。
QPdata.bak はフロッピーなどシステムから安全なディスクに保存して下さい。
【五、使い方】
QuickPass は[スタート]メニューに追加して使用すると非常に便利です。[スタート]
メニューに登録するには QuickPass.exe のアイコンをウィンドウズの[スタート]ボ
タンの上にドラッグ&ドロップします。
1.実行先ダイアログ・ボックスを起動します。
2.QuickPass を起動します(既に起動しているときは QuickPass をアクティブにし
ます)。
3.パスワードの変更通知など、項目内容を一度限りしか使用しない場合は、リストに
登録する必要はありません。[データ]欄に項目を適宜入力し([題名]は不要)
[実行]ボタンを押して入力先ダイアログ・ボックスをクリックするだけでOKです。
4.いつも使用するデータは[選択リスト]に登録し、そのつどリストから呼び出して
実行すると便利です。リスト内容の変更・削除は上記を参照して下さい。リストか
ら選択したら[実行]ボタンをクリックし、入力先ダイアログ・ボックスの任意の
場所(タイトルバー付近が確実)をクリックします。
5.F5キーを押すだけで詳細ウィンドウ(従来のメインウィンドウ)とコンパクトウィ
ンドウ([実行]専用)の切り替えが出来ます。例えばコンパクトウィンドウで終了
した場合、次回起動時もコンパクトウィンドウで表示されます。
6.QuickPass を終了するには、右上の×をクリックするか、Esc キー(または Alt+
F4 キー)を押します。もしデータの登録・変更・削除をした場合、デフォルト
ではバックアップ・ファイルを作成するかどうかのメッセージが出ます。必要に
応じてOKして下さい。
【六、キーボード関連】
・Alt キーは機種によっては GRPH キーまたは[前面キー]となります。
・メッセージが表示されたら改行キーで[OK]、Esc キーで[キャンセル]を実行で
きます。
・F1キーで「バージョン情報」を表示します。
・F4キーで[選択リスト]を一覧表示します。
・F5キーで「詳細ウィンドウ」と「コンパクトウィンドウ」の切り替えが出来ます。
・リストに新しく登録・変更したデータがあればF2キーで「最終更新日」(日時)を
表示します。
・[項目]上をクリック(またはタブキーで移動)してF3キーを押すと、[パスワー
ド作成ダイアログ]が起動します。
・[選択リスト]に複数のデータがあり、先頭以外のリストを選択して改行キーを押す
と、リストの先頭に移動させることが出来ます。
【七、アンインストール】
QuickPass を削除するには、QuickPass.exe アイコンを[ゴミ箱]にドラッグ&ドロッ
プします。[スタート]メニューに登録しているときは、[スタート]-[設定]-
[タスクバー]から[「スタート」メニューの設定]タブに行き、[削除]ボタンを押
して表示される項目からQuickPass を選択して[削除]ボタンを押します。
【八、パスワードについて】
ネットワーク上で使用されるパスワードは他人に盗用される恐れがあります。パスワー
ドにはできるだけわかりにくい英数字・記号を混用し、また、こまめに変更するよう心
がけましょう。自分が覚えやすいパスワードは他人に見破られやすいものです。自分の
名前、生年月日、電話番号、車のナンバー、クレジットカードなどの登録番号、その他
意味のある語(辞書に載っているような語や固有名詞)は避けましょう。
QuickPass 2.02 は複雑なパスワードが簡単に作成できるパスワード自動作成機能を搭載
しました。但し QuickPass を使用する上で、これの使用は必須ではありません。必要に
応じてご利用下さい。
万一のため、重要なパスワードはバックアップしておきましょう。
QuickPass.exe は実行ファイルであり、それ自身にはパスワードなどのデータを保存し
ません。QuickPass 2.0 から追加されたバックアップファイル作成・読込機能をご利用
下さい。(注意:バックアップ・ファイルが保存するのはデータ[題名・ID・パスワ
ード及び登録・変更日時]であり、プログラム実行上の設定情報[マスク表示など]は
バックアップファイルには保存されません。)
パスワードはご自分の責任において管理して下さい。
【九、その他】
パソコンを他者に譲渡するときは必ず QuickPass を削除して下さい。
【十、免責及びサポート】
1.免責
本プログラムはフリーソフトです。本プログラムをインストール、使用したことによっ
て発生したいかなる損害についても、作者は一切の責任を負わないものとします。
2.サポート
本プログラムについてのご意見、ご質問、バグ情報は以下の E-Mail アドレスにて受け
付けております。メールをいただいた方にはバージョンアップの際ご連絡いたします。
E-Mail:hieros@violet.plala.or.jp
NIFTY SERVE:CQT00236
ホームページに QuickPass についての非常に詳しい説明があります。
(http://www1.plala.or.jp/umechan/)
1998年9月
梅村 博一(梅ちゃん堂)