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Wrap
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1998-06-05
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88KB
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1,928 lines
________________________________________________________________________
Java(TM) 1.1.6 for OS/2 Warp インストール README
________________________________________________________________________
Java 1.1.6 for OS/2 Warp によって、Sun Microsystems 社の Java 環境が以下の
オペレーティング・システムに提供されます。
OS/2 Warp 4
OS/2 Warp Server Version 4
OS/2 Warp Server Advanced Version 4
OS/2 Warp Server Advanced Version 4 SMP Feature
WorkSpace On-Demand クライアントおよびサーバー
OS/2 Warp Version 3
OS/2 Warp Connect
この README で、OS/2 Warp 4 は OS/2 Warp 4 クライアント・オペレーティング・
システムと WorkSpace On-Demand クライアントを指しています。
また OS/2 Warp Server は、OS/2 Warp Server オペレーティング・システムのすべ
てと、 WorkSpace On-Demand サーバーを指しています。OS/2 Warp 3 への参照は、
OS/2 Warp Version 3 および OS/2 Warp Connect への参照を意味しています。
この README は Java 1.1.6 for OS/2 Warp (この README では Java 1.1.6 とも
呼びます) をインストールする際のガイドであり、また現在分かっている問題に
ついての情報、およびその一時的な修正についても触れています。
________________________________________________________________________
目次
1. インストールする前に
1.1 必要なディスク・スペース
1.2 ソフトウェア前提条件
1.2.1 OS/2 Warp 3 システムに必要な FixPak
1.2.2 OS/2 Warp Server および Warp 3 システムに必要な
Unicode フォントの FixPak
1.2.3 Java 1.1.6 のインストールに必要な機能インストール
1.3 HPFS および FAT パーティションについての考慮事項
1.4 旧バージョンの Java との共存
1.4.1 Java 1.0.1 および 1.0.2 との共存
1.4.2 旧バージョンの Java 1.1.x の置き換え
1.5 アンインストール時に復元されないベース OS/2 ファイルのバックアップ
1.6 現在の CONFIG.SYS ファイルのコピーの作成
1.7 最小ハードウェア推奨事項
1.8 Java 1.1.6 の後で OS/2 Warp 4 システムに FixPak を
インストールする場合
1.9 インストール・パネル上に DBCS テキストが表示されなかったり
長過ぎる場合
1.10 OS/2 Warp 4 日本語版 (VoiceType なし) にインストールする場合
1.11 OS/2 Warp 4 日本語版の日本語環境設定
1.12 OS/2 Warp 日本語版での必要なフォント
1.13. OS/2 Warp 3 と OS/2 Warp Connect で必要な設定
2. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
2.1 グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) による、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
2.1.1 デスクトップから
2.1.2 OS/2 コマンド・プロンプトから
2.1.3 インストール時にグレー表示される選択項目
2.1.4 インストールに失敗した場合の処置
2.1.5 OS/2 Warp Server および OS/2 Warp 3 システムに
機能インストール・オブジェクトを作成できない場合
2.2 CID によるインストール
2.2.1 CID 応答ファイルの変更
2.2.2 CID によるインストールの開始
2.2.3 CID によるアンインストールの実行
2.3 TME 構造の CID インストール
2.4 NetView DM/2 (NVDM/2) インストールについての考慮事項
2.4.1 NVDM/2 プロファイルでの静的コマンドの指定
2.4.2 JAVA116.RSP ファイルのカストマイズ
2.5 リモート IPL インストールについての考慮事項
2.5.1 応答ファイルの作成
2.5.2 JAVA116.RSP ファイルの変更
2.5.3 機能インストール用ファイルの更新
2.5.4 リモート IPL インストールの開始
2.5.5 リモート IPL クライアントからの Java サンプルの実行
2.5.6 リモート IPL 環境での Java 1.1.4 から Java 1.1.6 へのアップグレード
2.5.7 リモート IPL の制約事項
2.6 WorkSpace On-Demand での
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
2.6.1 WorkSpace On-Demand サーバー用の
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
2.6.2 WorkSpace On-Demand クライアント用の
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
2.6.2.1 WorkSpace On-Demand クライアントでのインストールの要件
2.6.2.2 CID.CMD および WSOD.RSP ファイルの変更
2.6.2.3 WorkSpace On-Demand クライアントでの
Java 1.1.6 コンポーネントの追加インストール
2.6.3 WorkSpace On-Demand でのアンインストール
3. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のアンインストール
3.1 デスクトップから
3.2 OS/2 コマンド・プロンプトから
3.3 ベース OS/2 ファイルの復元
3.4 Java 1.1.6 をアンインストールした後の CONFIG.SYS ファイルの状態
3.5 Toolkit コンポーネントのアンインストール後も
CONFIG.SYS ファイルに残る項目
3.6 CID によるアンインストール
3.7 WorkSpace On-Demand でのアンインストール
4. インストールした後に
4.1 その他の情報ソース
4.2 コンポーネントの追加インストール
4.3 非プレゼンテーション・マネージャー・プログラムを呼び出す
Java アプリケーションの開始
4.4 Just In Time (JIT) コンパイラーを使用不能にする
4.5 再コンパイルが必要な Java メソッド
4.6 システムに影響する恐れがある LIBPATH の変更
4.7 タイマー・レゾリューション
4.8 OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール後の
OS/2 サービスの適用
4.9 Java 1.1.6 の後の OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3 システムへの
FixPak のインストール
4.10 OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 での 16 色モードの使用
4.11 提供されていない JDBC-ODBC ブリッジ
4.12 AWT TextField および TextArea についての考慮事項
4.13 アラビア数字の表示の制御
4.14 フォント・プロパティー・ファイルの変更はサポートされていない
4.15 印刷についての考慮事項
4.16 DBCS 各国語における逆スラッシュと波形記号
4.17 OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール後に
Java 1.0.2 for OS/2 を使用する場合
4.18 Java アプレットでの時間の問題
4.19 韓国語 OS/2 ユーザーは更新されたフォントに PTF が必要
4.20 中国語システムには TrueType フォントのインストールが必要
4.21 OS/2 Warp 4 日本語版におけるシフト JIS とユニコードの変換
4.22 OS/2 Warp 4 日本語版 (VoiceType なし) および Java 1.1.6 に
日本語版 FixPak 2 (FX00002) をインストールしたい場合
5. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 によって変更または
追加される OS/2 ベース・モジュール
6. 商標
_______________________
1. インストールする前に
注: この文書で、パーティションという用語は物理ドライブや
論理ドライブを指しています。
______________________________
1.1. 必要なディスク・スペース
OS/2 Warp Developer's Kit for OS/2 Warp は、以下のコンポーネントで
構成されています。
実行時 (各国語サポートを含む) 11.0 MB
Times New Roman MT 30 Unicode フォント 13.0 MB
ツールキット 3.0 MB
ツールキットのマニュアル 8.0 MB
サンプル 3.0 MB
OS/2 ICAT Debugger for Java 14.0 MB
_____________________________________________ _______
合計インストール・サイズ 52.0 MB
便利なように、ダウンロード可能な 3 つの別々のパッケージ
(別々の ZIP ファイル) が用意されています。
次のものをダウンロードできます。
- 「実行時」コンポーネントと JIT コンパイラーが入っている
実行時パッケージ。
実行時パッケージは、Java アプレットとアプリケーションを実行するのに
使えます。
- 「実行時」コンポーネント、JIT コンパイラー、および
Unicode フォントが入っている実行時パッケージ。
最初のパッケージではなくこの実行時パッケージが必要になるのは、
1 つのシステム上で複数の言語を使用する場合や、2 バイト文字セット
(DBCS) 言語を使用する場合です。
- ツールキット、ツールキットのマニュアル、サンプル、および
ICAT Debugger が入っている開発パッケージ。
このパッケージは、Java アプレットとアプリケーションを開発するのに
使えます。
ツールキットのマニュアル以外のコンポーネントを使用するには、
「実行時」コンポーネントがインストールされていなければなりません。
「Times New Roman MT 30 Unicode フォント」コンポーネントは、
OS/2 Warp 4 システムにインストールすることができます。
この Unicode フォント・コンポーネントを OS/2 Warp Server および
OS/2 Warp 3 システムにインストールするには、FixPak 30 サービス・レベル、
またそれ以上が適用されていなければなりません。
インストールする前に、ディスク・スペースが十分にあるかどうかを
確認してください。
注: オリジナル ZIP ファイルから
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 ファイルを
解凍するときには、ファイル解凍ユーティリティーで、
サブディレクトリー を作成する適切なオプションを指定してください。
pkunzip2 の場合、このオプションは -d です。
ファイルを適切に解凍しないと、インストール・プログラムは正常に
ファイルをコピーすることができません。
適切なオプションを使用しなかった場合は、インストールの前再び
ファイルを解凍する必要があります。
別々のパッケージにいくつかの同一ファイルが入っています。
複数のパッケージを解凍するときに時間と労力を節約するには、
解凍ユーティリティーのオプションを使い、プロンプトなしに既存の
ファイルを上書きしてください。
pkunzip2 の場合、そのオプションは -o です。
オプションを使わなかった場合、重複ファイルごとにそのファイルを
上書きするかどうかをたずねられます。
ファイルは同一であるため、「Yes」または「No」のどちらを
返答しても相違はありません。
_________________________
1.2. ソフトウェア前提条件
__________________________________________
1.2.1. OS/2 Warp 3 システムに必要な FixPak
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を OS/2 Warp 3 システムで
使用する場合、1 バイト文字セット (SBCS) 言語では、FixPak 32 (または
それ以上) を適用してください。日本語、韓国語、または中国語 (繁体字) の
場合、FixPak WX03006 を適用してください。
中国語 (簡体字) の場合、FixPak FX03006 を適用してください。
FixPak をダウンロードするための詳細については、弊社の OS/2 サポート
担当者に連絡してください。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールした後で
FixPak をインストールする場合、この README のセクション 4.8 および
4.9 を必ず参照してください。
_______________________________________________________________________
1.2.2. OS/2 Warp Server および Warp 3 システムに必要な Unicode フォント
の FixPak
OS/2 Warp Server または Warp 3 システムで Unicode フォント・サポートを
使いたい場合、1 バイト文字セット (SBCS) 言語では、
まず、FixPak 30 (またはそれ以上) を適用しなければなりません。
日本語、韓国語、または中国語 (繁体字) の場合、
FixPak WX03006 を適用してください。中国語 (簡体字) の場合、
FixPak FX03006 を適用してください。FixPak をダウンロードするため
アクセスについては、弊社の OS/2 サポート担当者に連絡してください。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールした後で
FixPak をインストールする場合、この README のセクション 4.8 および
4.9 を必ず参照してください。
__________________________________________________________
1.2.3. Java 1.1.6 のインストールに必要な機能のインストール
CID とリモート IPL インストールのいずれを使用するか、
またローカル・システムとリモート・システムのいずれにインストールするかに
関係なく、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールする には、OS/2 機能のインストールを使用します。
OS/2 機能のインストールのバージョン 1.2 またはそれ以上が必要です。
IBM Software Choice の Web サイトにアクセスすると、機能のインストールの
最新バージョンを入手することができます。
http://www.software.ibm.com/os/warp/swchoice/
______________________________________________________
1.3. HPFS および FAT パーティションについての考慮事項
実行時および ICAT デバッガーのコンポーネントは、
FAT パーティションにもインストールできますが、長いファイル名を
サポートし、パフォーマンスを向上させる HPFS パーティションに
インストールするよう お奨めします。
ツールキット、ツールキットのマニュアル、サンプル・コンポーネントの場合、
HPFS パーティションにインストールしなければなりません。
実行時コンポーネントの一部である各国語サポート、および
Times New Roman MT 30 Unicode フォントはブート・パーティションに
インストールされます。
ガイド付きインストールを選択すると、コンポーネントはすべて
同じパーティションにインストールされます。
コンポーネントごとにドライブやディレクトリーを指定する場合、
拡張インストールを選択してください。
注: 1 つの FAT パーティションしかないハード・ディスクを
使用している場合、以下の 3 つの方法が考えられます。
- システム構成を変更せず、実行時コンポーネントだけを
(必要であれば ICAT デバッガー・コンポーネントも) インストールする
- FAT パーティションを HPFS でフォーマットし、すべてのソフトウェアを
インストールし直す
- PartitionMagic のようなディスク・パーティション作成プログラムを
使用する十分なスペースがあれば、ディスクの
パーティション・プログラムは現在のパーティション (ドライブ C) の
サイズを小さくして、 HPFS でフォーマット可能な新しいパーティション
(論理ドライブ D) を作成します。
__________________________________
1.4. 旧バージョンの Java との共存
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 は、すべての旧バージョンの
Java 1.1.x for OS/2 Warp を置き換え、Java 1.0.x と共存します。
_______________________________________
1.4.1. Java 1.0.1 および 1.0.2 との共存
1.0.x バージョンの Java は \JAVAOS2 ディレクトリーに
インストールされています。インストール・プログラムは、デフォルトで
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を \JAVA11 ディレクトリーに
インストールするので、同じシステムに 2 つのバージョンの Java が
共存することが可能です。
Java 1.1.6 を \JAVAOS2 ディレクトリーにインストールしないでください。
これらのファイルを \JAVAOS2 ディレクトリーに上書きすると、
Netscape Navigator for OS/2 で稼働していた Java アプレットは
機能しなくなり、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
アンインストールすることによって、システムは Java サポートを失います。
Java アプリケーションおよびアプレットは OS/2 コマンド・プロンプトから
実行するか、 OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を使用する
デスクトップから立ち上げます。
いったん OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 が
インストールされてからは、 Netscape Navigator for OS/2 以外での
Java 1.0.2 for OS/2 の使用はサポートされません。
___________________________________________
1.4.2. 旧バージョンの Java 1.1.x の置き換え
以前のバージョンの Java 1.1.x がシステムにインストールされている場合、
Java 1.1.6 をインストールする前にそれをアンインストールするか、
Java 1.1.x (と同じディレクトリー) に Java 1.1.6 を
上書きインストールすることにより Java 1.1.x を置き換えてください。
以前インストールして現在システム上にある Java 1.1.x よりも
Java 1.1.6 のコンポーネント数のほうが少なくなる予定の場合、
Java 1.1.6 をインストールする前に、置き換え対象ではないコンポーネントを
アンインストールする必要があります。
別のバージョンの Java 1.1.x のコンポーネントが含まれてしまうような方法で
Java 1.1.6 をインストールしようとすると、インストールのときに
警告メッセージが出されます。
________________________________________________________________________
1.5. アンインストール時に復元されないベース OS/2 ファイルのバックアップ
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 は、実行時コンポーネントの
インストール機能の一部として、ベース・オペレーティング・システム・
モジュールを更新します。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をアンインストールしても、
これらのファイルのオリジナル・バージョンは復元されません。
多くの場合、このような旧バージョン・ファイルを復元する必要は
ありませんが、ファイルの復元が必要だと思われる場合、インストールを
実行する前にファイルのコピーを作成しておいてください。
バックアップ・ファイルの保管位置が分かっていれば、
必要なときにすぐファイルを復元することができます。
新しい、また変更されるベース・モジュールのリストが、
この README のセクション 5 にあります。
______________________________________________
1.6. 現在の CONFIG.SYS ファイルのコピーの作成
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールする前に、
現在の CONFIG.SYS ファイルを保管しておいてください。
インストール中に問題が起こった場合、オリジナルの環境に戻すことが
できます。
______________________________
1.7. 最小ハードウェア推奨事項
32 MB 以上のランダム・アクセス・メモリー (RAM) を使用すると、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 アプリケーションおよび
アプレットを実行するときに最高の結果が得られます。
OS/2 Warp 4 のクライアントおよび OS/2 Warp 3 システムの場合、
Intel 486 またはそれ以上のプロセッサーを使用してください。
OS/2 Warp Server システムの場合、Intel Pentium(R) またはそれ以上の
プロセッサーを使用してください。
________________________________________________________
1.8. Java 1.1.6 の後で OS/2 Warp 4 システムに FixPak を
インストールする場合
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールした後で
OS/2 Warp 4 システムに FixPak6 より前の FixPak をインストールする場合、
以下のファイルが FixPak のインストール前と変わらないようにしてください。
CLIFI.EXE
INSTALL.DLL
LIBUNI.DLL
UCONV.DLL
これを行うには、SERVICE.EXE を使用して FixPak をインストールし、
FixPak のインストール時にファイルを更新しないように選択します。
または、別の方法を使用して FixPak をインストールすることができます。
別の方法を使用する場合は、次のいずれかを行ってください。
- ファイルを保管しておき、FixPak のインストール後にそれらの
ファイルを置き換えます。
- FixPak のインストール後に、機能インストールおよび Java 1.1.6 を
再インストールします。
________________________________________________________________
1.9. インストール・パネル上に DBCS テキストが表示されなかったり
長過ぎる場合
OS/2 の DBCS バージョンに OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールした場合、 DBCS 文字がインストール・パネルに
表示されない場合があったり、ウィンドウを最大にしても、行が
ディスプレイ・ウィンドウの右端を超えてしまう場合があります。
この問題を修正するには、インストール・プログラムを終了し、
Netscape Navigator for OS/2 オブジェクトをオープンし、
Options メニュー項目を選択します。
General Preferences ノートブックをオープンし、Fonts タブを選択します。
国別の正しいコードを選択し、プロポーショナル・フォントと固定フォントを
MINCHO に設定します。
OK ボタンを押して、その変更を保管します。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストールを
再び開始したとき、テキストは正しく表示されます。
__________________________________________________________________
1.10. OS/2 Warp 4 日本語版 (VoiceType なし) にインストールする場合
OS/2 Warp 4 日本語版 (VoiceType なし) に日本語版 FixPak 2 (FX00002) を
インストールする場合には、 OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールする前に、FixPak 2 をインストールしてください。
そうしないと、OS/2 がリブートしないことがあります。
この障害が発生する場合は、この README のセクション 4.22 を
参照してください。
__________________________________________
1.11. OS/2 Warp 4 日本語版の日本語環境設定
OS/2 Warp 4 日本語版では、次の日本語環境を使用してください。
コード・ページ 932
シフト JIS コード 新 JIS 並び
________________________________________
1.12. OS/2 Warp 日本語版で必要なフォント
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を実行するには、
システムに次のフォントが必要です。
名前 スタイル
------------------------------------------
GOTHIC Normal
GOTHIC HeiseiKakuGothic-W5-H-90-TT
MINCHO HeiseiMincho-W3-H-90-TT
フォントは、「OS/2 システム」フォルダーの「システム設定」フォルダーに
ある、「フォント・パレット」でチェックすることができます。
GOTHIC Normal フォントは、「ゴシック」システム日本語フォントの中に
含まれています。
GOTHIC HeiseiKakuGothic-W5-H-90-TT は、「IBM 平成角ゴシック体」の
新 JIS 並びの TrueType フォントです。
MINCHO HeiseiMincho-W3-H-90-TT は、「IBM 平成明朝体」の新 JIS 並びの
TrueType フォントです。
いずれのフォントも、「システム構成 - 機能の追加」プログラム・オブジェクト
からインストールすることができます。このプログラム・オブジェクトは、
次の位置にあります。
- OS/2 Warp 4 システムでは、「システム設定」フォルダーの
「インストール/削除」フォルダー
- OS/2 Warp Server および OS/2 Warp 3 システムでは、
「システム設定」フォルダー
___________________________________________________
1.13. OS/2 Warp 3 と OS/2 Warp Connect で必要な設定
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を OS/2 Warp 3 または
OS/2 Warp Connect にインストールして使用する場合、CONFIG.SYS に
以下の記述があることを確認してください。設定がこれらと異なる場合や、
記述が無い場合、次のように変更してください。
SET LANG=ja_JP
SET TZ=jst-9
__________________________________________________________
2. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
これ以降のセクションでは、さまざまなタイプのマシンに
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールする方法を
説明します。
- 実行時パッケージ
- Unicode フォント付きの実行時パッケージ
- 開発パッケージ
各パッケージについての詳細は、セクション 1.1 を参照してください。
インストールの開始の前に、次の点に注意してください。
- インストールを開始する前に、必要なすべてのパッケージを
ダウンロードして解凍したことを確認してください。
- 常に、Java 1.1.x コンポーネントをすべて同じレベルに保ってください。
たとえば、Java 1.1.6 実行時コンポーネントと、それより前に
インストールした Java 1.1.4 ツールキット・コンポーネントが
同じマシン上にあってはなりません。
- 実行時コンポーネントも一緒にインストールするのでない限り、
あるいは、実行時コンポーネントをすでにインストールし終わったので
ない限り、ツールキット、サンプル、または ICAT Debugger を
インストールしてはいけません。
- グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使っている場合、
ダウンロードして解凍していないコンポーネントはグレー表示になり、
インストール用に選択することはできません。
この後のセクションに、さまざまな方式で
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールする方法を
解説します。
_____________________________________________________________
2.1. グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) による、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
GUI による OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストールは、
以下のいずれかの方法で行ってください。
________________________
2.1.1. デスクトップから
以下のステップに従って、INSTALL.EXE オブジェクトでインストールを
実行します。
1. 「OS/2 システム」フォルダーをオープンします。
2. 「ドライブ」オブジェクトをオープンします。
3. Java ファイルが解凍されたドライブをオープンします。
4. Java ファイルが解凍されたフォルダーをオープンします。
5. INSTALL.EXE オブジェクトを選択して、インストール・プログラムを
開始してください。
インストール・プログラムが示す手順に従って、インストールを進めて
ください。OS/2 Warp 4 システムでは「プログラム」フォルダーに、
OS/2 Warp Server および OS/2 Warp 3 システムではデスクトップに、
「Java 1.1.6 for OS/2」フォルダーが作成されます。
インストールが完了した後、Java ファイルを解凍したディレクトリーを
クリーンアップするしたい場合、 DELINST.CMD オブジェクトを選択して、
そのディレクトリーから Java ファイルとサブディレクトリーを削除して
ください。
Java 1.1.6 パッケージから解凍されたファイルやサブディレクトリーで
なければ削除されません。
_____________________________________
2.1.2. OS/2 コマンド・プロンプトから
インストールを開始するには、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6
ファイルが解凍されているディレクトリーに移動してください。
OS/2 コマンド・プロンプトで次のように入力します。
install
インストール・プログラムが示す手順に従って、インストールを進めて
ください。OS/2 Warp 4 システムでは「プログラム」フォルダーに、
OS/2 Warp Server および OS/2 Warp 3 システムではデスクトップに、
「Java 1.1.6 for OS/2」フォルダーが作成されます。
また、Java ファイルを解凍したディレクトリーから、それらの
Java ファイルとサブディレクトリーを削除したい場合、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 ファイルが解凍された
ディレクトリーがカレント・ディレクトリーであることを確認してください。
OS/2 コマンド・プロンプトで次のように入力します。
delinst
Java 1.1.6 パッケージから解凍されたファイルや
サブディレクトリーでなければ削除されません。
________________________________________________
2.1.3. インストール時にグレー表示される選択項目
GUI を使用して Java 1.1.6 をインストールしているときに、
ダウンロードして解凍したはずのコンポーネントがグレー表示に
なっていた場合、必要なすべての ZIP ファイルのダウンロードと
正しい解凍が行われなかった 可能性があります。
必要なパッケージをすべてダウンロードしたことを確かめてください。
また、ZIP ファイルからファイルを解凍するときには、
ファイル解凍ユーティリティーで、サブディレクトリーを作成する
適切なオプションを指定したことを確かめてください。
pkunzip2 の場合、このオプションは -d です。
ファイルを正しく解凍していなかった場合は、解凍し直してください。
3 つのパッケージにはいくつかの重複したファイルが入っているため、
解凍ユーティリティーのオプションを使ってプロンプトなしに
既存のファイルを上書きすると、時間と労力を節約することができます。
pkunzip2 の場合、そのオプションは -o です。
オプションを使わなかった場合、重複ファイルごとにそのファイルを
上書きするかどうかをたずねられます。
ファイルは同一であるため、「Yes」または「No」のどちらを返答しても
相違はありません。
________________________________________
2.1.4. インストールに失敗した場合の処置
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストールに失敗した場合、
残っているインストール・オブジェクトをチェックし、
すべて削除しなければなりません。
これらのインストール・オブジェクトを削除しておかないと、
後でインストールを行うときに、オブジェクトが読取り専用であるか、
または別のプロセスによって使用されているため、コンポーネントを
インストールできないことを示すメッセージが表示され、
正しくインストールを完了できないことがあります。
インストール・オブジェクトのアイコンには、赤いリボンのついた
青いボックスが示され、CID インストールの際にデスクトップに置かれます。
在席インストールの場合、オブジェクトは x:\os2\install フォルダーに
あります。オブジェクトを削除するには、オブジェクトを右マウス・ボタンで
クリックして、メニューから「削除...」を選択してください。
また、オブジェクトを含むディレクトリーに移動し、ディレクトリー・ツリー
全体を削除することもできます。
ディレクトリーの名前は、インストールに失敗したときの状況によって
異なりますが、"Install object" か "Java 1.1 for OS/2" のいずれかです。
インストール・オブジェクトを削除したら、システムをシャットダウンした後
再始動してください。
________________________________________________________
2.1.5. OS/2 Warp Server および OS/2 Warp 3 システムに
機能インストール・オブジェクトを作成できない場合
OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3 システムで
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストールに失敗して、
プログラムが機能インストール・オブジェクトを検出または作成
できなかった、または応答ファイルを検出できなかった、というメッセージが
出された場合、システムをシャットダウンし、再始動して、
インストール・プログラムをもう一度実行してください。
この問題は OS/2 APAR PJ24851 でアドレス指定されています。
この問題は OS/2 Warp Server FixPak WX03006 に OS/2 APAR PJ24851 の
シングル PTF を適用することで修正できます。
____________________________
2.2. CID によるインストール
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 の CID によるインストールは
機能インストール・プログラムへの
コマンド行インターフェース (CLIFI) によって制御され、 15 分から
20 分ほどかかります。
インストール・プログラムが終了した後、システムを再始動しなければ
インストールは完了しません。
CLIFI には 2 つの応答ファイルが必要です。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 応答ファイルである
JAVA116.RSP と、ユーザーがデフォルトの選択をオーバーライドするための
2 次応答ファイルです。CID.RSP ファイルは、カストマイズ済み
応答ファイルの例としてインストール・パッケージに含まれています。
CID によるインストールを行う場合、変更しなければならないのは
このファイルだけです。
CID インストールを行うには、機能インストールのバージョン 1.2 または
それ以上が必要です。
詳細については、セクション 1.2.3 を参照してください。
_____________________________
2.2.1. CID 応答ファイルの変更
CID.RSP 応答ファイルには、インストールするコンポーネント、
またコンポーネントのターゲット・ドライブとディレクトリーを
指定するための変数があります。
コンポーネントの名前は次のとおりです。
Runtime - Java 実行時
Unicode - Java 実行時環境の一部である各国語サポート
Toolkit - ツールキット
TlktDoc - ツールキットのマニュアル
Samples - サンプル
Debugger - OS/2 ICAT Debugger for Java
Unifont - Times New Roman MT 30 Unicode フォント
TTengine - Unicode フォントに必要な更新した TrueType エンジン
提供されている CID.RSP ファイルは、すべてのコンポーネントを
インストールするよう設定されています。
任意のコンポーネントだけをインストールするには変更してください。
必要なパッケージをすべてダウンロードして解凍したことを確かめてください。
CID.RSP ファイルでは、インストールする各コンポーネントについて
"selection=1" と設定し、インストールしない各コンポーネントについて
"selection=0" と設定します。
注: 各インストール可能コンポーネントには、構成コンポーネントが
関連付けられています。
各コンポーネントの構成選択変数は、常に構成コンポーネントの選択変数と
同じ値でなければなりません。
たとえば、 toolkit.selection=0 と設定する場合、
toolkitconfig.selection=0 と設定する必要もあります。
実行時コンポーネントは常にターゲット・ドライブの
\JAVA11 ディレクトリーにインストールされ、
これがツールキット、サンプル、およびデバッガー・コンポーネント
の前提条件になります。
実行時コンポーネントの一部である各国語サポート、および
Times New Roman MT 30 Unicode フォント・コンポーネントは、
常にブート・ドライブにインストールされます。
Times New Roman MT30 Unicode フォント・コンポーネントを
インストールするには、 TrueType コンポーネントが必要です。
その他のコンポーネントのターゲット・ドライブとディレクトリーは、
ドライブおよびパス変数を希望の値に設定することによって指定できます。
たとえば、デバッガー・コンポーネントを F:\JAVADEBUG ディレクトリーに
インストールするには、以下のように指定します。
debugger.selection=1
debuggerconfig.selection=1
debugger.dbgdrv=F:
debugger.dbgpath=\javadebug
ターゲット・ドライブの指定されたディレクトリーに旧バージョンの
Java が存在する場合、インストール・プログラムによって置き換えられます。
旧バージョンの Java コンポーネントがインストールされており、
そのコンポーネントの再インストールを選択しなかった場合、
インストール・プログラムは、そのコンポーネントが下位レベルになることを
警告し、アップグレードを選択できるようにするウィンドウを表示します。
インストール中に表示される他のウィンドウとともに、
この確認ウィンドウが表示されないようにするには、
次のように java11.continue 変数を UNATTENDED に設定してください。
java11.continue=UNATTENDED
___________________________________
2.2.2. CID によるインストールの開始
CID.CMD ファイルには、CID インストール用のサンプル CLIFI コマンドが
含まれています。
この CLIFI コマンドは、OS/2 コマンド・プロンプトでも、
次のように (改行せずに) 入力することができます。
clifi /a:c /r2:cid.rsp /r:java116.rsp /b:c: /s:d:\tmp
/l1:ciderr.log /l2:cidhist.log
ここで
/r 機能インストール応答ファイルの完全修飾パスを表します。
/b ブート・ドライブを表します。
/s 解凍された
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 ファイルの
完全修飾パスを表します。
/l1 and /l2 オプション・ログ・ファイルの完全修飾パスを表します。
インストール中に問題が起こった場合、ブート・ドライブの
\os2\install\wpinstal.log ファイルに加え、これらのファイルも
調べてください。
_______________________________________
2.2.3. CID によるアンインストールの実行
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をアンインストールするには、
OS/2 コマンド・プロンプトで次の単一行コマンドを入力します。
clifi /a:u /f:"<WP_INSTALLED>" /o:INV_JAVA11 /set:Selection=ALL
_________________________________
2.3. TME 構造の CID インストール
JAVA116.ADF ファイルは、Tivoli Management Environment (TME) 構造の
CID インストール・プロダクト (たとえば NetFinity Server や
Tivoli TME-10 Software Distribution Agent) で使用するために
用意されています。
.ADF ファイルの使用については、CID インストール製品に付属の資料を
参照してください。
TME 構造の CID インストールを行う場合、CID.RSP 応答ファイルに
次の行を追加する必要があります。
java11.CID=TME
CID 応答ファイルの変更については、この README のセクション 2.2.1 に
説明があります。
__________________________________________________________
2.4. NetView DM/2 (NVDM/2) インストールについての考慮事項
NVDM/2 CID インストールを行うには、プロファイルを作成し、
また変更ファイルを作成およびカタログ化しなければなりません。
NVDM/2 プロファイルには 1 つの応答ファイルしか指定できませんが、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 CID によるインストールには
2 つの応答ファイルが必要です。
また NVDM/2 で扱われる変数と引数は、機能インストールで使用された
(OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールするために
使用された) ものと異なっています。
NVDM/2 で OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールするには、以下のいずれかの方法に従ってください。
________________________________________________
2.4.1. NVDM/2 プロファイルでの静的コマンドの指定
NVDM/2 プロファイルで、PARMS 変数にすべての CLIFI オプションを
指定します。
パラメーターは、次のように 1 行で指定し、2 重引用符で
囲まなければなりません。
Program=c:\os2\install\clifi.exe
Parms="/a:c /r2:cid.rsp /r:java116.rsp /b:c: /s:d:\tmp
/l1:ciderr.log /l2:cidhist.log"
この方法を使用すると、ソース・ディレクトリーやログ・ファイルの名前を
変更するたびに、プロファイルを変更しなければなりません。
以下のように、これらの値をワークステーション用の変数に置き換えることが
できます。
Program=c:\os2\install\clifi.exe
Parms="/a:c /r2:$(ResponseFile) /r:$(SourceDir)\java116.rsp
/b:c: /s:$(SourceDir) /l1:$(LogFile1) /l2:$(LogFile2)"
ResponseFile=$(WorkstatName).rsp
SourceDir=d:\tmp
LogFile1=$(WorkstatName).log
LogFile2=$(WorkstatName).lg2
この方法では、ワークステーションごとに応答ファイルを用意しなければ
ならず、また WorkstatName を適切なものに設定しなければなりません。
_________________________________________
2.4.2. JAVA116.RSP ファイルのカストマイズ
適切な情報を対応させて、直接 JAVA116.RSP ファイルを更新することが
できます。ただし、このファイルは非常に大きいので、変更には時間がかかり、
エラーが起こりやすい傾向があります。
このファイルを変更する場合は、始める前にこの README の
セクション 2.5.2 を参照してください。
_________________________________________________
2.5. リモート IPL インストールについての考慮事項
リモート IPL をインストールする場合、2 つの応答ファイルを作成し、
リモート IPL サーバーに適切なディレクトリーとファイルを設定する必要が
あります。
インストールするクライアントごとに以下のステップに従ってください。
1. 解凍した Java 1.1.6 のインストール・ファイルを
リモート IPL サーバーに置く。
2. GENFIRPL コマンドを実行する。 (詳細は 2.5.1 を参照。)
3. 特定のリモート IPL クライアントに CLIFI コマンドを実行する。
(詳細は 2.5.4 を参照。)
4. クライアント FIT ファイルを変更する。(2.5.3 および 2.5.5 を参照。)
_________________________
2.5.1. 応答ファイルの作成
解凍した OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 の
インストール・ファイルをリモート IPL サーバーに入れた後で、
GENFIRPL コマンドを使用して 2 つの応答ファイルを生成します。
1つはリモート IPL サーバー用 FILES.RSP、もう 1 つは
リモート IPL クライアント用 JAVA116.RSP です。
以下に示すのはサンプルの GENFIRPL コマンドです。
このコマンドは単一行で入力しなければなりません。
genfirpl /m:c:\javacode /r:c:\ibmlan\rpl
/u:c:\ibmlan\rpluser /f:c:\javacode\java116.rsp
/c:client_name /b:x:
ここで、
/m リモート IPL サーバー上のアンパックの
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6
インストール・ファイル が入っているディレクトリーを指定します。
/r RPL ディレクトリーを指定します。
/u RPLUSER ディレクトリーを指定します。
/f リモート IPL クライアント用応答ファイルの完全修飾名を
指定します。
/c リモート IPL クライアントの名前を指定します。
/b リモート IPL クライアントのブート・ドライブを指定します。
/nf Java ファイルの転送を抑止します。
このフラグは、最初のクライアントがインストールされた後、
追加のリモート IPL クライアントのインストール時に使用され、
それぞれの新しいクライアントに再度 Java 1.1.6 ファイルを
インストールすることはできなくなります。
GENFIRPL コマンドを出すときは、リモート IPL クライアントを
実行しないでください。
リモート IPL クライアントごとに適切なクライアント名および
ブート・ドライブを指定した 1 つの GENFIRPL コマンドを実行してください。
_________________________________
2.5.2. JAVA116.RSP ファイルの変更
JAVA116.RSP ファイルには、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 の
コンポーネントをすべてインストールするようにデフォルトで
設定されています。
この応答ファイルを変更して、インストールしたいコンポーネントを
明示的に設定できます。
インストールを開始する前に、必ず必要なすべてのファイルを
ダウンロードして解凍してください。
255 文字を超える行を処理できる TEDIT などのテキスト・エディターを
使用して、このファイル内の長い行が切り捨てられないようしてください。
このファイルは非常に大きいため、変更には時間がかかり
ミスをしやすくなります。データの損失を防ぐため、変更する前に
JAVA116.RSP のバックアップ・コピーを取ってください。
選択可能なコンポーネント名は以下のとおりです。
Runtime - Java 実行時
Unicode - Java 実行時環境の一部である各国語サポート
Toolkit - ツールキット
TlktDoc - ツールキットのマニュアル
Samples - サンプル
Debugger - OS/2 ICAT Debugger for Java
Unifont - Times New Roman MT 30 Unicode フォント
TTengine - Unicode フォントに必要な更新した TrueType エンジン
選択変数を使用してインストールするコンポーネントを選択してください。
Unifont コンポーネントと TTengine コンポーネントの選択変数は、
同じ値に設定する必要があります。
たとえば、実行時コンポーネントおよび Unicode フォント・コンポーネント
だけをインストールするには、 JAVA116.RSP ファイルの中に分散している
次の変数を以下に示すように設定してください。
runtime.selection=1
runtimeconfig.selection=1
toolkit.selection=0
toolkitconfig.selection=0
tlktdoc.selection=0
tlktdocconfig.selection=0
samples.selection=0
samplesconfig.selection=0
unifont.selection=1
unifontconfig.selection=1
TTengine.selection=1
TTengineconfig.selection=1
注: 各インストール可能コンポーネントには、構成コンポーネントが
関連付けられています。
各コンポーネントの構成選択変数は、常に構成コンポーネントの選択変数と
同じ値でなければなりません。
たとえば、 toolkit.selection=0 と設定する場合、
toolkitconfig.selection=0 と設定する必要もあります。
_______________________________________
2.5.3. 機能インストール用ファイルの更新
リモート IPL クライアントごとに client_name.FIT ファイルを変更して、
以下の行を組み込んでください。
これは、単一行で入力する必要があります。
x:\os2\install\install.inv
\\server_name\WRKFILES\client_name\os2\install\install.inv
ここで、server_name と client_name をリモート IPL サーバーと
リモート IPL クライアントの名前に置き換えてください。
______________________________________
2.5.4. リモート IPL インストールの開始
リモート IPL インストールは、機能インストールの
インストール・プログラム CLIFI で処理され、 15 分から 20 分位かかります。
リモート IPL サーバーに管理者としてログオンした後、
リモート IPL サーバー用に作成した応答ファイルの FILES.RSP を使用して、
次の CLIFI コマンドを実行してください。
clifi /a:i /r:c:\javacode\files.rsp
ここで、/r には リモート IPL サーバーの応答ファイルの完全修飾名を
指定します。
ファイル転送が抑止されたなかった場合、CLIFI の実行後に
リモート IPL サーバーをリブートする必要があります。
リモート IPL クライアントに GENFIRPL コマンドをしてから、
各リモート IPL クライアントで CLIFI コマンドを実行してください。
clifi /a:i /r:z:\java116.rsp
ここで、/r には GENFICMD コマンドに指定したリモート IPL クライアントの
応答ファイルの完全修飾名を指定します。
__________________________________________________________
2.5.5. リモート IPL クライアントからの Java サンプルの実行
リモート IPL サーバーの管理者は、RPL\FITS\client_name.FIT ファイルに
以下の行を追加して、リモート IPL クライアントが
サンプル・コンポーネントにあるサンプルを実行できるようにする必要が
あります。
x:\JAVA11\WEBLOGS \\server_name\WRKFILES\client_name\JAVA11\WEBLOGS
x:\JAVA11\HOTJAVA \\server_name\WRKFILES\client_name\JAVA11\HOTJAVA
ここで、server_name と client_name をリモート IPL サーバーと
リモート IPL クライアントの名前に置き換えてください。
リモート IPL クライアントがサンプルの入っているディレクトリーに対して
書込みアクセス権を持っていれば、リモート IPL クライアントは
そのサンプル・コードをコンパイルすることができます。
____________________________________________________________
2.5.6. リモート IPL 環境での Java 1.1.4 から Java 1.1.6 への
アップグレード
リモート IPL 環境で Java 1.1.4 から Java 1.1.6 へ
アップグレードするには、以下のようにします。
1. 解凍した Java 1.1.6 のインストール・ファイルを
リモート IPL サーバーに置く。
2. GENFIRPL コマンドを実行する。 (詳細は 2.5.1 を参照。)
3. 特定のリモート IPL クライアントに CLIFI コマンドを実行する。
(詳細は 2.5.4 を参照。)
このプロセスにより、リモート IPL サーバー上の Java ファイルが
更新されます。
すべてのリモート IPL クライアントがサーバー上の同じファイルに
アクセスするため、すべてのクライアントで更新が行われます。
Java 1.1.4 のインストール時からのクライアント構成情報が提示されます。
______________________________
2.5.7. リモート IPL の制約事項
リモート IPL 環境では OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
アンインストールできません。
_______________________________________________________________________
2.6. WorkSpace On-Demand での OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6
のインストール
WorkSpace On-Demand は、ネットワーク・サーバーからリモートで
ロードされるように設計されたネットワーク・コンピューター
(クライアント) を使用するクライアント/サーバー・システムです。
WorkSpace On-Demand クライアントは、Java アプリケーション、
Netscape Navigator、Personal Communications Entry Level ホスト・
アクセス・アプリケーション、および他のアプリケーションを実行します。
また、DOS、Windows 3.1、および OS/2 アプリケーションのネイティブな
実行もサポートします。
WorkSpace On-Demand サーバーは、 OS/2 Warp Server 上で動作し、
クライアントを管理する拡張サーバー・サポートを提供します。
WorkSpace On-Demand 製品には、Java 1.1.1 for OS/2 Warp が含まれて
います。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
WorkSpace On-Demand サーバーおよびクライアントに
インストールすると、Java 1.1.1 からアップグレードすることができます。
______________________________________________________________
2.6.1. WorkSpace On-Demand サーバー用の
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
Java 1.1.6 を WorkSpace On-Demand サーバーにインストールするには、
GUI を使用します。
GUI を使ってインストールする方法については、この README の
セクション 2.1 を参照してください。
WorkSpace On- Demand サーバーでのインストール時には、
クライアントの Java サポートが更新されていないことを示す警告が
表示されます。
「Yes」を選択すると、インストールは他の GUI インストールと同じように
進行します。
______________________________________________________________
2.6.2. WorkSpace On-Demand クライアント用の
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール
WorkSpace On-Demand クライアントでの Java 1.1.6 のインストールは、
不在 (CID) インストールとして実行されます。
この README のセクション 2.2 にある指示と、
Java 1.1.6 インストール・パッケージに含まれている CID.CMD および
WSOD.RSP ファイルを使用することができます。
_______________________________________________________________
2.6.2.1. WorkSpace On-Demand クライアントでのインストールの要件
WorkSpace On-Demand クライアント用に Java 1.1.6 を
インストールするには、 Java 1.1.1 がすでにインストールされている
必要があります。
Times New Roman MT 30 Unicode フォント (Unifont コンポーネント) が
インストールされるよう選択されている場合は、これも事前に
WorkSpace On-Demand にインストールされていなければなりません。
このサポートが存在しないと、インストールはファイルを転送せずに
終了します。
この場合、wpinstal.log はインストールが正常に完了したことを
示しますが、ファイルが転送されたことは示しません。
_______________________________________________
2.6.2.2. CID.CMD および WSOD.RSP ファイルの変更
インストールを開始する前に、次のように CID.CMD および
WSOD.RSP ファイルを変更してください。
1. CID.CMD ファイルで、/r2:cid.rsp を /r2:wsod.rsp に変更します。
2. セクション 2.2.2 で説明されているとおり、
- CID.CMD ファイルの /s:d:\javainst を、
インストール・パッケージを解凍したドライブおよび
ディレクトリーで置き換えます。
- CID.CMD ファイルの /b:c がブート・ドライブを指している
ことを確認します。
3. WSOD.RSP ファイルでの選択が、インストールに適したものと
なっていることを確認します。
デフォルトでは、Java 実行時環境と Unicode フォントが
選択されています。他のすべてのコンポーネントは選択解除されています。
必要なすべてのファイルをダウンロードして解凍したことを確認して
ください。
____________________________________________________
2.6.2.3. WorkSpace On-Demand クライアントでの
Java 1.1.6 コンポーネントの追加インストール
WorkSpace On-Demand クライアント用に Java フォント環境および
Unicode フォント以外のコンポーネントをインストールする場合、
WSOD.RSP ファイルでこれらのコンポーネントを選択することができます。
ICAT Debugger をインストールする場合、WorkSpace On-Demand 管理者は、
クライアントの CONFIG.SYS ファイルを次のように変更する必要があります。
- Z:\java11\icatjava\dll; を LIBPATH ステートメントに追加します。
- Z:\java11\icatjava\bin; を SET PATH ステートメントに追加します。
- Z:\java11\icatjava\help; を SET DPATH および
SET HELP ステートメントに追加します。
- Z:\java11\icatjava\daemon\javaprob.zip; を
SET CLASSPATH ステートメントに追加します。
- RUN=Z:\mptn\bin\ifconfig.exe lo 127.0.0.1 up を追加します。
Z:\java11 は、ICAT debugger がインストールされるドライブと
ディレクトリーに置き換えてください。
_______________________________________________
2.6.3. WorkSpace On-Demand でのアンインストール
Java 1.1.6 をアンインストールするには、「インストール済の機能」
ディレクトリー (\os2\install\インストール済の機能) にある
インベントリー・オブジェクトへのアクセス権を持っている必要があります。
WorkSpace On-Demand クライアントと WorkSpace On-Demand サーバーの
両方のために Java 1.1.6 をインストールすると、Java 1.1.6
インベントリー・オブジェクトは破壊されるか、置き換えられています。
クライアント・スペースから Java 1.1.6 を除去するには、
WorkSpace On-Demand バージョンの Java 1.1.1 を再インストールします。
このインストールにより、Java 1.1.6 が置き換えられます。
サーバーから Java 1.1.6 を除去するには、\java11 ディレクトリー構造を
削除します。このディレクトリー構造は、「OS/2 システム」フォルダーの
「ドライブ」フォルダーから削除することができます。
また、Unicode フォントをインストールした場合は、ブート・ドライブにある
ファイル \os2\dll\tnrmt30.ttf を削除してください。
______________________________________________________________
3. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のアンインストール
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をアンインストールするには、
「Java 1.1.6 for OS/2 の削除」オブジェクトか UNINSTAL プログラムを
使用してください。
これらの方法について説明します。
またこのセクションでは、いくつかの OS/2 ベース・オペレーティング・
システム・ファイルを前のバージョンに復元する方法についても
記述されています。
______________________
3.1. デスクトップから
以下のステップに従って、「Java 1.1.6 の削除」オブジェクトで
アンインストールを実行します。
1. 「OS/2 システム」フォルダーをオープンします。
2. 「システム設定」フォルダーをオープンします。
3. OS/2 Warp 4 システムでアンインストールする場合のみ、
「インストール/削除」フォルダーをオープンします。
4. 「機能の削除」フォルダーをオープンします。
5. 「Java 1.1.6 for OS/2 Warp の削除」オブジェクトを選択して、
アンインストール・プログラムを開始してください。
6. (オプション) OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールする前に保管されていたベース OS/2 ファイルを
復元するには、セクション 3.3 の記述に従ってください。
___________________________________
3.2. OS/2 コマンド・プロンプトから
アンインストールを開始するにあたって、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 ファイルを解凍した
ディレクトリー、または \JAVA11\UNINSTAL ディレクトリーが
カレントディレクトリーであることを確認してください。
OS/2 コマンド・プロンプトで次のように入力します。
uninstal
アンインストール・プログラムが示す手順に従って、アンインストールを
進めてください。
インストール・プロセスによって作成されたファイルとディレクトリーだけが
削除されます。
たとえば、アプレット・ビューアーの実行によって作成された
HOTJAVA ディレクトリーは、アンインストール中に削除されません。
また、次のセクションで説明する手順によって、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールする前に
保管されていたベース OS/2 ファイルを復元することもできます。
________________________________
3.3. ベース OS/2 ファイルの復元
多くの場合、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 の
インストール中に置き換えられたベース OS/2 ファイルは、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をアンインストールした後も
使用することが できます。
この README のセクション 1.5 で説明されているように、
オリジナル・ファイルのコピーを作成しておけば、その復元を選択することが
できます。
バックアップしたファイルの中には、通常のシステム操作の間には
ロックされているため、システムの稼働中にバックアップ・コピーで
上書きできないものもあります。
このようなファイルを置き換えるには、以下の手順に従ってください。
1. マシンを再始動します。
2. 画面の左上に白い長方形と OS/2 の文字が表示されているときに、
Alt+F1 を押します。
3. OS/2 コマンド行をブートするオプションを選択してください。
4. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールする前に
保管しておいたファイルを復元します。
5. OS/2 コマンド・プロンプトで次のように入力します。
exit
Enter キーを押します。
これでシステムは再始動します。
____________________________________________________________________
3.4. Java 1.1.6 をアンインストールした後の CONFIG.SYS ファイルの状態
Java 1.1.6 を Java 1.1.x に上書きインストールし、その後で
Java 1.1.6 をアンインストールすると、 CONFIG.SYS ファイルは
Java 1.1.x レベルに戻ります。
_________________________________________________
3.5. Toolkit コンポーネントのアンインストール後も
CONFIG.SYS ファイルに残る項目
Java 1.1.6 の Toolkit コンポーネントを一度インストールし、
その後でアンインストールした場合、CONFIG.SYS の SET LIB= および
SET INCLUDE= 文に、まだ Toolkit コンポーネントがインストール
されていたディレクトリーへの参照が含まれている可能性があります。
_________________________________
3.6. CCID によるアンインストール
CID によるアンインストールの実行方法については、
この README のセクション 2.2.3 を参照してください。
______________________________________________
3.7. WorkSpace On-Demand でのアンインストール
WorkSpace On-Demand でのアンインストール方法については、
この README のセクション 2.6.3 を参照してください。
_______________________
4. インストールした後に
以下に、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール後に
ついての必要な追加情報を示します。
________________________
4.1. その他の情報ソース
OS/2 Warp 4 を稼働している場合のみ、以下のオブジェクトが
「Java 1.1.6 for OS/2」フォルダーに表示されます。
OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3 を稼働している場合は、
以下のファイル・ロケーションにアクセスして、関連する文書を
表示してください。(x: は Java がインストールされているドライブです。)
IBM Java テクノロジー・センター
http://ncc.hursley.ibm.com/javainfo/hurindex.html
Java の実行
x:\JAVA11\runtime.htm
アプレット・ビューアーの構成
x:\JAVA11\cnfgappl.htm
Java 文書
http://www.javasoft.com/doc.html
Java Developer's Kit for OS/2
x:\JAVA11\index.html
Java ツールキット
x:\JAVA11\toolkit.html
Java API
x:\JAVA11\docs\api\API_users_guide.html
ICAT Debugger for OS/2 Java
x:\JAVA11\ICATJAVA\help\icatjava.htm
実行時コンポーネントと異なるディレクトリーにツールキット、
ツールキットのマニュアル、および ICAT Debugger for OS/2 Java
コンポーネントがインストールされている場合、上にリストされている最後の
4 つのオブジェクトに該当するディレクトリーを指定してください。
実行時のマニュアル ICAT Debugger for OS/2 Java、および
ツールキットのマニュアル内の README は、コンポーネントが異なる位置に
あれば機能しません。
______________________________________
4.2. コンポーネントの追加インストール
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を初期インストールした後、
インストール・プロシージャーを再び実行して、その他のコンポーネントを
追加インストールすることができます。
これを行うには、解凍したファイルをシステムに保管しておかなければ
なりません。あるいは、オリジナル ZIP ファイルを保管しておいて、
もう一度解凍しなければなりません。
______________________________________________________________
4.3. 非プレゼンテーション・マネージャー・プログラムを呼び出す
Java アプリケーションの開始
非プレゼンテーション・マネージャー・プログラムを呼び出す
Java アプリケーションを開始する場合、 -norestart オプションを使います。
たとえば、Java アプリケーション JavaApp が
非プレゼンテーション・マネージャー・プログラムを呼び出す場合、
java -norestart JavaApp
上記のように OS/2 コマンド・プロンプトに入力します。
-norestart オプションを使わないと、エラーになります。
_____________________________________________________
4.4. Just-In-Time (JIT) コンパイラーを使用不能にする
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 では
Just In Time (JIT) コンパイラーが用意されています。
このコンパイラーによって、実行中の Java アプリケーションやアプレットで
頻繁に使用されるバイト・コード・シーケンス用のマシン・コードが
生成されます。
デフォルトで、JIT は使用可能になっています。
JIT を使用不可にしておくと、Java アプリケーション、アプレット、または
コンパイラー自身の問題を分離するために役立ちます。
詳細については、x:\JAVA11 ディレクトリーにある RUNTIME.HTM ファイルを
参照してください。(x は Java がインストールされているドライブです。)
JIT コンパイラーが使用可能になっている場合、何らかの例外が発生すると、
ソース行番号なしのトレース・バックが作成されます。
行番号つきのトレース・バックを作成するには、JIT を使用不可にし、障害の
あったアプリケーションを実行し直してください。
________________________________________
4.5. 再コンパイルが必要な Java メソッド
バージョン1.0x の Java を使い、C や C++ といったネイティブ言語で
実行される Java メソッドは、 OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6
用に再コンパイルしなければなりません。
詳細については、TOOLKIT.HTML ファイルを参照してください。
このファイルは、Java ツールキットがインストールされているディレクトリー
にあります。
_________________________________________________
4.6. システムに影響する恐れがある LIBPATH の変更
インストール・プログラムが、置き換える必要がある
OS/2 ベース DLL モジュールを x:\OS2\DLL 以外のディレクトリーで見つける
と、モジュールの適切なバージョンがロードされるように、LIBPATH の中で
x:\OS2\DLL の位置が変更されます。
OS/2 ベース DLL モジュールを別のディレクトリーに組み込む製品として、
IBM Developer's Toolkit for OS/2 Warp があります。
この変更は、このツールキットには影響しませんが、同様に
OS/2 ベース DLL モジュールを組み込む他の製品に影響することがあります。
________________________________
4.7. タイマー・レゾリューション
環境変数 JAVA_CLOCK_RESOLUTION を使用して、java.lang.System クラスの
currentTimeMillis メソッドから要求したタイマー・レゾリューションを
指定することができます。レゾリューションはミリ秒で指定します。
たとえば、以下のようになります。
SET JAVA_CLOCK_RESOLUTION = 1
上記の例では、currentTimeMillis を使用する Java アプリケーション用に
タイマー・レゾリューションの最小値を 1 ミリ秒 (高解像度の場合)
に設定しています。
タイマー・レゾリューションは、OS/2 システムが提供するものの中から
選択できます。
Java システムは、最も近い使用可能なレゾリューションに端数切り捨てを
行います。
1 ミリ秒は常に使用可能であり、最高の解像度です。JAVA_CLOCK_RESOLUTION の
デフォルトは、10 ミリ秒で、通常 1 ミリ秒単位への丸めが行われます。
currentTimeMillis 使用時に Java の最高のパフォーマンスを得るためには、
JAVA_CLOCK_RESOLUTION = 32 に設定します。これは、Java ベンチマークを
実行する際に重要です。
_______________________________________________________________
4.8. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 インストール後の
OS/2 サービスの適用
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 は、インストール機能の
一部として、ベース・オペレーティング・システム・モジュールの置換を
行います。OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールした後で
OS/2 システムにサービスを適用すると、 FixPak にあるモジュールよりも
新しいものを置き換えるかどうかを確認する プロンプトが出されます。
ただし、FixPak ディスケットからサービスをインストールする場合、
この状況 (モジュールが旧バージョンに戻ってしまう) が起こっても
プロンプトは出されません。
ディスケットからサービスを適用することを避けるか、またはサービスを
インストールする前にベース OS/2 モジュールをバックアップしておいて、
サービス適用の後で置き換えてください。
変更後の新しいベース・モジュールのリストが、この README の
セクション 5 にあります。
________________________________________________________________________
4.9. Java 1.1.6 の後の OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3 システムへの
FixPak のインストール
OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3 システムに
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールした後で
FixPak 30 またはそれ以上のもの (または DBCS でそれに相当するもの) を
インストールし、Unicode フォント・サポートを使用したい場合、
実行時および Times New Roman MT 30 Unicode フォント・コンポーネントを
インストールし直してください。
_____________________________________________________________________
4.10. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 での 16 色モードの使用
Java 1.1.6 の環境は、256 色モード (またはそれ以上) でなければなりま
せん。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 は、16 色モードの
Abstract Window Toolkit (AWT) を使用する Java アプリケーションおよび
アプレットはサポートしません。
_________________________________________
4.11. 提供されていない JDBC-ODBC ブリッジ
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 では、広範囲の
リレーショナル・データベースへのアクセスを可能にする
データベース・アクセス・インターフェース、
JDBC (Java Database Connectivity) が用意されています。
ただし、すべてのリレーショナル・データベースが JDBC ドライバーを
提供しているわけではありません。
Open Database Connectivity (ODBC) 規格をサポートするデータベースに
アクセスする JDBC-ODBC ブリッジが必要です。
ネイティブ・コードを使用する JDBC-ODBC ブリッジによって、
ODBC ドライバーを JDBC ドライバーとして使用して、ODBC との
インターフェースが可能になります。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 では、JDBC-ODBC ブリッジは
提供されていません。
______________________________________________________
4.12. AWT TextField および TextArea についての考慮事項
AWT TextField および TextArea 制御は、現在のコード・ページ以外の文字を
サポートしていません。US 英語のシステムを稼働しているユーザーは、
コード・ページ 850 (西ヨーロッパの言語をサポートする
多国語コード・ページ) に切り換えることによって、これらの制御における
その他の言語の文字を調べることができます。
______________________________
4.13. アラビア数字の表示の制御
ユーザーの地域によっては、予期しないアラビア数字が表示されることが
あります。
いくつかの国に特定の OS/2 バージョンは、文字 x'00B0' から x'00B9' までを
アラビア数字 0 から 9 に割り当てています。
正しい文字を表示するには、CONFIG.SYS で両方向属性を変更するか、または
「プロパティー」ノートブック (OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3 では
「設定」ノートブック) で「言語」ページを使用して、カストマイズを行って
ください。
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4.14. フォント・プロパティー・ファイルの変更はサポートされていない
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 で提供された
フォント・プロパティー・ファイルの変更はサポートされていません。
____________________________
4.15. 印刷についての考慮事項
ジョブ・プロパティーを設定、または検索するために
プリンター・ドライバーと通信を行う機能は、Java にはありません。
Java アプリケーションまたはアプレットから印刷を行うと、
プリンター・プロパティー・ダイアログ・ボックスが表示されます。
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 では、
このダイアログ・ボックスの表示を抑止し、デフォルト・プロパティーで
ファイルを印刷する環境変数 JAVA_NOPRINTDLG が用意されています。
ダイアログ・ボックスを抑止し、デフォルトの印刷プロパティーを使用する
には、次のように入力します。
SET JAVA_NOPRINTDLG=1
_______________________________________________
4.16. DBCS 各国語における逆スラッシュと波形記号
特定の DBCS コード・ページ (たとえば、932、942、943、949) には、他の
すべての ASCII コード・ページと同じコード・ポイントに逆スラッシュまたは
波形記号文字がありません。
ほとんどの ASCII コード・ページでは、コード・ポイント 0x5c は
逆スラッシュであり、コード・ポイント 0x7e は波形記号です。
コード・ページ 932、942、および 943 では、コード・ポイント 0x5c の
円記号 (\) であり、コード・ポイント 0x7e は上線です。
コード・ページ 949 では、コード・ポイント 0x5c は韓国語の
ウォン記号 (W) です。
Java コンパイラー javac は、まず Java ソース・プログラムを
ローカル・コード・ページから Unicode に変換します。
次に、プログラムをコンパイルする前に Unicode の改行 (U+000A) を
生成するために、逆スラッシュ文字、 'n' 文字の順番で読み取ってから、
それらを 1 つの文字エスケープとして結合することにより、\n などの
文字エスケープ・シーケンスを処理します。
問題なのは、逆スラッシュ文字 (コード・ページ 850 では文字 0x5C) が、
特定の DBCS コード・ページでは同じ位置にないことです。
たとえば、コード・ページ 943 では文字 0x5C は円記号です。
javac コンパイラーが、 Java ソース・プログラムのローカル・コード・ページ
(円記号) を示すコード・ポイント 0x5c を Unicode の円記号 (U+00A5) に
変換した場合、逆スラッシュ文字は表示されないため、
文字エスケープ・シーケンス処理は実行されません。
さらに、コード・ページ 932、943、および 949 では、
ローカル・コード・ページには逆スラッシュがまったくないため、
javac コンパイラーでコード・ページを変換した後は、プログラマーが
Unicode の逆スラッシュを生成する (Unicode エスケープ・シーケンスを
使用して他の Unicode 文字を生成する目的) 方法はありません。
プログラマーが逆スラッシュを含むプログラムを作成できるようにするために、
Java 仮想マシンはコード・ページ 932、943、および 949 用に変更された
コード・ページ変換テーブルを使用します。
これらの変更されたテーブルは、ローカル・コード・ページの
0x00 ~ 0x7F の文字を、Unicode の U+0000 ~ U+007F に変換します。
つまり、プログラマーは Unicode の逆スラッシュ文字 (U+005C) を表す
ときに、コード・ページ 932 および 943 では円記号 (0x5c) を、そして
コード・ページ 949 ではウォン記号 (0x5c) を使用できます。
コード・ページ 932 および 943 での上線 (0x7e) を使用して、Unicode の
波形記号を表すことができます。
このような変更されたコード・ページ変換テーブルは、 Java 仮想マシンが
OS/2 コード・ページ 932、943、および 949 で稼働しているときに、
デフォルトとして使用することもできます。これらのテーブルは、明示的な
文字のコード化が指定されないときに、PrintStream、PrintWriter、
OutputWriter および InputReader クラス用に使用されます。
ローカル・コード・ページで 0x5C を使用すると、
ローカル・コード・ページの円記号として印刷できますが、
アプリケーション・プログラマーが本当の円記号を必要とする場合には、
Unicode 文字 U+00A5 を生成するために Unicode のエスケープを使用する
必要があります。
これは、アプリケーションを他のコード・ページに移植できるようにしておき、
AWT が正確な絵文字を表示するようにしておく必要があるからです。
同様の考慮事項は、プログラマーが本当の上線を必要とする場合にも当てはま
ります。この場合は、 Java プログラム内で Unicode 文字 U+203E を使用し
なければなりません。
コード・ページ 942
コード・ページ 942 では、他のコード・ページとは別のコード・ポイントに
波形記号表記と逆スラッシュ表記があります。このコード・ページは、
逆スラッシュ表記と波形記号表記が他の ASCII コード・ページとは
別の位置にあるため、そのままでは他のコード・ページ変換を使用できません。
このコード・ページで作成されるプログラムは、ローカル・コード・ページの
本当の逆スラッシュと波形記号を使用して作成することができます。
逆スラッシュがコード・ポイント 0x5C である別の ASCII コード・ページで
作成したプログラムをコンパイルするときは、ほとんどの場合、以下のいずれ
かの方法により適切な動作を実現することができます。
- Java ソース・プログラムにある 0x5c 文字を、
ローカル・コード・ページの逆スラッシュ文字
(コード・ポイント 0xfe) で置き換えます。
- Java アプリケーションまたはアプレットをコンパイルするときに、
ファイルがローカル・コード・ページとは異なるコード・ページで作成
されていることを指示します。
たとえば、ソース・コードがコード・ページ 850 で作成された場合は、
次のコマンドでコンパイルすることができます。
javac -encoding 850 myprogram.java
逆スラッシュを表すために 0x5C を使用し、コード・ページ 942 の
DBCS 文字を使用して書かれたファイルをコンパイルする場合は、
javac の -encoding オプションを使用して変換テーブル Cp942c を
使用することができます。これにより、ローカル・コード・ページの
文字 0x00 ~ 0x7F が Unicode の U+0000 ~ U+007F に変換されます。
たとえば、以下のようになります。
javac -encoding Cp942c myprogram.java
本当の逆スラッシュ (コード・ポイント 0xfe) を使用して
コード・ページ 942 で作成したソース・プログラムを 932 や 943
などの別のシステムでコンパイルしなければならない場合、
native2ascii プログラムを使用して、
Java ソース・プログラムをローカル・コード・ページから
基本 ASCII コード・ページに変換します。
たとえば、以下のようになります。
native2ascii myprogram.java d:\mydest\myprogram.java
特定のコード・ページから基本 ASCII コード・ページに変換するには、
以下のように指定します。
native2ascii -encoding 942 myprogram.java d:\mydest\myprogram.java
OS/2 上のほとんどの ASCII コード・ページでは、ファイル区切り文字は
逆スラッシュです。このファイル区切り文字は、システム・プロパティー
'file.separator' または静的定数 'java.io.File.separator' を使用した
Java プログラムでアクセス可能です。
コード・ページ 932 および 943 では、ローカル・ファイル区切り文字は
コード・ポイント 0x5C のままですが、これはコマンド・プロンプトには
円記号として表示されます。
同様に、コード・ページ 949 では、区切り文字はウォン記号として
表示されます。
これらのコード・ページ用のデフォルトの変換プログラムにより、
ファイル区切り文字は Unicode の逆スラッシュに変換されるため、
Java アプリケーションではファイル区切り文字が Unicode の逆スラッシュ
(U+005C) とみなされます。
コード・ページ 942 でも、ローカル・ファイル区切り文字は円記号ですが、
これは Java 文字変換プログラムによって Unicode の円記号に変換される
ため、Java アプリケーションではファイル区切り文字が Unicode の円記号
(U+00A5) とみなされます。
良くできた Java アプリケーションでは、ファイル区切り文字がスラッシュで
ある UNIX システム上で動作できるようにするため、常にファイル区切り文字
を示すシステム・プロパティーの 'file.separator' を使用しているので、
これは問題にはなりません。
アプリケーション・プログラマーは、自分のプログラムにパス区切り文字が
組み込まれないようにすべきです。
たとえば、以下のような使用方法はしないでください。
FileInputStream x = new FileInputStream("mydir\myfile.ext");
代わりに、以下のように使用してください。
FileInputStream x = new FileInputStream("mydir" + File.separator+ "myfile.ext");
_________________________________________________________________
4.17. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール後に
Java 1.0.2 for OS/2 を使用する場合
Java 1.0.2 for OS/2 は、OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールした後では OS/2 コマンド・プロンプトから、または
デスクトップから使用できません。
セッション内で次のように LIBPATH、PATH、および CLASSPATH を設定すれば、
OS/2 コマンド・プロンプトから Java 1.0.2 for OS/2 を実行することが
できます。
SET BEGINLIBPATH=x:\JAVAOS2\DLL;
SET PATH=x:\JAVAOS2\BIN;%PATH%
SET CLASSPATH=x:\JAVAOS2\LIB\JEMPCL10.ZIP;.\.
ここで、x: は Java 1.0.2 for OS/2 が入っているドライブです。
この方式での Java 1.0.2 for OS/2 の実行は、正式にはテストされていない
のでサポートされていません。
___________________________________
4.18. Java アプレットでの時間の問題
Java アプレットで時間の問題がある場合、時間帯 (TZ) の変数を設定あるいは
変更しなければならない可能性があります。
TZ 変数を設定するには、以下のいずれかを行ってください。
- 「TCP/IP の構成」ノートブックの「一般」ページに進む。
提供されているオンライン・ヘルプを参考にしながら
「時間帯」フィールドを設定する。
- CONFIG.SYS ファイルを編集し、SET TZ= ステートメントを追加するか
変更する。
___________________________________________________________
4.19. 韓国語 OS/2 ユーザーは更新されたフォントに PTF が必要
韓国語 OS/2 システムに OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 を
インストールしたい場合、最初に、使用するシステムに PTF PK0817 を
適用しなければなりません。
PTF を入手するには、IBM OS/2 サポート担当員にご連絡ください。
この PTF を適用しなければ、ハングル文字は、
OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 のインストール後の
OS/2 システムに正しく表示されない場合があります。
______________________________________________________________
4.20. 中国語システムには TrueType フォントのインストールが必要
中国語 (簡体字または繁体字) システムの場合は、使用可能なすべての
OS/2 TrueType フォントがインストールされていることを確認してください。
これらのフォントをインストールするには、次のようにします。
1. OS/2 コマンド・プロンプトで次のように入力して、「システム構成機能の
追加」プログラムを開始します。
C:\OS2\INSTALL\INSTALL
ここで C: はブート・ドライブです。
「システム構成」というタイトルのパネルが表示されます。
2.「次ページ」(Warp 4.0 の場合) ボタンまたは「OK」ボタン
(Warp Server 4.0 または OS/2 Warp 3 の場合) をクリックして、
「OS/2 の設定とインストール」パネルを継続します。
3. 「OS/2 の設定とインストール」パネルで、
「TrueType Fonts」チェック・ボックスをクリックします。
4. このチェック・ボックスの右にある「つづく...」ボタンを選択します。
5. すべてのフォントのチェック・ボックスが選択されていることを確認し、
「了解」をクリックします。
6. オペレーティング・システムの CD (Warp Server 4.0、Warp 4.0 または
OS/2 Warp 3) を CD ドライブに挿入します。
7. 「Source Directory」パネルで「了解」をクリックします。
適切なフォントがインストールされます。
フォントのインストールが完了したら、システムを再始動してください。
_______________________________________________________________
4.21. OS/2 Warp 4 日本語版におけるシフト JIS とユニコードの変換
日本語環境におけるシフト JIS (PC code) とユニコード (Unicode) の変換に
おいて、以下のテーブルが使用できます。
SJIS
Cp943c
Cp943 = IBM-943
Cp942 = IBM-942
Cp942c
システム・デフォルトの変換テーブルは、以下のとおりです。
- コード・ページ 943 および 932 には Cp943c
- コード・ページ 942 には Cp942
Cp942 を使用する場合は、このテーブル名をメソッドやパラメータにおいて
明示的に指定してください。
これらのテーブルでは、以下のような変換がなされます。
SBCS 文字の場合
PC コード Unicode
-------------------------------------------------------------------
SJIS 0x00-0x7F U0000-U007F
Cp942c
Cp943c
Cp942 0x00-0x5B U0000-U005B
Cp943 円記号 0x5c U00A5 円記号
0x5D-0x7D U005D-U007D
上線 0x7E U203E 上線
x7F U007F
セント記号 0x80 U00A2 セント記号
ポンド記号 0xA0 U00A3 ポンド記号
否定記号 0xFD U00AC 否定記号
逆スラッシュ 0xFE U005C 逆スラッシュ
波形記号 0xFF U007E 波形記号
たとえば、Cp943c テーブルにおいて、0x00~0x7F の PC コードはそのまま
Unicode の U0000~U007F に変換されます。
また、Cp942 では、PC コードの円記号 (0x5c) は Unicode の円記号 (U00A5)
に変換されます。
DBCS 文字の場合
Cp943、Cp943c および SJIS テーブルでは、PC コードは新 JIS 並びと
みなされます。
Cp942 および Cp942c テーブルでは、PC コードは旧 JIS 並びとみなされます。
ユーザー定義文字と IBM 拡張文字の場合
Cp943 および Cp943c テーブルでは、これらの PC コード文字は Unicode に
変換されます。
SJIS テーブルでは、これらの PC コード文字は Unicode に変換されません。
Cp942 および Cp942c テーブルでは、これらの PC コード文字は Unicode に
変換されます。
________________________________________________________________
4.22. OS/2 Warp 4 日本語版 (VoiceType なし) および Java 1.1.6 に
日本語版 FixPak 2 (FX00002) をインストールしたい場合
Java 1.1.6 for OS/2 をインストールした後の OS/2 Warp 4 日本語版
(VoiceType なし) に日本語版 FixPak 2 (FX00002) を適用したい場合、
FixPak のインストールの前に、次のファイルを別のディレクトリーに
バックアップしてください。
\os2\dll\INSTALL.DLL
\os2\dll\UCONV.DLL
\os2\dll\TRUETYPE.DLL
FixPak を適用したら、それらを復元してください。
復元は次のように行います。
1. システムを再始動します。
2. 白帯と「OS/2」が左上の角に表示されたら、Alt+F1 を押します。
3. メニュー選択画面では、F2 を押します。
4. OS/2 コマンド・プロンプトで、これらのファイルを元の
\os2\dll ディレクトリーにコピーします。
5. exit と入力します。これでシステムは再始動します。
注: OS/2 Warp 4 日本語版 (VoiceType 付き) は、FixPak 2 (FX00002) が
適用済みです。
______________________________________________________________
5. OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 によって変更または
追加される OS/2 ベース・モジュール
システムに OS/2 Warp Developer's Kit for Java 1.1.6 をインストールすると、
以下の OS/2 ベース・ファイルが更新、また存在しない場合は追加されます。
\os2\dll\libaux.dll
\os2\dll\libcm.dll
\os2\dll\libcn.dll
\os2\dll\libcs.dll
\os2\dll\libtk.dll
\os2\dll\libuni.dll
\os2\dll\locale.dll
\os2\dll\uconv.dll
\language\codepage\ibm437
\language\codepage\ibm813
\language\codepage\ibm819
\language\codepage\ibm850
\language\codepage\ibm852
\language\codepage\ibm855
\language\codepage\ibm857
\language\codepage\ibm860
\language\codepage\ibm861
\language\codepage\ibm862
\language\codepage\ibm863
\language\codepage\ibm864
\language\codepage\ibm865
\language\codepage\ibm866
\language\codepage\ibm869
\language\codepage\ibm874
\language\codepage\ibm878
\language\codepage\ibm912
\language\codepage\ibm913
\language\codepage\ibm914
\language\codepage\ibm915
\language\codepage\ibm916
\language\codepage\ibm920
\language\codepage\ibm921
\language\codepage\ibm922
\language\codepage\ibm942
\language\codepage\ibm943
\language\codepage\ibm949
\language\codepage\ibm950
\language\codepage\ibm1004
\language\codepage\ibm1089
\language\codepage\ibm1200
\language\codepage\ibm1207
\language\codepage\ibm1208
\language\codepage\ibm1250
\language\codepage\ibm1251
\language\codepage\ibm1252
\language\codepage\ibm1253
\language\codepage\ibm1254
\language\codepage\ibm1255
\language\codepage\ibm1256
\language\codepage\ibm1257
\language\codepage\ibm1275
\language\codepage\ibm1280
\language\codepage\ibm1281
\language\codepage\ibm1282
\language\codepage\ibm1283
\language\codepage\ibm1381
\language\codepage\ibm1386
\language\codepage\os2ugl
\language\codepage\ucstbl.lst
次のファイルは OS/2 Warp 4 システムで、また FixPak 30 サービス・レベル
またはそれ以上が適用されている OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3
システムで置換されます。
\os2\dll\truetype.dll
次のファイルには Monotype 社の Times New Roman MT 30 TrueType Unicode
フォントが含まれており、OS/2 Warp 4 システム、および FixPak 30 レベル
またはそれ以上が適用されている OS/2 Warp Server または OS/2 Warp 3
システムにインストールされています。
同じファイル名のフォントがインストールされていれば、このファイルによって
置き換えられます。
\os2\dll\tnrmt30.ttf
_______
6. 商標
以下の名称は、米国またはその他の国における IBM 社の商標です。
IBM
OS/2
Java および HotJava は、米国およびその他の国における Sun Microsystems 社の
商標です。
Java テクノロジーのライセンスは、Sun Microsystems 社が所有しています。
Netscape および Netscape Navigator は Netscape Communications 社の
商標です。
PartitionMagic は PowerQuest 社の商標です。
Intel および Pentium は、米国およびその他の国における Intel 社の
登録商標です。
その他の社名、製品、およびサービス名は、他社の商標または
サービス・マークです。
(C) Copyright IBM Corporation 1998, All rights reserved.
Translation: (C) Copyright IBM Japan 1998
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README ファイルの終り
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