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DOS/V Power Report 1998 October
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1998-07-22
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545 lines
================================================================================
MN128-V3, MN128-V3/DSU ファームウェアリリースノート
1998年7月23日
株式会社エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング東京
================================================================================
(※注1)
バージョン1.11以前のファームウェアからバージョン1.21へのバージョンアップ後、TA
およびアナログポートの設定がすべて出荷時の状態に戻ります。あらかじめ設定を保存
してください。
(※注2)
バージョン1.21からバージョン1.10以前にバージョンダウンすると、設定はすべて出荷
時の状態に戻ります。あらかじめ設定を保存してください。
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1.20から1.21への変更点
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【不具合修正】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
----------------------------
・ダイヤルアップネットワークからOCNエコノミーサービスを利用して接続した場合、
通信ができなくなることがある不具合を修正しました。
・RAS設定をしたWindowsNTサーバへ128K(MP)で発信を行っても、1B(64K)しか接続でき
ない不具合を修正しました。
・回線番号や識別着信番号を登録する場合、サブアドレスのみを設定・登録しても"OK"
と表示される不具合を修正しました。
(注)サブアドレスのみの設定・登録はできません。
・Apple Remote Access(ARA)3.0同士で128K(MP)接続した場合、設定より短い時間で切
断されてしまう不具合を修正しました。
・PIAFSでコールバック接続を行った場合に、接続されないことがある不具合を修正し
ました。
----------------------------
●アナログ関連
----------------------------
・INSボイスワープの転送先電話番号の設定が、一部地域でできない不具合を修正しま
した。
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1.11から1.20への変更点
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--------------------------------------------------------
【仕様変更/追加】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
----------------------------
・ドイツRVS社が開発したソフトウェア「RVS-COM」に対応しました。
詳しくは後述の「RVS-COMを使ってFAXを送受信するには」をご覧ください。
※RVS-COMの機能に関しては、「TA FAX」機能以外の動作は確認しておりません。
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
----------------------------
・Dチャンネルパケット通信をより安定化させました。
・無通信監視タイマーを設定している場合、指定された時間内に通信が行われても回線
が切断されることがある不具合を修正しました。
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・電話機から設定する場合、回線番号の登録時設定コード[83(@V),43(@I),01(@Q)]に
設定する番号が32桁目まで入力できる不具合を修正しました。
----------------------------
●アナログ関連
----------------------------
・非常に短い時間差で着信要求がきた場合に、同じ番号がナンバー・ディスプレイ電話
機に表示される不具合を修正しました。
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RVS-COMを使ってFAXを送受信するには
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MN128-V3およびMN128-SOHOは、ドイツRVS社が開発したソフトウェア、RVS-COMに対応して
います。RVS-COMは、「TA FAX」「リモートコントロール」「ファイル転送」「電子メー
ル」「留守番電話」など、様々なコミュニケーション機能を持つ高性能統合ソフトウェア
です。
MN128-V3およびMN128-SOHOのDTEポートに接続したパソコンにRVS-COMをインストールする
と、FAXモデムがなくても、パソコンから直接FAXのデータを送受信することができます。
RVS-COMを使ってパソコンからFAXを送受信したい場合は、マニュアルとあわせてこの追加
説明書をお読みください。
※RVS-COMの使用方法については、RVS-COMのマニュアルを参照してください。
※RVS-COMを使用できるのは、DTEポートにつないだパソコンだけです。
※RVS-COMはWindows95およびWindowsNT4.0に対応しています。WindowsCE、Macintoshでは
使用できません。
※RVS-COMの機能に関しては、「TA FAX」機能以外の動作は確認しておりません。
●RVS-COMについてのお問い合わせ先
RVS-COMの入手方法やサポート情報などについては、RVS-COM販売元であるメガソフト
株式会社までお問い合わせください。
TEL.06-386-2072 FAX.06-386-2123
<注意>・RVS-COMが起動しているときは、RVS-COMで使用中のCOMポートを他の通信ソフ
トウェアで使うことができません。他の通信ソフトウェアで同じCOMポートを
使うときは、RVS-COMを終了させてください。
・RVS-COMを使って通信しているときは、電話機や設定ページ(MN128-SOHOのみ)
からの設定はできません。設定するときは、RVS-COMを終了させてください。
--------------------------------------------------------------------------------
パソコンからFAXを送信するには
--------------------------------------------------------------------------------
1.RVS-COMを起動します。
2.送信する文書のファイルを用意し、通常の印刷と同じ操作をします。
このとき、プリンタは「RVS-COM」を選択しておきます。
3.ダイアログが表示されます。相手先の電話番号などを入力し、送信します。
--------------------------------------------------------------------------------
パソコンでFAXを受信するには
--------------------------------------------------------------------------------
DTEポートのパソコンでFAXを受信するときは、アナログポートの着信をDTEポートへ転送
します。
転送方法には、次の3種類があります。
・電話機で応答してから転送:アナログポートに着信があったら受話器を上げて応答し、
電話機から操作してDTEポートへ転送します。
・指定時間を過ぎたら自動的に転送:アナログポートに着信後、一定時間応答しないでい
ると、DTEポートへ転送されます。
・すべての着信を自動的に転送:アナログポートのすべての着信が、ただちにDTEポート
へ転送されます。
※この場合、アナログポートのすべての着信がDTEポートへ転送されます。
RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっている間は、アナログ機器への着信は
できません。
転送方法および転送時の条件は、ダイヤルイン番号ごとに設定できます。
アナログ用ATコマンド、設定コード、または設定ユーティリテイ「MNマスター」を使用し
て設定します。
<注意>・アナログポートが着信できる状態になっていないときは、FAXを受信すること
はできません。相手側には話し中音が聞こえます。
・RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっていないときは、FAXを受信す
ることはできません。
・DTEポートをデータ通信などで使っているときは、アナログポートの着信をDTE
ポートへ転送することはできません。
・コールウェイティングによって通話中に着信した場合は、DTEポートへ転送で
きません。
■電話機で応答してから転送するとき
▼設定方法
MN128-V3およびMN128-SOHOを出荷時の設定のままで使用している場合は、設定を変更する
必要はありません。
▼受信方法
1.RVS-COMを起動し、FAXを受信できる状態にしておきます。
2.着信があると、アナログポートにつないだ電話の呼び出し音が鳴ります。
3.受話器を上げて応答します。
相手がFAXの場合は、「ピー」というFAX受信の機械音が聞こえます。
※相手が電話の場合は、そのまま通話を続けてください。
4.フックを1回押します。
受話器から「プップップッ」という音が聞こえます。
5.「プップップッ」と聞こえている間に、[#]ボタン→[*]ボタン→[*]ボタンを
押します。
転送に成功すると、受話器からは話し中音が聞こえます。
6.受話器を置きます。
DTEポートのパソコンで、FAXを受信できる状態になります。
■指定時間を過ぎたら自動的に転送するとき
▼設定方法
1.一度アナログポートに着信し、指定時間を過ぎたら自動的にDTEポートへ転送されるよ
うに設定します(出荷時の設定です)。
例)ダイヤルイン登録番号1に登録した電話番号で着信があったときに、アナログポー
トを呼び出したい場合
電話機から:35→1→0→#
ATコマンド:AT#E1=0[Enter]
2.電話機で応答しないとき、自動的にDTEポートへ転送されるまでの時間を設定します。
例)ダイヤルイン登録番号1に登録した電話番号でアナログポートに着信があったとき、
電話機で応答せずに10秒が経過したら、自動的にDTEポートへ転送するとき
電話機から:36→1→2→#
ATコマンド:AT#F1=2[Enter]
▼受信方法
1.RVS-COMを起動し、FAXを受信できる状態にしておきます。
2.着信があると、アナログポートにつないだ電話の呼び出し音が鳴ります。
応答せず、そのまま放置します。
3.「設定方法」の手順2で指定した時間が過ぎると、DTEポートへ転送されます。
DTEポートのパソコンで、FAXを受信できるようになります。
※指定した時間より前に電話機で応答しても、DTEポートへ転送できます。
「電話機で応答してから転送するとき」を参照してください。
■すべての着信を自動的に転送するとき
<注意>この場合、アナログポートのすべての着信がDTEポートへ転送されます。
RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっている間は、アナログ機器への着
信はできません。
▼設定方法
1.アナログポートのすべての着信が、自動的にDTEポートへ転送されるように設定します。
例)ダイヤルイン登録番号1に登録した電話番号で着信があったときに、ただちにDTE
ポートへ転送したい場合
電話機から:35→1→1→#
ATコマンド:AT#E1=1[Enter]
▼受信方法
1.RVS-COMを起動し、FAXを受信できる状態にしておきます。
2.着信があると、ただちにDTEポートへ転送されます。
DTEポートのパソコンでFAXを受信できるようになります。
※アナログポートのすべての着信がDTEポートに転送されます。アナログ機器への着信
はできません。
--------------------------------------------------------------------------------
アナログ用ATコマンドと設定コード
--------------------------------------------------------------------------------
RVS-COM使用時の設定に関するATコマンドと設定コードは、次のとおりです。
********************************************************************************
#E/35 RVS-COMモードの設定
アナログポートに着信したFAXデータをDTEポートへ転送し、RVS-COMを使ってFAXを受信で
きる状態にするための方法を、ダイヤルイン番号ごとに設定します。
この設定は、RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっているときのみ有効です。
ATコマンド AT#Eq=n
設定コード 35qn
パラメータ q=0~3 ダイヤルイン登録番号
n=0 アナログ機器の操作で転送する、または指定時間後に自動転送する
(デフォルト)
※自動転送するまでの時間は、「#F」コマンドで設定します。
n=1 ただちに自動転送する(アナログポートには着信しません)
注意 1)n=1に設定すると、アナログポートのすべての着信がDTEポートへ転送さ
れます。この場合、アナログ機器への着信はできません。
2)DTEポートがデータ通信などに使用されている場合は、DTEポートへ転送
できません。
3)フレックスホンサービスの設定をしている場合に、コールウェイティン
グによって話中着信しても、DTEポートへ転送できません。
********************************************************************************
#F/36 RVS-COMモードへの移行時間の設定
アナログポートに着信して応答がない場合、アナログポートの呼び出しを停止して自動的
にDTEポートへ転送させるまでの時間を、ダイヤルイン番号ごとに設定します。この設定
は、RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっているときのみ有効です。
ATコマンド AT#Fq=n
設定コード 36qn
パラメータ q=0~3 ダイヤルイン登録番号
n=0 無応答時転送しない(デフォルト)
n=1 5秒
n=2 10秒
n=3 15秒
n=4 20秒
n=5 25秒
n=6 30秒
n=7 35秒
n=8 40秒
n=9 45秒
n=10 50秒
n=11 55秒
n=12 60秒
n=13 75秒
n=14 90秒
n=15 105秒
n=16 120秒
n=17 135秒
n=18 150秒
n=19 165秒
注意 n=0に設定した場合は、DTEポートへ転送せず、アナログポートの呼び出しを
続けます。
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1.02から1.11への変更点
================================================================================
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【仕様変更/追加】
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・データ通信時の発信電話番号通知の設定の仕様を変更しました。
コマンド !B
書式 AT!Bn
機能 発信時に自分の回線番号とサブアドレスを接続相手に通知するかどう
かを設定します。サブアドレスは、サブアドレスを設定している場合
のみ通知します。
(旧)
パラメータ n=0 通知しない
n=1 契約者回線番号(初期値)
n=2 ダイヤルイン番号
(新)
パラメータ n=0 通知しない
(「186」を添付した場合、契約者回線番号を通知する)
n=1 契約者回線番号を通知する
(「184」を添付した場合、通知しない)
n=2 ダイヤルイン番号を通知する
(「184」を添付した場合、通知しない)
n=3 NTTとの契約による(初期値)
n=4 通知しない
(「186」を添付した場合、ダイヤルイン番号を通知する)
※ダイヤルイン番号は「$C(ダイヤルイン番号の登録)」で登録しま
す。
注意 1)Bチャネル回線交換サービスモード(AT!A0)時、n=2に設定して
いても、ダイヤルイン番号を登録していない、あるいは、誤った
番号を登録している場合は、INSネット64網から契約者回線番号
を通知します。
2)Dチャネルパケット交換サービスモード(AT!A2、AT!A3)時は、
設定にかかわらず契約者回線番号を通知します。サブアドレス
(AT$E)を設定している場合、サブアドレスはn=0に設定したと
きのみ通知せず、その他の設定では通知します。
3)n=1に設定すると、発信電話番号通知サービスを「常時非通知(常
時通知拒否)」で契約した場合のみ番号を通知せず、その他で契
約した場合は通知します。
4)n=3に設定すると、次のようになります。
・「通話ごと非通知(呼毎通知許可)」で契約:INSネット64網
から契約者回線番号を通知(「184」を添付した場合、通知し
ない)
・「回線ごと非通知(呼毎通知拒否)」で契約:通知しない
(「186」を添付した場合、INSネット64網から契約者回線番号
を通知)
※この機能はNTT側にて将来対応が予定されている(1998.1現在)
機能です。対応するまでは、「通話ごと非通知(呼毎通知許可)」
で契約した場合と同じになります。
・「常時非通知(常時通知拒否)」で契約:常に通知しない
5)n=0に設定すると、相手先の電話番号の前に「186」をつけて発信
した場合は、INSネット64網から契約者回線番号を通知します。
6)n=4に設定すると、相手先の電話番号の前に「186」をつけて発信
した場合は、ダイヤルイン番号を通知します。
7)n=2、4に設定したとき、ダイヤルイン番号を登録していない、あ
るいは、誤った番号を登録している場合は、INSネット64網から
契約者回線番号を通知します。
・INSネット64の「なりわけサービス」に対応しました。(詳しくは
「MN128-V3取扱説明書 ファームウェアバージョン1.11 追加説明のお知らせ」
(http://www2.tokyoweb.or.jp/bug/mn128/V3.PDF)のp9「アナログ通信関連」の
「2 なりわけサービスに対応」の項をご覧ください。)
・INSネット64の「迷惑電話おことわりサービス」に対応しました。(詳しくは
「MN128-V3取扱説明書 ファームウェアバージョン1.11 追加説明のお知らせ」
(http://www2.tokyoweb.or.jp/bug/mn128/V3.PDF)のp15「アナログ通信関連」の
「3 迷惑電話おことわりサービスに対応」の項をご覧ください。)
・発信電話番号識別機能で、話し中着信音のパターンも変更できるようにしました。
・「110」または「119」に外線発信するとき、「ダイヤル終了から発信までの待ち時間
の設定(AT@G)」に関係なく、すぐに発信するように変更しました。
・アナログ通信時の発信電話番号通知の設定の仕様を変更しました。
(旧)
コマンド @T 発信者番号通知の設定
書式 AT@Tr=n
設定コード 81rn
パラメータ r=1,2 ポート番号
n=0 契約者回線番号(初期値)
n=1 ダイヤルイン登録番号1に登録した番号
n=2 ダイヤルイン登録番号2に登録した番号
n=3 ダイヤルイン登録番号3に登録した番号
n=4 ダイヤルイン登録番号0に登録した番号
n=9 通知しない
(新)
コマンド @T 発信者番号の設定
書式 AT@Tr=n
設定コード 81rn
機能 相手先に通知する発信者番号を、ポートごとに設定します。「@Y」で
発信者番号を通知する設定にしている場合、「@Y」で発信者番号を
NTTとの契約によって通知する設定にしていて発信者番号通知サービ
スを「通話ごと非通知(呼毎通知許可)」で契約している場合、およ
び、相手先の電話番号の前に「186」をつけてダイヤルした場合に、
ここで設定した番号を通知します。
なお、INSネット64の契約時にダイヤルインの契約をしている場合、
INSボイスワープサービス、なりわけサービス、迷惑電話おことわり
サービスなどのNTTのサービスを利用するには、ここでの設定が必要
です。各サービスの契約内容に応じて、設定を行ってください(「@Y」
での設定は必要ありません)。
パラメータ r=1,2 ポート番号
n=0 契約者回線番号(INSネット64網から番号設定)(初期値)
n=1 ダイヤルイン登録番号1に登録したダイヤルイン番号
(MN128-V3から番号設定)
n=2 ダイヤルイン登録番号2に登録したダイヤルイン番号
(MN128-V3から番号設定)
n=3 ダイヤルイン登録番号3に登録したダイヤルイン番号
(MN128-V3から番号設定)
n=4 ダイヤルイン登録番号0に登録したダイヤルイン番号
(MN128-V3から番号設定)
※ダイヤルイン番号0~3(パラメータn=1~4)は、「@I(契約者回
線番号およびダイヤルイン番号の登録)」で登録した番号を示しま
す。
注意 n=1、2、3を設定しても、ダイヤルイン番号を登録していない、ある
いは、誤った番号を登録している場合は、INSネット64網から契約者
回線番号を通知します。
(新)
コマンド @Y 発信者番号通知の設定
書式 AT@Yr=n
設定コード 93rn
機能 発信時に、相手先に発信者番号を通知するかしないかを、ポートごと
に設定します。通知する番号は、「@T」で設定します。
発信者番号通知サービスを「通話ごと非通知(呼毎通知許可)」また
は「回線ごと非通知(呼毎通知拒否)」で契約している場合は、NTT
との契約よりも、ここでの設定が優先されます。
パラメータ r=1,2 ポート番号
n=0 NTTとの契約による(初期値)
n=1 通常通知
n=2 通常非通知
注意 1)相手先がナンバー・リクエストを契約している場合、発信者番号
を通知しないと電話がつながらないことがあります。
2)INSボイスワープサービス、なりわけサービス、迷惑電話おこと
わりサービスなどのNTTのサービスを契約していて、発信者番号
通知の設定が必要な場合は、「@T」で設定します。ここでの設定
は必要ありません。
3)n=0に設定すると、発信者番号通知サービスを「通話ごと非通知
(呼毎通知許可)」で契約した場合は@Tで設定された番号を通知
し、その他で契約した場合は通知しません。ただし、この機能は
NTT側にて将来対応が予定されている(1998.1現在)機能です。
対応するまでは、契約にかかわらず「常時非通知(常時通知拒否)」
で契約した場合のみ発信者番号を通知せず、その他で契約した場
合は通知します。
相手先に通知される発信者番号は、@Yの設定と発信者番号通知サービスの契約内容
によって変わります。また、相手先の電話番号の前に「184」をつけてダイヤルす
ると@Yの設定にかかわらず発信者番号が非通知となり、「186」をつけてダイヤル
すると@Yの設定にかかわらず@Tで設定した番号を通知します(「常時非通知(常時
通知拒否)」で契約した場合を除く)。
・発信電話番号識別機能で、発信電話番号が3桁以下の場合は完全一致で反応するよう
に変更しました。
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
・回線接続中に電話機からアナログポートの設定を書き込むとハングすることがある不
具合を修正しました。
・アナログポートにナンバー・ディスプレイに対応した電話機(またはアダプタ)を接
続したとき、発信電話番号が通知されなかったときの発信電話番号非通知理由が正し
く表示されない不具合を修正しました。
・アナログポートに高周波数の音が聞こえることがある不具合を修正しました。
・両アナログポートともに「ナンバー・ディスプレイ機」に設定して、片方のみにナン
バー・ディスプレイ機をつないでいるとき、片通話になってしまうことがある不具合
を修正しました。
・片方のアナログポートが「ナンバー・ディスプレイ機」の設定で、そのポートへのデ
ータ送信プロセス中に、もう片方の電話機から外線発信できない不具合を修正しまし
た。
・アナログポートに「ナンバー・ディスプレイ機」の設定をしているとき、外線の内線
転送機能が正しく動作しない不具合を修正しました。
================================================================================
1.01から1.02への変更点
================================================================================
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
・ATコマンドで全Sレジスタの設定内容を表示(AT%R)したときに、OCNエコノミーサー
ビスを利用する際の特別モードの設定(S110レジスタ)の内容が表示されない不具合
を修正しました。
================================================================================
1.00から1.01への変更点
================================================================================
--------------------------------------------------------
【仕様変更/追加】
--------------------------------------------------------
・OCNエコノミーサービスを利用する際の特別モードの設定(S110レジスタ)を追加し
ました。
※S110 OCNエコノミーサービス特別モード
0 通常モード(初期値)
1 特別モード(Windows95のダイヤルアップネットワークを使用して 、OCN
エコノミーサービスを利用できるようにします。)
<詳細>
Windows95およびWindows95(OSR2)のダイヤルアップネットワークから、OCNエコノミー
サービスに接続する場合、OCN側のルータの機種によっては接続できない場合がありま
す。その場合は、追加コマンドにS110を1に設定するか、または、最新(6/25付)のINF
ファイルを使用して下さい。最新のINFファイルでOCNエコノミーを選択すると自動的に
S110が1に設定されます。
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
・PIAFSを使用すると、誤動作する(最悪の場合、ハングする)恐れのある不具合を修
正しました。
・Dchパケット通信で、フロー制御パラメータネゴシエーション機能のウィンドウサイ
ズの契約が「否」のとき、着信時にデータの送信ができない不具合を修正しました。
・スループットBOD機能で、データ転送負荷の増加によって使用チャネル数が2Bに増え
ている状態でアナログ通信を行なった後、1Bに縮退したチャネル数が、すぐには2Bに
戻らない不具合を修正しました。