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DOS/V Power Report 1998 October
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1998-07-30
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37KB
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953 lines
================================================================================
MN128-SOHO, MN128-SOHO/DSU ファームウェアリリースノート
1998年7月30日
株式会社エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング東京/株式会社ビー・ユー・ジー
================================================================================
(※注1)
バージョン1.11以前のファームウェアからのバージョンアップ後、TAおよびアナログ
ポートの設定がすべて出荷時の状態に戻ります。あらかじめ設定を保存してください。
(※注2)
バージョン1.21からバージョン1.10以前にバージョンダウンすると、設定はすべて出荷
時の状態に戻ります。あらかじめ設定を保存してください。
(※注3)
バージョン1.10でファイルに保存した設定を、バージョン1.11以降のMN128-SOHOに書き
込むとパスワードが正しく設定されません。再度設定し直してください。
(※注4)
接続相手先の機器がサポートしていない方式でコールバック接続を行ったとき、コール
バックせずにそのまま接続されることがあります。ご注意ください。
(接続状況ページ、LED動作で接続状況をご確認されることをお勧めいたします。)
================================================================================
MN128-SOHO v1.21についての注意
================================================================================
MN128-SOHO v1.21において、次の2点のリリースノート記載漏れ、および不具合がありま
した。お手数ですが、v1.21へのバージョンアップ後は設定情報をご確認のうえ、必要に
応じて対処を行ってください。
--------------------------------------------------------
1) NATテーブル登録の仕様変更
--------------------------------------------------------
NATテーブルの登録において、指定プロトコルにGREを追加しました。GREは、PPTPを使用
する際にIPパケットをカプセリングするためのプロトコルです。この追加によって、従来
プロトコル指定を[すべて]に指定しているNATテーブルが、v1.21へのバージョンアップと
共にプロトコル[GRE]に置き換わってしまいます。
【症状】
NATテーブルの登録が下記のように変わってしまうため、例えば回線を接続しても外部に
通信できないなどの不具合が生じます。
(例)
バージョンアップ前:ip nat 1 */*/* ipcp
バージョンアップ後:ip nat 1 */gre/* ipcp
(プロトコルがGREに置き換わっている)
【対処方法】
該当するNATテーブルを正しい内容に書き換えて、再設定してください。ただし、クイッ
ク設定で設定するなど、NATテーブルをオプション設定でコマンド入力していない場合は
対処する必要はありません。
(例)
ip nat 1 */*/* ipcp
または
ip nat 1 * ipcp
--------------------------------------------------------
2)IPフィルタ登録の不具合
--------------------------------------------------------
【症状】
IPフィルタの登録において、指定する送信元アドレスまたは送信先アドレスがネットワー
クアドレス(ホスト部がオール0)のフィルタはエラーになって登録できません。
(例:修正前)
ip filter 1 reject in 192.168.1.0/24 * tcpest * * remote 0
(送信元アドレスがエラー)
ip filter 2 reject out * 133.232.0.0/16 tcp * * remote 1
(送信先アドレスがエラー)
【対処方法】
該当するIPフィルタにネットワークアドレス指定のものがあれば、それをネットワークア
ドレス以外の値に書き換えて、再設定してください。※下記のように、ホスト部のアドレ
スを192.168.1.1/24と指定しても、フィルタは192.168.1.0/24と指定した場合と同様に動
作します。
(例:修正後)
ip filter 1 reject in 192.168.1.1/24 * tcpest * * remote 0
(送信元アドレスを192.168.1.1と修正)
ip filter 2 reject out * 133.232.0.1/16 tcp * * remote 1
(送信先アドレスを133.232.0.1と修正)
================================================================================
1.20から1.21への変更点
================================================================================
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
----------------------------
・ダイヤルアップネットワークからOCNエコノミーサービスを利用して接続した場合、
通信ができなくなることがある不具合を修正しました。
・RAS設定をしたWindowsNTサーバへ128K(MP)で発信を行っても、1B(64K)しか接続でき
ない不具合を修正しました。
・回線番号や識別着信番号を登録する場合、サブアドレスのみを設定・登録しても"OK"
と表示される不具合を修正しました。
(注)サブアドレスのみの設定・登録はできません。
・Apple Remote Access(ARA)3.0同士で128K(MP)接続した場合、設定より短い時間で切
断されてしまう不具合を修正しました。
・PIAFSでコールバック接続を行った場合に、接続されないことがある不具合を修正し
ました。
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・クイック設定-専用線接続でOCN用にグローバルアドレスの設定を行った場合、IP設定
のローカルアクセスサーバ機能がプライベートアドレスのままONになっている不具合
を修正しました。
・設定ページから設定する場合、アナログポート設定のサブアドレスに"0"~"9"以外の
文字も登録できてしまう不具合を修正しました。
・DHCPのIPアドレス割り当てが不正な値でも設定できてしまう不具合を修正しました。
・IP設定のオプション欄に不当なコマンドを入力すると現在のオプション設定が消えて
しまうことがある不具合を修正しました。
・"ip nat"コマンドでportに"who"を指定した場合、IP設定のオプションで確認すると
"login"と表示される不具合を修正しました。
----------------------------
●ルータ関連
----------------------------
・回線接続中のLAS接続により、回線が切断されてしまうことがある不具合を修正しま
した。
・LAS接続・切断を繰り返すとLAS接続が失敗する不具合を修正しました。
・PIAFSまたはV.110でルータ着信した場合に、データ転送速度が遅くなることがある不
具合を修正しました。
・PIAFSでルータ発信した場合に、プロバイダにアクセスできないことがある不具合を
修正しました。
・ISDN回線にMN128-SOHO以外の機器をバス接続している場合でMN128-SOHO以外の機器が
PIAFS着信した場合、着信しなかったMN128-SOHOが再起動することがある不具合を修
正しました。
・BACPありで発信した場合、正しく通信できなくなることがある不具合を修正しまし
た。
・スループットBODで着信した場合、1チャネル切断してしまう不具合を修正しました。
(注)着信の場合は、スループットBODによるチャネルの増減は行いません。
・BOOTPでIPアドレスを取得した場合、リース時間が非常に短くなる不具合を修正しま
した。
・BOOTPでIPアドレスを取得した場合、その後DHCPでそのIPアドレスを再取得できない
不具合を修正しました。
・DHCPでIPアドレスの取得ができないことがある不具合を修正しました。
・着信側を1Bのみ着信許可に設定した場合、2B(MP+BACP)で発信すると1Bも接続しない
不具合を修正しました。
・MPで接続中にB1を切断しその後別の相手から着信した場合、既に接続している相手先
と同じIPアドレスを割り当ててしまう不具合を修正しました。
・発信側がPAP認証でコールバック要求をした場合、コールバックが失敗することがあ
る不具合を修正しました。
・AutoDNSを使用している場合、長期連続使用するとMN128-SOHOがハングアップしてし
まうことがある不具合を修正しました。
・PPTPのLAN型接続の場合、IP経路情報が正しくなくなることがある不具合を修正しま
した。
・DHCPの設定を変更する場合、開始IPアドレスの個数が256より大きい値でも設定でき
る不具合を修正しました。
(注)開始IPアドレスの設定可能な個数は256個までです。
・DHCPの設定を変更した場合、ローカルアクセスサーバ機能の設定が自動的にONになる
不具合を修正しました。
・複数ユーザからの着信を頻繁に繰り返した場合、同時に1つのユーザからしかアクセ
スできなくなることがある不具合を修正しました。
----------------------------
●アナログ関連
----------------------------
・INSボイスワープの転送先電話番号の設定が、一部地域でできない不具合を修正しま
した。
================================================================================
1.11から1.20への変更点
================================================================================
--------------------------------------------------------
【仕様変更/追加】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
----------------------------
・ドイツRVS社が開発したソフトウェア「RVS-COM」に対応しました。
詳しくは後述の「RVS-COMを使ってFAXを送受信するには」をご覧ください。
※RVS-COMの機能に関しては、「TA FAX」機能以外の動作は確認しておりません。
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・クイック設定(専用線接続用)で64kの設定をした場合、IPCPアドレス/DNSアドレス
ネゴシエーションoffのオプション設定"remote N ppp ipcp address off"を設定しな
いように変更しました。
・無課金コールバック発信を行ってコールバックにならなかった場合に、アラートメッ
セージ「しかしながら、コールバック接続になっていませんのでこちら側に課金され
ます」を表示するように変更しました。
・通信料金情報の消去について、「AT*D」で消去するように変更しました。
(注)「設定/ログ情報の消去」のメニューから「すべての設定」を選択し、消去し
ても料金情報は消去できません。「通信料金情報」を選択し消去してください。
----------------------------
●ルータ関連
----------------------------
・"remote N answer callback permit"コマンドに"only"引き数を追加し、相手先にコ
ールバック接続のみを許可する設定が可能になりました。
(注)着信側でコールバック接続のみを許可する設定の場合、コールバックなしで
発信すると認証エラーになります。
・tcpfinフィルタでWWWブラウザ終了時に送られるRSTパケットも対象とするように変更
しました。
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
----------------------------
・Dチャンネルパケット通信をより安定化させました。
・無通信監視タイマーを設定している場合、指定された時間内に通信が行われても回線
が切断されることがある不具合を修正しました。
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・電話機から設定する場合、回線番号の登録時設定コード[83(@V),43(@I),01(@Q)]に
設定する番号が32桁目まで入力できる不具合を修正しました。
・送信パスワードの最初の文字が「?」の場合に設定できない不具合を修正しました。
(注)パスワードが「?」1文字の場合は設定できません。
・電話帳の#0の設定が「コールバック不許可」になっている場合、#1以降の「コールバ
ック許可」の設定が有効にならない不具合を修正しました。
・本体のアクセスパスワードを設定する場合、最初の入力欄と再入力欄に違うパスワー
ドを入力すると意図しないパスワードが設定されることがある不具合を修正しました。
・PPTP接続において着信側の接続状況の自動切断時間が「なし」と表示される不具合を
修正しました。
・CBCPコールバックで応答する場合、「CBCP失敗」の不適切なログが記録される不具合
を修正しました。
・「IP設定」でデフォルト値のIPアドレス"192.168.0.1"に戻した場合に、LAN側から応
答しない不具合を修正しました。
----------------------------
●ルータ関連
----------------------------
・起動時に自動送信される時刻取得のブロードキャストが、ブロードキャストの設定に
関わらず"255.255.255.255"になる不具合を修正しました。
・CBCPコールバックで2B(MP+BACP)で接続して切断した場合でも料金が「10円」と表示
される不具合を修正しました。
・電話帳#0の電話番号を設定しない場合、#1以降の電話帳で着信すると接続状況の自動
切断タイマが正しく表示されず、#0の相手先の自動切断タイマの値が表示されてしま
う不具合を修正しました。
(注)表示のみの不具合で、実動作は正しい相手先の自動切断タイマが有効になって
います。
・受信ユーザID、パスワードを指定していない場合でもLCPネゴシエーションでCHAPを
要求してしまう不具合を修正しました。
(注)実動作には影響ありません。
・PIAFS通信で電波が弱い場合、動作が不安定になる場合がありましたので修正しまし
た。
・コールバック着信の場合、着信時の認証プロトコルをPAPに指定してもCHAPを要求す
る不具合を修正しました。
・LAN側にDNSサーバが存在する環境でAutoNATを使用しているとき、WAN側からのDNS逆
引き要求の応答をアドレス変換(NAT変換)しない不具合を修正しました。
・MP+BACP通信で2B目のBOD接続を行う場合、着信側で自局番号に不完全な番号(例えば
"0*sub"など)を登録していると接続できない不具合を修正しました。
・PIAFSのルータ発信でサイズの大きなファイルをダウンロードした場合、途中で切断
されることがある不具合を修正しました。
・LAN側のDNSサーバがエラー応答を返す場合、AutoDNSの自動発信が効かない不具合を
修正しました。
・RASサーバとして接続する際、CBCPコールバックを設定すると他社製ルータからコー
ルバック接続ができないことがある不具合を修正しました。
・AutoDNSの設定をoffにしてLAN側ネームサーバアドレスを登録している場合、DHCPサ
ーバ機能が働かない不具合を修正しました。
・ICMP Redirectに対応するように修正しました。
・WWWブラウザで設定ページを開き、「更新」を頻繁にクリックし続けるとハングアッ
プすることがある不具合を修正しました。
・Ethernetの負荷が高い場合、動作が不安定になることがある不具合を修正しました。
・ルータ機能でダイヤルアップする場合、相手先が受信する最初のLCPパケットの受信
を失敗することがある不具合を修正しました。
----------------------------
●アナログ関連
----------------------------
・非常に短い時間差で着信要求がきた場合に、同じ番号がナンバー・ディスプレイ電話
機に表示される不具合を修正しました。
================================================================================
RVS-COMを使ってFAXを送受信するには
================================================================================
MN128-V3およびMN128-SOHOは、ドイツRVS社が開発したソフトウェア、RVS-COMに対応して
います。RVS-COMは、「TA FAX」「リモートコントロール」「ファイル転送」「電子メー
ル」「留守番電話」など、様々なコミュニケーション機能を持つ高性能統合ソフトウェア
です。
MN128-V3およびMN128-SOHOのDTEポートに接続したパソコンにRVS-COMをインストールする
と、FAXモデムがなくても、パソコンから直接FAXのデータを送受信することができます。
RVS-COMを使ってパソコンからFAXを送受信したい場合は、マニュアルとあわせてこの追加
説明書をお読みください。
※RVS-COMの使用方法については、RVS-COMのマニュアルを参照してください。
※RVS-COMを使用できるのは、DTEポートにつないだパソコンだけです。
※RVS-COMはWindows95およびWindowsNT4.0に対応しています。WindowsCE、Macintoshでは
使用できません。
※RVS-COMの機能に関しては、「TA FAX」機能以外の動作は確認しておりません。
●RVS-COMについてのお問い合わせ先
RVS-COMの入手方法やサポート情報などについては、RVS-COMの販売元であるメガソフト
株式会社までお問い合わせください。
TEL.06-386-2072 FAX.06-386-2123
<注意>・RVS-COMが起動しているときは、RVS-COMで使用中のCOMポートを他の通信ソフ
トウェアで使うことができません。他の通信ソフトウェアで同じCOMポートを
使うときは、RVS-COMを終了させてください。
・RVS-COMを使って通信しているときは、電話機や設定ページ(MN128-SOHOのみ)
からの設定はできません。設定するときは、RVS-COMを終了させてください。
--------------------------------------------------------------------------------
パソコンからFAXを送信するには
--------------------------------------------------------------------------------
1.RVS-COMを起動します。
2.送信する文書のファイルを用意し、通常の印刷と同じ操作をします。
このとき、プリンタは「RVS-COM」を選択しておきます。
3.ダイアログが表示されます。相手先の電話番号などを入力し、送信します。
--------------------------------------------------------------------------------
パソコンでFAXを受信するには
--------------------------------------------------------------------------------
DTEポートのパソコンでFAXを受信するときは、アナログポートの着信をDTEポートへ転送
します。
転送方法には、次の3種類があります。
・電話機で応答してから転送:アナログポートに着信があったら受話器を上げて応答し、
電話機から操作してDTEポートへ転送します。
・指定時間を過ぎたら自動的に転送:アナログポートに着信後、一定時間応答しないでい
ると、DTEポートへ転送されます。
・すべての着信を自動的に転送:アナログポートのすべての着信が、ただちにDTEポート
へ転送されます。
※この場合、アナログポートのすべての着信がDTEポートへ転送されます。
RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっている間は、アナログ機器への着信は
できません。
転送方法および転送時の条件は、ダイヤルイン番号ごとに設定できます。
アナログ用ATコマンド、設定コード、または設定ユーティリテイ「MNマスター」を使用し
て設定します。
<注意>・アナログポートが着信できる状態になっていないときは、FAXを受信すること
はできません。相手側には話し中音が聞こえます。
・RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっていないときは、FAXを受信す
ることはできません。
・DTEポートをデータ通信などで使っているときは、アナログポートの着信をDTE
ポートへ転送することはできません。
・コールウェイティングによって通話中に着信した場合は、DTEポートへ転送で
きません。
■電話機で応答してから転送するとき
▼設定方法
MN128-V3およびMN128-SOHOを出荷時の設定のままで使用している場合は、設定を変更する
必要はありません。
▼受信方法
1.RVS-COMを起動し、FAXを受信できる状態にしておきます。
2.着信があると、アナログポートにつないだ電話の呼び出し音が鳴ります。
3.受話器を上げて応答します。
相手がFAXの場合は、「ピー」というFAX受信の機械音が聞こえます。
※相手が電話の場合は、そのまま通話を続けてください。
4.フックを1回押します。
受話器から「プップップッ」という音が聞こえます。
5.「プップップッ」と聞こえている間に、[#]ボタン→[*]ボタン→[*]ボタンを
押します。
転送に成功すると、受話器からは話し中音が聞こえます。
6.受話器を置きます。
DTEポートのパソコンで、FAXを受信できる状態になります。
■指定時間を過ぎたら自動的に転送するとき
▼設定方法
1.一度アナログポートに着信し、指定時間を過ぎたら自動的にDTEポートへ転送されるよ
うに設定します(出荷時の設定です)。
例)ダイヤルイン登録番号1に登録した電話番号で着信があったときに、アナログポー
トを呼び出したい場合
電話機から:35→1→0→#
ATコマンド:AT#E1=0[Enter]
2.電話機で応答しないとき、自動的にDTEポートへ転送されるまでの時間を設定します。
例)ダイヤルイン登録番号1に登録した電話番号でアナログポートに着信があったとき、
電話機で応答せずに10秒が経過したら、自動的にDTEポートへ転送するとき
電話機から:36→1→2→#
ATコマンド:AT#F1=2[Enter]
▼受信方法
1.RVS-COMを起動し、FAXを受信できる状態にしておきます。
2.着信があると、アナログポートにつないだ電話の呼び出し音が鳴ります。
応答せず、そのまま放置します。
3.「設定方法」の手順2で指定した時間が過ぎると、DTEポートへ転送されます。
DTEポートのパソコンで、FAXを受信できるようになります。
※指定した時間より前に電話機で応答しても、DTEポートへ転送できます。
「電話機で応答してから転送するとき」を参照してください。
■すべての着信を自動的に転送するとき
<注意>この場合、アナログポートのすべての着信がDTEポートへ転送されます。
RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっている間は、アナログ機器への着
信はできません。
▼設定方法
1.アナログポートのすべての着信が、自動的にDTEポートへ転送されるように設定します。
例)ダイヤルイン登録番号1に登録した電話番号で着信があったときに、ただちにDTE
ポートへ転送したい場合
電話機から:35→1→1→#
ATコマンド:AT#E1=1[Enter]
▼受信方法
1.RVS-COMを起動し、FAXを受信できる状態にしておきます。
2.着信があると、ただちにDTEポートへ転送されます。
DTEポートのパソコンでFAXを受信できるようになります。
※アナログポートのすべての着信がDTEポートに転送されます。アナログ機器への着信
はできません。
--------------------------------------------------------------------------------
アナログ用ATコマンドと設定コード
--------------------------------------------------------------------------------
RVS-COM使用時の設定に関するATコマンドと設定コードは、次のとおりです。
********************************************************************************
#E/35 RVS-COMモードの設定
アナログポートに着信したFAXデータをDTEポートへ転送し、RVS-COMを使ってFAXを受信で
きる状態にするための方法を、ダイヤルイン番号ごとに設定します。
この設定は、RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっているときのみ有効です。
ATコマンド AT#Eq=n
設定コード 35qn
パラメータ q=0~3 ダイヤルイン登録番号
n=0 アナログ機器の操作で転送する、または指定時間後に自動転送する
(デフォルト)
※自動転送するまでの時間は、「#F」コマンドで設定します。
n=1 ただちに自動転送する(アナログポートには着信しません)
注意 1)n=1に設定すると、アナログポートのすべての着信がDTEポートへ転送さ
れます。この場合、アナログ機器への着信はできません。
2)DTEポートがデータ通信などに使用されている場合は、DTEポートへ転送
できません。
3)フレックスホンサービスの設定をしている場合に、コールウェイティン
グによって話中着信しても、DTEポートへ転送できません。
********************************************************************************
#F/36 RVS-COMモードへの移行時間の設定
アナログポートに着信して応答がない場合、アナログポートの呼び出しを停止して自動的
にDTEポートへ転送させるまでの時間を、ダイヤルイン番号ごとに設定します。この設定
は、RVS-COMが起動し、FAXを受信できる状態になっているときのみ有効です。
ATコマンド AT#Fq=n
設定コード 36qn
パラメータ q=0~3 ダイヤルイン登録番号
n=0 無応答時転送しない(デフォルト)
n=1 5秒
n=2 10秒
n=3 15秒
n=4 20秒
n=5 25秒
n=6 30秒
n=7 35秒
n=8 40秒
n=9 45秒
n=10 50秒
n=11 55秒
n=12 60秒
n=13 75秒
n=14 90秒
n=15 105秒
n=16 120秒
n=17 135秒
n=18 150秒
n=19 165秒
注意 n=0に設定した場合は、DTEポートへ転送せず、アナログポートの呼び出しを
続けます。
================================================================================
1.02から1.10への変更点
================================================================================
--------------------------------------------------------
【仕様変更/追加】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・設定ページのレイアウトを一部変更しました。
- 専用線用クイック設定ページを追加しました。
- クイック設定ページをframe表示に変更しました。
・「設定情報」ページでパスワードを暗号化して表示するように変更しました。
・「接続/電話帳登録」の件数を8件から16件に拡張しました。
・「設定/ログ情報の消去」ページでログを消去できるように拡張しました。
・「通信料金情報」を1時間に1度のタイミングでFlashROMに保存し、電源をOFFにして
も残るように変更しました。
・「通信料金情報」ページに最新接続時刻、接続回数の表示を追加しました。
・AutoDNSによる自動ダイヤルアップの場合、「接続/切断状況」ページにドメイン名
の表示を追加しました。
・ripの送受信を制御するコマンド"ip rip"を追加しました。(詳しくはオンラインヘ
ルプの「IPオプション設定について」をご覧ください。)
・DHCPで割り当てる情報にWINSサーバアドレス(プライマリ、セカンダリ)を追加し、
"ip dhcp winsserver"コマンドを追加しました。(詳しくはオンラインヘルプの「IP
オプション設定について」をご覧ください。)
・"ip filter"コマンドのprotocolに"tcpest"を追加し、TCPのセッションを張る際の最
初のTCPパケットのみを指定できるようにしました。
・"ip filter"コマンドのprotocolを番号でも指定できるように拡張しました。
----------------------------
●ルータ関連
----------------------------
・PPTPに対応しました。これによって、VPNが構築できるようになりました。(詳しく
は最新版のマニュアル(http://www2.tokyoweb.or.jp/bug/mn128/MANUAL.PDF)のp334
「8-3 Etherポート」の「PPTPを利用してVPNを構築したい」の項をご覧ください。)
・ルータ機能を利用して非同期(V.110 38.4Kbps)およびPIAFSモードでの発信を可能
にしました。(詳しくはオンラインヘルプの「接続/電話帳登録」の通信チャネルを
ご覧ください。)
・NAT変換機能を、DNS応答パケットの内容も変換するように拡張し、プライベートLAN
上のDNSサーバにプライベートアドレスを登録したままで、外部からグローバルアド
レスとして公開することが可能になりました。
----------------------------
●アナログ関連
----------------------------
・INSネット64の「なりわけサービス」に対応しました。(詳しくは最新版のマニュア
ル(http://www2.tokyoweb.or.jp/bug/mn128/MANUAL.PDF)のp66「2-7 なりわけサー
ビスの利用」の項をご覧ください。)
・INSネット64の「迷惑電話おことわりサービス」に対応しました。(詳しくは最新版
のマニュアル(http://www2.tokyoweb.or.jp/bug/mn128/MANUAL.PDF)のp70「2-8 迷
惑電話おことわりサービスの利用」の項をご覧ください。)
・発信電話番号識別機能で、話し中着信音のパターンも変更できるようにしました。
・「発信者番号通知の設定(AT@T)」にパラメータを追加しました。
・「110」または「119」に外線発信するとき、「ダイヤル終了から発信までの待ち時間
の設定(AT@G)」に関係なく、すぐに発信するように変更しました。
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・BACPを使用して接続したとき、着信側のMN128-SOHOの接続状況・ログにユーザIDが表
示されないことがある不具合を修正しました。
・IP設定ページでサブネットマスクを変更すると応答が返らないことがある不具合を修
正しました。
----------------------------
●ルータ関連
----------------------------
・AutoNATを使用してLANから外部にアクセスしたとき、外部からLANにアクセスできて
しまう不具合を修正しました。
・CISCO社製のルータとBODで接続したとき、通信量にかかわらず1B通信になってしまう
ことがある不具合を修正しました。
・WAN側のIPアドレスの設定をし、相手先からのRIPを受け取れないとき、WAN側ネット
ワークのルートが消えてしまう不具合を修正しました。
・BACPのネゴシエーションのとき、相手からのFavored PeerオプションのMagic Number
をAckで返していなかった不具合を修正しました。
・BAPのCallStatusRespでReqのIDを正しく返していなかった不具合を修正しました。
・AutoNAT使用時、同じWWWサーバに同時に多数のアクセスがあるとエラーが発生し、ペ
ージが開けなくなる不具合を修正しました。
・相手先電話番号が空欄の相手先情報が複数登録されているとき、#2以降の相手先情報
を使ってコールバック接続しようとすると、番号が空欄の最初の相手先情報が使われ
てしまう不具合を修正しました。
・WindowsNT4.0Serverに端末型接続すると、しばらくすると通信できなくなってしまう
不具合を修正しました。
・2B接続通信中に片方のチャネルの回線使用率が0/0%と表示されてしまう不具合を修正
しました。
----------------------------
●アナログ関連
----------------------------
・回線接続中に電話機からアナログポートの設定を書き込むとハングすることがある不
具合を修正しました。
・アナログポートにナンバー・ディスプレイに対応した電話機(またはアダプタ)を接
続したとき、発信電話番号が通知されなかったときの発信電話番号非通知理由が正し
く表示されない不具合を修正しました。
================================================================================
1.01から1.02への変更点
================================================================================
--------------------------------------------------------
【仕様変更/追加】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●設定/ログ関連
----------------------------
・オンラインマニュアルのTipsにデフォルトルートの設定方法の詳細を追加しました。
・アナログ通信で、相手先が応答しない等、通信が確立しない場合は、接続・切断ログ
情報として残さないように変更しました。
----------------------------
●ルータ関連
----------------------------
・デフォルトルートの設定を"0.0.0.0/32"から"0.0.0.0/0"に変更しました。
・本体のIPアドレスを変更した後、すぐには反映させず、本体の再起動後に有効になる
ように変更しました。
・以下のコマンドを追加しました。
※このコマンドをご使用いただくことで、WindowsCEでのリモートアクセスが可能と
なりました。
◎DNSサーバアドレスのネゴシエーションの設定
書式:remote <number> ppp ipcp dns <off|on>
機能:接続時にDNSサーバアドレスのネゴシエーションを行なうかどうかを設定し
ます。
パラメータ:<number>=0~7 相手先番号
<off|on> DNSサーバアドレスのネゴシエーションを行なうかどうか
off 行なわない
on 行なう(初期値)
--------------------------------------------------------
【不具合修正】
--------------------------------------------------------
----------------------------
●TA関連
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・スループットBOD機能で、データ転送負荷の増加によって使用チャネル数が2Bに増え
ている状態でアナログ通信を行なった後、1Bに縮退したチャネル数が、すぐには2Bに
戻らない不具合を修正しました。
・MN128-SOHOのルータ部とTA部が同じサブアドレスのとき、MN128-SOHOをTAとしてMPの
着信に使用すると、2B目が接続されない不具合を修正しました。
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●設定/ログ関連
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・パスワードに"%u"が含まれていると正しく設定できない不具合を修正しました。
・「設定をファイルへ保存」ページ内で、デフォルトのIPフィルタが消去されない不具
合を修正しました。
・デフォルトルートへのスタティックルートを登録した場合、ブラウザから設定を見る
と自動接続相手先として登録されている(実際に自動接続はしない)不具合を修正し
ました。
・本体稼働時間が24時間を越えたとき、「日」の情報が表示されない不具合を修正しま
した。
・PIAFS着信時PIAFS側のルートの表示を"RIP"から"TERM"に修正しました。
・CBCPコールバックで接続した場合、接続状況と通信ログの課金表示が一致しない不具
合を修正しました。
・Bチャネルを1Bずつ異なる相手先と接続している状態で両チャネルを1度に切断する
と、料金が接続・切断ログ情報に正しく残らない不具合を修正しました。
・WindowsNT Server4.0上のInternetExprolerで、MN128-SOHOの設定ページのReloadを
繰り返すと設定ページが開けなくなることがある不具合を修正しました。
・電話機から設定したアナログポートの設定内容が設定ページに反映されない不具合を
修正しました。
・電源投入後、一回目にMN128-SOHOの設定ページを表示させる場合、表示するまでにか
なり時間がかかるという(ドメイン名がついている場合にMN128-SOHOが応答しない)
不具合を修正しました。
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●ルータ関連
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・ルータ部サブアドレスがデフォルト(1)の状態でCBCPコールバック接続する場合、サ
ブアドレスを指定しないと接続できない不具合を修正しました。
・まれに、DHCPサーバ機能が正しく動作しなくなることがある不具合を修正しました。
・"ip filter 1 reject out * * * * route local"と設定してもLAN側のRIPのブロード
キャストがフィルターできない不具合を修正しました。
・NATテーブルの登録をMN128-SOHOのアドレスを含むように設定してもMN128-SOHOから
送信されるRIP/DNSパケットがアドレス変換されない不具合を修正しました。
・WAN側のアドレス設定とNATテーブルの登録を組み合わせた状態ではAutoDNSが動作し
ない(DNS要求が転送されない)不具合を修正しました。
・AutoNAT機能を使用した場合、CU-SeeMeが使用できませんでしたが、正常に使用でき
るように対処しました。
・PIAFS端末からのリモートアクセスで同期が確立せず接続できないことがある不具合
を修正しました。
・リモートアクセスサーバとして使用している場合、PPPネゴシエーションでハングす
ることがある不具合を修正しました。
・FreeBSD、LinuxでDHCP機能が正しく動作しない不具合を修正しました。
・PIAFS端末からのリモートアクセスで、一部のホームページを見ると回線が切断され
てしまう不具合を修正しました。
・リモートアクセスサーバとして使用しているときに、実在しないドメイン名でのアク
セスを何度も繰り返すと、やがてMN128-SOHOがハングしてしまう不具合を修正しまし
た。
・1度"AUTO"で登録されたルートがIP経路情報としてしばらく残ってしまう不具合を修
正しました。
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●アナログ関連
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・アナログポートに電話がかかってきて、通話中に相手から切断された場合は給電極性
の反転を行っていませんでしたが、給電極性の反転を行うように修正しました。
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1.00から1.01への変更点
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【仕様変更/追加】
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●TA関連
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・OCNエコノミーサービスを利用する際の特別モードの設定(S110レジスタ)を追加し
ました。
◎S110 OCNエコノミーサービス特別モード
0 通常モード(初期値)
1 特別モード(Windows95のダイヤルアップネットワークを使用して、OCN
エコノミーサービスを利用できるようにします。)
<詳細>
Windows95およびWindows95(OSR2)のダイヤルアップネットワークから、OCNエコノミー
サービスに接続する場合、OCN側のルータの機種によっては接続できない場合がありま
す。その場合は、追加コマンドにS110を1に設定するか、または、最新(6/25付)のINF
ファイルを使用して下さい。最新のINFファイルでOCNエコノミーを選択すると自動的に
S110が1に設定されます。
※「MN128-SOHO FAQ」13-1項もあわせてご参照ください。
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●設定/ログ関連
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・クイック設定ページにアクセスするためのURLアドレスを、従来の
「http://setup.mn128-soho」
「http://www.setup.mn128-soho」
に加えて、
「http://mn128-soho.setup」
「http://www.mn128-soho.setup」
も使用できるように修正しました。
・本体にパスワードが設定されているとき、認証失敗時に表示される"Not Authorized"
ページに「認証のユーザIDとして"admin"または"user"を入力する」という説明を追
加しました。
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【不具合修正】
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●TA関連
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・PIAFSを使用すると、誤動作する(最悪の場合、ハングする)恐れのある不具合を修
正しました。
・Dchパケット通信で、フロー制御パラメータネゴシエーション機能のウィンドウサイ
ズの契約が「否」のとき、着信時にデータの送信ができない不具合を修正しました。
・ローカルアクセスサーバ機能(LAS)を使用中に、通信チャネル2B(128Kbps/MP+BACP)
で接続するシーケンスで、2B目が正しく接続できない不具合を修正しました。
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●設定/ログ関連
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・ブラウザから設定ページやログ表示ページに繰り返しアクセスするとページが開けな
くなることがある不具合を修正しました。
・ブラウザからアナログポートの設定を消去しても、電源を入れ直すと元の設定に戻っ
てしまう不具合を修正しました。
・停電時の動作設定の、DTEからの設定(AT*A)と設定ページからの設定とが正しく反
映されない不具合を修正しました。
・設定ページにアクセスするとき、URL名の最後にスラッシュ'/'を付けてアクセスでき
るように修正しました。
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●ルータ関連
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・OCNエコノミーサービスを利用する際、一部の網側ルータの種類あるいはOCNお申し込
み時の登録内容によっては接続できない不具合を修正しました。
(原因1)
IPCPのIPアドレスオプションを拒否されたとき、相手先ルータアドレスを設定して
いてもルートが正しく作成されず回線は接続されるがIP通信ができなくなります。
(原因2:OCNに登録したDNSサーバとMN128-SOHOに設定したDNSサーバが異なるとき)
OCN側ルータよりIPCPのDNSサーバアドレスオプションのNAKを受信することがあり
ますが、そのときも自分が送信するDNSサーバアドレスを変えないためにネゴシエ
ーションに失敗します。
・KIPのブロードキャストパケットで自動切断タイマがクリアされてしまい、自動切断
までの時間が伸びてしまう不具合を修正しました。
・自動切断時間と最大接続時間を同時に設定して接続すると、最大接続時間で切断され
ない不具合を修正しました。
・LAN側のスタティックルートを設定できない不具合を修正しました。
・LAN側のDNSサーバアドレスを2個登録し且つAutoDNSがOffの場合、IPCPSecondaryDNS
サーバアドレスが正しく通知されない不具合を修正しました。
・相手先#0にコールバック着信許可の設定をすると、コールバック着信許可の設定をし
ていない相手先#1以降のユーザIDが、コールバック接続できてしまう不具合を修正し
ました。
・ip nat 192.168.0.2/*/* ipcpの設定をしているとき、192.168.0.2から外部のネット
ワークにアクセスできない(AutoDNSが機能しない)不具合を修正しました。
・ルータで専用線接続中に電話機からの設定確認を行うとハングする不具合を修正しま
した。
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●アナログ関連
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・G4FAX機が最初にG4FAXモードで発信した場合、着信できない場合がある不具合を修正
しました。
(詳細)
G4FAX機からの着信をMN128-SOHOが受けたときに「通信拒否」を返していたものを
「端末属性不一致」を返すように修正しました。これにより「端末属性不一致」を受
信した場合にのみG3FAXモードで再発信する仕様のG4FAX機からの着信も可能となりま
す。