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1997-09-22
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6KB
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147 lines
究極の効果音作成ツール Sound Creator
1.はじめに
数式を打ち込んでWAVファイルを作成するツールです。数式解析部
は数式電卓のエンジンにさらに磨きをかけたものを使用しています。
(しかし、計算量が膨大なので重いです。)著作権に縛られることなく
自由な発想で愉快な効果音を作成できます。また、数式アレルギーの方
も簡単な操作で様々な効果音を作成できます。
2.インストールの方法
SC.EXEとSC.HLPをインストールしたいディレクトリにコ
ピーする。(必ず同じディレクトリに入れてください。)
3.操作方法
起動すると、未登録のときは起動のたびにキーワードを聞いてきます
が、一度登録すればもう二度とこの画面は表示されません。(16ビッ
ト版のユーザーの方も、もう一度キーワードを入力して下さい。キーワー
ドは以前と同じです。)未登録の場合、試聴はできても最終的なWAV
ファイルを作成できません。
WAVファイルの作成手順は、テンポ、WAVファイルの形式、音色、
構成(音階、音長)、左右のバランス、音量、その他のパラメータを、
テストボタンで出来た効果音を聴きながらいじり、完成したら「サウン
ド」メニューの下にある「作成」メニューでWAVファイルにするとい
う手順をふみます。それではここの項目について解説しましょう。
ア、テンポ
1分間に4分音符がいくつ入るか指定します。1/100秒単位の
時間で音長を指定したい場合は125を指定して構成のところで音長
を@をつけて指定してください。
イ、WAVファイルの形式
サンプリング周波数とステレオの有無、8または16ビットの指定
が出来ます。計算量とデータの量の関係上、仕上げ以外は11kHz
の8ビットモノラルで作業をした方がよいでしょう。
ウ、音色(面倒な人は音色ウィザードを起動して下さい)
基本的には「V*(数式)」の形にして音量が反映されるようにし
てください。この中で使用できる変数はF、T、L、V、X、Y、Z、
NOISEです。それぞれ
F:構成部で指定した音の周波数(Hz)
T:現在の音の鳴りはじめからの時間(秒)
L:現在の音の長さ(秒)
V:現在の音のボリューム
X、Y、Z:任意のパラメータ
NOISE:-1~1のでたらめな値が入る
ノイズの周波数は下のNoiseの欄で指定する
0を指定すると読む度に変わる変数になる
です。また、波形の関数として
SIN(x):サイン波、1周期は1
COS(x):コサイン波(SIN(x+0.25)と同じ)
RECT(x):方形波、1周期は1  ̄_ ̄_
TRI(x):三角波、1周期は1 /\/\/\/\
(↑本当はバックスラッシュ)
SAW(x):のこぎり波、1周期は1 ////
が用意されています。1周期が1になっているので
SIN(F*T):周波数がFのサイン波
RECT(2*F*T):周波数が2*Fの方形波(Fの倍波)
のように簡単に指定できます。このほかの関数としては
ABS(x):絶対値をとる
INT(x):小数以下切り捨て
EXP(x):指数関数
LN(x) :対数関数
LOG(x):10を底とする対数関数
CUT(x):1以上と-1以下を、1、-1にする
DEC(x):小数部を抽出
があります。また、音色全体にPCUTをかけると音と音のつなぎ目
にあらわれるプチッというノイズを除去できます。
エ、構成(構成ガイドを表示させながら作業すると楽です)
楽譜を打ち込む要領で記述します。1つ1つの音符は
{#}音階{音長}
の形になっています。音階はド~シがCDEFGABです。音長は4分
音符なら4、8分音符なら8と書きます。数字の前に@をつけると全
音符の192分の1を単位とした詳細な指定が出来ます。テンポに
125を指定すると@をつけたときの単位が0.01秒になります。
音長を省略したときは前の音符の音長と同じになります。音符と音符
の間には
O数字(1~8):オクターブの指定
+:オクターブを1つ上げる
-:オクターブを1つ下げる
<:音量を20%上げる
>:音量を20%下げる
V数字:ボリュームの変更
を書くことが出来ます。また、音階にRを指定すると休符になります。
オ、左右のバランス(バランスウィザードを使えば楽です)
左から右を-1~1で指定します。0が真ん中です。式を書くこと
も出来ます。式に使用できる変数や関数は音色と全く同じです。
カ、ノイズ
ノイズの周波数を指定します。0にすると、毎回違う値を返すよう
になります。
キ、ボリューム
変数Vの初期値です。構成のところで変更できます。1000くら
いまで指定できます。(あまり大きな値を指定するとふりきれて音が
割れます。)
ク、X、Y、Z
パラメータとして任意に指定できます。作成した効果音にユーザー
が操作できる部分を残したいときに使用します。
ウ~クのパラメータは各トラック別々に指定できます。トラックは全部
で8つあり、これらを合成して効果音を作成します。当然のことながら
トラックを増やせば増やすほど計算時間がかかります。
とにかく、効果音作りは慣れが第一なのでいろいろいじってください。
4.作成した効果音の著作権と公開
SCで作成した効果音の著作権は作成者である皆さんにあります。出
来上がった効果音の配布に関しては、商用私用を問わず一切制限はあり
ませんし、当方に許可を得たり使用料を払う必要もありません。
ところで、もし、面白い効果音を作成したらどんどん公開してくださ
い。その際、SCを持っていない人のためにWAVファイルとSCを
持っている人のためにSCDファイルの両方をセットにして公開してい
ただけるとありがたいです。みんなで自由に利用できるデータを増やし
ましょう!
5.最後に
本ソフトはシェアウェアです。継続して使用する場合は900円を、
以下の方法のいずれかでお支払いください。
A.郵便振替払込の利用
各郵便局に備え付けの払込用紙に必要事項を記入し口座番号
02270-7-6310 加入者名 相沢ソフトラボ
に900円を払い込んでください。その際、用紙に通信欄が
あるので「SC代金」と書いてください。この払込用紙は最
終的に私のところに届けられるので、感想、要望等があれば
ついでに書いてくださっても結構です。送金が確認されしだ
いこちらからキーワードをお送りいたします。
B.NIFTY-SERVEのSW送金代行サービスの利用
NIFTY-SERVEをご利用の方はSW送金代行サービ
スをご利用いただけます。(GO SWSOKIN)なお、
SCのSW番号は0892です。こちらの場合は、送金が確
認されしだい電子メールにてキーワードを通知いたします。
このキーワードを入力すると次回からいきなりSCが立ち上がります。
最後に、SCを使用したことにより損害が生じた場合にも、作者は一切
の責任を負わないこととします。バグや要望等がありましたら私まで連
絡をいただければと思います。他ネットへの転載、雑誌等への掲載はご
自由にどうぞ。(作者への連絡不要)
NIFTY-SERVE JBA00110 まるあい