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DOS/V Power Report 1997 November
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VPR9711A.ISO
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BENCH
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oglb142i
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README_J.TXT
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Text File
|
1997-01-02
|
4KB
|
90 lines
このソフトは OpenGL の性能を測定するために作成したものです。
今後 NT/95 用に出てくる OpenGL のアクセラレーターの評価の一つとなればと思い
ます。もちろんアクセラレーターの無いシステムでも測定する事は可能です。測定
結果はテキストファイルとして出力します。
使用方法:
oglbench.exe を起動するだけですが、コマンドラインオプション等で動作を
制御する事が出来ます。
コマンドラインオプション:
このプログラムは他の UNIX 等の OS へ簡単に持っていけるように設計してあ
る為、GUI での設定を行わずコマンドラインオプションという形をとっています。
コマンドプロンプトから起動するか、ショートカットのプロパティで指定して下
さい。
-loop n : n は整数です。測定精度を上げたりしたい時に測定回数を指定
します。また負の値を指定すると永遠にくり返す事が出来ます
が、この場合は外からプロセスを終了する事になるので結果を
出力する事が出来ません。
-f filename : filename へ任意の名前を指定するとその名前のファイルへ結
果を出力します。デフォルトでは result.ogl という名前のフ
ァイルを作成します。
-def filename : 設定ファイルを指定します。デフォルトでは pass.def という
ファイルを参照します。
-quarter : 遅いマシンで測定したい場合、このオプションを指定する事で
測定時間を4分の1に短縮する事が出来ます。
アクセラレーターもない DX2-66MHz でこのオプション無しに
測定すると丸1日かかっても終わらない事でしょう。:-)
-no_autopass : サポートされない機能の自動判定をしなくなります。
-statusonly : 実行環境のステータスのみを出力します。
-nocount : タイトルバーのステップ数の表示を止めます。
-test : 短時間で一通り表示テストします。測定はしません。
-zbits n : n は整数です。明示的に Z-Buffer のビット数を指定します。
指定したからその通りになるとは限りません。
-help : 簡単なヘルプを表示します。
設定ファイル pass.def :
pass.def という名前のファイルを実行時のディレクトリに設定しておけば、
測定したい機能を選択する事ができます。全測定の場合はデフォルトの設定のま
までもかまいませんし、pass.def が無ければ全測定となります。記述方法は簡
単なのでファイルを見てもらえれば理解していただけると思いますが、簡単に説
明します。
・# マークはコメントです。# があるとその行の最後までは無視されます。
・ファイルの頭で disable か enable のどちらかを記述します。enable はこの
ファイルの設定を生かし、disable ですべての設定を無効にします。
・あとは各機能の名前に対して、pass か go をそれぞれ設定するだけです。
pass でその機能をパスして、go で実行します。
尚、機能をパスすると total の出力は得られません。
出力結果の見方:
出力結果の数値はシリコングラフィックス社の ONYX RealityEngineII で測定
した結果を 100.0 とし、それに対しての割合を出しています。
つまり ONYX RealityEngineII に対して何パーセントの性能かが得られます。
サンプリングした ONYX RealityEngineII のスペックは以下の通りです。
OS: IRIX 5.2
Clock: 150 MHZ
CPU: MIPS R4400 Processor Chip Revision: 5.0
FPU: MIPS R4010 Floating Point Chip Revision: 0.0
Data cache size: 16 Kbytes
Instruction cache size: 16 Kbytes
Secondary unified instruction/data cache size: 1 Mbyte
Main memory size: 256 Mbytes, 2-way interleaved
注意:
基本的には pass.def を削除するか、設定を disable にしておくと良いでし
ょう。自動判定が上手く機能しない場合に pass.def や -no_autopass オプショ
ンを使用する事をお薦めします。
一度ベンチマークが始まると他の作業がいっさい出来なくなるぐらい重くなり
ますので気をつけて下さい。また実行する時はスクリーンセーバー等は無効にし
ておくと良いでしょう。
その他:
このプログラムの著作権は私にあります。転載は事後で結構ですので連絡下さい。
このベンチマークは現在 IRIX 版、ALPHA 版が存在しています。
他のシステムへ移植したい方、バグの報告や意見などありましたら連絡下さい。
以下の URL で実行結果の閲覧や比較が出来ます。ご利用下さい。
http://www.bekkoame.or.jp/~yoccy/index.html
yoshi@cg.namco.co.jp
yoccy@pis.bekkoame.or.jp
HGD00720@niftyserve.or.jp
吉田 洋史