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DOS/V Power Report 1997 July
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1996-07-31
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6KB
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114 lines
Power Capture PCI用ハードディスク転送レート測定ユーティリティについて
カノープス株式会社
このドキュメントの内容
(1) ファイル名
(2) 概要
(3) 使用方法
(4) 注意事項
(5) 各セクションの説明
(6) 登録商標および商標
(1)[ファイル名]
PWHDBM.EXE
(2)[概要]
このソフトは、ハードディスクの転送レートの性能を調べ、それを元にPower Capture PCIでコマ落ちせずにキャプチャできる最低の Motion JPEG 圧縮率を算出するソフトです。
これを使用すれば、実際のキャプチャをする前にコマ落ち無しでキャプチャ可能な各ビデオサイズ別の最低の Motion JPEG 圧縮率や、最終的に作られるAVIのファイルサイズを知ることができます。これらの結果は、ハードディスク転送レート測定結果とフレームレート、ビデオサイズ、オーディオフォーマット、キャプチャ時間等の設定により逐次算出されますのでそれらのパラメータを変更して結果をシミュレーションできます。
(3)[使用方法]
1.Windows 95 上から PWHDBM.EXE を起動する。
2.測定したいハードディスクのドライブを指定する。
3.ライト、リード時のそれぞれの転送レートと測定結果のセクションにビデオサイズ別のコマ落ちせずにキャプチャできる最低の Motion JPEG 圧縮率の算出結果が表示されます。
(4)[注意事項]
ハードディスクのリード、ライト転送レートの測定結果は、純粋に計測結果そのままを表示しています。
それに対し、最低 Motion JPEG 圧縮率の計算は、ハードディスクの転送レートの測定結果だけをもとに算出されるのではなく、マザーボードのチップセットや、その他の設定や環境も考慮しています。従って、転送レートの測定結果が同じ値でもマシンや環境が変わると最低 Motion JPEG 圧縮率の値はそれに合わせて変化します。
また、最低 Motion JPEG 圧縮率の計算は、あくまでも参考値としてご覧ください。実際のキャプチャでは、OS や Video for Windows およびシステムの状態が複雑に関係してきます。これらが計算の誤差の要因となり計測結果との差異がでることもありますので御了承くだい。
なお、上記要因より、実際には測定結果より高いデータ転送レートでキャプチャしてもコマ落ちしないこともありますし、逆に低い場合でもコマ落ちする事もありますのご注意ください。
(5)[各セクションの説明]
測定結果
・ビデオサイズ
ビデオのキャプチャサイズを表示します。
選択されているデータフォーマットによって選択可能なサイズだけを表示します。Motion JPEGが選択されている時は160x120はキャプチャできないサイズなので薄く表示(グレー表示)されます。
・M-JPEGの圧縮率
測定したHD転送レートをもとに各サイズ別にコマ落ちしない範囲での画質を上げられる限界の圧縮率、つまり最低の圧縮率を表示します。
HD転送レート、フレームレート、ビデオサイズ、オーディオフォーマットにより算出されます。
ビデオのデータフォーマットとして Motion JPEG が選択されている時のみ有効です。
・オーディオフォーマット
現在のオーディオフォーマットの各種設定内容が表示されます。
設定と連動して表示内容も変化します。
・フレームレート
1秒間にキャプチャするフレーム(画面)の数を設定します。
フレーム数を増やすほど動きはなめらかになりますが、ファイルサイズがその分大きくなります。HDの転送レートはシステムによって固定ですから、フレームレートを上げるほど、圧縮率を上げないとコマ落ちの原因になります。この設定を行なうと、ファイルサイズと圧縮率も連動して変更されます。
・制限時間
”キャプチャの時間制限”にチェックをしている時に有効となります。
ここで設定した時間分だけキャプチャし、自動的に終了させます。
この設定を行なうと、ファイルサイズも連動して変更されます。
・キャプチャの時間制限
制限時間の設定を有効にするためのチェックボックスです。
・メッセージボックス
各設定内容によるデータ転送レートがHD転送レート測定結果を上回る場合に赤字で "コマ落ちが発生しますよ。" のメッセージを表示します。
このメッセージが表示された時は、フレームレート、ビデオサイズ、オーディオフォーマットのいずれかの設定を下げてください。
オーディオフォーマット
この設定により、ファイルサイズと圧縮率も連動して変更されます。
ビデオフォーマット
・ビデオサイズ
640x480、640x240、320x480、320x240、160x120の5種類が選択可能です。
160x120は、データフォーマットに Motion JPEG 以外を選択した時のみ有効です。この設定を行なうと、ファイルサイズと圧縮率も連動して変更されます。
・データフォーマット
Motion JPEG、非圧縮RGB 5:5:5、非圧縮Full Color、非圧縮Palettizedが設定可能です。
非圧縮チェックボックスにチェックがない場合は、各非圧縮フォーマットは選択できません。
・非圧縮 非圧縮フォーマットを選択する時にチェックをいれます。
・MotionJPEGフォーマットの圧縮率
RGB換算で1/5、1/7、1/10、1/12、1/15、1/17、1/20、1/25、1/30、1/35、1/40 の11種類あります。
YUV換算で1/3、1/5、1/7、1/8、1/10、1/11、1/13、1/17、1/20、1/23、1/27 の11種類あります。
圧縮率はそれぞれ目標値であり、実際の圧縮率は多少前後します。
・圧縮率の換算
圧縮率を換算には元のビデオのデータサイズの概念により2種類あります。
YUV換算は、Yが1バイトに対してUVデータが2ピクセルにインターリーブされていますので、UVで1バイトの計ピクセルあたり2バイトの換算になります。
RGB換算は、RGBそれぞれ1バイトなのでピクセルあたり3バイトの換算になります。
例えば、あるビデオサイズの圧縮元の画像データサイズは、YUV換算では2倍、RGB換算では3倍になります。従って、あるサイズにデータを圧縮した場合の圧縮率は、YUV換算の圧縮率は、RGB換算に比べ2/3に小さくなります。
ファイルサイズ
現在の設定でキャプチャした時に生成されるAVIファイルのおおよそのサイズを算出して表示します。
空き
ドライブで指定されているHDの空き容量サイズを表示します。
ドライブ
転送レートを測定するHDのドライブを指定します。
リード、ライト
ドライブで指定されているHDについてのデータ転送レートを測定した結果を表示します。転送レートは、1秒あたりの転送バイト数で表示されます。
テスト
ドライブで指定されているHDのデータ転送レートの測定を開始します。
(6)[登録商標および商標]
●Power Capture PCIはカノープス株式会社の商標です。
●WindowsおよびMicrosoftは米国Microsoft Corporationの登録商標です。
●その他の商品名は各社の商標または登録商標です。
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● 1.00 Release: 1996/08/01
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最初のリリース。
以 上.