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/ DOS/V Power Report 1997 July / VPR9707B.ISO / DRIVER / CANOPUS / win95 / PMOT / README.TXT < prev   
Text File  |  1997-03-16  |  10KB  |  219 lines

  1.                                                              1997年3月17日
  2.                                                              Ver. 1.01
  3.  
  4. 『Power Motion』をご使用になる皆様へ
  5.  
  6.  
  7.                                                              カノープス株式会社
  8.  
  9.  
  10.  この度は、カノープスのビデオボード『Power Motion』をお買い上げいただき、ありがとうございました。 この README.TXT には、 Power Motion に関してマニュアルに記載されていない事項について述べられています。今後 Power Motion が改訂された場合には、是非この README.TXT をご覧ください。
  11.  
  12.     WINDOWS に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている方は、
  13.     「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをONにする
  14.     と読みやすくなります。
  15.  
  16.  
  17. このドキュメントの内容
  18.  
  19.     (1) ご注意
  20.     (2) サンプル画像ファイルの取り扱いについて
  21.     (3) 補足説明
  22.     (4) 制限事項
  23.     (5) 変更履歴
  24.  
  25.  
  26. (1) ご注意
  27.  
  28. ● 著作権にご注意ください。
  29. テレビ放送やビデオ等、他人の製作した映像をキャプチャした画像データは、個人として楽しむ以外は、著作権法上、権利者に無断では使用できません。また、個人として楽しむ目的であっても、複製が制限されている場合があります。キャプチャした画像データのご利用に対する責任は弊社では一切負いかねますのでご注意ください。
  30.  
  31. ● Windows 3.1 でお使いの場合は Video for Windows 1.1e ランタイム版をシステムに組み込んでください。
  32.  
  33.  
  34. ● Power Cinema 95 (Ver3.1以降) は CD-I 未対応となりました。本文中の CD-I に関する記載は Power Cinema 95 (Ver3.1) より前のバージョンで有効となります。
  35.  
  36.  
  37. ● Video CD や CD-I を再生するためには、CD-ROM ドライブおよびドライバが Video CD や CD-I に対応している必要があります。Video CD や CD-I が再生できない場合は、CD-ROM ドライブのメーカに Video CD や CD-I への対応をお尋ねください。
  38.  
  39.  
  40.  
  41.  
  42.  
  43. (2) サンプル画像ファイルの取り扱いについて
  44.  
  45.   Power View ディスクの \SAMPLE フォルダ(ディレクトリ、以下フォルダと記す)の中の "FUJI.JPG", "NIGHT.JPG", "HILL.JPG" および "KOBE.JPG" の著作権、版権などの諸権利については、写真の撮影者である伊達淳一氏が保有しています。これらの画像データについては、個人として鑑賞する以外の目的のために著作者に無断で使用することはできません。
  46.  
  47.  
  48.  
  49.  
  50. (3) 補足説明
  51.  
  52. ● Sound BLASTER(以下 SB と略す)と併用する場合の接続方法
  53.  
  54.  両側がステレオミニジャックになっているケーブル(抵抗なし)を購入して、Power Motion のライン出力を SB の LINE 入力に、またスピーカは、SB のスピーカ出力に接続してください。
  55.  
  56.  
  57. ● WINDOWS 画面が 1024x768 の場合での、MPEG や Motion JPEG AVI 再生時の画質改善について
  58.  
  59. ディスプレイカードの垂直周波数が 60Hz 以下の場合、もう少し画質を良くすることができます。
  60. 例えば垂直周波数が 60Hz の場合、WINDOWS フォルダにある、CANOPUS.INI ファイルの [pwmovie.1] セクションに、次の行を追加してください。
  61.  
  62.     VSYNC1024=60        ; 垂直周波数に応じて VSYNC1024= の値を変える。
  63.  
  64.  
  65. 注意:垂直周波数を変更した場合は、必ずオーバーレイ画面の調整を行ってください。
  66.  
  67.  
  68. ● プレイバックコントロールについて
  69.  
  70.  Power Cinema は、再生しようとしている Video CD がプレイバックコントロールに対応している場合は、その機能を使って再生することができます。プレイバックコントロールを使用する場合は、Video CD の再生中に Power Cinema 上の RETURN ボタンを押してください。
  71.  
  72.  
  73. ● Power Cinema での Video CD と CD-I の映像の調整について
  74.  
  75.   一般に Video CD や CD-I の映像は、Video CD プレーヤなどのビデオ機器環境で再生されるように作成されています。そのため、コンピュータディスプレイにそのまま表示すると横方向に引き伸ばされた映像になります。Power Cinema の出荷時の設定では、画質を優先するためにそのまま表示しています。ただし、WINDOWS フォルダにある CANOPUS.INI ファイルに設定を追加することで、横方向に引き伸ばされた映像を調整することができます。
  76.  この設定は下のように、MPEG ファイル、Video CD および CD-I で別々に設定できます。
  77.  
  78. [Power Cinema]
  79.     ・
  80.     ・
  81. MPEG_Adjust=0
  82. Video_CD_Adjust=0
  83. CD_I_Adjust=0
  84.  
  85. それぞれの項目は、省略時あるいは = の右の値が 0 のときには調整なし、1 の時には横方向に縮める、2 の時には縦方向に伸ばす、になります。したがって、
  86.  
  87. Video_CD_Adjust=1
  88. CD_I_Adjust=1
  89.  
  90. とすることで、Video CD と CD-I について横方向に縮める方法で調整されます。なお、画質を最優先するときはこの設定で調整せず、ディスプレイで調整されることをおすすめします。
  91.  
  92.  
  93.  
  94. ● Power Cinema で CD-ROM の再生が正しくできない
  95.  
  96.   CD-ROM が正しいにもかかわらず、"Video CD または CD-I のディスクが入っていないか、正しく読み込めません"のメッセージが出たときには、以下の要因が考えられます。
  97.  
  98.     + CD がドライブに入っていない。
  99.     + CD-ROM ドライブの電源が入っていない。
  100.     + CD-ROM ドライブが正しく接続されていない。
  101.     + CD-ROM ドライブあるいは関係するドライバが Video CD / CD-I に対応していない。
  102.     + SMARTDRV あるいは CD-ROM ドライバのキャッシュが有効になっている。
  103.     + コンベンショナルメモリが不足している。(450KB 以上必要)
  104. 対策1
  105.   CD-ROM ドライブやドライバが VideoCD / CD-I の再生に対応していることを確認してください。
  106.  
  107. 対策2
  108.   CD-ROM ドライブの接続やドライバの組み込みが正しく行われていることを確認してください。
  109.  
  110. 対策3
  111.   CD-ROM ドライブに対するキャッシュを無効にしてください。SMARTDRV を使用している場合のキャッシュを無効にする方法は次の通りです。
  112.   例: D ドライブの CD-ROM のキャッシュを無効にする場合
  113.  
  114.       C:\WINDOWS>SMARTDRV D-
  115.  
  116.   また、CD-ROM ドライバでキャッシュが設定可能な場合はその設定も無効にしてみてください。
  117.  
  118. 対策4
  119.   Power Cinema で Video CD や CD-I の再生を行う場合には、メモリを多く必要とします。常駐している WINDOWS ソフトウェアを全て終了した上で動作させてみてください。また、コンベンショナルメモリの空き容量を"MEMMAKER (MS-DOS6.2/V)"を利用してできるだけ多く確保してください。
  120.  
  121.       MEMMAKER の使用方法、コンベンショナルメモリの確保の方法については MS-DOS のマニュアルをご参照ください。
  122.  
  123.  
  124.  
  125. ● MPEG ドライバ の設定項目に関して
  126.  
  127.  MPEG ドライバ の設定項目が追加されました。この部分のダイアログの表示はマニュアルと異なります。
  128.    「拡大再生時にフィルタを使用する」は従来マニュアルに記述されていたものと同等で、拡大時にブロック状に歪んだ表示になるのを軽減します。
  129.    「Video CD の再生に問題がある」のチェックボックスは Windows 95 専用です。これにチェックを行なうと CD-ROM ドライバのアクセスで特別な処理を行なうため、必要のない限りチェックしないようにしてください。
  130.    「ボーカルをキャンセルする」チェックすると、左チャンネルの音声のみを左右両方に出力します。これは音声多重カラオケのボーカルをキャンセルするときにチェックしてください。
  131.  
  132.  
  133.  
  134.  
  135. (4) 制限事項
  136.  
  137. ● Movie Monitor の複数分割表示に関する制限事項
  138.  
  139.  Movie Monitor で複数分割表示の時にはフリーズの機能が使えません。
  140.  
  141.  
  142. ● MPEG, Video CD の再生に関する制限事項
  143.  
  144. ・Power Cinema やメディアプレーヤーを用いて、同時に複数の MPEG ファイルの再生を行うことはできません。このような操作は行わないでください。
  145. ・雑誌等の付録の一部には、拡張子が .MPG の場合でも規格外の MPEG ファイルが入っているものがあります。このようなファイルは、正しく再生出来ないことがあります
  146. ・Windows 95 上で MPEG ファイルを再生していると、一瞬再生が停止する場合があります。そのような場合は、以下の手順でディスクの先読みを解除しておいてください。
  147.  
  148. 手順:
  149. [マイコンピューター] - [コントロールパネル] - [システム] で [パフォーマンス] の [ファイルシステム] を選択し、 [ハードディスク] の [先読による最適化] を"なし"に設定。
  150.  
  151.  
  152. ● Power Cinema での静止画像ファイルへの保存とクリップボードへのコピーについて
  153.  
  154.  Power Motion を使用して Power Cinema で静止画像ファイルに保存またはクリップボードへコピーすると、再生しているサイズに関係なく1倍でキャプチャします。
  155.  
  156.  
  157. ● Power Cinema での CD-I の再生について
  158.  
  159.  Power Motion を使用して Power Cinema で CD-I を再生する場合、最大トラック数が常に1になります。また、CD-I 再生時は、右側 80 ドットが表示されません。
  160.  
  161.  
  162. ● Power Cinema での Video CD 内の静止画像の表示について
  163.  
  164.  Power Cinema では、Video CD 内の高精細静止画像の場合も、通常解像度の 352x240 で表示されます。
  165.  
  166.  
  167. ● Power Cinema でのスライドショーの再生に関する制限
  168.  
  169.  Power Motion を使用して Power Cinema でプレイバックコントロール対応 Video CD のスライドショーの再生はできません。スライドショーのファイルを選択すると、先頭フレームの画像が表示されますが、それ以後の画像は表示できません。また、このときにポーズなどの操作を行ったあとその続きを再生すると、表示されている先頭フレームの画像も消えてしまいます。
  170.  
  171.  
  172. ●音量調節に関する制限
  173.  
  174.  ハードウェアの制限上 Power Motion 単体では音量調節を行なうことはできません。Power Motion の Line Out を、ご使用の PC の Line In に接続することにより音量を変えることができます。Power Motion をアンプ付きスピーカなどの外部のオーディオ装置に接続する場合は、音量は接続した機器の方で調整してください。
  175.  また、Power Cinema 95 では Sound Blaster を使用した場合、音量調整が正しく行なえません。
  176.  
  177.  
  178.  
  179.  
  180. (5) 変更履歴
  181.  
  182. この履歴中に記されているバージョン番号は、製品全体としてのバージョン番号です。各アプリケーション、ドライバのファイル単体としてのバージョン番号は、製品のバージョン番号とは異なる場合があります。
  183.  
  184.  
  185. -------------------------------
  186. ● 1.00        Release: 1995/11/20
  187. -------------------------------
  188.  
  189. 最初のリリース。
  190.  
  191.  
  192. -------------------------------
  193. ● 1.00a    Release: 1995/12/19
  194. -------------------------------
  195.  
  196. [ ドライバ ]
  197. ・PWMOVIE.DLL (ファイルバージョンは 1.03)
  198. 一部のパソコンでインストールできない問題を修正しました。
  199.  
  200.  
  201. -------------------------------
  202. ● 1.01    Release: 1997/03/17
  203. -------------------------------
  204.  
  205. [ Movie Monitor ]
  206. ・終了時にツールバーとステータスバーの表示状態を保存するようにしました。
  207.  
  208. [ Movie Quality ]
  209. ・フィルタの設定が正しくプリセットされない問題を修正しました。
  210.  
  211. [ MPEG ドライバ ]
  212. ・一部の Video CD で正しく再生できない問題を解決しました。これにともない、設定ダイアログが変更されました。
  213.  
  214. [ オーバレイドライバ ]
  215. ・MPEG データの画像の高さが小さい時、画像の下部が緑色になる問題を修正しました。
  216.  
  217.  
  218. 以上
  219.