・Plug and PlayをサポートしたBIOSを使用されている場合、CMOSセットアップの項目の中でPlug and Playに関係する設定があります。この中で、「ICUを使用する」という設定があれば、それを選択してください。また、Plug and PlayのOSを設定できるもので「Windows 95」が選択できるものは、それを選択してください。
・Plug and Play をサポートしていないBIOSを使用されている場合、PCIの割り込みを手動で設定する(PCIバスまたは、ISAバスで使用する割り込みを予約する。)ものがあります。このタイプのBIOSで、PCIバスに複数枚のボードを使用する場合、その数だけPCIに割り当ててください。
また、各メーカー等から、BIOSのバージョンアップが行われている場合があります。特にPlug and PlayをサポートしていないBIOSを使用されている場合や、Windows 95が発売される以前に PC本体をご購入されている場合は各メーカーに問い合せてみてください。自作DOS/V機をご使用になられている場合は、各マザーボードのメーカーにお問い合わせください。また、インターネットにアクセスできる方ならば各マザーボードメーカーのFTPやWEBに最新のBIOSが上がっている場合がありますのでこちらもご確認ください。
本ボードは、Plug and PlayによりBIOSで割り当てられた空いている割り込みを1つ使用しますが、他のPCIボードと同一チャネルの割り込みを共有することはできません。PCIバスの割り込みは、ISAバスやシステムで使っていない空いているチャネルが割り当てられるようになっています。例えば、ISAバスで多くの割り込みを使用してPCIバス用に1つしか空いていないような場合で、かつ、本ボード以外のPCIボードも割り込みを使用する場合は、BIOSによりそれぞれのボードに同じチャネルが割り当てられます。このような場合は、本ボードが正常に動作できなくなりますので、ISAバスで使用する割り込みを減らすようにボードを取り外すなどの変更をしてください。
Video for Windowsを使用し、フレームレート30FPSでキャプチャした時に、下記の様な症状が発生することがあります。
(コマ落ちの症状)
30FPSのキャプチャをすると約27秒毎に1フレームの脱落フレームが発生することがあります。この間隔は、ビデオソースによって若干変化します。また、フレームレートを15FPSにすると、コマ落ちの時間間隔は、約2倍になります。音なしでも、この症状は発生します。ただし、このコマ落ちは連続するビデオフレームのデータが実際に欠落したのでなく、Video for Windowsがフレーム数を計算するために使用しているフレームレートと、実際のビデオ信号のフレームレートとの間にわずかな差があり、これをVideo for Windowsが一定の周期でコマ落ちが発生したと誤認していることが要因として考えられます。
(音ずれの症状)
音と一緒に長時間キャプチャしたファイルを再生すると、絵と音の時間がずれてくることがあります。
これらの症状は、Video for Windowsの制限からくるもので、ドライバの対応だけでは限度があり、2つの症状の両方を解決することは残念ながらできません。