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Text File  |  1995-10-24  |  11KB  |  261 lines

  1.  
  2.  
  3.       Indeo(TM) video interactive R4.1 -- Version 4.11.01.60
  4.              Microsoft Windows* 3.1用
  5.               1995年10月10日
  6.  
  7. このセットアッププログラムは、16ビットのIndeo(TM)ビデオドライバと
  8. Microsoft Video for Windows 1.1eをWindows 3.1システムにインストールするもの
  9. です。
  10.  
  11.  
  12. Readme16.txtの内容:
  13. --------------------
  14.  o Indeo Videoドライバのバージョン
  15.  o インストール
  16.  o その他の参考資料
  17.  o 使用上の注意
  18.  o MicrosoftのVfW 1.1eアップデートとの相違点
  19.  o 必要なソフトウェア
  20.  o 最低限必要なシステム条件
  21.  o 技術サポートとアップデート
  22.  
  23.  
  24. Indeo Videoドライバのバージョン:
  25. ---------------------------------  
  26.   Indeo(TM) video interactive R4.1 - V4.11.15.60  [ファイル名:ir41.dll]
  27.   Indeo(TM) video R3.2 - V3.24.15.01              [ファイル名:ir32.dll]
  28.   Indeo(TM) video Raw YVU9 - V1.10.15.11          [ファイル名:iyvu9.dll]
  29.  
  30.  
  31. インストール:
  32. --------------
  33.  
  34. セットアッププログラムは、IndeoビデオドライバとMicrosoftの最新のVideo for
  35. Windowsのランタイムをインストールします。セットアップによって、Indeoビデオ
  36. のドライバとして次のエントリが system.ini ファイルに追加されます。
  37.  
  38. [drivers]
  39. VIDC.IV41=ir41.dll
  40. VIDC.IV32=ir32.dll
  41. VIDC.IV31=ir32.dll
  42. VIDC.YVU9=iyvu9.dll
  43.  
  44.  
  45. その他の参考資料:
  46. ------------------
  47. 次の文書ファイルがあります。.DOCファイルの原文(英語版)はIntelのWWW(http:/
  48. /www.intel.com)とCompuServe*(Go IntelArch, Multimedia Forum)にあります。
  49.  
  50. o OVERVIEW.DOC
  51.   この文書は、Indeo video interactiveの新しい特徴の概要について説明するもの
  52.   です。
  53.  
  54. o R4CAPS.DOC
  55.   「Indeo video interactiveの特徴」という資料です。
  56.                 
  57. o VFW_SPEC.DOC
  58.   Video for Windowsプログラミングインタフェース仕様のアップデートです。
  59.  
  60. o VFW_SPEC.H
  61.   Indeo video interactiveコーデックのためのVideo for Windows ICMメッセージ
  62.  および構造体に合うヘッダーファイルです。
  63.  
  64. o EDITING.DOC
  65.   Indeo video interactiveの新しい特徴を使ったAVIファイルを編集・圧縮するた
  66.  めに、どのように既存の編集ツールを使うかを簡単に説明したものです。
  67.  
  68. o TRAN_IV4.DOC
  69.   この技術資料は、Adobe Premiere* 4.0 for Windowsを使ってトランスペアレント
  70.  なIndeoビデオのビットストリームをうまくエンコードするためのテクニックにつ
  71.  いて述べたものです。
  72.  
  73. o IVR4PAL.DOC
  74.   Indeo video interactiveでサポートしているすべてのパレットモードについての
  75.  説明。
  76.  
  77. o IV41DFLT.PAL
  78.   Indeo video interactiveのデフォルトパレット。 
  79.  
  80. o IV41CNFG.PAL
  81.   Indeo video interactiveのコンフィギュレーション可能なパレット。
  82.  
  83.  
  84. 使用上の注意:
  85. --------------
  86. Indeo video interactive R4.1特有の注意すべき点がいくつかあります。
  87.  
  88. o 16ビットドライバ特有のメモリーサイズの問題
  89.  
  90.   16ビットバージョンのIndeo video interactiveでは、Windows 3.1で消費される
  91.  メモリーサイズがシステムで可能な仮想メモリーサイズに達すると、状態が不安
  92.  定になることがあります。スワップファイルを常設に設定しておくことをお勧め
  93.  します。仮想メモリーのサイズは「スワップファイルの設定」ダイアログボック
  94.  スで指定することで設定されます。Indeoビデオドライバは、仮想メモリーのサイ
  95.  ズが十分であれば問題なく動作します
  96.  
  97. o インタラクティブな機能にアクセスするために MCIAVI が使えない
  98.  
  99.   既存のVideo for Windowsアーキテクチャの中でIndeo video interactiveの新し
  100.  いインタラクティブな機能にアクセスするには、ICMインタフェースを使用する必
  101.  要があります。VfWでは、MCIAVIインタフェース経由でICMにアクセスすることを
  102.  許可していません。その結果、インタラクティブなアプリケーション側でAVIファ
  103.  イルI/O、音声の再生、同期、キーフレームの管理などの機能処理を行う必要があ
  104.  ります。コード例については、Kplayerアプレットを参照してください。
  105.  
  106.   現在IndeoビデオR3.2を使用しているようなリニアなアプリケーションでは、
  107.  MCIAVIインタフェースを使用してIndeo video interactiveの画質および自動スケ
  108.  ーラビリティが得られます。
  109.  
  110. o Intel386マシンにはロードできない
  111.  
  112.   Indeo video interactiveで高画質かつ良好な再生性能を得るためには、最低でも
  113.  Intel486DX2/66MHzのシステムが必要となります。Indeo video interactiveコー
  114.  デックは、Intel486以降のプロセッサ特有のインストラクションを使用している
  115.  ため、386以下のプロセッサの場合にはロードされません。アプリケーション側で
  116.  プロセッサの種類をチェックし、386ユーザーにはそのアプリケーションのビデオ
  117.  を再生するにはリソースが十分ではないとのメッセージを出すよう、お勧めしま
  118.  す。
  119.  
  120. o 複数のクリップの再生
  121.  
  122.   複数のクリップを同時に再生することはできますが、異なるフレームレートを持
  123.  つクリップを再生することで、スケーラビリティの機構が働かなくなります。フ
  124.  レームレートの異なるファイルを同時再生している間は、両方のクリップのフレ
  125.  ームおよびストリームをすべて再生しようとします。スケーラビリティはすべて
  126.  のアクティブなクリップが同じフレームレートを持つような状況になった時点で、
  127.  再び有効になります。
  128.  
  129. o トランスペアレンシー再生とフレーム落ち
  130.  
  131.   1.  トランスペアレンシーを使って直接オンスクリーンフレームバッファに書き
  132.    込むソフトウェアベンダーの方へ
  133.  
  134.       トランスペアレンシーを使ってオンスクリーンバッファに書き込むアプリケ
  135.    ーションのように、アプリケーションが全フレームを返すよう要求する場合、
  136.    コーデックが、動画再生のためにDECOMPRESSメッセージに関連するICM_DRAW_
  137.    BEGINおよびICM_DRAW_ENDコールを使わないようにしなければなりません。こ
  138.    れによって、フレーム落ちは生じなくなるので、トランスペアレントでない
  139.    部分は背景にオーバーレイされます。これらのDRAWメッセージにより、デコ
  140.    ーダーはスケールバックを開始し、デコード時間が十分でないときにはフレ
  141.    ームを落とし始めます。ICM_DRAW_BEGINメッセージはデコーダーを「標準再
  142.    生」モードにし、ICM_DRAW_ENDメッセージはデコーダーを「標準再生」モー
  143.    ドから「ステッピングモード(デコーダーにとってのデフォルト再生モード
  144.    )」に戻します。「ステッピングモードでは、全フレームが返されます。
  145.  
  146.   2.  トランスペアレンシーを使ってオフスクリーンフレームバッファに書き込む
  147.    ソフトウェアベンダーの方へ
  148.  
  149.       アプリケーションがコーデックの「Don't Draw」メッセージを認識し、スク
  150.    リーンバッファのページをフリップしないようにする必要があります。
  151.  
  152. o IF09とトランスペアレンシー / 部分伸張
  153.  
  154.   IF09は、R4.1コーデックが出力できるデータフォーマットで、RawのYVU9フォーマ
  155.  ットに似ています。IF09は色空間変換をサポートするDCI対応ハードウェアへの入
  156.   力として使用されます。
  157.  
  158.   1.  Indeo video interactiveがサポートするIF09出力フォーマットはアルゴリズ
  159.    ムのトランスペアレンシーと部分伸張の機能を直接サポートしていませんが、
  160.       アプリケーションがサポートすることでそれらをいっしょに使うことができ
  161.    ます。
  162.  
  163.   2.  IF09とトランスペアレンシー:  トランスペアレンシー(または部分伸張)に関
  164.    わらず、IF09バッファ全体がイメージデータで満たされます。これによって、
  165.       トランスペアレントなピクセルはこのバッファに書き込まれます。トランス
  166.    ペアレンシーを使用するには、呼び出すアプリケーションがトランスペアレ
  167.    ンシーマスクが有効にされるよう要求し、色変換時にIF09バッファと結合さ
  168.    れるようにする必要があります。  
  169.  
  170.   3.  IF09と部分伸張:  呼び出すアプリケーションはデコーダーによる部分伸張の
  171.    完全サポートを得るために2通りのやりかたがあります。1つは、色変換を
  172.    してスクリーン上に表示する際にIF09バッファからビューポートの矩形をマ
  173.    ニュアルでクリップする方法です。2つめは、トランスペアレンシーマスク
  174.    を要求し、それがビューポート矩形にクリップされ、部分伸張をトランスペ
  175.    アレンシーとして扱う方法です。どちらの方法でも、伸張する矩形はデコー
  176.    ダーに対しデコードするべき部分を正確に指示します。
  177.  
  178. o 新しいIndeo video interactiveのデフォルトパレット
  179.  
  180.   Indeo video interactiveのパレットは、Indeo Video R3.2のパレットから変更さ
  181.  れています。Indeo Video R3.xパレットに基づいて作成されたグラフィックスや
  182.  ビデオファイルは、Indeo video interactiveのパレットを使用するように変更す
  183.  る必要があるでしょう。
  184.  
  185. o アドバンスト圧縮オプション
  186.  
  187.   VidEditを使用する際には、コーデックに正しい設定を使用させるために"Save as
  188.  Default"を使ってください。これはVidEditの操作上の特性によるものです。
  189.  
  190. o フレームサイズ
  191.  
  192.   フレームの最小サイズは32x32ピクセルで、4ピクセルずつ増やすことができます。
  193.  サポートされている最大フレームサイズは8192x8192ピクセルです。
  194.  
  195. o 編集アプリケーションを使ったファイルの連結
  196.  
  197.   Adobe Premiereのような編集アプリケーションを用いて、R4.1で圧縮された複数
  198.  のファイルを連結するには、すべてのクリップが同じサイズで、同じアドバンス
  199.  トダイアログボックスの設定(双方向予測、トランスペアレンシー、ビューポート
  200.  、スケーラビリティなど)でエンコードされているようにしてください。異なるパ
  201.  ラメータのファイルをつなげると、不具合が生じる可能性があります。
  202.  
  203.  
  204. MicrosoftのVfW 1.1eアップデートとの相違点:
  205. -------------------------------------------
  206. このアップデートパッケージが使用するセットアップユーティリティは、マイクロ
  207. ソフト社が提供するランタイム用のセットアップユーティリティを一部変更してい
  208. ます。このプログラムに対し、さらに変更を加えることも可能です。CP0982.EXEと
  209. 呼ばれるセットアップツールキットは、次のマイクロソフトFTPサイトにあります。
  210.  
  211.    ftp://ftp.microsoft.com/Softlib
  212.  
  213. (詳細についてはマイクロソフト社にお問い合わせください。)
  214.  
  215. このアップデートでは、すべてのインテルおよび他社製のコーデックがインストー
  216. ルされます。以下にこのアップデートとマイクロソフト社が提供しているものとの
  217. 違いを示します。
  218.  
  219. 1. Indeo video interactive R4.1ドライバをインストールします。
  220. 2. Indeo video R3.2については、V3.22.1.43ではなく、最新のV3.24.01.01ドライ
  221.  バをインストールします。
  222. 3. Indeo Rawドライバ(iyvu9.dll)がアップデートされています。この新しいバージ
  223.  ョンでは、メモリーリークの問題を解決しています。
  224. 4. Indeo video R2.1ドライバはインストールされません。
  225. 5. readme16.txtとcopyrite.txtファイルが追加されています。このうち、readme16.
  226.   txtファイルは配布に当たって削除しても構いません。
  227. 6. このアップデートの全ファイルは、圧縮しても1枚のフロッピーディスクに格納
  228.  できません。
  229.  
  230.  
  231. 必要なソフトウェア環境:
  232. ------------------------
  233. o Microsoft Windows 3.1
  234.     
  235.  
  236. 最低限必要なハードウェアの条件:
  237. --------------------------------
  238.   486DX2/66 Mhz プロセッサ
  239.   8 MB システムRAM 
  240.   倍速CD-ROMドライブ(300KB/秒)
  241.   SVGA ディスプレイ (VESA相当)
  242.   8ビットサウンドカード
  243.  
  244. フレームレートを重視する場合は、グラフィックスカードを8ビットカラーモード
  245. に設定してください。画質を重視する場合は、24ビットカラーモードにしてくだ
  246. さい。 
  247.  
  248. オフライン圧縮はCPUの性能に依存し、CPUが高速であればあるほど圧縮にかかる時
  249. 間も少なくてすみます。Pentium(TM)プロセッサシステムでは、486システムに比べ
  250. て、2倍の速さでオフライン圧縮を実行できます。
  251.  
  252.  
  253. アップデート:
  254. --------------
  255. 技術情報および将来のIndeo Video Interactiveのアップデートについては、NIFTY-
  256. Serveのインテルフォーラムにアップロードします。
  257.  
  258. _____________________________________________________________________
  259. * Indeo, Pentium, Intel486, Intel386はIntel Corporationの商標です。
  260.   その他のブランドおよび名称は一般に各社の商標または登録商標です。
  261.