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DOS/V Power Report 1997 March
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nw312j
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core.os
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312pt7j.exe
/
312PT7J.TXT
next >
Wrap
Text File
|
1996-07-28
|
45KB
|
1,288 lines
この README ファイルには 以下に示すモジュールをご使用になる上での重要な
事項が書かれています。モジュールをご使用になる前に必ずお読みください。
-----------------------------------------------------------------
ご利用の皆さまへ
当ファイルの情報は必ずしもノベルの社内で入手したとは限りません。ノベルは
情報の信頼性に最善を尽くしていますが、この文書に掲載されている内容はあく
まで情報として提供しているにすぎませんので、その妥当性についてはいかなる
保証もいたしかねます。
-----------------------------------------------------------------
●312PT7J.EXE について
このファイルには、NetWare 3.12用の最新のOSパッチが収められています。今回の
リリースではNetWare 3.12のすべてのユーザバージョンに対するパッチを含めま
した。これらのパッチマネージャ、ダイナミックパッチは英語版
のものですが、日本語版の NetWare 3.12J 上での動作確認済みです。
312PT6.LZHには以下のファイルが含まれていました。
\AUTO\
AUTO.NCF 345 03-07-95 4:49p(AUTOEXEC.NCFのサンプルファイル)
SPXFIX2.NLM 1035 11-23-93 9:13a
DAICCFIX.NLM 1076 02-09-94 3:42p
DBLDEBFX.NLM 1176 05-26-94 12:52p
GLOCKFIX.NLM 1080 03-09-94 8:30a
REALMFIX.NLM 3207 02-08-94 9:14a
RTCHGFIX.NLM 984 12-21-93 11:30a
SPXDDFIX.NLM 1148 03-10-94 9:48a
SPXNSFIX.NLM 1044 05-26-94 8:45a
UNLOADFX.NLM 992 11-11-93 2:32p
WSMSGFIX.NLM 1132 12-16-93 10:00a
\OTHER\AUTO\
IPXSOCK.NLM 3971 07-20-94 12:05p
RTRTIME.NLM 2054 02-23-94 4:19p
SERVHOPS.NLM 1891 04-06-94 1:39p
SYNCTIME.NLM 1948 05-03-94 5:03p
\START\
HFFIX.NLM 1054 05-26-94 11:46a
PM312.NLM 9221 03-24-94 11:06a
START.NCF 1209 03-07-95 4:47p(STARTUP.NCFのサンプルファイル)
GNSFIX.NLM 1099 03-28-94 8:47a
DHANDFX.NLM 3650 12-23-94 12:04p
EAWRNFX.NLM 4053 07-13-94 4:45p
ELEVFIX.NLM 1717 04-26-94 9:08a
BCKTTSFX.NLM 1218 07-15-94 8:26a
BHANDFIX.NLM 972 10-18-94 12:16p
CTRSTKFX.NLM 972 12-21-94 12:48p
DIRSPCFX.NLM 1212 04-26-94 9:06a
EAACCFIX.NLM 970 04-26-94 9:06a
EADATFIX.NLM 1181 04-26-94 4:33p
EAFLTFIX.NLM 1309 12-21-94 12:59p
EAREPLFX.NLM 1182 04-26-94 9:00a
EASUBFIX.NLM 965 07-26-94 7:44a
EAWRITFX.NLM 1048 07-26-94 7:48a
GTALLYFX.NLM 1490 10-18-94 12:42p
IOHANDFX.NLM 1070 05-26-94 11:41a
IPXRCVFX.NLM 976 04-26-94 9:04a
LSLUNBFX.NLM 1035 12-21-94 1:19p
LSTECBFX.NLM 1302 07-26-94 7:51a
MMACCFIX.NLM 1006 04-26-94 8:54a
PBWANFIX.NLM 3028 04-19-94 9:41a
READQFIX.NLM 1612 08-10-94 4:37p
REGOBJFX.NLM 1035 05-26-94 1:06p
RKIELFIX.NLM 1044 05-04-94 2:38p
SIGLOGFX.NLM 1159 12-21-94 1:06p
SYNCMFIX.NLM 1025 04-26-94 8:58a
TRBUFFIX.NLM 1059 05-26-94 12:57p
UNLDIRFX.NLM 1971 12-21-94 1:24p
WRLENFIX.NLM 1087 12-21-94 1:23p
●ファイル一覧
312PT7J.EXE には以下のファイルが含まれています。
\
312PT7J.TXT (このファイル)
\NATIVE\OTHER\AUTO
IPXSOCK NLM 3,971 04-22-96 3:17p
RTRTIME NLM 2,018 04-22-96 3:17p
SERVHOPS NLM 1,891 04-22-96 3:17p
SYNCTIME NLM 1,948 04-22-96 3:17p
\NATIVE\START
PM312 NLM 14,825 04-22-96 3:16p
ADROUTFX NLM 1,309 04-22-96 3:16p
AUDITFIX NLM 1,046 04-22-96 3:16p
BCKTTSFX NLM 1,218 04-22-96 3:16p
BHANDFIX NLM 972 04-22-96 3:16p
CTRSTKFX NLM 972 04-22-96 3:16p
DAICCFIX NLM 1,076 04-22-96 3:16p
DBLDEBFX NLM 1,176 04-22-96 3:16p
DESLOTFX NLM 1,114 04-22-96 3:16p
DFILTRFX NLM 1,054 04-22-96 3:16p
DHANDFX NLM 3,650 04-22-96 3:16p
SPXDDFIX NLM 1,148 04-22-96 3:16p
SPXFIX2 NLM 1,035 04-22-96 3:16p
SPXNSFIX NLM 1,044 04-22-96 3:16p
TRBUFFIX NLM 1,059 04-22-96 3:16p
UNLDIRFX NLM 1,971 04-22-96 3:16p
UNLOADFX NLM 992 04-22-96 3:16p
VOLMTFIX NLM 1,027 04-22-96 3:16p
WORMROFX NLM 1,061 04-22-96 3:16p
WRLENFIX NLM 1,087 04-22-96 3:16p
WSMSGFIX NLM 1,132 04-22-96 3:16p
NTBIOFIX NLM 2,218 04-22-96 3:16p
PBWANFIX NLM 3,028 04-22-96 3:16p
READQFIX NLM 1,612 04-22-96 3:16p
REALMFIX NLM 2,920 04-22-96 3:16p
REGOBJFX NLM 1,035 04-22-96 3:16p
RENDIRFX NLM 1,134 04-22-96 3:17p
RKIELFIX NLM 1,044 04-22-96 3:17p
RTCHGFIX NLM 984 04-22-96 3:17p
SAPFX NLM 1,970 04-22-96 3:17p
SEARCHFX NLM 1,145 04-22-96 3:17p
SIGLOGFX NLM 1,159 04-22-96 3:17p
GNSFIX NLM 1,099 04-22-96 3:17p
GTALLYFX NLM 1,490 04-22-96 3:17p
HFFIX NLM 1,054 04-22-96 3:17p
IOHANDFX NLM 1,070 04-22-96 3:17p
IPXRCVFX NLM 976 04-22-96 3:17p
LSLUNBFX NLM 1,035 04-22-96 3:17p
LSTECBFX NLM 1,302 04-22-96 3:17p
MMACCFIX NLM 1,006 04-22-96 3:17p
NCPCHKFX NLM 1,147 04-22-96 3:17p
NPAPATCH NLM 1,985 04-22-96 3:17p
DIRSPCFX NLM 1,212 04-22-96 3:17p
EAACCFIX NLM 970 04-22-96 3:17p
EAALLCFX NLM 1,627 04-22-96 3:17p
EADATFIX NLM 1,181 04-22-96 3:17p
EAFLTFIX NLM 1,309 04-22-96 3:17p
EAREPLFX NLM 1,182 04-22-96 3:17p
EASUBFIX NLM 965 04-22-96 3:17p
EAWRITFX NLM 1,048 04-22-96 3:17p
EAWRNFX NLM 4,518 04-22-96 3:17p
ELEVFIX NLM 1,717 04-22-96 3:17p
GLOCKFIX NLM 1,088 04-22-96 3:17p
SYNCMFIX NLM 1,025 04-22-96 3:17p
●パッチについて
NetWare 3.12用のパッチは次の3種類で構成されています。
ダイナミック -- ダイナミックパッチは、サーバの稼働中にロード/アンロード
可能な.NLMファイルとして実現されています。ダイナミックパッチをアンロード
した場合、OSはもとの「パッチされてない」状態に戻ります。
セミスタティック -- セミスタティックパッチもサーバの稼働中にロードできます
が、アンロードすることはできません。セミスタティックパッチを無効にするに
は、まずサーバをダウンし、セミスタティックパッチをロードしないでもう一度立
ち上げるしかありません。
スタティック -- スタティックパッチは、SERVER.EXEファイルを変更するDOS実行
ファイルです。スタティックパッチは一度ロードすればあとは永久に有効です。
スタティックパッチをロードする前に、オリジナルのSERVER.EXEファイルのバック
アップを作っておいてください(パッチはオリジナルディスケットのSERVER.EXEで
はなく、バックアップの方にロードしてください)。
ダイナミックパッチとセミスタティックパッチは、ディスクではなくメモリ内のOS
を変更します。したがって、修正部分を有効にするには、OSを立ち上げるごとに
ダイナミックパッチとセミダイナミックパッチをロードする必要があります。
サーバが立ち上がったらすぐにパッチが有効になるよう、ファイルサーバの
AUTOEXEC.NCFファイルに"LOAD <patch>"というコマンドを入れることをお勧め
します。
現在システムにロードされているパッチを確認するには、ファイルサーバの
コマンドラインで"PATCHES"と入力してください。すると、パッチがその種類別に
グループ化されて表示されます(STATIC、SEMI-STATIC、DYNAMIC)。
サーバのコンソールに"MODULES"と入力した場合、どのダイナミックパッチが
ロードされているかは表示されますが、セミスタティックパッチやスタティック
パッチは表示されません。
PM312.NLMをインストールするには、スーパバイザまたはそれに相当するユーザと
してサーバにログインし、PM312.NLMをSYS:SYSTEMサブディレクトリにコピーして
ください。ダイナミックパッチやセミスタティックパッチをロードするには、
まずパッチマネージャ(PM312.NLM)をロードする必要があります。PM312をまだ
ロードしてない場合、<patch>.NLMはPM312を探し、見つかったときはそれを自動的
にロードします。PM312.NLMを一度ロードしておけば、あとはすべてのNLMパッチを
ロードできるようになります。PM312.NLMをアンロードするには、まずこのパッチ
マネージャに依存するすべてのパッチをアンロードする必要があります。
●注意事項
312PT7Jに含まれるDBLDEBFX.NLMはAT互換機のみ適用することができます。
PM312.NLM と、312PT7J.EXE に含まれるダイナミックパッチは、NetWare 3.12
または 3.12Jファイルサーバ上で動作するプログラムです。NetWare 以外のオ
ペレーティングシステム上や、3.12、3.12J 以外のバージョンの NetWare 上
での動作は保証しません。
312PT7J.EXE に含まれるパッチマネージャー(PM312.NLM)を使用してロード、使
用できるのは、312JPT7J.EXE で提供されている、または今後このパッチマネー
ジャ用として供給される NetWare ダイナミックパッチモジュールのみであり、
その他のダイナミックパッチ等を使用することはできません。
312PT7J.EXE に含まれるダイナミックパッチモジュールは、312PT7J.EXE で提供
されているパッチマネージャー、または 今後これらのパッチ用として供給さ
れるパッチマネージャー以外を使用してロードすることはできません。
以前のバージョン(NetWare 2.x、3.1、3.11、3.11J)用のパッチや、
NetWare 4.x 用のパッチは NetWare 3.12J には使用できませんし、使用する
必要もありません。
●インストール方法について
INSTALLJ.TXTを参照して下さい。
-----------------------------------------------------------------
●各ファイルについて
-----------------------------------------------------------------
ADROUTFX NLM
============
3.12サーバが、RIP/SAPのトラフィックが多いネットワーク上にある場合、
ROUTERの処理の中でハングアップします。このハングアップはAgeRouters機能の
中で起こります。NetListにはネットワークノードが0のidを持つものが有り、そ
れが残ってしまいます。これは、0のidがハッシュテーブルの中から見つけるこ
とが出来ないためです。ホップカウントは0x10となってしまい、しばらくループ
することになります。
インストール手順
NCFファイル:STATUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
AUDITFIX NLM
============
GrantトラスティもしくはRemoveトラスティの中で、オーディテイングがトラス
ティ名を戻さない。
トラスティの許可、もしくは取り消しの時に、Auditconがこれらの事象に対する
レポート作成しようとしたときに、問題があります。トラスティ名がAuditconレ
ポート用に検索されたときに、トラスティ名が無く、空白となります。この問題
の事象は事象19(Grantトラスティ)と事象43(Removeトラスティ)です。
これにより、DS構造体関数MapObjectIDToNameAndTypeの代わりにDS構造体関数
MapObjectIDToNameLongNameを呼ぶようになります。この変更は元の関数がバイ
ンダリコンテキストだけに作用するのに対し、後者は全てのインスタンスに対し
て(DSとバインダリ)作用するからです。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
BCKTTSFX NLM
============
このパッチは、サーバのブート時に263を超える TTS(Transaction Tracking
System)ファイルをバックアウトしようとすると、サーバがなにもメッセージを
出さずにハングアップするという障害を修正します。
パッチを有効にするには、STARTUP.NCFファイルにパッチマネージャをロードした
あとでBCKTTSFX.NLMをロードする必要があります。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
BHANDFIX NLM
============
BHANDFIX(Bad Handle Fix)は、fileio.386内のプロシージャInternalReadFileが
不良ハンドルを受信し、ラベルReadInvalidHandleにジャンプしたときに起こる
GPPEの問題を修正します。
このラベル以下のコードを、FCBのRALastReadStartOffsetフィールドに-1を設定
しないよう変更しました。
また、ラベルReadInvalidHandleには、FCBのTNodeフィールドが0のときにもジャ
ンプします。
FCBのRALastReadStartOffsetフィールドを設定することなく、InternalReadFile
からエラーコードとともに戻ります。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
CTRSTKFX NLM
============
HSL.NLM(Hub Support Layer:NMSおよびRMONのNLA部分)がロードされていると
き、Promiscuous ModeをオンにするNLAリクエストの問題により、サーバがハング
アップしてしまう問題を修正します。
この問題は、LSL関数 LSLControlStackFilter内の、
ラベル<ControlChainDefaults>のコードが、
DefaultChainTableにおけるエントリのテスト後、<jnz CallPreScanLoop>を
実行することに起因しています。 正しいコードは<jnz CallDefaultLoop>です。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
DAICCFIX NLM
============
アプリケーションがテープドライブなどハードウェアを直接制御している場合、
テープの終わりに達するなど、エラー状態が起こった時、コール側のアプリ
ケーションにエラーコードが返されます。しかし、エラーコードが本来のものと
異なってしまいアプリケーションに誤ったエラーが渡され、アプリケーションが
正しいエラーコードを取得できないとういう障害を修正します。サーバ側の影響
(異常終了、ハングアップなど)は、アプリケーションによって異なります。
DAIインタフェースを使ってサーバのハードウェアとやり取りするアプリ
ケーションに対してこのパッチは有効です。DAIインタフェースを使っているか
どうかは、アプリケーションのベンダーに確認し、必要に応じてパッチをロード
してください。
インストール手順
NCFファイル: AUTOEXEC.NCF
-----------------------------------------------------------------
DBLDEBFX NLM
============
高速なマシンにおいてデバッガを使用した際、文字が重複して表示される問題を
修正します。
割り込みを使用しない、ポーリングによるキーボードハンドラを修正し、キー
ボードコントローラのステータスをチェックして本当にキーが押されていること
を確認するようにしました。
この修正が必要となるのは、指がキーから離れることで割り込み信号を落とすよ
うな低速なキーボード・コントローラを使用している、非常に高速なマシンを使
用する場合です。
このようなマシンでは、キーの読み出し後にPICのポーリングを行なう際、割り
込み信号がまだ落ちておらず、別のキー入力があったとみなして処理してしまう
おそれがあるからです。このため、キーの重複入力といった現象が発生します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
DESLOTFX NLM
============
slotのDeallocate/Allocate時の競合状況を解決するためのパッチが
DeSlotFx.NLMです。コネクションを解放する場合、NCPはその処理を止めておく
ことが出来るので、コネクションの割り付けが発生し、そのコネクションをログ
アウトするときに、コネクションがまだ存在しているかのように再利用します。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
DFILTRFX NLM
============
テープドライブに書き込み禁止のテープをセットした場合にサーバがアベンドす
る問題を修正します。
NetWare 3.12Jサーバで書き込み禁止のテープをドライブにセットすると、次の
メッセージが出力され、サーバがアベンドします。
メッセージ:
Abend:General Protection Proessor Exception(Error Code 001C0000)
OS version:Novell NetWare 3.12(250 User) 8/12/93
Running Process:Server 01 Process
EIP 0017731C
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
DHANDFX NLM
============
ファイルサーバがディレクトリハンドルの不正によりGPPEなどの異常終了を招く
障害を修正します。この症状はAppletalk、NFS Gateway、またはGroupWiseのNLM
を実行しているときにもっとも顕著に見られ、20ハンドルという限界を超えて
NLMをロードしたときにも見られます。
この現象は現在のプロセスが終了する前に、ディレクトリハンドルが他のプロセ
スにより上書き、または再使用されていたため発生しました。また、接続0(一
般にサーバ側のNLMにより使われる)が、20以上のハンドルが必要な場合に正し
く処理していませんでした。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
DIRSPCFX NLM
============
NetWareボリューム上のディレクトリエントリテーブルは、データ保護のため
にオリジナルとコピーがボリューム上に存在します。ところが、"SET Maximum
Percent of Volume Used by Directory"コマンドで設定される、ディレクトリ
エントリとして使用可能なボリューム領域の最大パーセンテージは、片方のデ
ィレクトリエントリテーブルのみについてとなります。つまり、もしこのパラ
メータを30%に設定すると、オリジナルが30%、コピーが30%の領域が使用でき
最大でボリュームの60%を使用することになってしまいます。
DIRSPCFX.NLM は、この現象を修正し、SETパラメータで設定した値が実際の最
大使用パーセンテージとなるようにします。
また、"SET Maximum Percent of Volume Space Allowed for Extended
Attributes"コマンドでも同様の現象があり、このパッチで修正することがで
きます。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EAACCFIX NLM
============
拡張属性が読込み権(R)と検索権(F)だけのファイルをコピー
しようとすると、"アクセスが拒否されました"というエラーメッセージが返され
コピーできない現象を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EAALLCFX NLM
============
4kを超えるブロックサイズに設定された(6ギガバイトを越える)大きな
ボリュームに、EAを書き込もうとしたときにサーバがハングもしくはアベンドす
る現象を修正します。
ユーザ殿の環境において、クライアントベースのアプリケーションがEAを書き込
む場合、このアプリケーションが実行されると、サーバがハングアップするか、
アベンド(多重アベンド)します。この現象が発生する条件は 1) 1ギガバ
イトを越えるボリュームがあり、 2) 4kを越えるブロックが使用されている
場合です。
この現象を再現させる手順は以下の通りです。
1) テストプログラム(TSTEA.EXE)を実行します。このプログラムは50個の
テストファイルを作成します。ファイルを生成した後、このプログラムは
それぞれのファイルに1ギガバイトのEAを8個書き込みます。
2) サーバは"キャッシュメモリを割り当てようとしましたが、使用できるメ
モリがありませんでした"というメッセージを受け取るようになり、ハン
グする。
この試験で使用したサーバは次の通りです。
NetFrame
メモリ160メガバイト
ボリューム6ギガバイト
ブロックサイズ8k(16kもテストしました)
SET Maximum Alloc Short term memory = 33554432
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EADATFIX NLM
============
OS/2クライアントからドラッグ・ドロップでディレクトリ構造コピーを行うと、
親ディレクトリの拡張属性が壊れてしまいます。
またVREPAIRを実行すると次のエラーメッセージを返してくる問題を修正します。
Error at extended directory entry xxxx
Invalid Data error
Invalid Score card error
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EAFLTFIX NLM
============
1つまたは複数のクライアントが、無効なボリューム番号のNCPパケットCase 86を
送ることによりサーバが下記のようなメッセージでABENDする問題を修正します。
ABEND: Invalid Semaphore passed to kernel(異常終了: カーネルに無効な
セマフォが渡されました)
クライアントが無効なパケットを送らないよう、拡張属性型のパケットに対して
エラーチェックを行うようにしました。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EAREPLFX NLM
============
OS/2クライアントのデスクトップで NetWareボリューム、特に CD-ROM をマウ
ントしたボリュームのドライブアイコンを使うと、
"The Drive ";, is not valid Drive"
" " " is either read-only or is being used by another program"
というエラーメッセージが表示され、サーバとのコネクションが切れてしまう
ことがあります。EAREPLFX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EASUBFIX NLM
============
読込み権(R)と検索権(F)の拡張属性しか持たないディレクトリをコピーしよう
とすると、サーバがエラー・コード140を返してきます。
このエラーは NWFindFirstEA() が、エラー・コード 140 を
(No Set Privileges)返していることに起因するものです。
今回、ファイルへの読込み権しかもたない場合、そのファイルの拡張属性を読み込
めないという、OpenEAHandle のバグを修正しました。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EAWRITFX NLM
============
ローカルドライブから検索(F)、書き込み(W)、作成(C)の権利しかもたないファ
イルサーバ上のディレクトリに、OS/2のファイルをコピーできない問題を修正し
ます。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
EAWRNFX NLM
============
拡張属性に割り当てられているサーバの記憶スペースが、警告を発することなく足
りなくなる問題を修正します。
EAWRNFX.NLMは、NetWareのボリューム上で拡張属性を管理するときの諸問題を解決
するためのパッチです。このNLMを使えば、拡張属性を記憶するボリューム
スペースを管理できます。また、拡張属性の記憶スペースが少なくなったときは、
ユーザに警告を出し、エラーログにも記録します。
EAWRNFXをロードすると、2つの追加設定が可能になります。これらの設定を表示
するには、サーバコンソールプロンプトでEA STATSと入力してください。すると、
次の情報が表示されます。
-----------------------------------------------------------
EA WARNING BROADCAST PERCENT = 85
EA WARNING BROADCAST INTERVAL = 1 min.
VOLUME NAME % ALLOWED % USED OF ALLOWED
[SYS ] 30 1
[JUMBO ] 30 45
-----------------------------------------------------------
EA WARNING BROADCAST PERCENT = 85
この文は、警告を発するレベルを表します。上のケースでは、拡張属性に割り当
てられているボリュームスペースのうち85%が利用されると、警告が発せられま
す。
EA WARNING BROADCAST INTERVAL = 2 min.
この文は、ネットワークに警告を送る頻度を指定します。
% ALLOWED
拡張属性を記憶するためのボリュームスペースのパーセントを指定します。
% USED OF ALLOWED
拡張属性の記憶スペースのうち何パーセント使われているかを表します。
追加情報
% USED OF ALLOWEDフィールドは、該当するボリュームにどれだけの拡張属性を
記憶しているかを示します。たとえば、この値が90%に達し、ファイルの半数を
削除しても、この値はボリュームがパージされるまで90%のままです。ボリューム
をパージすると、値は45%に戻ります。ただし、拡張属性は拡張ディレクトリエン
トリとして記憶され、いったん拡張属性の記憶用として使ったら、ボリュームを
再初期化するまで、一般的なファイル記憶スペースとして再使用することはできま
せん。拡張属性の関連データをパージしたら、パージしたエリアはあとで拡張属性
の記憶用として再使用できます。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
1.このパッチを有効にするには、パッチDIRSPCFX.NLMもロードする必要がありま
す。
2. EAWRNFX.NLMを有効にするには、3個のファイルをすべて使う必要があります。
この3個のファイルは、SERVER.EXEをブートするDOSパーティションにコピーし
てください。ファイルはSTARTUP.NCFからロードし、最後の3行は次のようにし
てください。
LOAD PM312.NLM
LOAD DIRSPCFX.NLM
LOAD EAWRNFX.NLM PERCENT = 30
PERCENT = 30パラメータは、一般にAUTOEXEC.NCFファイルに収められている
SET MAXIMUM PERCENT OF VOLUME SPACE ALLOWED FOR EXTENDED ATTRIBUTES = 30
というコマンドの代わりとして使用できます。SYS:ボリュームのロード前に
STARTUP.NCF内でこのパラメータを設定すれば、SYS:ボリュームはその設定値を
取ることになります。ここで示した30という値は、単に例として設定したものです。
-----------------------------------------------------------------
ELEVFIX NLM
============
特にファイルサーバがリミラーリングを行っている場合や、バスに高い I/O負
荷がかかっている状態で、1つのディスクブロックに対する2つの別々のアクセ
ス要求が行われると、この2つの要求が1回のエレベータキューの中に別々に2
つ入ってしまい、それによりサーバがハングアップしてしまうことがありま
す。ELEVFIX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
GLOCKFIX NLM
============
このパッチは、1つのファイルに23以上のロックが行われていると、
NWScanPhysicalLockByFile が機能しないという障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
GNSFIX NLM
============
サーバのすべての接続が使用されている(例えば10ユーザ版なら10人がログイ
ンしている状態)時に、接続しているユーザがクライアントをリブートし、も
う1度ログインしようとしても、WatchDog によりその接続が解放されない限
り再びログインすることができません。
GNSFIX.NLM は、サーバの接続スロットが解放されていない場合に送られてき
たパケットの送信アドレスを、現在接続しているクライアントのアドレスと比
較し、同一であればその接続スロットを割り当てることによって、この問題を
修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
GTALLYFX NLM
============
eavprim.cにメモリがなくなると、サーバが異常終了する問題を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
HFFIX NLM
============
ホットフィックスのあとでデータの消失があった場合、サーバがハングアップ
してしまう問題を修正しました。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
IOHANDFX NLM
============
I/Oハンドルを解除しても、OSがアプリケーションリンクフィールドをクリーン
アップしないという問題を修正しました。
この問題は次の手順で確認できます。
1. CD-ROMを使い、3.12サーバにCDROM.NLMをロードします。
2. CD MOUNT #(CDをマウントします)。
3. CD CHANGE #(別のCDをマウントします)。
4. プロンプトが表示されたらCDを取り出し、何かキーを押して続行します。
5. CDROM.NLMをアンロードします。
6. CDROM.NLMをロードします。
CD を ドライブに入れ直し、ステップ5とステップ6を繰り返します。
こうすると CD は、ディスクドライバをいったんアンロードし、再びロードし
直すまで見えなくなります。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
IPXRCVFX NLM
============
ミラーリングしている SFT IIIサーバで ARCServe 4.0 を使用して、バックア
ップを行っているときに、セカンダリサーバが停止、再起動をすると、メモリ
のシンクロナイズ中に"General Protection Processor Exception"でアベンド
してしまいます。IPXRCVFX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
IPXSOCK NLM
============
このパッチはIPXソケット最大数を増やします。
NetWare for SAAのHostprintなどのアプリケーションは、NetWare 3.12サーバに
100(33本のホスト接続)を超えるIPXソケットを必要とします。33という限度数を
超えて接続しようとした場合、オペレーションは失敗します。
IPXSOCK.NLMをロードすることで、NetWare 3.12上のIPXソケットの最大数を100
から1024に増やすことができます。
インストール手順
NCFファイル: AUTOEXEC.NCF
1. IPXSOCK.NLMを他のNLMファイルと同じディレクトリにコピーします
(SYS:SYSTEMまたはDOSパーティション)。
2. サーバのコンソールでLOAD IPXSOCK <sockets>と入力します。<sockets>は
101 - 1024にしてください。
このパッチは、オープンされているIPXソケットの数が100以下でないと
アンロードできません。理由は、PATCHMANは使用中のソケットをソケット
テーブル内でもとの100エントリに再マップしなければならないからです。
-----------------------------------------------------------------
LSLUNBFX NLM
============
マッジネットワークス社のドライバをアンロードした場合に、次のメッセージが
表示される。
TCP - 認識できないパラメータ "xxx"
ただし、"xxx"は常に拡張ASCII 3文字です。
アンバインドコマンドが発行された場合、ESIレジスタはコマンドラインを指し
ている事が通常です。ボードに対するアンロードによるアンバインドでは、コマ
ンドラインパラメータはありません。ところが、ESIレジスタの内容は0ではな
く、TCPIPはその値をパラメータを指しているポインタであると解釈してしまい
ます。ボードのアンロードによってアンバインドが発行された場合、LSLはESIレ
ジスタを0にしないか、最初のプロトコルスタックをアンバインドするときしか
0にしません。この状況では、アンバインドを通知するためにプロトコルスタッ
クを呼び出す場合には、ESIレジスタは呼び出す前に0にしておく必要がありま
す。
LSLの中の<LSLUnBindThenDeRegisterMLID>呼び出しに、この問題の原因がありま
した。アンバインドするためにプロトコルスタックコントロールエントリーを呼
び出す前に、ESIレジスタには不正な値が入っているのです。この呼び出しを行
う前に、ESIレジスタには文字列へのポインタか、0が入っている必要がありま
す。ESIレジスタはプロトコルスタックを呼び出す前に、0にしておく必要があ
ります。つまり<xor esi,esi>という処理が必要です。NetWare v4.10のLSLの
コードではこの修正は既に行われています。NetWare v3.12とNetWare v4.0xの
LSLのコードについては、この修正が必要です。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
LSTECBFX NLM
============
パケットシグネチャを有効にした状態で2個のパケットが同時に到着したときに2番
めのパケットが消えてしまう場合があります。LSTECBFX.NLMはこの問題を修正しま
す。この問題は3.12に特有で、最適化の結果として起こります。4.00以降では起
こらず、PBURST.NLMをロードした3.11でも起こりません。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
MMACCFIX NLM
============
クライアントがサーバのファイルを読み込んでいるときにハングアップを起こ
し、さらにサーバの CPU負荷率が100%を表示することがあります。
MMACCFIX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
NCPCHKFX.NLM
============
アプリケーションがNCP253を実行した場合、GPPEでサーバがアベンドします。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
NPAPATCH NLM
============
NPAPATCH.NLMはNetWare 3.12用のパッチモジュールです。このパッチにより、
OSのローダが.HAMと.CDMファイルを扱うことが出来るようになります。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
NTBIOFIX.NLM
============
Netbiosのブロードキャストパケットストロームの問題を修正します。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
PBWANFIX NLM
============
このパッチは、WAN でパケットバーストを使用しているときに、回線が飽和状
態になることがあるという障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
PM312 NLM
============
ダイナミックパッチをロードする為に必要なパッチマネージャです。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
READQFIX NLM
============
キューが一杯のとき、ファイルサーバがキュー管理システム(QMS)のリクエスト
を処理しようとして無限のループに入ってしまうことがあります。
この問題が起こると、利用状況が96%まで上がる、ユーザの接続が切られる、
パケット受信バッファのカウントが高くなる、といった現象が発生します。
このパッチにより、ファイルサーバはキューが一杯の場合でもQMSクエストを正し
く処理できるようになります。READQFIX.NLMをロードする前にキューが一杯のと
きは、READQFIX.NLMのロード後、コンソールに次のエラーメッセージが表示され
ることがあります。
"WARNING: Error detected in Queue. ID=xxxxxxxx"
このメッセージが表示された場合、そのID番号のキューを削除し、再作成して下
さい。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
REALMFIX NLM
============
アプリケーションが直接テープドライブなどのハードウェアにアクセスしてい
るとき、メディアの最後尾に達したことによって発行されるエラーコードが本
来のものと異なってしまい、アプリケーションが正しいエラーコードを取得で
きないという障害があります。REALMFIX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
REGOBJFX NLM
============
メディアマネージャが永久にループし、その情報が有効になるまで待ち続ける
という問題を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
RKIELFIX NLM
============
このパッチは、特定のアベンド時に表示される意味不明のアベンドメッセージ
"Richard Kiel memorial abend #27"を、正しいアベンドメッセージ"Invalid
entry in message list"に変更します。なお、このアベンドが発生した場合に
は、システムメッセージマニュアルの付録A に書かれている、ハードウェアの
チェックを行ってください。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
RTCHGFIX NLM
============
サーバ、クライアント間でパケットシグネチャを使用しているとき、経由する
ルータが変わると、クライアントでタイムアウトエラーが発生したり、ハング
アップしたりします。RTCHGFIX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: AUTOEXEC.NCF
-----------------------------------------------------------------
RTRTIME NLM
============
このパッチをロードすることによって、新しいサーバコンソールコマンド、
"ROUTER TIMEOUT"が使用できるようになります。このコマンドは RIP、SAP の
タイムアウト値を変更するもので、WAN接続などの遅い回線を使用していると
きに、タイムアウト値を増加させることによって、タイムアウトが発生するの
を防ぐために用いられます。
ROUTER TIMEOUT コマンドの書式は以下の通りです。
ROUTER TIMEOUT <分>
ここで指定した時間がタイムアウト値となります。指定できる範囲は4分から
255分の間で、デフォルトは4分です。
サーバが指定のタイムアウト時間内にRIP/SAP情報を更新しない場合、その
RIP/SAP情報はサーバのテーブルから削除されます。
インストール手順
NCFファイル: AUTOEXEC.NCF
-----------------------------------------------------------------
SAPFX NLM
============
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SEARCHFX NLM
============
SRCIOFIX NLM
SRCMSFIX NLM
"Search DEL 2"(またはそれ以上の数で)SEARCHをサーバコンソールから実行さ
せた後に、全てのサーチパスを削除すると、サーバがアベンドする現象を修正し
ます。
通常の設定(SYS:\SYSTEMをサーチする状態)で、"Search DEL 1"を行い、
"Search DEL 2"を実行するとサーバはアベンドする。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SERVHOPS NLM
============
通常、SERVHOPS.NLMは同じセグメントに3.11とSFT IIIの両サーバがあって、特定
のサーバでリモートブーティングを行うときに使います。また、ホップ数を増や
した方が良い場合にも使用できます。
SERVER HOPS N(Nはサーバに割り当てたいホップ数。ホップ数は1~15)
インストール手順
NCFファイル: AUTOEXEC.NCF
-----------------------------------------------------------------
SIGLOGFX NLM
============
バインダリでパスワード切れとなったときにAPIからNWP_LOGINを使ってVLMを呼び
出すと、接続に失敗する問題を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SIGLOGFX.NLM
============
NWP_LOGINにおいて、バインダリでパスワードが失効してしまうと、コネクショ
ンが破壊される問題を修正します。
ユーザ(TEST)を作成し、パスワードを設定し、失効させます。ただし、ログ
インは出来るようにしておきます。
DSモードで"LOGIN server/TEST"と入力してログインを行います。パスワードの
変更を聞かれたら、"N"と応答します。バインダリモードで
"Login server/TEST /B"と入力してログインします。ここで
"Abort,Retry,Fail"エラーが表示されます。ここで入力が可能なのは、"F"だけ
です。ログインはサーバから「8801、不正なコネクション」エラーを受け取りま
す。サーバは次にエラーを受け取ります。「Server 4.0-2506 不正なセキュリ
ティシグネチャーのNCP要求をユーザTESTから受信しました...侵入者かネット
ワークが破壊された可能性があります」
NWP_LOGINを使用したVLMのAPI呼出は、この事象の後は全て異常になります。
CodeViewを通すと、VLMの要求は行われ、CodeViewが終了します。サーバは何回
かブザーが鳴り、エラーメッセージを受け取り、DOSプロンプトに
"Invalid drive..."が表示されます。
NETX.EXEが使用されている場合には、この状況でもLOGINは動作します。
ここで示した問題は、サーバにおいて、あるNCPパケットがシグネチャを発行す
るときに正しく動作しない点にあります。この場合には問題のパケットは
PING FOR NDSパケットです。KEYED LOGIN NCPが送られ、戻ってきた後に
4.xサーバにバインダリでログインしようとした場合、シグネチャがONになった
PINGを送信します。サーバは次の二つの応答のうち、いずれかを実行します。
1)シグネチャなしのPINGで応答する。この場合、シグネチャを要求しているの
で、クライアントはログインに対して異常を検出する。
2)侵入者の警告メッセージをコンソールに表示し、PINGには応答しない。この
異常は4.xのLOGIN.EXEをバインダリエミュレーションでのログインに使用した場
合に発生します。3.xのバインダリのLOGINではPINGを行わないので、正常に終了
します。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SPXDDFIX NLM
============
SPXDDFIX NLMは、SPXが接続リクエストの再試行を処理するときの問題を修正
します。再試行のときにすでにSESSION_TERMINATEDに移行済みの場合、その
リクエストは新規の接続リクエストとして扱われていました。
アプリケーションがSPXTerminateConnectionを呼び出して接続解除したあとで
到着したデータも、確認されてそのアプリケーションに送られてました。
アプリケーションのコードにもよりますが、これでは送信側に、
データが正しく送られたという誤解を与えてしまいます。このパッチは、
SPXTerminateConnectionを呼び出したあとで到着したすべてのパケットを破棄す
るようにします。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SPXFIX2 NLM
============
存在しないセッションでSPX終了確認を受信した場合のSPXコードの問題を修正
しました。このパッチは終了確認を受信したもののセッションが存在しない場合、
アプリケーションソケットに返すのではなく、IPXにECBを返すようにします。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SPXNSFIX NLM
============
セッションが存在しない場合、SPXが終了確認をシステムパケットとして解釈で
きい問題を修正します。
セッションが存在しないためにアプリケーションがエラーになると、SPXはシス
テムバッファをリンクサポート層(LSL)に返すのではなく、ソケットにポス
ティングします。
SPXNSFIX.NLMはセッションが存在しない場合にSPXが終了確認パケットをどう処
理するかを修正しています。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SYNCMFIX NLM
============
1つのディスクコントローラに1つのディスク(ディスクA)、別のコントローラ
に2つのディスク(ディスクB、C)が接続され、ディスクB、CがディスクAに対し
てミラー設定されている(3つのディスクに同じデータが書かれる)とき、ディ
スクB、Cが"Out of Sync"の状態でサーバをダウンし、再起動すると、ディス
クAのみが"In Sync"状態となりディスクアクセスは行われず、ディスクB、Cは
"Out of Sync"状態でディスクアクセスされ、ディスクB、C同士のみがミラー
を行っているかのように見えます。SYNCMFIX.NLM はこの現象を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
SYNCTIME NLM
============
SYNCTIME.NLM は、サーバがフロッピードライブや DOS パーティションにアク
セスした場合、サーバのシステムタイムに遅れが生じる障害を修正するための
パッチです。このモジュールがロードされていると、サーバの時間はハード
ウェアクロックから定期的に更新されます。
インストール手順
NCFファイル: AUTOEXEC.NCF
-----------------------------------------------------------------
TRBUFFIX NLM
============
転送バッファのシーケンス番号が順不同に返され、データの破壊を招く現象を修正
します。
リクエストがFIFOでなくLIFOで処理されるという、エレベータオフコードの問題を
修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
UNLDIRFX NLM
============
TNode->TFileEntryNumberを使って UnLockDirectoryEntry が呼び出されると、
INWPurgeTrusteeにおいて
ABEND:"UnLockDirectoryEntry called with entry that was already unlocked"
が発生します。
この TNode->TFileEntryNumber は ImmediateReuseGetDirectoryEntry の呼び出し
により上書きされることがあります。
RAM 上にファイル・エントリのためのディレクトリィ構造体がない場合には、
ImmediateReuseGetDirectoryEntry はカレントの最上位のブロックを
ディレクトリィ・ブロックに読み込み、TNode ポインタを無効化します。
UNLDIRFX.NLMはこの問題を修正します。
注: ファイルエントリのロックは、TNode がロックされることを保証するもので
はありません。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
UNLOADFX NLM
============
このパッチは、ロードされた複数の NLM を、正しい順序でアンロードしない
とアベンドが発生することがあるという障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
VOLMTFIX.NLM
============
ハードディスクのボリュームとCD-ROMのボリュームがマウントされた後に、ハー
ドディスクのボリュームがディスマウントされた場合(ハードディスク毎にボ
リュームが一つ有り、そのボリュームがSYSではない場合)、CD-ROMのボリュー
ムがディスマウントされるまで、そのハードディスクのボリュームがマウント出
来ないという問題を修正します。コンソールに表示されるメッセージは
"SAME OR ALL VOLUME SEGMENTS COULD NOT BE FOUND"。ハードディスクに二つ以
上のボリュームがあり、一つのボリュームだけがディスマウントされた場合、そ
のボリュームは問題なく再マウント出来ます。ただし、ハードディスクの全ての
ボリュームがディスマウントされた後に、ロックされた、または保存された状態
が変更された場合、そのボリュームは再マウント出来なくなります。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
WORMROFX.NLM
============
リムーバブルデバイスで、始めに読み出し/書き込みでマウントし、カートリッ
ジを取り出した後、書き込み禁止タブをセットした新しいデバイスを挿入した場
合、OSはそのデバイスが読み出しのみであることが認識できない。このパッチは
その問題を解決しています。
インストール手順
NCFファイル:STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
WRLENFIX NLM
============
不当なNETXパケットを修正するためのパッチです。VLMと同じく、書込みの長さ
を切り捨てて、ラップしないようにしました。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
WSMSGFIX NLM
============
クライアントから他のクライアントにメッセージ送信を行うとき、1回のメッ
セージが2つに分かれて表示される長さで、その切れ目にまたがって2バイトの
文字があると、メッセージの後半部分が文字化けを起こします。
WSMSFGIX.NLM はこの障害を修正します。
インストール手順
NCFファイル: STARTUP.NCF
-----------------------------------------------------------------
当文書に掲載されている商標は、それぞれの関係者の所有権で保護されていま
す。商標については、詳しくは製品のマニュアルを参照してください。
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