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1995-04-21
|
16KB
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386 lines
NETWARE CLIENT README (4/20/95)
このファイルをプリンタで印刷するには、ワードプロセッサに読み込んでから印刷
してください。
---------------------------------------------------------------------------
目次
このReadmeでは、NetWare DOS/Windowsクライアントに関する以下の項目について説明
します。
1.0 インストール
2.0 一般情報
3.0 NetWare DOS(VLM.EXE)リクエスタの使用に関する情報
4.0 Windowsの使用に関する情報
5.0 マニュアルに関する情報
1.0 インストール
1.01 コピー先のディレクトリ名
NetWare DOS/Windowsクライアントをインストールする「コピー先のディ
レクトリ名」には英文字(A~Z、a~z)を使用してください。
1.02 NetWare DOS/Windows クライアントの再インストール
NetWare DOS/Windowsクライアントを再インストールする場合に、インス
トーラにそれまて使用していたLANドライバとは異なるLANドライバの使
用を設定することができます。この場合、STARTNET.BATファイルに新し
いドライバ名が追加されます。ただし、以前のLANドライバ名は削除され
ません。この場合、エディタでSTARTNET.BATファイルを開き、不要なLAN
ドライバ名を削除してください。
1.03 Windowsをネットワーク上で共有する場合
Windowsをネットワーク上で共有する場合、下記の手順でインストールを
行ってしてください。
1. NetWare DOS/Windowsクライアントをインストールする前に、
サーバ上の共有されるWindowsディレクトリにNLSおよび
NLS\<LANGUAGE>ディレクトリを作成してください.
2. NetWare DOS/Windowsクライアントインストールプログラムを実
行してください。これにより、サーバ上のWindows共有ディレク
トリに必要なファイルがコピーされます。
3. 再びNetWare DOS/Windowsクライアントインストールプログラム
を実行してください。これにより、クライアントのローカルド
ライブにWindowsの共有に必要なファイルがコピーされます。
2.0 一般情報
2.01 VLMをDOSのコンベンショナルメモリにロードしている場合、ダブルバイ
トの一斉通報を受信すると受信したメッセージの文字が化けていること
があります。
2.02 ローカルドライブで CD <ボリューム名>: コマンドを実行しないでくだ
さい。このコマンドを実行するとローカルドライブが使用できなくなり
ます。
2.03 Windows のスタートアップグループにネットワーク上のプログラムが
登録されている場合は必ずネットワークにログインしてからWindows
を起動してください。ログインしないでWindowsを起動するとクライ
アントが不安定になります。この場合は、クライアントを再起動してく
ださい。
2.04 DOSSHELLを使用時の制限事項
DOSSHELLからネットワークへの接続を行なわないで下さい
2.05 最新バージョンのNetWareクライアントソフトウェアのサポート
パケットバーストODI機能、SFT IIIチェックサム、およびNetWare管理レ
スポンダをサポートするためには、IPXNCP.VLMファイルとともにバージ
ョン2.0以降のIPXODI.COMファイルもロードされている必要があります。
また、チェックサムおよびGNMAのサポートも有効化されていなければな
りません(IPXODIでは、バージョンとAPIサポートレベルは別々に扱われ
ます)。
2.06 Personal NetWareサーバへのログイン
Personal NetWareサーバに接続する前に、PNW.VLMファイルをロードして
おく必要があります。NET.CFGファイルの「NETWARE PROTOCOL」行で、次
のようにPNW.VLMをロードすることを指定してください。
NetWare DOS Requester
NETWARE PROTOCOL = NDS BIND PNW
-- Windowsからのログイン
WindowsのNetWare User Toolsを使用して、Personal NetWareサーバにロ
グインします。
NetWare User Toolsの「NetWare設定」の下の「リソース表示オプション
」の「Personal」チェックボックスがマークされていることを確認して
ください。「Personal」チェックボックスがマークされていない場合は
Personal NetWareのリソースにアクセスすることはできません。
PNW.DLLファイルがWindowsのSYSTEMディレクトリにコピーされているこ
とを確認してください。
-- DOSからのログイン
DOSでPersonal NetWareのNET.EXEユーティリティを使用してログインし
Personal NetWareのリソースにアクセスします。
NET.EXE、NETU.OVL、NETA.OVLファイルがNetWareクライアントディレク
トリ(デフォルトはC:\NWCLIENT)に、またNETC.MSGファイルがNetWareク
ライアントディレクトリの下のNLS\NIHONGOディレクトリにそれぞれコ
ピーされていることを確認してください。
NET.EXE、NETU.OVL、NETA.OVLは、Personal NetWareに付属するユーティ
リティです。
2.07 モニタアプリケーション(LANalyzerなど)での受信モニタユーティリティ
(RXMONSTK.COM)の使用
DOSワークステーションに新しいLANドライバをインストールしたことに
よって、使用しているモニタアプリケーションがネットワークパケット
を受信しなくなった場合は、RXMONSTK.COMファイルをロードしてくださ
い。
原因として、使用しているモニタアプリケーションではネットワーク
カードがプロミスキャスモードで動作する必要があり、使用しているLAN
ドライバがこのモードをサポートしない新しい仕様で開発されているこ
とが考えられます。
RXMONSTK.COMファイルを、LSL.COMドライバの後、LANドライバの前に
ロードしてください。RXMONSTK.COMはTSRとして動作し、約3Kバイトのメ
モリを使用します。RXMONSTKを使用する場合は、1つのLANドライバしか
ロードできません。
3.0 NetWare DOSリクエスタ(VLM.EXE)の使用に関する情報
3.01 65文字以上のパスでのルートのマッピング
NetWare DOSリクエスタがサポートするパス名の長さが64文字に制限され
ています。65文字以上のパスを指定するには、パス名の残りが64文字以
内になる位置でルートをマップしてください。
3.02 SEARCH MODEでのDOSの環境変数の使用
SEARCH MODEファンクションは、NETX.VLMファイルのパブリックサーチモ
ードテーブルではなく、DOSの「PATH」環境変数を使用するようになりま
した。ただし、ユーザがワークステーション環境を破壊しないかぎり、
このことによる実質的な変更はありません。
PATH変数の制限を超えると、サーチドライブのマッピングはPATHの対象
にはなりません。
3.03 NETX.COMおよび関連ファイルでレポートされる診断情報とNETX.VLMファ
イルでレポートされる診断情報の違い
NetWare 3.1xJで同梱されていたNETXシェルはNetWare 4.1Jには入ってお
りません。
NETX.COMファイルで現在サポートされている診断情報の一部は、
NETX.VLMファイルでは無効になります。これは、以前はNETXシェルが管
理していた診断情報の多くが、NetWare DOSリクエスタによって管理され
るためです。
診断レスポンダで管理されていた以下のような情報は、現在のクライア
ントソフトウェアでは提供されません。
不良応答ヘッダ(InvalidReplyHeaderCount)
不良スロット(InvalidSlotCount)
不良シーケンス番号(InvalidSequenceNumberCount)
ルータなし(NoRouterFoundCount)
リクエスト処理中(BeingProcessedCount)
不良サーバスロット(InvalidSlotFromServerCount)
不良ネットワークアドレス(NetworkGoneCount)
不良ローカルアドレス(BadLocalAddressCount)
スロット割り当てエラー(AllocateSlotCannotFindRoute,
AllocateNoSlotsAvailable, AllocateServerIsDown)
NETXシェルが提供していた情報は、現在はNetWare管理レスポンダ
(NMR.VLM)ファイルによって提供されます。
4.0 Windowsの使用に関する情報
4.01 NetWare User Toolsについて、
1. NetWare 4.1Jに付属のNetWare User Toolsでは DSのグループオブ
ジェクトはサポートしていません。NetWare User Toolsを使用してグ
ループへ一斉通報を送信する場合は、同じコンテキスト、又はサーバ
のSET BINDERY CONTEXTコマンドで設定されているバインダリコンテ
キスト内のグループしか選択できません。
2. NETWARE.INIファイルの[OPTIONS]セクションに HookKeyboard=0の記
述がある場合、ホットキーは使用できません。ホットキーを使用する
場合は、この行を削除してください。
4.02 WindowsのSYSTEM.INIファイルがあるディレクトリ下のNLSディレクトリ
にUnicodeテーブルが存在しない場合は、Unicodeテーブルがロードされ
ません。この場合、NDSを使用することができなくなります。
4.03 NetWareの実行専用属性(X)が設定されたファイルは、Windows上からは実
行できません。Windows上から実行するファイルには実行専用属性を設定
しないでください。
4.04 VLMをEMSにロードした場合の日本語Windows 3.1使用の制限事項
VLM.EXEの実行時のオプションで /MEを指定した場合や、XMSが使用でき
なかった場合、VLMの一部はEMSにロードされます。VLMがEMSを使用して
いると、日本語Windows 3.1 は386エンハンスドモードで起動することは
できません。
起動時にエラーが発生し、DOSプロンプトに戻ります。386 エンハンスド
モードで Windows を使用する場合にはデフォルトの設定通り VLM を XMS
にロードするか、/MC オプションを指定して VLM をコンベンショナルメモ
リにロードするようにしてください。
4.05 メッセージ受信時の注意
Windows起動時にネットワークからメッセージを受信すると、"Ctrl+Enter"
で終了できない事があります。 このような場合には、NET.CFGの MESSAGE
TIMEOUTパラメータを設定する事で回避できます。詳細はマニュアルを参照
下さい。
4.06 WindowsでのNETWARE.DRVバージョン3.03の使用
NETWARE.DRVの現在のバージョン(バージョン3.03)では、Windows 3.1以
降を動作させるためには、NWGDI.DLLファイルをロードする必要がありま
す。
Windows NetWareクライアントソフトウェアでWindowsをロード中に、以
下のメッセージが表示された場合は、WindowsのSYSTEMディレクトリに
NWGDI.DLLファイルが存在することを確認してください。
Application Error: Call to Undefined Dynalink
4.07 Windowsがハングアップし、画面の上部左側角に点滅カーソルが表示され
る場合の対処方法
Windowsがハングアップし、画面の上部左側角に点滅下線カーソルが表示
されるような状況が発生した場合には、以下のいずれかまたはすべての
対処策を実行してください。
1.> サードパーティ製のメモリマネージャを使用している場合は、IPX
インタフェースソフトウェア(LSL.COMやIPXODI.COMなど)をハイメ
モリにロードしないでください。
2.> SYSTEM.INIファイルの[386Enh]セクションに
「TimerCriticalSection=10000」コマンドラインを追加してくださ
い。
3.> MicrosoftのVTDA.386ドライバをダウンロードし、インストールし
てください。
VTDA.386ドライバは、Microsoft Download Servicesまたは
インターネットのFTP.MICROSOFT.COM SOFTLIBから適切なファイル
をダウンロードすることにより入手することができます。
4.> IBM LANサポートプログラムを使用している場合は、SYSTEM.INIフ
ァイルの[VIPX]セクションでネットワークボードのIRQを仮想化し
てください。
利用可能なパラメータは次のとおりです。
VIPX環境設定パラメータ
----------------------
ほとんどの場合、VIPXはデフォルトの環境設定で正しく動作します。
ただし、一部のアプリケーションでは、カスタム環境設定が必要な
場合もあります。
以下の節では、VIPXの環境設定に使用できるSYSTEM.INIパラメータ
について説明します。
[VIPX]セクションパラメータ
--------------------------
VipxMappingPages=[4Kページの数]
(デフォルト=16)
IPXODI.COMドライバへのリクエストを送信するためにVIPXが
使用するページの数です。
このページ数は、初期化時にVIPXがWindows VMMに対して行う
shared global mapping用に指定されているものであるため、
ある一時点でVIPXがすべてのページを使用できるわけではあ
りません。
VipxFailOverSizedPackets=[ON|OFF|TRUE|FALSE]
(デフォルト=OFF)
許容される最大globalizationサイズを超えるリクエストを無
視するようVIPXに指示します。実際の最大サイズは、ユーザ
が使用しているメディアによって異なります。
絶対最大サイズは、8000(10進)バイトです。パケットのサイ
ズが8000バイトよりも小さいメディアでは、許容される最大
サイズは、メディアに置くことができる最大パケットサイズ
になります。
VirtualizeIrq[0-F]=[ON|OFF|TRUE|FALSE]
(デフォルト=OFF)
バージョン1.15以降のVIPXでは、ネットワークボードのIRQを
仮想化することによってマシンとネットワークボード間のデ
ッドロックを回避します。ODIおよび専用IPX(IPX.OBJ)ドライ
バでは、VIPXは自動的にドライバからネットワークボードの
環境設定を読取り、いくつかのIRQを仮想化します。
ただし、SLANSUP.OBJまたはLANSUP.COMとともにIBM LANサポ
ートプログラムを使用している場合は、ドライバからLAN IRQ
を読取ることはできません。したがって、SYSTEM.INIファイ
ルの[VIPX]セクションでネットワークボード用のIRQを設定す
る必要があります。
例えば、IRQ 2およびIRQ 3を仮想化するには、SYSTEM.INI
ファイルに次の行を追加します。
[VIPX]
VirtualizeIrq2=TRUE
VirtualizeIrq3=TRUE
VIPXは最高4つのLAN IRQを仮想化することができます。
[386h]セクションパラメータ
--------------------------
TimerCriticalSection=数値
バージョン1.15以降のVIPXでは、TimerCriticalSectionを有
効化する必要があります。推奨される設定は以下のとおりで
す。
[386Enh]
TimerCriticalSection=10000
このパラメータは、LAN IRQ仮想化コードとのデッドロックを
防ぐために設定します。
5.0 マニュアルに関する情報
5.01 訂正
『DOS/Windowsクライアントユーザガイド』の第7章「クライアントワーク
ステーションの印刷環境の設定」の「プリンタ接続数の設定」の以下の例に
誤りがあります。
[ports]
lp1:=
lp2:=
lp3:=
lp4:=
net1:=
record.prn=
正しくは以下のようになります。
[ports]
lpt1:=
lpt2:=
lpt3:=
lpt4:=
com1:=
record.prn=
-----------------------------------------------------------------
保証
米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、本書の内容または本書を使用した結果
について、いかなる保証、表明または約束も行っていません。また、本書の商品性、
および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。
また、本書の内容は予告なく変更されることがあります。
米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、すべてのNetWareソフトウェアについて、
いかなる保証、表明または約束も行っていません。また、 NetWareソフトウェアの商
品性、および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除し
ます。米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、NetWareソフトウェアの内容を変
更する権利を常に留保します。