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Text File  |  1996-07-12  |  9KB  |  132 lines

  1.                              1996年7月12日
  2.  
  3.                               Ver.2.00a
  4.  
  5. 『Power Cinema 95』をご使用になる皆様へ 
  6.                               カノープス株式会社
  7.  
  8.  この度は、カノープスのマルチメディアプレーヤソフト『Power Cinema 95』をご使用いただき、ありがとうございます。このREADME.TXTには、Power Cinema 95に関してマニュアルに記載されていない事項について述べられています。今後 Power Cinema 95が改訂された場合には是非このREADME.TXTをご覧ください。インストールの方法についてはSETUP.TXTをご覧ください。
  9.  
  10.  
  11.   Windows 95に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている方
  12.   は、「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをONに
  13.   すると読みやすくなります。
  14.  
  15.  
  16. (1)Power Cinema から Power Cinema 95 にアップグレードする方法
  17.  
  18. ・Power Cinema 95 をインストールしてから、以下の手順で Power Cinema を削除してください。ただし、Power Cinema 95 をインストールするフォルダ名は、Power Cinemaと異なったフォルダ名を指定してください。
  19.  
  20. 1)プログラム内のエクスプローラから、PowerCinemaのファイルとフォルダを削除します。削除するファイルは、README.TXT , PWCINEMA.EXE , PWCINEMA.WRI , VCDMCI.DLL です。
  21.  
  22. 2)スタートの右クリックにて開く(O)を実行して、プログラム内のPowerCinemaに関するフォルダを削除します。
  23.  
  24. 3)Windows 95を再起動します。
  25.  
  26.  この手順を行わずに、ファイルを消去すると、Windows 95起動時にエラーメッセージがでるようになります。この場合、再度Power Cinema をインストールしてから、Power Cinema 95 のアップグレード方法を行ってください。
  27.  
  28.  
  29.  
  30. (2)Power Cinema からの主な変更点
  31.  
  32. ・オーディオCDの再生
  33.  Power Cinema 95は音楽CDを再生することができます。再生する場合は、セレクトボタンでメディアでAudioCDに切り替えてからロードボタンを押してください。その後プレイボタンにより再生します。
  34.  なお、Windows 95でミキサーデバイスが使用されていると、オーディオCDの再生が正常に行えないことがあります。もし正常に再生できないときは、ミキサーデバイスを無効化してご使用ください。ミキサーデバイスを無効にする場合、マイコンピュータのコントロールパネルのマルチメディアを実行してください。マルチメディアのプロパティが表示されましたら、詳細設定のミキサーデバイスにあるデバイスのプロパティから、”このデバイス上でミキサー機能を使わない”に設定してください。
  35.  
  36. ・スライドバーの追加
  37.  MPEGファイルやVideo CDをロードすると、動画ウィンドウの下部にスライドバーが現れます。スライドバーをドラッグすることにより見たい位置に映像を切り換えることができます。またスライドバーには、プレイ/ポーズボタン、ストップボタン、NEXTボタン、PREVボタンがついています。このボタンはPower Cinema 95上にあるボタンと同じ働きをしますので、動画ウィンドウ上から動作することができます。
  38.  
  39. ・リモコンサイズの縮小
  40.  リモコンのサイズを縦方向に若干縮小しました。640×480ドットの環境でもタスクバーなどに干渉しないサイズになりました。
  41.  
  42. ・ロングファイルネームへの対応
  43.  ファイルモードや静止画保存でロングファイルネームに対応しました。
  44.  
  45. ・DirectDraw使用時のオーバーレイ表示の制御の追加
  46.  DirectDraw使用時に、オーバーレイ表示をするかしないかを切り換える項目をオプション設定ダイアログボックスに追加しました。オーバーレイ表示を行なっている時、静止画への保存やクリップボードへのコピーができません。この場合、オーバーレイ表示しないように設定するとコピー等が行なえるようになります。ただし動画ウィンドウを開いている場合は、1度閉じてから再ロードしてください。
  47.  
  48. ・アンインストーラの追加
  49.  Power Cinema 95 をアンインストールすることができます。Power Cinema 95のフォルダ内の PWCIUIST.EXE を実行してください。ただし、アンインストールには、Power Cinema 95のセットアップディスクが必要となります。
  50.  
  51. ・再生フォーマットの変更
  52.  Power Cinema 95 からCD-iモードがOne Trackモードに代わり、CD-iを再生することができなくなりました。なお、弊社での動作保証対象外となりますが、お客様の環境でCD-i再生が必要となる場合は、16bit用CD-ROMドライバをご用意いただき、DOSモードで16bit用のCD-ROMドライバが使用できるよう AUTOEXEC.BAT と CONFIG.SYS の内容を変更した上で、Windowsフォルダの中の CANOPUS.INI に以下の記述を追加してください。
  53.  
  54.   [Power Cinema 95]
  55.     ・
  56.     ・
  57.   CdiEnable=1
  58.  
  59.  
  60.  
  61. (3)補足説明
  62.  
  63. ・プレイバックコントロールについて
  64.  Video CDがプレイバックコントロールに対応している場合は、その機能を使って再生することができます。プレイバックコントロールを使用する場合は、Video CD再生中にRETURNボタンを押してください。
  65.  
  66. ・Video CDの映像の調整について
  67.  一般にVideo CDの映像は、Video CDプレーヤなどのビデオ機器環境で再生されるように作成されています。そのためPCのディスプレイ上にそのまま表示すると、横方向に引き伸ばされた映像になります。Power Cinema 95は出荷時の設定では、画質を優先するためにそのまま表示していますが、Windowsフォルダの中の CANOPUS.INI に設定を追加することで、横方向に引き伸ばされた映像を調整することができます。この設定は下のように、MPEGファイル、Video CDそれぞれ別々に設定できます。
  68.  
  69.   [Power Cinema 95]
  70.     ・
  71.     ・
  72.   MPEG_Adjust=0
  73.   Video_CD_Adjust=0
  74.  
  75. それぞれの項目は、省略時あるいは=の右の値が0のときには調整なし、1の時には横方向に縮める、2の時には縦方向に伸ばす、になります。したがって、
  76.  
  77.   Video_CD_Adjust=1
  78.  
  79. とすることで、Video CDについて横方向に縮める方法で調整されます。なお、画質を最優先するときはこの設定で調整せず、ディスプレイで調整されることをおすすめします。
  80.  
  81.  
  82.  
  83. (4)使用上のご注意
  84.  
  85.  Video CDを再生するためには、CD-ROMドライブおよびドライバがVideo CDに対応している必要があります。Video CDが再生できない場合は、CD-ROMドライブのメーカにVideo CDへの対応をお尋ねください。
  86.  
  87.  Power Cinema 95は、MPEGドライバに CompCore SoftPEG(TM) MPEG Driver を選ぶとソフトウェアのみでMPEG再生を行っています。そのためCPUの処理能力のほとんどをMPEG再生に使用してしまいますので、アプリケーションによっては動作速度が非常に遅くなることがあります。また、CPUのタイプ、メモリの量、CD-ROMの速度など、ご使用になる環境によっては滑らかに再生されない場合があります。再生が滑らかでないと感じられる場合は、『USER’S GUIDE』の「各機能の説明」中の OPTION の項で説明されているファイル再生時間表示を行わない設定をお試しください。
  88.  
  89.  PowerWindowの DirectX 対応ドライバで、一部の解像度で再生画面にノイズが発生することがあります。これを避けるためには、解像度を下げるかリフレッシュレートを下げてご使用ください。
  90.  
  91.  
  92.  
  93. (5)制限事項について
  94.  
  95.  Power Cinema 95には以下の制限事項があります。あらかじめご了承ください。
  96.  
  97. ・MPEGファイル、Video CDについて、スピードコントロール機能が働きません。AVIファイルについては3倍速まで設定できますが、環境によっては3倍速に設定しても3倍速で再生されないことがあります。
  98. ・AudioCDについて、ボリュームコントロール機能、巻戻しボタン、早送りボタン、コマ戻しボタン、コマ送りボタンが働きません。
  99. ・AudioCDを停止させると、必ず先頭のトラックに戻ります。
  100. ・Video CD内の高精細静止画像を表示することはできません。
  101. ・DirectDraw機能を使ってオーバーレイ表示している場合、静止画像ファイルへの保存と、クリップボードへのコピーができません。
  102. ・Power Cinema 95をご使用になる場合は、パワーマネージメントをオフにしてください。
  103. ・DirectDraw機能を使ってオーバーレイ表示している時に再生画面上にマウスカーソル(アニメーションカーソル)を移動させると、再生画面にマウスカーソルが隠れて見えなくなります。
  104. ・Video CD再生中にCD-ROMドライブのイジェクトボタンを押さないでください。イジェクトする場合は、ポーズまたは停止させてからイジェクトボタンを押すか、Power Cinema 95にあるイジェクトボタンを押してください。
  105.  
  106.  
  107.  
  108. ◎Power Cinema 95の履歴
  109.  
  110. ------------------
  111. Ver.2.00: 96/04/10
  112. ------------------
  113.  
  114. 最初のリリース
  115.  
  116. -------------------
  117. Ver.2.00a: 96/07/12
  118. -------------------
  119.  
  120. ・ボリュームのデフォルトの値を今までの半分の値に変更しました。
  121. ・AudioCD を再生した後は、VideoCD が再生できなくなっていたのを修正しました。
  122. ・スライドバーから再生位置を移動させるレスポンスを改良しました。
  123. ・ボリュームボタンのレスポンスを改良しました。
  124. ・オプション設定で「停止後ウィンドウを閉じる」にチェックマークをつけた状態でフルスクリーン再生を行なうと、再生終了後に再生ウィンドウとリモコンが消えてしまう不具合を修正しました。
  125. ・フルスクリーンから戻った時、スライドバーの高さだけ伸びる不具合を修正しました。
  126. ・プレイバックコントロール時にフルスクリーン状態で Enter キーを押すと、エラーメッセージが表示され、応答すると画面が真っ白になる不具合を修正しました。
  127. ・プレイバックコントロール機能が正しく動作しない VideoCD を正しく動作するように修正しました。
  128. ・リモコンの書き換え途中で止まった状態が長く続いていたのを早くするように修正しました。
  129. ・動画ウィンドウがタイトルバーの高さだけになってしまう時がある現象を修正しました。
  130. ・カラオケCDなどのタイトルを [Power Cinema 95] のウィンドウに表示する/しないを設定する項目を追加しました。
  131.  
  132. 以上