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Text File  |  1996-02-06  |  8KB  |  233 lines

  1. Power Window T64V Card をDOS/Vノートで使用する方法
  2.  
  3.                      1996年 1月29日
  4.                        カノープス株式会社
  5.  
  6.  この文章は、Power Window T64V Card(以下PWT64VCと略す) をDOS/Vノートで使用する方法と注意事項について説明します。
  7.  
  8. 目次
  9.  
  10. 1.動作環境
  11.  
  12. 2.対応OS環境
  13.  
  14. 3.セットアップの前に
  15.  
  16. 4.セットアップ
  17.  
  18. 5.その他の注意事項
  19.  
  20. 6.トラブルシューティング
  21.  
  22.  
  23. 1.動作環境
  24.  
  25.  PCMCIA2.1に準拠したPCカードスロットを有するPC
  26.  
  27. 弊社にて動作確認機種(Windows 3.1で動作確認)
  28.  
  29. IBM    : ThinkPad220,230CS,530CS,340CSE,750CS,345CS,755CD
  30. *ThinPadでは、現在のところ別売カードサービスPlayAtWill3.0(IBM製)が必要です。
  31.   ユーザ登録カードでお申し込みいただくことで、ThinkPadユ-ザ-の方には無料で最新のカ-ドサ-ビスモジュ-ルを提供しています。
  32. SHARP    : Mebius AV1/575CD
  33. COMPAQ    : CONTURA AERO 4/33C,420C,400C
  34. キャノン: INNOVA NOTE CN500
  35. Dell    : Latitude XP 4100C
  36.  
  37. 弊社にて確認している動作不可機種(Windows 3.1で確認)
  38.  
  39. IBM    : ThinkPad330,360,701
  40.  
  41.  
  42. 2.対応OS環境
  43.  
  44. マイクロソフト社製 Windows 3.1
  45. 日本IBM社製 Windows 3.1
  46. 米国Microsoft Coporation製 Windows 3.1
  47. マイクロソフト社製 Windows 95
  48. 米国Microsoft Coporation製 Windows 95
  49.  
  50. Windows 95 については、設定環境やインストール状況により動作環境が多岐にわたるため、サンプルドライバとして提供させていだきます。Windows95へのインストール方法については、SETUP95.TXTを参照ください。
  51.  
  52.  
  53. 3.セットアップの前に
  54.  
  55.  Power Winodw T64V Card を本体に装着し、セットアップを行う前に以下の2点について必ず確認してください。
  56.  
  57. ・カードサービスのインストール確認
  58.  
  59.  Power Window T64V Card を動作させるにはカードサービス(デバイスドライバ)が必ず必要です。DOS/Vノートで標準的に使用されるカードサービス(CardSoft,Phoenix,IBM)の設定を以下に示しますので、CONFIG.SYSに同様の記述があり、かつ起動時に正常に組み込まれている事を確認してください。
  60.  
  61. CardSoft(SystemSoft製)の場合
  62.  
  63. DEVICE=C:\CARDSOFT\SS386SL.EXE    <-ソケット・サービス
  64. DEVICE=C:\CARDSOFT\CS.EXE    <-カード・サービス
  65. DEVICE=C:\CARDSOFT\CSALLOC.EXE    <-リソース情報取得/設定モジュール
  66.  
  67. PhoenixCardManegerPlus(Phoenix Technologies製)の場合
  68.  
  69. DEVICE=C:\PCM\PCMSS.EXE        <-ソケット・サービス
  70. DEVICE=C:\PCM\PCMCS.EXE        <-カード・サービス
  71. DEVICE=C:\PCM\PCMRMAN.EXE    <-リソース管理ユーティリティ
  72. DEVICE=C:\PCM\PCMSCD.EXE    <-汎用イネーブラー
  73.  
  74. PlayAtWill[EasyPlaying](IBM製)の場合
  75.  
  76. DEVICE=C:\THINKPAD\IBMDSS01.SYS    <-ソケット・サービス
  77. DEVICE=C:\THINKPAD\IBMDOSCS.SYS    <-カード・サービス
  78. DEVICE=C:\THINKPAD\DICRMU01.SYS    <-リソース・マネージメント・モジュール
  79.  
  80.  
  81. ・カードサービスが管理(確保)している資源の確認
  82.  
  83.  Power Window T64V Card は、カードサービスの管理している資源の内の割り当てられたメモリ資源(8KB)とI/O資源の16バイトを使用します。これらの資源がカードサービスの使用可能な資源として設定されているか確認してください。
  84. カードサービスが管理(確保)している資源の確認方法は各社のカードドライバによって異なりますのでお使いのPCのマニュアルを参照してください。
  85.  また、DOS/Windows で, EMS ドライバをご使用になる場合は,カード・サービスが管理するメモリ領域 が, EMS で使用できない領域 ( /X, EMMExclude )に含まれるようにしてください。
  86.  
  87.  
  88. ThinkPad230CSのカードサービスの設定例(CONFIG.SYS, SYSTEM.INI) :
  89.  
  90. < CONFIG.SYS >
  91. BUFFERS = 20
  92. FILES = 30
  93. DOS = HIGH,UMB
  94. COUNTRY = 081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
  95. SHELL = C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
  96. DEVICE = C:\DOS\$FONT.SYS
  97. DEVICE = C:\DOS\HIMEM.SYS
  98. DEVICE = C:\DOS\EMM386.EXE RAM X=C800-CFFF <---- EMS で使用できない領域指定
  99. DEVICEHIGH = C:\DOS\SETVER.EXE
  100. DEVICEHIGH = C:\DOS\$DISP.SYS
  101. DEVICEHIGH = C:\EZGOING\IBMDSS01.SYS /M    <--ソケット・サービス
  102. DEVICEHIGH = C:\EZGOING\IBMDOSCS.SYS <--カード・サービス
  103. DEVICEHIGH = C:\EZGOING\DICRMU01.SYS /MA=C800-CFFF <--リソース・マネージメント・モジュール
  104. DEVICEHIGH = C:\DOS\$IAS.SYS
  105. DEVICEHIGH = C:\DOS\$PRN.SYS
  106. DEVICEHIGH = C:\DOS\ANSI.SYS /X
  107. DEVICEHIGH = C:\DOS\$FDD12.SYS
  108. STACKS=9,256
  109. LASTDRIVE = Z
  110.  
  111. < WINDOWS\SYSTEM.INI >
  112. [386Enh]
  113. EMMExclude=C800-CFFF <---- EMS で使用できない領域指定
  114.  
  115.  
  116.  
  117. 上記の2点が正しく設定されていると、PWCARD.EXE(PWT64VC用イネーブラ)でPower Window T64V Crad にメモリ空間、I/O空間が設定可能となります。PWCARD.EXEが正しく動作した場合、以下のようなメッセージが表示されます。
  118.  
  119. 表示例:
  120.     A:\>PWCARD.EXE
  121.     カードサービスを使用して Power Window T64V Card を設定しました。
  122.     メモリーアドレス = C8000H、 IOアドレス = 01D0
  123.  
  124.  
  125. 4.セットアップ
  126.  
  127.  Power Window T64V CardをPC本体の装着した後、DOSプロンプトから付属のPC/AT互換機セットアップディスクのSETUP.EXEを実行してください。
  128.  PWT64VCの装着及びインストール方法は、付属のユーザーズガイドをご覧ください。
  129.  
  130.  
  131. 5.その他の注意事項
  132.  
  133.  ThinkPadでは、現在のところ別売カードサービスPlayAtWill3.0(IBM製)が必要です。内蔵のカードサービスでは動作しない可能性があります。ThinkPadのユ-ザ-の方には、最新のカ-ドサ-ビスモジュ-ルを提供しています。
  134. DEVICEHIGH=C:\EZGOING\IBMDSS01.SYSが組み込まれる時に表示されるバージョンが1.36以上であれば動作確認されています。
  135.  
  136. 表示例:
  137.     DOS PCMCIA Socket Services Driver, Version 1.36
  138.     PCMCIA Socket Services Release 2.1
  139.  
  140.  
  141. 6.トラブルシューティング
  142.  
  143. Q.セットアップ中に“Power Winodw T64V Cardが見つかりません“と表示される。
  144. 考えられる原因:
  145. Power Winodwが正しく装着されていますか?
  146. Power Winodw Card I/F がスロットに正しく挿入されていますか?
  147. Power Winodw ユニットに電源が供給されていますか?
  148. PowerWindowが使用するメモリ、I/O空間がカードサービスの使用可能な資源として設定されていますか?
  149. カードサービス関係のデバイスドライバを上記のソケット・サービス、カード・サービス、リソース情報取得/設定モジュールのみにして試してください。
  150.  
  151. Q.Windowsの起動時に“Power Winodw T64V Cardが見つかりません”という表示がでる。
  152.  
  153. A.WindowsディレクトリのPWTYPE.EXEを実行して正しくボ-ドを認識するか確認してください.正しく認識出来ない時は,カ-ドサ-ビス付属の設定ユ-ティリティでメモリ,I/O空間の設定を確認してください。
  154.  
  155. Q.PhoenixCardManegerPlus(Phoenix Technologies製)のカードサービスでPower Window T64V Cardが認識されない。
  156.  
  157. A.PWCARD.EXEを使用しないでPhoenixCardManegerPlusの汎用イネーブラでPower Window T64V Cardに必要な資源を設定しPWT64VCが動作するように以下の手順を実行してください。
  158.  
  159.     メモリ空間=CC00h-CDFFhの8KB,I/O空間=1D0h-1DFhの16バイトを設定する場合の例:
  160.  
  161. (1).SETUP.EXEを起動してPWT64VCを(M)マニュアル設定でインスト-ルする。
  162.     メモリ空間=CC00h-CDFFh,I/O空間=1D0h-1DFhを指定する。
  163.  
  164. (2).autoexec.batのPWCARD.EXEをREM文にしPCをリセットする。
  165.  
  166. (3).設定ユ-ティリティ(PCM.EXE)でPWT64VCをカ-ドリストに追加する。
  167.     設定(C)->カ-ド追加(A)
  168.         メモリ空間=CC00h-CDFFh(16 bits),I/O空間=1D0h-1DFh(16 bits)を指定する。
  169.     設定を有効にする。
  170.     保存する。
  171.  
  172. (4).<PCM.INI>に以下の記述を確認する
  173.     [PCMCARD_000]
  174.     ID_1=CANOPUS Co.,Ltd.
  175.     ID_2=Power Window T64V Card
  176.     ID_3=
  177.     MAJOR=0x4
  178.     MINOR=0x1
  179.     DESCRIPTOR=0x0
  180.     NUMBERCONFIGS=11
  181.  
  182.     [PCMCARD_000.0]
  183.     LOAD=YES
  184.     RESOURCES=0x121
  185.     MEMORY_0=0xCC,0x2,0x1,0x0
  186.     IO_0=0x1D0,0x10,0x1
  187.     CONFIGREGS=0x1,0x0,0x0,0x0
  188.  
  189. (5).<WINDOWS\PW801928.INI>を以下のよう設定する。
  190.     [PowerWindow]
  191.     IOaddr=9
  192.     WinAddr=204
  193.  
  194.  
  195. 正常設定された場合、PCM.EXEでカード状態を表示すると以下の様に表示されます。
  196.  
  197. ソケット番号:    0
  198.     状態:    カード設定完了
  199.   製造メーカ:    CANOPUS Co.,Ltd.
  200.       モデル:    Power Window T64V Card
  201.         種別:    ビデオアダプタ
  202.  メモリ ウインドウ1:    CC00h-CDFFh
  203.  メモリ ウインドウ2:    なし
  204.  I/O ウインドウ1:    1D0h-1DFh
  205.  I/O ウインドウ2:    なし
  206.         IRQ:    なし
  207. 上記の様に表示されない場合は、設定ユ-ティリティ(PCM.EXE)でメモリ、I/O空間がカードサービスが使用可能な資源に設定されているか確認してください。
  208. 詳細はPC付属のマニュアルを参照してください。
  209.  
  210.  
  211. Q.CardSoft(SystemSoft 製)のカードサービスでPower Winodwが正しく認識されない。
  212.  
  213. A.設定ユ-ティリティ(CARDINFO.EXE /V)でカード状態を確認してください。
  214.  
  215. 正常設定された場合、CARDINFO.EXE /Vを実行するとカードの状態が以下の様に表示されます。
  216. Slot 1:
  217. [Card Information]
  218.   Manufacturer = "CANOPUS Co.,Ltd."
  219.   Product Name = "Power Window T64V Card"
  220. [Configuration Info]
  221.   Configuring client handle is A1C8
  222.   Memory+I/O interface, Vcc 50, Vpp1 50, Vpp2 50
  223.   Config base 0400, Config values:
  224.     Option value: 41
  225.     Status value: 00
  226.   I/O range 1D0-1DF, 16-bit
  227.   No IRQ is assigned to this card
  228.  
  229. CARDINFO.EXEの仕様の関係でメモリ空間の設定表示はできません。
  230. 上記の様に表示されない場合は、設定ユ-ティリティ(CINFIG.EXE)でメモリ、I/O空間がカードサービスが使用可能な資源に設定されているか確認してください。
  231. 詳細はPC付属のマニュアルを参照してください。
  232.  
  233. 以上