home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ DOS/V Power Report 1996 July / VPR9607B.BIN / driver / wacom / sf32v100 / sfree32.txt < prev   
Text File  |  1996-02-08  |  10KB  |  245 lines

  1.                                                        '96.02.09 Ver 1.00
  2.             スーパーフリー for Win32 Version 1.00 の説明書
  3.  
  4. 1.概要
  5.  
  6.  このソフトは、WindowsNT,Windows95上で動作し、画面内に自由に手書きが
  7. 出来るものです。
  8. (スーパーフリー(Windows3.1専用)の32ビット版です。)
  9. 簡単に言えばいたずら書きソフトですが、Windowsを使用してのプレゼンテー
  10. ション等に威力を発揮すると思われます。
  11. また、Windowsをタブレットで利用するメリットを簡単に味わって頂けるものと
  12. 思われます。
  13.  
  14.  株式会社ワコムのタブレット(ArtPadⅡその他)等をご利用の方々に
  15. 無償でご利用頂けます。
  16.  
  17.  
  18. 2.インストール方法
  19.  
  20.  SFREE32.EXEを任意のディレクトリ(フォルダ)にコピーして起動して下さい。
  21. 必要に応じてアイコン(メニュー)登録等をして下さい。
  22.  
  23. ※現状ではインストーラの提供はしておりませんが、将来的には提供する予定です。
  24.  
  25.  
  26. 3.基本操作方法
  27.  
  28. (1)起動
  29.  まず、スーパーフリー32を起動すると、画面の左上にツールボタンだけのウインドウ
  30. が表示されます。
  31. インストール直後は、Sボタン、ペンボタン、?ボタンの3ボタンのみが表示されます。
  32.  
  33. (スーパーフリー32は通常のウインドウのように、マウスでウインドウの移動をする事
  34. は出来ません。環境設定により、画面の上下左右の辺の任意の位置に固定表示となりま
  35. す。)
  36.  
  37. (2)ペンモードへの移行
  38.  左から2番目のペンボタンを押すと、ペンモードとなります。
  39. 表示されるボタンの数が増え、画面上に手書きが出来るようになります。
  40. (ペンモード中は、他のウインドウの操作は出来なくなります。)
  41.  
  42.  ボタンのデザインを見て頂ければ大体見当が付くと思いますが、次の機能があります。
  43. ・ペンモードの解除機能
  44. ・マーカーモード設定・解除機能
  45. ・消しゴムモード設定・解除機能
  46. ・ペン/マーカーサイズの変更機能(サイズは別管理)
  47. ・ペン/マーカーのカラー変更機能(カラーは共通)
  48. ・書き込み内容を消す(書き込み前の画面に戻す)クリア機能
  49. ・ホワイトボード機能
  50. ・保存
  51. ・印刷
  52. ・プレゼンテーションソフトのページ替え機能
  53. ・画面の切り取り機能(ファイル保存可)
  54.  
  55. (3)ペンモードの解除
  56.  ペンモード時は、一番左のボタン(マウスカーソル)が解除ボタンとなります。
  57. このボタンを押すと、書込みのモードが解除され、Windowsの通常マウス操作が行えま
  58. す。
  59. ※この時書き込んだ内容は全て消去されます。
  60.  
  61. (4)終了
  62.  ペンモードが解除されている時に、一番左のSボタンはスーパーフリー32の操作用
  63. ダイアログボックスを表示し、終了操作や環境設定が出来ます。
  64.  
  65. 終了は操作用ダイアログボックスから、「終了」ボタンをクリックして下さい。
  66.  
  67.  
  68. 4.機能説明
  69.  
  70.  各ツールボタンにカーソルを近づけると、ボタンの説明が表示されます。
  71.  
  72. (1)マーカー機能
  73.  「マーカー」ボタンを押すと、カーソルがマーカー状態になり、ラインマーカーの様
  74. に(半透明で)書き込むことが出来ます。
  75. マーカーからペンに戻す場合は、もう一度[マーカー]ボタンを押して下さい。
  76. ※但し、マーカーはウインドウズ画面の状態とペンの色の組み合わせによっては、うま
  77. く表示出来ない場合が有りますので注意して下さい。
  78.  
  79. (2)消しゴム機能
  80.  「消しゴム」ボタンを押すと、カーソルが消しゴム状態になり、ペン・マーカで書き
  81. 込んだ内容を消す事が出来ます。
  82. 消しゴムからペンに戻す場合は、もう一度[消しゴム]ボタンを押して下さい。
  83. サイズ変更、色変更、マーカーボタンを実行しても消しゴムモードは解除されます。
  84.  
  85. (3)ペン/マーカーのサイズ変更機能
  86.  「ペンの太さ」(マーカーモードのときは「マーカーの太さ」)ダイアログボックス
  87. が表示され、ペン又はマーカーのサイズを選択出来ます。
  88. サイズは、細、中太、太、または、任意のサイズをスライドバーで指定出来ます。
  89. (細、中太、太ボタンに対応するサイズは、基準値の環境設定で変更出来ます。)
  90.  
  91. (4)ペンのカラー変更機能
  92.  カラー変更用のダイアログが表示されますので、適当なカラーを選択して下さい。
  93.  
  94. (5)書き込み内容を消す機能(クリアボタン)
  95.  スーパーフリーで書き込んだ内容を全て消去し、元のウインドウの状態に戻します。
  96.  
  97. (6)ホワイトボード機能(ペンモード時のみ)
  98.  一時的に、画面全体をホワイトボードにして使用する事が出来ます。
  99. ホワイトボードを解除するには、上のクリアボタンを押して下さい。
  100.  
  101. (7)印刷機能(プリンタボタン)
  102.  Windows標準の印刷ダイアログが表示されますので、必要な設定をした後、[OK]
  103. ボタンを押すと現状の画面全体を印刷します。
  104.  
  105. (8)保存機能(フロッピーボタン)
  106.  画面切り取りを行った場合は切り取ったデータの保存処理を行い、画面切り取りを
  107. 行っていない場合は画面全体をビットマップファイルとして保存します。
  108. (フロッピーボタンにハサミマークが付いている場合は、切り取りデータの保存となり
  109. ます。)
  110.  Windows標準のファイル保存ダイアログが表示されますので、ファイル名を指定し
  111. [OK]ボタンを押して下さい。
  112. デフォルトのファイル名は、画面全体の場合は「sfree.bmp」固定となり、切り取り画面
  113. の場合は、sfcutXXX.bmp(XXXは連番(1~)、環境設定で変更可)となっています。
  114.  
  115. ※切り取りデータが有効の時に画面全体を保存したい場合は、一度切り取りボタンを押し
  116. 切り取りのキャンセルを行って下さい。((10)画面切り取りの説明参照)
  117.  
  118. (9)プレゼンテーションソフトのページ替え機能
  119.  一般のプレゼンテーションソフト(例えば、Lotusのフリーランス)でプレゼンテー
  120. ション実行中にマウスの左右ボタンでページ変更を行う場合、ペンモードを解除せずに
  121. ページ替えが出来ます。
  122. ※一部のソフトでは正常に動作しない場合があります。
  123.  
  124. (10)画面切り取り(ハサミボタン)
  125.  矩形枠で画面内の任意の範囲を指定して、クリップボードにコピー出来ます。
  126. また、切り取ったデータはファイルに保存する事も出来ます。
  127. 切り取りのキャンセルは、マウスの右ボタンクリックか同じ位置でマウスをシングル
  128. クリックして下さい。
  129. 環境設定により、「切り取り実行直後にファイル保存する」保存ファイル名の連番指定
  130. が行えます。
  131. ※切り取り実行後は、ファイル保存機能は切り取りデータの保存として動作します。
  132.  
  133. (11)操作用ダイアログ
  134.  スーパーフリー32の終了、アイコン化機能及び環境設定機能があります。
  135. 環境設定に関する詳細は「5.環境設定項目の説明」を参照して下さい。
  136.  
  137.  
  138. 5.環境設定項目の説明
  139.  
  140.  環境設定ダイアログボックスでは次の項目について設定出来ます。
  141.  
  142. (1)機能の設定(チェックボックス)
  143.  ・マウス右ボタンで解除
  144.    マウスの右ボタン(ペンのサイドスイッチ)をペンモードの解除用として使用
  145.   するかどうかを選択出来ます。
  146.  ・ペンモード時に再表示する※
  147.    ペンモードを解除するとそれまでの書き込み内容は消去されますが、ペンモード
  148.   を解除した時の書き込み内容を次回ペンモードにしたときに再表示するように出来
  149.   ます。
  150.  ・ホワイトボードの内容を残す※
  151.    ホワイトボードモードを解除するとそれまでの書き込み内容は消去されますが、
  152.   もう一度ホワイトボードモードにしたときに再表示するように出来ます。
  153.  ・プリンタの解像度で印刷
  154.    通常は、プリンタ用紙に合わせて画面全体が収まるように自動的に拡大して印刷
  155.   しますが(縦型用紙の場合は横幅を合わせる)、プリンタの解像度と1対1になる
  156.   様に印刷(通常は小さくなります)する事も出来ます。
  157.  ・切り取り後すぐに保存
  158.    切り取り実行直後に、ファイルの保存機能を必ず実行し保存処理が行えます。
  159.   これを無効としている場合は、クリップボードへのコピーだけが行われます。
  160.  
  161.  ※画面の再表示機能が働くのは、スーパーフリー32が起動されている間だけです。
  162.  スーパーフリー32を終了し再起動した場合は、再表示出来ません。
  163.  また、これらの機能を有効とするとメモリを大量に使用しますのでご注意下さい。
  164.  
  165. (2)表示位置の設定
  166.   スーパーフリー32のツールボタンを配置する位置を指定出来ます。
  167.  上下左右の画面の辺の何処に配置するかを、辺と基準点からのドット位置で指定して
  168.  下さい。
  169.  基準点とは、上・下辺の場合は左隅、左・右辺の場合は上隅となります。
  170.  ツールボタンは、上・下辺の場合は横方向、左・右辺の場合は縦方向に並んで表示さ
  171.  れます。
  172.  
  173. (3)ボタン表示の設定
  174.   起動(非ペンモード)時とペンモード時にそれぞれ表示されるツールボタンの内容
  175.  を指定出来ます。通常使用しないボタンを非表示とすることが出来ます。
  176.  
  177. (4)基準値ボタン
  178.   このボタンを押すと、基準値変更用のダイアログボックスが表示され基準となる
  179.  データの設定を行う事が出来ます。
  180.  現在設定出来る項目は以下の通りです。
  181.  ・ペンのサイズ変更で細、中太、太の各ボタンに対応する実サイズの数値
  182.  ・マーカーのサイズ変更で細、中太、太の各ボタンに対応する実サイズの数値
  183.  ・消しゴムのサイズ
  184.  ・切り取りデータのファイル名作成用データ
  185.   (ヘッダ名+連番で自動的にデフォルトファイル名を作成します。)
  186.  
  187. (5)キャンセルボタン
  188.   環境設定を中止します。
  189.  
  190. (6)一時設定ボタン
  191.   今回設定した項目は保存されずに、一時的な設定として利用されます。
  192.  
  193. (7)設定終了ボタン
  194.   今回設定した内容を次回の起動時以降も有効とします。
  195.  (レジストリに保存されます)
  196.  
  197.  
  198. 6.その他、注意事項
  199.  
  200.  現在のディスプレイ画面内容全てや、大きな切り取りデータをビットマップファイル
  201. として保存する場合は、使用中のディスプレイモード(サイズ、表示色)によっては、
  202. かなり大きなサイズとなりますので、一時的な保存用に利用するためのものとして下さ
  203. い。
  204.  
  205.  マーカーペン機能は、書き込む画面の背景色やペンの色によって描画時の色が影響
  206. されます。予めその事を御理解の上、利用して下さい。
  207.  
  208.  
  209. [制限事項]
  210.   256色以下のカラーモードで使用する場合、ペンの太さが細(1ドット)では、中間色
  211. が表示出来ない場合が有ります。
  212.  
  213.  Windows95で使用する場合に、MS-IME(かな漢字変換)等のツールボックスの様な常に
  214. 最上位に表示されるウインドウが有る場合、これらのウインドウの上には書き込めなかっ
  215. たり、これらのウインドウを移動させると画面にゴミとして残ってしまうという問題が
  216. あります。
  217.  
  218.  プレゼンテーションソフト用のページ替え機能は、一部のソフトで正常動作しない場
  219. 合があります。
  220. そのような場合には、「ページ替え機能」を使用しないで下さい。
  221. 現在、次のソフトでは動作しない事が確認されています。
  222. ・Microsoft社 PowerPoint
  223.  
  224.  バグがあれば迅速に対応したいと思いますし、その他の要望にも出来るだけ答えたい
  225. とは思っていますが、都合上、時間のかかることも有るかと思いますので、御理解の
  226. ほどよろしくお願い致します。
  227.  
  228.  
  229. 6.バージョンアップ記録
  230.  
  231. '96.02.09 バージョン1.00
  232.  
  233.  
  234. 以上
  235.  
  236.  
  237.  著作権:株式会社ワコム
  238.  
  239. 質問などは、ニフティサーブSPCVCのワコムタブレットサポート会議室(5番)へ
  240. お願い致します。
  241.  
  242. 開発担当:  NIFTY-Serve  LDC02766
  243.             ldc02766@niftyserve.or.jp
  244.  
  245.