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/ DOS/V Power Report 1996 July / VPR9607B.BIN / driver / canopus / pm_pv / pmmpv_1 / pmmpv_1.lzh / README.TXT < prev    next >
Text File  |  1996-02-05  |  12KB  |  277 lines

  1.                                 1996/02/05
  2.                                    Ver. 1.03
  3.  
  4. 『Power Movie MP/V』をご使用になる皆様へ
  5.  
  6.  
  7.                                                             カノープス株式会社
  8.  
  9.  
  10.  この度は、カノープスのビデオボード『Power Movie MP/V』をお買い上げいただき、ありがとうございました。 この README.TXT には、Power Movie MP/V に関してマニュアルに記載されていない事項について述べられていま す。今後 Power Movie MP/V が改訂された場合には、是非この README.TXT をご覧ください。
  11.  
  12.     Windows に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている方は、
  13.     「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションを ON にする
  14.     と読みやすくなります。
  15.  
  16.  
  17. このドキュメントの内容
  18.  
  19.     (1) ご注意
  20.     (2) AVI ファイルの Motion JPEG 圧縮について
  21.     (3) Power Vision で作成された Motion JPEG AVI  の再生について
  22.     (4) サンプル画像ファイルの取り扱いについて
  23.     (5) 補足説明
  24.     (6) 制限事項
  25.     (7) 変更履歴
  26.  
  27.  
  28.  
  29.  
  30. (1)ご注意
  31.  
  32.  
  33. ●ドライバの「プレイバック機能の設定」と「Motion JPEG AVI再生オプションの設定」で、ビデオ出力の項目にチェックマークを付けると、標準の状態がビデオ出力になり、メディアプレーヤや "MediaBlitz"などでオーバーレイ表示されません。オーバーレイ表示を行う場合は、ビデオ出力の項目にチェックマークを付けないでください。
  34.  
  35. ● Video for Windows 1.1e ランタイム版をシステムに組み込んでください。
  36.  
  37. ● Video CD や CD-I を再生するためには、CD-ROM ドライブおよびドラ イバが Video CD やCD-I に対応している必要があります。Video CD や CD-I が再生できない場合は、CD-ROM ドライブのメーカに Video CD や CD-I への対応をお尋ねください。
  38.  
  39.  
  40.  
  41.  
  42. (2)AVI ファイルの Motion JPEG 圧縮について
  43.  
  44.  
  45.   ビデオ編集ソフトなどで Motion JPEG 以外の圧縮形式の AVI ファイルを Motion JPEG 形式に変換しようとする場合、そのファイル形式をサポートしている圧縮/伸張ドライバが RGB フルカラー または RGB555 形式の画像データを出力できることが必要になります。
  46.  
  47.  
  48.  
  49.  
  50. (3)Power Vision で作成された Motion JPEG AVI の再生について
  51.  
  52.  
  53.   Power Vision で作成された Motion JPEG AVI ファイルはそのまま Power Movie MP/V で使用でき、オーバーレイ再生やビデオ出力が可能です。ただし、各フレームをソフトウェアで伸張/表示しているためパソコンの処理能力に大きく依存し、動きの滑らかさが損なわれることがあります。JPEG Engine を装着している場合、Power Movie MP/V に最適化した Motion JPEG AVI に変換することにより、最高で毎秒 30 フレームのフルモーション再生が可能になります。付属の Video Studio 2.0 でこの変換が行えます。
  54.  
  55.  
  56.  
  57.  
  58. (4)サンプル画像ファイルの取り扱いについて
  59.  
  60.  
  61.   Power View ディスクの \SAMPLE ディレクトリの中の "FUJI.JPG", "NIGHT.JPG", "HILL.JPG" および "KOBE.JPG" の著作権、版権などの諸権利については、写真の撮影者である伊達淳一氏が保有しています。これらの画像データについては、個人として鑑賞する以外の目的のために著作者に無断で使用することはできません。
  62.  
  63.  
  64.  
  65.  
  66. (5)補足説明
  67.  
  68.  
  69. ● スワップファイルの設定について
  70.  
  71.  使用しているハードディスクのタイプにより、スワップファイルの設定項目中に「BIOS を経由しないでスワップ ファイルを利用(U)」というオプションを指定できるものがあります。この「BIOS を経由しないでスワップ ファイルを利用(U)」オプションを ON(×が付いている状態)にすると、キャプチャの性能が極端に落ちる場合があります。このような場合には、オプションを OFF にして使用してください。
  72.  
  73.  
  74.  
  75. ● ハードディスクが断片化している場合
  76.  
  77.  ハードディスクを長期間使用していると、ハードディスク上の連続した空き領域が減ってきます。このような状態ではキャプチャの性能をフルに引き出せません。市販のディスク管理ツールなどを用いて断片化したハードディスク上のファイルを整理することをおすすめします。
  78.  
  79.  
  80.  
  81. ● Sound BLASTER(以下 SB と略す)と併用する場合の接続方法
  82.  
  83.  両側がステレオミニジャックになっているケーブルを購入して、Power Movie MP/V のスピーカ出力を SB の LINE 入力に、またスピーカは、SB のスピーカ出力に接続して下さい。
  84.  この場合、Power Movie MP/V で音質調整やサラウンドコントロールされたサウンドを SB で取り込むことが可能です。
  85.  SB で録音する場合、Power Movie MP/V の音量は、中くらいに設定を固定して SB のミキサーアプリで録音レベルを調整して下さい。
  86.  
  87.  
  88.  
  89. ● Motion JPEG 形式 のフルモーションキャプチャについて
  90.  
  91.  Video for Windows を使用し、フレームレート 30fps でキャプチャした時に、下記の様な症状が発生することがあります。
  92.  
  93. (コマ落ちの症状)
  94.  30fps のキャプチャーをすると約27秒毎に1フレームの脱落フレームが発生することがあります。この間隔は、ビデオソースによって若干変化します。また、フレームレートを 15fps にすると、コマ落ちの時間間隔は、約2倍になります。音声のキャプチャをしない場合でも、この症状は発生します。
  95.  このコマ落ちは連続するビデオフレームのデータが実際に欠落したのではありません。Video for Windows がフレーム数を計算するために使用しているフレームレートと、実際のビデオ信号のフレームレート(29.97fps)との間には、わずかな差がありまず。このため、Video for Windows が一定の周期でコマ落ちが発生したと誤認しているようです。
  96.  
  97. (音ずれの症状)
  98.  音と一緒に長時間キャプチャしたファイルを再生すると、絵と音の時間がずれてくる。
  99.  
  100.  これらの症状は、Video for Windows の制限からくるもので、ドライバの対応だけでは限度があり、2つの症状の両方を解決することは残念ながらできません。
  101.  そこで、これらの症状に対応した下記の2種類のキャプチャドライバを用意しましたので、用途によって、どちらを優先して対策するかを決めていただいて、それに合わせてドライバを使い分けて下さい。
  102.  
  103. a)コマ落ち対策ドライバ        DISK1 の \VCAP\FULL ディレクトリの PWMVCAP.DRV 
  104. 本来の転送レート、サイズ等の理論的な原因がない限り、コマ落ちはしませんが、場合によっては、音と絵の再生の時間が若干ずれることがあります。
  105.  
  106. b)音ずれ対策ドライバ          DISK1 の \VCAP\SYNC ディレクトリの PWMVCAP.DRV 
  107. 音と絵の再生の時間が正しく同期が取れており、時間のずれは起きません。但し、本来の転送レート、サイズ以外で問題がない場合でも約27秒周期でコマ落ちが発生する可能性があります。
  108.  
  109. セットアップ終了後は、コマ落ち対策ドライバがインストールされるようになっています。
  110.  
  111. 変更の方法
  112.  
  113.  2種類のドライバは、異なる上記のディレクトリに同じファイル名 PWMVCAP.DRV で入っています。
  114.  Power Move MP/V や Video for Windows 関係のアプリケーションを実行していない状態で、ファイルマネージャなどを使って、使用する方のファイルをシステムディレクトリ(デフォルトでは"c:\windows\system")にコピーして下さい。
  115.  
  116.  
  117.  
  118. ● Windows 画面が 1024x768 の場合での、MPEG や Motion JPEG AVI 再生時のの画質改善について
  119.  
  120. Version 1.01 以降で、MPEG や Motion JPEG の再生時の画質を改善しました。
  121. ディスプレイカードの垂直周波数が 60Hz 以下の場合、もう少し画質を良くすることができます。
  122. 例えば垂直周波数が 60Hz の場合、WINDOWS ディレクトリにある、CANOPUS.INI ファイルの [pwmovie.1] セクションに、次の行を追加してください。
  123.  
  124.     VSYNC1024=60        ; 垂直周波数に応じて VSYNC1024= の値を変える。
  125.  
  126.  
  127. 注意1:垂直周波数を変更した場合は、必ずオーバーレイ画面の調整を行ってください。
  128. 注意2:垂直周波数が 75Hz の時は、かならず VSYNC1024=75 の設定を行ってください。
  129.  
  130.  
  131.  
  132. ●プレイバックコントロールについて
  133.  
  134.  Power Cinema は、再生しようとしている Video CD がプレイバックコントロールに対応している場合は、その機能を使って再生することができます。プレイバックコントロールを使用する場合は、Video CD の再生中に Power Cinema 上の RETURN ボタンを押してください。
  135.  
  136.  
  137.  
  138. ● Power Cinema での Video CD と CD-I の映像の調整について
  139.  
  140.   一般に Video CD や CD-I の映像は、Video CD プレーヤなどのビデオ機器環境で再生されるように作成されています。そのため、コンピュータディスプレイにそのまま表示すると横方向に引き伸ばされた映像になります。Power Cinema の出荷時の設定では、画質を優先するためにそのまま表示しています。ただし、Windows ディレクトリにある CANOPUS.INI ファイルに設定を追加することで、横方向に引き伸ばされた映像を調整することができます。
  141.  この設定は下のように、MPEG ファイル、Video CD および CD-I で別々に設定できます。
  142.  
  143. [Power Cinema]
  144.     ・
  145.     ・
  146. MPEG_Adjust=0
  147. Video_CD_Adjust=0
  148. CD_I_Adjust=0
  149.  
  150. それぞれの項目は、省略時あるいは = の右の値が 0 のときには調整なし、1 の時には横方向に縮める、2 の時には縦方向に伸ばす、になります。したがって、
  151.  
  152. Video_CD_Adjust=1
  153. CD_I_Adjust=1
  154.  
  155. とすることで、Video CD と CD-I について横方向に縮める方法で調整されます。なお、画質を最優先するときはこの設定で調整せず、ディスプレイで調整されることをおすすめします。
  156.  
  157.  
  158.  
  159.  
  160. (6)制限事項
  161.  
  162.  
  163. ● Movie Monitor の複数分割表示に関する制限事項
  164.  
  165.  Movie Monitor で複数分割表示の時にはフリーズの機能が使えません。。
  166.  
  167.  
  168. ● MPEG, Video CD の再生に関する制限事項
  169.  
  170. ・Power Cinema やメディアプレーヤーを用いて、同時に複数の MPEG の再生を行うことはできません。このような操作は行わないでください。
  171. ・雑誌等の付録の一部には、拡張子が .MPG の場合でも規格外の MPEG ファイルが入っているものがあります。このようなファイルは、正しく再生出来ないことがあります
  172. ・MPEG データの画像サイズが小さい場合、正しく再生出来ないことがあります。
  173.  
  174.  
  175. ● Power Cinema での静止画像ファイルへの保存とクリップボードへのコピーについて
  176.  
  177.  Power Movie MP/V を使用して Power Cinema で静止画像ファイルに保存またはクリップボードへコピーすると、再生しているサイズに関係なく1倍でキャプチャします。
  178.  
  179.  
  180. ● Power Cinema での CD-I の再生について
  181.  
  182.  Power Movie MP/V を使用して Power Cinema で CD-I を再生する場合、最大トラック数が常に1になります。また、CD-I再生時は、右側 80 ドットが表示されません。
  183.  
  184.  
  185. ● Power Cinema での Video CD 内の静止画像の表示について
  186.  
  187.  Power Cinema では、Video CD 内の高精細静止画像の場合も、通常解像度の 352x240 で表示されます。
  188.  
  189.  
  190. ● Power Cinema でのスライドショーの再生に関する制限
  191.  
  192.  Power Movie MP/V を使用して Power Cinema でプレイバックコントロール対応 Video CD のスライドショーの再生はできません。スライドショーのファイルを選択すると、先頭フレームの画像が表示されますが、それ以後の画像は表示できません。また、このときにポーズなどの操作を行ったあとその続きを再生すると、表示されている先頭フレームの画像も消えてしまいます。
  193.  
  194.  
  195. ● 160x120 のサイズでキャプチャする場合の制限
  196.  
  197.  一部のパソコン(マザーボード)では、ハードウェアの制約により 160x120 の Motion JPEG AVI をキャプチャすることができません。
  198.  
  199.  
  200.  
  201.  
  202. (7)変更履歴
  203.  
  204.  
  205. この履歴中に記されているバージョン番号は、製品全体としてのバージョン番号です。各アプリケーション、ドライバのファイル単体としてのバージョン番号は、製品のバージョン番号とは異なる場合があります。
  206.  
  207.  
  208. -------------------------------
  209. ● 1.00     Release: 1995/08/24
  210. -------------------------------
  211.  
  212. 最初のリリース。
  213.  
  214.  
  215. -------------------------------
  216. ● 1.01     Release: 1995/09/14
  217. -------------------------------
  218.  
  219. [ ドライバ ]
  220. ・Windows の画面サイズが 1024x768 の時の、MPEG や Motion JPEG の再生時の画質を改善しました。
  221. ・一部のパソコンで、160x120 の Motion JPEG AVI のキャプチャができないことがありましたので修正しました。
  222.  
  223. [ Power Cinema ]
  224. ・Video CDで、再生するトラックにタイトルがある場合は、そのタイトルがエディットボタンを押して現れるプログラム設定ダイアログボックスのタイトルリストに表示されるようになりました。
  225. ・表示サイズメニューから[1/2]メニューがなくなりました。
  226.  
  227.  
  228. -------------------------------
  229. ● 1.02     Release: 1995/11/16
  230. -------------------------------
  231.  
  232. [ MPEG ドライバ ]
  233. ・MPEG(VideoCD)の再生ウィンドウの取り扱いに、不適切なところがありましたので修正しました。
  234.  
  235. [M-JPEG ドライバ ]
  236. ・圧縮率を下げてキャプチャした場合、キャプチャした画像データが途中で壊れる現象がたまに発生していましたので修正しました。
  237.  
  238. [ Movie Monitor ]
  239. ・分離画面が強制終了しないように修正しました。
  240.  
  241. [ Movie Recorder ]
  242. ・キャプチャファイルの設定で、架空のパスのファイル名を指定できないように修正しました。
  243.  
  244. [Windows95対応]
  245. ・PowerCinemaをWindows95で使用すると表示ウインドが2つオープンされる症状を修正しました。
  246. ・ハードウェアウィザードでリソースの登録をするために必要なINFファイルを追加しました。
  247.  
  248.  
  249. -------------------------------
  250. ● 1.02a    Release: 1995/12/19
  251. -------------------------------
  252.  
  253. [ ドライバ ]
  254. ・PWMOVIE.DLL (ファイルバージョンは 1.03)
  255. 一部のパソコンでインストールできない問題を修正しました。
  256.  
  257.  
  258. -------------------------------
  259. ● 1.03    Release: 1996/02/05
  260. -------------------------------
  261.  
  262. [ キャプチャドライバ ]
  263. ・PWMVCAP.DRV (ファイルバージョンは 1.03)
  264. 「コマ落ち対策版」ドライバでキャプチャした場合に、再生スピードが狂うことがありましたので修正しました。
  265. デフォルトで組み込まれるドライバを「コマ落ち対策版」に変更しました。
  266.  
  267. [ MPEG ドライバ ]
  268. ・PWMMPEG.DRV (ファイルバージョンは 1.03)
  269. ・PWMMPG.DLL (ファイルバージョンは 1.01)
  270. 一部の Video CD ソフトウェアを再生するときに音とびが発生していた問題を修正しました。
  271.  
  272.  
  273.  
  274.                                            以上
  275.  
  276.  
  277.