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Text File  |  1995-10-27  |  29KB  |  443 lines

  1. Microsoft(R) Windows NT(TM) Version 3.51
  2. プレセットアップ ノート
  3.  
  4.  
  5. 『セットアップ ガイド』の第 1 章の説明に従って、Windows NT を組み込んでください。
  6. このファイルには、一部のハードウェア構成に対して Windows NT を組み込む前に必要な追加情報が入っています。
  7.  
  8. 目次 =================================================================
  9.  
  10. PC-9800 シリーズへの組み込み
  11. ...組み込み先のファイル システム
  12. ...組み込み時の画面モード
  13. ...PC-H98内蔵 40 MB ハード ディスク
  14. ...SCSI ハード ディスクからの起動
  15. ...複数の SCSI インターフェイス ボードの使用
  16. ...SCSI インターフェイス ボード上のメモリ (ROM) の設定
  17. ...SCSI の ID 番号
  18. ...SCSI 機器の接続
  19. ...16 MB システム空間
  20. ...クラッシュ ダンプ機能
  21. 組み込みの追加情報
  22. ハードウェア互換性リストのアップデート
  23. 『セットアップ ガイド』に対する修正
  24. Windows NT 3.51 での PCMCIA デバイスの使用
  25. ライセンス情報
  26. サーバーのセットアップとライセンス
  27. Windows 95 からの Windows NT Workstation 3.51 の組み込み
  28. ...フロッピー ディスクを使用しての Windows NT Workstation 3.51 の組み込み
  29. ...CD-ROM と セットアップ ディスクを使用しての Windows NT Workstation 3.51 の組み込み
  30. ...ネットワークの共有資源からのWindows NT 3.51 の組み込み
  31. フロッピー ディスクを使用しないネットワークからの組み込み
  32. Windows NT 3.x での Windows NT 3.51 のデュアル ブート
  33. ブート フロッピー ディスク
  34. Windows 3.x と同じディレクトリに組み込んだ Windows NT 3.1 のアップグレード
  35. Windows NT 3.5 から Windows NT Server 3.51 へのアップグレード
  36. ヘルプ ファイルのしおりのアップグレード
  37. サード パーティのシステム ソフトウェアが存在する場合のアップグレード
  38. Windows NT 3.51 での Eicon X.25 ソフトウェアの使用
  39. サード パーティ ネットワーク カード ドライバの格納場所
  40. 複数の CD-ROM ドライブが組み込まれているコンピュータでの Windows NT 3.51 のセットアップ
  41. Windows NT 3.5 を保持したままでのアップグレード
  42. 組み込みディレクトリ
  43. ミラー化パーティションへの組み込み
  44. LMHOSTS ファイルの使用
  45. キーボード レイアウトの選択
  46. 組み込みの障害になり得るディスクのフラグメント化 (断片化)
  47. MS-DOS UNDELETE の削除セントリ ブロック
  48. MS-DOS ディスク ユーティリティの使用方法
  49. 割り込みの競合
  50. CD-ROM での組み込みに必要なローカル CD-ROM ドライブ
  51. セットアップ時の SCSI デバイスの状態
  52. UPS シリアル接続の切断
  53. Windows NT 3.51 での DriveSpace または DoubleSpace の使用
  54. キャッシュ ディスク コントローラとキャッシュ ドライブ
  55. Omron 製モデム
  56. ======================================================================
  57.  
  58.  
  59. PC-9800 シリーズへの組込み
  60. --------------------------
  61. ここには、マニュアル、説明ファイルに記載されていない重要な注意事項が記載されています。組み込みを行う前に必ずお読みください。
  62.  
  63.  
  64. *  組み込み先のファイルシステム
  65.  
  66. Windows NT を NTFS に組み込む場合、129 MB 以上の領域が必要です。また、SV-H98model60 でディスクアレイにシステムを組み込む場合、FAT を選択してください。
  67.  
  68.  
  69. *  組み込み時の画面モード
  70.  
  71. 高速セットアップを使用した Windows NT 組み込み時の画面モードは 640x400 固定です。Windows NT の組み込みが完了した後、コントロールパネルの [ディスプレイ] を使用してその機種に適した解像度に変更してください。                                                                    
  72.  
  73.  
  74. *  PC-H98 内蔵 40 MB ハード ディスク
  75.  
  76. PC-H98model60/70 および PC-H98Smodel8 に内蔵の 40 MB ハード ディスク (PC-H98/70-E01、PC-H98/70-E03) は、物理セクタ長が 512 バイトで初期化されてる場合に限り使用可能です。また、この際使用できるのはリード/ライトのみです。   
  77.  
  78.  
  79. *  SCSI ハード ディスクからの起動
  80.  
  81. ROM アクセス不可に設定されている SCSI インターフェイス ボードおよびSCSI カードに接続した SCSI 機器からオペレーティング システムを起動することはできません。Windos NT 3.5 を SCSI ハード ディスクに組み込む場合、接続する SCSI インターフェイス ボードを ROM アクセス可能に設定してください。セットアップ プログラムは認識したすべての ハード ディスクを組み込み対象装置の選択リストに表示します。ROM アクセス不可の SCSI インターフェイス ボードに接続した SCSI ハード ディスクに対して組み込みを開始してしまった場合は、テキストモード セットアップ完了後に SCSI インターフェイスの設定を ROM アクセス可能に変更してください。ROM の設定方法については各 SCSI インターフェイス ボード添付のマニュアルを参照してください。 SCSI カードに接続した SCSI ハード ディスクにWindows NT 3.51 を組み込むことはできません。
  82.  
  83.  
  84. *  複数の SCSI インターフェイス ボードの使用
  85.  
  86. NESA バスおよび PCI バスを採用している機種は、複数の SCSI インターフェイス ボードを使用することが可能です。ただし下記の制限があります。
  87.  
  88. - 従来バスの SCSI インターフェイス ボードは、下記のうち 1 枚のみ使用可能です。
  89.     PC-9801-55U
  90.     PC-9801-92
  91.     PC-9801-100
  92.  
  93. - PCI バスの SCSI インターフェイス ボードは、同種のボードを最高 2 枚まで使用可能です。
  94.  
  95. - NESAバスの SCSI インターフェイス ボードは、下記のうち 4 枚まで組み合わせて使用可能です。
  96.     従来バスの SCSI インターフェイス ボード (同種のボードは 1 枚のみ使用可能)
  97.     PC-H98-B03
  98.     PC-H98-B12
  99.     PC-H98S/8-E01
  100.     PC-H98S/8-E02
  101.     PC-H98model105 内蔵
  102.     SV-H98model30 内蔵
  103.     SV-H98model40 内蔵
  104.     SV-H98model50f 内蔵
  105.  
  106. - 増設ボードおよび増設装置がある場合、SCSI インターフェイス ボードに割り当て可能な DMA チャネル、割り込みレベル、メモリ アドレス、I/O ポート アドレスが減るため、実装可能枚数は減少します
  107.  
  108. 詳細および設定方法については本体もしくはボード添付のマニュアルを参照してください。
  109.  
  110. 注意:  SCSI インターフェイス ボードの DMA チャネルモードは「シェア不可」でご使用ください。
  111.  
  112.  
  113. *  SCSI インターフェイス ボード上のメモリ (ROM) の設定
  114.  
  115. 同時に ROM アクセス可能に設定できるボードの枚数は、ディスクアレイ専用 SCSI-2 インターフェイス ボードが 1 枚とその他の SCSI インターフェイス ボードが 1 枚です。
  116.  
  117. *  SCSI の ID 番号
  118.  
  119. 各 SCSI 機器の ID 番号は SCSI インターフェイス ボードごとに 0 から連続するように設定してください。また、SCSI インターフェイス ボードの ID 番号が設定可能な場合、必ず 7 に設定してください。
  120.  
  121.  
  122. *  SCSI 機器の接続
  123.  
  124. SCSI 機器を使用する場合、終端 BOX (ターミネータ) を正しく接続、設定してください。また、接続する SCSI ケーブルの組み合わせに制約がある場合があります。詳しくはハードウェア本体および各機器添付のマニュアルを参照してください。
  125.  
  126.  
  127. *  16MB システム空間
  128.  
  129. システム セットアップ メニューに「16MB システム空間」の項目が存在する場合、必ず「使用する」に設定してください。詳細はコンピュータ本体添付のマニュアルを参照してください。
  130.  
  131.  
  132. *  クラッシュ ダンプ機能
  133.  
  134. NESA バス用バスマスタモードに設定した SCSI インターフェイス ボードから起動した場合、クラッシュ ダンプ機能が使用できません。
  135.  
  136.  
  137. *  SV-H98model60 でのファイル システム変換
  138.  
  139. SV-H98model60 のディスクアレイ上に存在するパーティションのファイル システムを FAT もしくは HPFS から NTFS に変換することはできません。パーティション内のすべてのデータをバックアップし、FORMAT コマンドにて NTFS に再フォーマットしてからデータをリストアしてください。
  140.  
  141.  
  142. 組み込みの追加情報
  143. ------------------
  144. ハードウェア全般については、『セットアップ ガイド』の第 2 章「トラブル シューティング」を参照してください。この章では、割り込みの競合、サポートされていない周辺機器、ネットワーク アダプタ カード、SCSI ドライバ、ビデオ ディスプレイ アダプタなどに関連したトラブルシューティング全般を取り上げています。
  145.  
  146. Windows NT の動作テストで互換性が確認されているネットワークの構成要素については、ハードウェア互換性リストを参照してください。
  147.  
  148. Windows NT を組み込んだら、以下の 3 つのテキスト ファイルを読んでください。
  149.  
  150. README.WRI には、個々のハードウェアおよびソフトウェアを含む、Windows NT 全般の情報が含まれています。
  151.  
  152. PRINTER.WRI には、個々のプリンタの問題または構成要素についての情報が含まれています。
  153.  
  154. NETWORK.WRI には、ネットワーク アダプタ カードとネットワークの相互運用についての情報を含む、ネットワークについての情報が含まれています。
  155.  
  156.  
  157. ハードウェア互換性リストのアップデート
  158. --------------------------------------
  159. Windows NT Version 3.51 日本語版のハードウェア互換性リストのアップデートを調べるには、次の電子サービスの場所を確認してください。
  160. NIFTY-Serve 
  161.     1. GO MSSYS で Microsoft Systems Forum へ。
  162.     2. [4] でデータライブラリへ。
  163.     3. 「Windows NT 関連技術資料」を選択してください。
  164. マイクロソフト FAX ボックス情報サービス
  165.     03-5454-8100 にダイヤルし、「ジェネラルインフォメーション」を選択す
  166.     るとハードウェア互換性リストの一覧を入手することができます。この一
  167.     覧に記載されるボックス番号にしたがって必要なリストを入手してくださ
  168.     い。
  169.  
  170. Windows NT Version 3.51 英語版のハードウェア互換性リストのアップデートを調べるには、次の電子サービスの場所を確認してください。
  171. CompuServe
  172.     WINNT フォーラム、Library 1
  173.     MSWIN32 フォーラム、Library 17
  174. Internet
  175.     ftp.microsoft.com
  176.     cd\bussys\winnt\winnt-docs\hcl\hcl351d
  177.  
  178.  
  179. 『セットアップ ガイド』に対する修正
  180. -----------------------------------
  181. 「1.2 クイック スタート : Windows NT セットアップの要約」で説明されている操作手順が Windows NT 3.51 で変更になりました。正しくは以下の通りです。
  182.  
  183. 1. (変更はありません。)
  184.  
  185. 2. カスタム セットアップまたは高速セットアップを選びます。標準的な組み込みでは、高速セットアップを選ぶことを推奨します。
  186.  
  187. 3. この組み込みが Windows NT のアップグレードであるのか、新規の組み込みであるのかを指定します。
  188.  
  189. 4. 使用しているコンピュータのキーボードの種類を選びます (これは必要な場合だけ表示されます)。
  190.  
  191. 5. 新規の組み込みの場合は、Windows NT システム ファイルを組み込むディスク パーティション、ファイル システム、およびディレクトリを選びます。
  192.  
  193. 6. 以降 は『セットアップ ガイド』の手順 5. 以降と同様です。
  194.  
  195.  
  196. Windows NT 3.51 での PCMCIA デバイスの使用
  197. ------------------------------------------
  198. Windows NT Workstation 上でモデムやネットワーク カードなどの PCMCIA デバイスを使用するときは、コンピュータ システムのパワー マネージメント機能は無効にしてください。パワー マネージメントを無効にする手順については、メーカーのシステム マニュアルを参照してください。
  199.  
  200.  
  201. ライセンス情報
  202. --------------
  203. ご使用の Windows NT Server コンピュータでは、「接続クライアント数」または「同時使用ユーザー数」のいずれかのライセンス オプションを選択することができます。License Logging Service は、ライセンスの管理と追跡に役立つ情報を管理者に提供します。
  204.  
  205. 接続クライアント数および同時使用ユーザー数についての詳細は、『Windows NT Update Information for Version 3.51』を参照してください。
  206.  
  207.  
  208. License Logging Service
  209. -----------------------
  210. 同時使用ユーザー数オプションを選択したら、そのサーバーで使用するために購入したクライアント アクセス ライセンスの数を入力しなければなりません。各クライアント アクセス ライセンスにより、追加の並列接続が提供されます。ベータ版では、100までの並列接続を指定してサーバーを設定することができます。
  211.  
  212. セットアップ時には、以下で説明するように、サーバーに対して「接続クライアント数」または「同時使用ユーザー数」のいずれかのライセンス オプションを指定しなければなりません。同時使用ユーザー数オプションを選択した場合は、一度だけ接続クライアント数オプションに変換することができます。接続クライアント数オプションを選択した場合は、変換することはできません。
  213.  
  214. 接続クライアント数および同時使用ユーザー数によるライセンスについての詳細は、『Windows NT Update Information for Version 3.51』を参照してください。
  215.  
  216.  
  217. サーバーのセットアップとライセンス
  218. ----------------------------------
  219. Windows NT Server セットアップの間に、ユーザーは、法的なライセンス契約への同意を求められます。この契約に同意するには、ユーザーはそこにいなければなりません。セットアップは、Winnt32 /u:MyScript のように、無人モードのスクリプトをコマンド ラインに指定することによって、ユーザーがその場にいなくても実行させることができます。詳細については、 UNATTEND.TXT を参照してください。
  220.  
  221.  
  222. Windows 95 からの Windows NT Workstation 3.51 の組み込み
  223. ----------------------------------------------------------
  224. 既に Microsoft Windows 95 を実行しているコンピュータから、Windows NT Workstation 3.51 を組み込むことができます。これにより、いずれかのオペレーティング システムを使ってコンピュータを起動できるようになります。
  225.  
  226. Windows 95 から Windows NT Workstation 3.51 を組み込むには、3 つの方法があります。すなわち、セットアップ ディスクを使うか、CD-ROM と セットアップ ディスクを使うか、またはネットワークから Windows NT Workstation を組み込むかのいずれかです。
  227.  
  228.  
  229. フロッピー ディスクを使用しての Windows NT Workstation 3.51 の組み込み
  230.  
  231. Windows NT Workstation 3.51 を組み込むには、フォーマット済みの空の高密度 フロッピー ディスクを 4 枚と、セットアップの最中にフォーマットするさらに 1 枚の フロッピー ディスクが必要です。コンピュータを再起動し、1 枚目の Windows NT セットアップ ブート ディスクからブートして、画面上の指示に従ってください。セットアップでは、Windows NT Workstation 3.51 を新しいディレクトリに組み込みます。
  232.  
  233.  
  234. CD-ROM と セットアップ ディスクを使用しての Windows NT Workstation 3.51 の組み込み
  235.  
  236. Windows NT CD-ROM と 4 枚の セットアップ ディスクをお持ちの場合は、CD-ROM から Windows NT 3.51 を組み込むことができます。コンピュータを再起動し、1 枚目の Windows NT セットアップ ブート ディスクからブートして、画面上の指示に従ってください。システムの CD-ROM ドライブが Windows NT により検出可能で、正常に動作している場合は、セットアップがそのドライブを検出して CD から Windows NT 3.51 の組み込みを行います。そうでない場合は、残りの セットアップ ディスクの挿入を求められます。
  237.  
  238.  
  239. ネットワークの共有資源からの Windows NT 3.51 の組み込み
  240.  
  241. Windows NT 3.51 は、ネットワークの共有資源から組み込むことができます。ネットワークの共有資源から組み込む場合、4 つのオプションがあります。
  242.  
  243. 1. ネットワークの共有資源から組み込みを行い、NT セットアップの完了に必要な 4 枚の セットアップ ブート ディスクをセットアップに作成させる。
  244. 2. ネットワークの共有資源から組み込みを行い、セットアップにセットアップ ブート ファイルをユーザーのローカル ハード ディスクにコピーさせる。
  245. 3. NT セットアップの完了に必要な 4 枚の セットアップ ブート ディスクを先にセットアップに作成させて、CD-ROM ドライブから組み込みを行う。
  246. 4. CD-ROM から組み込みを行い、セットアップにセットアップ ブート ファイルをユーザーのローカル ハード ディスクにコピーさせる。
  247.  
  248. Windows 95 から Windows NT 3.51 を組み込み、セットアップにセットアップ ブート フロッピーを作成させるには、winnt /w と入力してください。
  249. Windows 95 から Windows NT 3.51 を組み込み、セットアップにセットアップ ブート ファイルをローカル ハード ディスクにコピーさせるには、winnt /b /w と入力してください。
  250.  
  251.  
  252. フロッピー ディスクを使用しないネットワークからの組み込み 
  253. ----------------------------------------------------------
  254. Windows NT のアップグレードまたは組み込みをネットワークの共有資源から行う場合、/b スイッチを指定して、WINNT.EXE または WINNT32.EXE を起動することができます。この処理の間、フロッピー ディスクは必要ありません。Windows NT ファイル用に最低限必要な容量以外に、5MB の ハード ディスク空き容量が必要です。
  255.  
  256. /b スイッチを使用するには、コンピュータでブートするデバイスが、機器メーカーのドライバを必要としない、Windows NT 対応のものでなければなりません。Windows NT は、多くのブート デバイスを追加のドライバなしでサポートしています。ただし、WINNT.EXE で /b スイッチを指定した時に、 ハード ディスクが過度にフラグメント化されている場合、組み込みに失敗することがあります。この場合、/b スイッチを指定せず、フロッピー ディスクを使用するようにしてください。
  257.  
  258. セットアップ プログラムは、ブート フロッピーを作成するかどうかをたずねてきます。システム修復ディスクを使って Windows NT の組み込みを修復する際に、これらのフロッピーが必要となるので、作成することをお勧めします。
  259.  
  260.  
  261. Windows NT 3.x での Windows NT 3.51 のデュアル ブート
  262. -----------------------------------------------------
  263. Windows NT 3.51 の Windows NT ファイル システム (NFTS) は、ファイル レベルの圧縮をサポートします。バージョン 3.51 以前の Windows NT は圧縮をサポートしていないので、圧縮されているファイルや圧縮が指定されているディレクトリを読み取りません。バージョン 3.51 以前の Windows NT 用に組み込むファイルは、圧縮しないでください。これらのファイルを圧縮してしまった場合は、Windows NT Version 3.51 を起動して、以前のバージョンを起動するのに必要なすべてのファイルおよびディレクトリの圧縮を解除してください。
  264.  
  265.  
  266. ブート フロッピー ディスク
  267. --------------------------
  268. CD-ROM バージョンで供給されるブート フロッピー ディスクの内容は、フロッピー ディスクでの Windows NT の組み込みで使用されるものと同じです。
  269.  
  270.  
  271. Windows 3.x と同じディレクトリに組み込んだ Windows NT 3.1 のアップグレード
  272. --------------------------------------------------------------------------
  273. Windows 3.x と同じディレクトリに組み込まれている Windows NT 3.1 を、Windows NT 3.5x にアップグレードするとWindows NT 3.5x でマウスのダブルクリックが無効になります。この問題が発生した場合、Windows NT 3.5x 上で以下のレジストリをREGEDT32.EXE で変更してください。
  274.  
  275. \\HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Mouse
  276.    DoubleClickHeight = 4
  277.    DoubleClickSpeed  = 686
  278.    DoubleClickWidth  = 4
  279.    MouseSpeed        = 1
  280.    MouseThreshold1   = 6
  281.    MouseThreshold2   = 10
  282.    SwapMouseButtons  = 1
  283.  
  284.  
  285. Windows NT 3.5 から Windows NT Server 3.51 へのアップグレード
  286. -------------------------------------------------------------
  287. Windows NT 3.5 システムを Windows NT 3.51 Server にアップグレードできます。
  288.  
  289. コンピュータを、プライマリまたはバックアップのドメイン コントローラにアップグレードすることはできません。コンピュータは、ユーザーの確認を行わないサーバーにのみアップグレードできます。
  290.  
  291.  
  292. ヘルプ ファイルのしおりのアップグレード
  293. ---------------------------------------
  294. Windows NT 3.51 へのアップグレードを行うと、ヘルプに設定していた「しおり」が失われてしまいます。以前のしおりを使用するには、コマンド プロンプト (cmd.exe) から次のコマンドを入力してください。
  295.  
  296. Windows のシステム ルート ディレクトリに移動します。
  297.  
  298.   cd %SystemRoot%
  299.  
  300. ファイル WINHELP.BMK をコピーして、WINHLP32.BMKという名前にします。
  301.  
  302.   copy winhelp.bmk winhlp32.bmk
  303.  
  304. サード パーティのシステム ソフトウェアが存在する場合のアップグレード
  305. --------------------------------------------------------------------
  306. ネットワーク リダイレクタなど、独自のサービスを組み込む、サード パーティのシステム ソフトウェアを使用している場合は、無効にすべきサービスがあるかどうかをソフトウェア ベンダーに問い合わせて確認してから、アップグレードしてください。
  307.  
  308.  
  309. Windows NT 3.51 での Eicon X.25 ソフトウェアの使用
  310. --------------------------------------------------
  311. Windows NT 3.5 で Eicon X.25 ソフトウェアを使用している場合は、Windows NT 3.51 にアップグレードする前に、Eicon Technology Corporation から最新の Eicon X.25 アップデートを入手しなければなりません。
  312.  
  313.  
  314.  
  315. サード パーティ ネットワーク カード ドライバの格納場所
  316. ------------------------------------------------------
  317. サード パーティ ネットワーク カード ドライバの格納場所については、Windows NT 3.51 製品パッケージに付属のハードウェア互換性リストを参照してください。
  318.  
  319.  
  320. 複数の CD-ROM ドライブが組み込まれているコンピュータでの Windows NT 3.51 のセットアップ
  321. ----------------------------------------------------------
  322. Windows NT 3.51 セットアップ プログラムは、Windows NT 3.51 のセットアップを行う CD-ROM ドライブを選択する際に、2 つの処理を行います。Windows NT 3.51 はまず、テキスト モードのセットアップのときに、コンピュータ上の SCSI ドライブの選択を求めるプロンプトを表示し、選択された最初のドライブから Windows NT 3.51 をロードします。次に、 GUI モードのセットアップになったときに、Windows NT のレジストリで設定されている CD-ROM ドライブの優先順位に従って、CD-ROM ドライブにアクセスします。
  323.  
  324. このときに、セットアップ ディスクや CD の挿入を求めるメッセージが誤って表示される場合があります。
  325.  
  326. 複数の CD-ROM ドライブが組み込まれているコンピュータ上で Windows NT 3.51 をセットアップするには、最初の優先順位を持つ CD-ROM ドライブを選択してください。コンピュータ上ではどの CD-ROM ドライブが高い優先順位を持っているか見ることはできませんが、次の表を参考にすることができます。
  327.  
  328. IDE (ATAPI) デバイス
  329. SCSI デバイス
  330. - または -
  331. ご使用のコンピュータで優先順位を持つ CD-ROM ドライブが受け入れてファイルのコピーを開始するまで、それぞれの CD-ROM ドライブに順番に Windows NT 3.51 CD を挿入してみることができます。
  332.  
  333.  
  334. Windows NT 3.1 を保持したままでのアップグレード
  335. -----------------------------------------------
  336. 注意: Windows NT 3.1 がすでに組み込まれているコンピュータ上に、更に、Windows NT 3.51 を組み込む場合、FAT パーティションに障害が発生しないようにし、かつ Windows NT 3.1 の任意のバージョンが NTFS パーティション上のファイルにアクセスできるようにするためには、UPDATE.EXE を実行しなければなりません。UPDATE.EXE を実行しなかった場合には、セットアップ完了後に NTFS パーティション上のファイルに Windows NT 3.1 からアクセスできなくなります。また、FAT パーティション上で長いファイル名を使用すると、Windows NT 3.1 からそれらのパーティションにアクセスできなくなります。
  337.  
  338. 新バージョンにアップグレード、あるいは新バージョンを組み込み直して、旧バージョンの Windows NT を残しておきたくない場合には、UPDATE.EXE を実行する必要はありません。
  339.  
  340. UPDATE.EXE を使用して Windows NT 3.1 システムを更新するには
  341.  
  342. 1. Windows NT 3.51 セットアップ プログラムを実行する前に、Windows NT 3.51 CD-ROM 上の \FS31UPD\PC98 ディレクトリに移動します。フロッピー版の製品をお使いの場合、フロッピー ディスク装置に Microsoft Windows NT 3.1 アップデート ディスクを挿入し、そのドライブをカレント ドライブにします。
  343.  
  344.  
  345. 2. UPDATE.EXE を実行します。
  346.  
  347. 画面上に表示される指示に従って更新作業を完了させます。
  348.  
  349.  
  350. 組み込みディレクトリ
  351. --------------------
  352. アップデートの場合を除いて、Windows NT 3.x が含まれているディレクトリには Windows NT 3.51 を組み込まないようにしてください。Windows NT セットアップは、たとえば C:\WINNT であるバージョンの Windows NT を検出したことを通知し、そのシステムをアップグレードするかどうかをたずねてきます。アップグレードしない場合は、Windows NT 3.51 の組み込み先として同じディレクトリ (たとえば C:\WINNT) を選択しないようにしてください。
  353.  
  354.  
  355. ミラー化パーティションへの組み込み
  356. ----------------------------------
  357. セットアップは、フォールト トレラント構成の一部であるパーティションに書き込むことができません。したがって、フォールト トレラント セットのミラーを解除してから、そのパーティションに組み込むか、既存の組み込みをアップグレードする必要があります。また、セットアップは、システム パーティションにも書き込めなければならないので、フォールト トレラント セットとして構成されているシステム パーティションのミラーも解除する必要があります。
  358.  
  359. セットアップは、フォールト トレラント セットを空き領域がないものとして扱うため、フォールト トレラント パーティションに組み込もうとすると "空き容量が不足しています" というエラーを受け取ります。そのようなエラーが出た場合、領域が十分にあるときは、システム パーティションまたは組み込みパーティション (あるいはその両方) がフォールト トレラント セットかどうかを調べてください。どちらかまたは両方ともミラー化されている場合は、ミラーを解除して組み込み直してください。
  360.  
  361.  
  362. LMHOSTS ファイルの使用
  363. ----------------------
  364. Windows NT Workstation 3.51 または Windows NT Server 3.51 を組み込むと、サンプルの LMHOSTS.SAM ファイルおよび HOSTS.SAM ファイルがコンピュータ上の \systemroot\SYSTEM32\DRIVERS\ETC ディレクトリに置かれます。LMHOSTS.SAM ファイルには、LMHOSTS ファイルの作成と使用についての追加情報が含まれています。Windows NT 3.51 へのアップグレードを行っている場合は、既存の LMHOSTS ファイルは変更されません。Windows NT を新しく組み込む場合は、メモ帳またはほかのテキスト エディタを使って LMHOSTS ファイルを作成してください。新しく作成する LMHOSTS ファイルには、サンプル LMHOSTS.SAM ファイルの情報に基づいてエントリを追加してください。
  365.  
  366.  
  367. キーボード レイアウトの選択
  368. ---------------------------
  369. システムのすべてのユーザーに設定されているユーザー名とパスワードは、必ずセットアップ時にそのシステムに対して選ばれたデフォルトのキーボード レイアウトで利用可能であるようにしてください。
  370.  
  371. 選択したキーボードがユーザー名とパスワードに使用する文字を含まないのに、ロック オプションをオンにしてスクリーン セーバーを設定すると、システムがアイドルになりロック オプションがアクティブ化したときに、構成している文字の ALT+NUMPAD コードがわからない限り、ユーザー名とパスワードを入力する方法はありません。
  372.  
  373.  
  374. 組み込みの障害になり得るディスクのフラグメント化 (断片化)
  375. ---------------------------------------------------------
  376. ディスクが過度にフラグメント化されていると、Windows NT セットアップがシステム ファイルを作成するための十分なスペースを確保できないことがあります。このような場合には、セットアップは組み込みの最終段階でボリュームの変換ができません。再度ボリュームの変換を行う前にファイルをいくつか削除するか、ドライブの内容をバックアップし、フォーマットし直してください。
  377.  
  378.  
  379. MS-DOS UNDELETE の削除セントリ ブロック
  380. ---------------------------------------
  381. Windows NT では、MS-DOS Version 6.2 の UNDELETE の削除セントリ機能を使用して FAT パーティションに作成された空き領域は認識されません。MS-DOS は、削除セントリ方式によって、削除されたファイルを記憶するためにハード ドライブの一部を確保しており、空き領域に関する問い合わせがあるとその領域で実際に使用されている領域を差し引いて全空き容量を報告します。一方、Windows NT では削除セントリ方式が使用できないので、FAT 上のこの領域全体が使用されていると見なされます。
  382.  
  383.  
  384. MS-DOS ディスク ユーティリティの使用方法
  385. ----------------------------------------
  386. Windows NT 3.5 で導入された、新規の長いファイル名形式は、MS-DOS とは異なる方法で FAT パーティション上のファイル要素を使用します。Windows NT 3.5 が使用する FAT パーティション上で MS-DOS ディスク ユーティリティを使うと、ファイルが削除されたり、または長いファイル名が失われたりすることがあります。Windows NT 3.5 専用に設計されたディスク ユーティリティだけを使用するか、または MS-DOS の動作中は、chkdsk ユーティリティまたは scandisk ユーティリティを使用するようにしてください。
  387.  
  388. Windows NT 3.5 FAT ファイル システムが長いファイル名を使用しないようにするには、次のレジストリ エントリを 1 に設定する必要があります。
  389.  
  390. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet
  391.   \Control\FileSystem\Win31FileSystem
  392.  
  393. エントリの変更を行った後は、コンピュータを再起動して変更を有効にする必要があります。
  394.  
  395. 注意:  PCTools の diskfix ユーティリティは、FAT パーティション上のすべてのファイルを削除してしまいます。Windows NT 3.5 が使用する FAT パーティション上で MS-DOS ディスク ユーティリティを使うと、レジストリ エントリが 1 に設定されていない限り、FAT パーティション上の長いファイル名が失われたり、ファイルが削除される場合があります。chkdsk 以外のディスク ユーティリティを実行する場合は予め FAT パーティションのバックアップを取ってください。
  396.  
  397.  
  398. 割り込みの競合
  399. --------------
  400. サポートされるデバイスが複数あるコンピュータに共通の問題として、割り込み、I/O ポート、メモリ使用の競合があります。ただし、サポートされているデバイスの 1 つが動作しない場合、特定のハードウェア構成に原因があると考えられます。特定のハードウェアに関する情報は、ハードウェア マニュアルを参照するか、システム メーカーに問い合わせてください。
  401.  
  402.  
  403. CD-ROM からの組み込みに必要なローカル CD-ROM ドライブ
  404. -----------------------------------------------------
  405. CD-ROM から組み込みを行うには、使用しているコンピュータに物理的に接続されている Windows NT 対応の CD-ROM ドライブが必要です。サポートされている CD-ROM ドライブについては、ハードウェア互換性リストを参照してください。
  406.  
  407.  
  408. セットアップ時の SCSI デバイスの状態
  409. ------------------------------------
  410. Windows NT Version 3.51 の組み込みまたはアップグレードを行う前に、必ずすべての SCSI デバイスの電源をオンにしておいてください。
  411.  
  412.  
  413. UPS シリアル接続の切断
  414. ----------------------
  415. UPS シリアル モニタリング ケーブルは、セットアップ中は外しておく必要があります。Windows NT は、シリアル ポートに接続されたデバイスを自動的に検出しようとします。このとき、UPS 機器が接続されていると問題が発生します。
  416.  
  417.  
  418. Windows NT 3.51 での DriveSpace または DoubleSpace の使用
  419. ---------------------------------------------------------
  420. Windows 95 または MS-DOS の Microsoft DriveSpace または Microsoft DoubleSpace ディスク圧縮ユーティリティを使ってファイルを圧縮すると、Windows NT 3.51 ではそのファイルにアクセスできなくなります。そのため、これらのユーティリティを使ってはファイルを圧縮しないでください。
  421.  
  422.  
  423. キャッシュ ディスク コントローラとキャッシュ ドライブ
  424. -----------------------------------------------------
  425. Windows NT は、次のいずれかに当てはまる場合にだけ、キャッシュ ディスク コントローラとキャッシュ ドライブをサポートします。
  426.  
  427. *  コントローラが特にキャッシュをサポートするドライバを持っている場合
  428.  
  429. *  コンピュータ起動時に手動あるいはデフォルトの設定によって、write-through がアクティブになっている (すなわち、write caching が無効になっている) 場合
  430.  
  431. *  コンピュータ起動時に手動あるいはデフォルトの設定によって、キャッシュ オプションすべてがオフになっている場合
  432.  
  433. キャッシュ コントローラまたはキャッシュ ディスクを上記以外の場合に使用すると、キャッシュがフラッシュされる前にコンピュータを再起動したり電源障害が発生した場合に、データが失われる危険があります。システムの全動作が終了してから再起動までに 1 分間以上待てば、危険を最小限に抑えることができます (この時間は、キャッシュのフラッシュまでの最大時間が分かっていれば、1 分より短くすることも可能です)。ディスクのアクセス ランプを見れば、書き込みキャッシングの実行状態が分かります。Windows NT の最初の組み込みとシャットダウンのときにも、このランプが参考になります。突然の電源障害によって、ディスク上のデータが破壊される恐れがあります。場合によっては、ディスク全体が読み取り不能になることもあります。このような危険を減らすには、書き込みデータがキャッシュに入ってからディスクに書き出されるまでの遅延時間をできるだけ小さく設定してください。
  434.  
  435. 特定のアプリケーションはデータ依存のため、write-through をアクティブにする必要があります。実例としては、SQL Server ベースのアプリケーションおよび NTFS パーティションがあります。
  436.  
  437.  
  438. Omron 製モデム
  439. --------------
  440. Omron 製モデムをコンピュータに接続している場合、リモート アクセス サービス (RAS) のセットアップを実行する前にモデムの電源を切るか、モデムをコンピュータから取り外してください。RAS のセットアップでモデムの自動検出を行うと、Omron 製モデムでは問題が発生します。
  441.  
  442.