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Encoding:
Text File  |  1990-06-14  |  3.7 KB  |  98 lines
  1. ----------------------------------------------------------------------------
  2.                          ＵＰＤＡＴＥ．ＥＸＥ Ver.1.5
  3.                   ファイルアップデートコピー
  4.                  1989/5/9 (C) Sey Nakajima
  5. ----------------------------------------------------------------------------
  6.  
  7. 【概要】
  8.  
  9.   更新日時に従ってコピー元のほうが新しいときだけファイルをコピーします。
  10.  
  11.   類似の物は多くありますが、これの特徴は、
  12.  
  13.   １．バッファをできるかぎり大きくとるので比較的高速です。
  14.   ２．コピー先のディレクトリに同名のファイルが存在するときのみコピーするモード
  15.     を持っています。
  16.   ３．複数のファイルをコピーするときにディスク容量のチェックを実際にコピーす
  17.   　る前に行なうので、途中で容量不足になって一部のファイルしかコピーできない
  18.   　ということがありません。
  19.  
  20. 【使用法】
  21.  
  22.   UPDATE [-{ev}] <コピー元> [<コピー元>...] [<コピー先>]
  23.   （ [] は省略可能を、{}は選択を意味します。）
  24.   
  25.   <コピー元> はコピー元のファイル名で、ワイルドカードが使用でき、いくつでも指定
  26.   できます。ディレクトリを指定することもでき、その場合はそのディレクトリ内のす
  27.   べてのファイルを指定したことになります。
  28.   
  29.   <コピー先> はコピー先のディレクトリです。省略された場合、つまり最後の引数
  30.   がディレクトリでないときは、カレントドライブのカレントディレクトリへコピーし
  31.   ます。また、ドライブ名のみを指定した場合はそのドライブのカレントディレクトリ
  32.   へコピーします。ディレクトリ名は最後に \ をつけてもかまいません。
  33.   
  34.   -e はオプションで、コピー先のディレクトリに同名のファイルが存在するときの
  35.   みコピーするモードを指定します。
  36.  
  37. 　-v もオプションで、ベリファイモード（書き込みのとき正しく書き込めたかどうか
  38. 　チェックする）を指定します。安全度が増す代わりに遅くなります。デフォルトで
  39.   はベリファイしません。
  40.  
  41. 　２つのオプションは大文字でもかまいません。また、-ev と続けて指定しても -e
  42.   -v と分けて指定してもかまいません。指定する位置も自由です。
  43.   
  44. 【使用例】
  45.  
  46.   UPDATE -e C: B:    （ドライブ B: のカレントディレクトリに古いファイルが存
  47.               　在すれば。）
  48.   UPDATE TEST\*.C     （カレントドライブのカレントディレクトリへ。）  
  49.   UPDATE *.DOC TEST\ C:\DOC -v
  50.               （C:\DOC （ディレクトリなら）へ。ベリファイモード）
  51.   
  52. 【注意】
  53.  
  54.   メッセージは全て標準出力に出していますのでバッチ処理等でメッセージがうるさ
  55.   いときは NUL にリダイレクトして下さい。
  56.   
  57.   普通は終了コードとして 0 を返しますが、指定されたコピー元のファイルのどれか
  58.   一つでも次のどれかの事情でコピーできなかったときは 1 を返します。
  59.     ・コピー元のファイルがオープンできない。（存在しない）
  60.     ・コピー先のファイルがオープンできない。（作れないか、書き込み禁止）
  61.     ・コピー先のディスク容量が不足。
  62.     
  63. 【動作条件】
  64.  
  65. 　MSDOS上なら動作するはずです。動作確認はPC9801m2の3.1(127)でとっています。
  66.  
  67. 【履歴】
  68.  
  69.   1988/4/28    1.0        初版
  70. 　1988/9/3    1.1        漢字のファイル名に対応できるように
  71.   1988/10/20    1.2        コピー先のディレクトリの省略、ドライブ名のみ、
  72.                   末尾の\ に対応。ディスク容量不足の場合、コピ
  73.                 ー先のファイルを壊してしまうのを事前チェック
  74.                 するように。書き込み禁止への対応。
  75.   1988/12/24    1.3        コピー元にディレクトリ名のみの指定可。-eオプ
  76.                   ションでうるさいメッセージをやめた。
  77.   1989/3/2    1.4        ディスク容量チェックを事前に。オプションの位
  78.                   置フリー。
  79.   1989/5/9    1.5        ベリファイモード追加
  80.  
  81. 【著作権等】
  82.  
  83.   ソースは Turbo C でかかれています（SPL 1.5Ja）。コンパイルはコンパクトモデ
  84.   ルでなくてはなりません。
  85.   
  86.   転載、配布、改変およびそれらの組合せ自由です。但し、原作者名は保存し、改変
  87.   者の名前を明記すること。また、転載等によってこれらの自由が制限されないこと。
  88.   
  89.   サポートはマスターネットおよびニフティーサーブFSDRで行います。
  90.   
  91. 【謝辞】
  92.  
  93. 　意見をよせていただいたＲａｙさん、ＨＡＴＯＹＡＭＡのＳＡＭさん、馬場さんに
  94. 　感謝します。
  95.   
  96.                       MASTERNET    aav307    
  97.                     NIFTYSERVE    PBA01036　Ｓｅｙ
  98.