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- setprn users manual
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- ● 名前
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- SETPRN
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- ● 書式
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- setprn [options]
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- ● 詳説
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- SETPRNはプリンターに、環境ファイルの中に管理された制御コードを送り、
- プリンターの機能をMSDOSコマンドレベルで簡単に使用できる様に
- 作成されました。
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- 起動方法には、2つの方法があります。
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- 1.コマンド形式
- 2.メニュー形式
-
- コマンド形式とメニュー形式の切り換えは、起動時にパラメータを指定
- するとコマンド形式/指定しないとメニュー形式になります。
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- 0.動作環境
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- MSDOSの使用出来るマシン(開発に使用したマシンはFMR30HX)
- プリンター (用途意識したプリンターはFMLBP112)
- MSDOS (V3.xが望ましいがV2.1でも可)一部制限あり
- SETPRN.EXE (プリンターにコードを送るプログラム本体)
- SETPRN.CND (プリンターコードを格納した環境ファイル)
-
- この他にSETPRN.CNDをユーザー用にカスタマイズする為に
- コントロールコードをTEXT中に入力可能なエディターが必要です。
- /**/
- setprn users manual
- 1.起動方法
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- (1) メニュー形式
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- SETPRN
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- メニュー形式では、環境ファイルの内容を一覧で出力して、その中で番号を
- 入力することにより、プリンターに制御コードを送ります。
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- ex.
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- D:\>SETPRN
- SETPRiNter V1.1 L05
- copyright by XXXXXX 1989 all right reserved
- contole file=SETPRN.CND
- No. オーダ名 概要
- 1 RESET プリンタのリセット.
- 2 FF 改ページ
- 3 POFS 穴あけ用に出力位置をオフセットをする(20mm)
- 4 7P 7ポイント文字出力 ( 7P文字カートリッジ必要)
- 5 7PH 7ポイント(50%縮小)文字出力( 7P文字カートリッジ必要)
- 6 10P 10ポイント文字出力
- 7 10PH 10ポイント(50%縮小)文字出力
- 8 12P 12ポイント文字出力 (12P文字カートリッジ必要)
- 9 12PH 12ポイント(50%縮小)文字出力(12P文字カートリッジ必要)
- 10 A4HP1 紙選択 ホッパ1A4
- 11 B4HP1 紙選択 ホッパ1B4
- 12 A4HP1R 紙選択 ホッパ1A4 横出力
- 13 B4HP1R 紙選択 ホッパ1B4 横出力
- 14 A4HP2 紙選択 ホッパ2A4 (別売ホッパー2必要)
- 15 B4HP2 紙選択 ホッパ2B4 (別売ホッパー2必要)
- 16 A4HP2R 紙選択 ホッパ2A4 横出力(別売ホッパー2必要)
- 17 B4HP2R 紙選択 ホッパ2B4 横出力(別売ホッパー2必要)
- オーダ番号を入力して下さい ('0'で終了します)
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- (2) コマンド形式
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- SETPRN パラメータ名
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- コマンド形式では、環境ファイル中に含まれる8文字までの識別名を
- コマンドラインから指定することにより実行されます。
- コマンド形式は、バッチファイルにてアプリケーション等を起動する際に
- 予めコントロールコードをプリンターに送るのに、適しています。
- またパラメータ名が環境ファイル中に存在しない場合は、
- ”パラメータ誤り=XXXX”とエラーのあったパラメータが表示されます。
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- ex.
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- SETPRN FF 改頁を実行する
- SETPRN FF >NUL 改頁を実行する(メッセージ出力なし)
- SETPRN RESET FF プリンターをリセット後、改頁を実行する
- /**/
- setprn users manual
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- 2.動作上の説明
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- (1) 環境ファイルについて
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- ・環境ファイルは、識別子/概要/送信コードのパターンで1オプションが構成され
- オプションが複数集まって環境ファイルを構成しています。
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- 識別子 : 1カラム目が '#'で始まる8文字(半角換算)で構成された文字列で
- コマンド形式で指定する名称について記述します。
- 識別子は大文字/小文字の区別をしません。
- 概要 : メニュー形式で使用する場合に表示される説明文で(最大255文字)
- まで記述することが可能ですが、実使用で30文字ぐらいが
- 妥当な線です(多く記述するとメニューが奇麗に出力されない)
- 送信コード: 実際にプリンターに送信するコードを記述します。(最大255文字)
- 送信するコードは、0D 0A以外のコードであれば送信できます。
- 実際に送るコードを直値で指定する関係上、カスタマイズファイル
- を作成する場合はコントロールコードをTEXT中に入力可能な
- エディター(私は" 赤++"を使用)等が必要です。
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- 環境ファイルの一例
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- #FF
- 改ページ
- CL <-CLになっているが実際は 0CHが入っている
-
- #BEL
- ベルを鳴らす。
- BL <-BLになっているが実際は 07H
- ---------------------------------------------------------------------------
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- (2) 環境ファイルの検索順序について
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- ・環境ファイルは、まずカレントディレクトリより、SETPRN.CND
- を探します。 このファイルがない場合は、コマンドの入っていた
- (SETPRN.EXEの)ディレクトリよりSETPRN.CNDを探します。
- これでも発見できない場合は、”環境ファイルが無い”と出力して
- 処理を終了します
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- 3.カスタマイズ
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- この配付に付属した、環境ファイルは、FMLBP112(ページプリンター用)
- の制御コードが入っていますが、この内容をエディターで
- 書き換えることにより、お持ちのプリンタコントロールファイルを
- 作成し、カスタマイズすることが可能です
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- またMSDOSの標準的なものしかプログラム本体は使用していない為、
- 他のMSDOSマシンでも(環境ファイルを自分のプリンター用に作れば)
- 動作可能だと思います。(未確認) <^_^>
- レポートしていただければ、幸いです。
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- /**/
- setprn users manual
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- 使用上の注意)
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- 1. MSDOSV3より前のバージョンのMSDOSを使用すると
- (SETPRN.EXEの)ディレクトリよりSETPRN.CNDを探す機能は
- 使用できません。[argv[0]の内容が1部違うから....] 単なる手抜きです。
-
- 2. 環境ファイルのサーチは、まずカレントにあるファイル(SETPRN.CND)が
- 優先されます。
- これは、PATH側の環境ファイルをシステム使用にして
- カレントは試験的にパラメータを作成するのに便利かな?と考えた為です。
- また環境ファイルは どのファイルを使用しているかは、コマンド起動時に
- 出力されます。
-
- ex.
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- d:\>setprn FF
- SETPRiNter V1.1 L05
- copyright by XXXXXX 1989 all right reserved
- contole file=D:SETPRN.CND <-ここに表示されたファイルを使用している。
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- 3. SETPRNで文字/改行ピッチ等を設定しても正しく設定されない場合
- 4つのことが考えられます。
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- 1.MSDOSの環境設定
- FMR等では、プリントモードの設定でピッチ制御が解除に
- なってないと いくらピッチ制御オーダをプリンターに送っても
- MSDOSがピッチ制御してしまいオーダーは無効になってしまいます。
-
- 2.APLの環境設定
- APLでピッチ制御してるとその前でいくらSETPRNでオーダー
- 送っても無効になります。(FMRでは、画面のハードコピーを
- 取ると([COPYキー]を押す)とピッチ制御してる関係上
- 再度オーダーを送らないと駄目です。
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- 3.プリンターに対するオーダーの誤り
- オブジュクトコードで正しく環境ファイルのフォーマットに
- にデータが打ち込まれているかを確認して下さい。
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- 4.SETPRNのバグ
- あまり考えたくは、ないのですが人間が作ったものですので
- その時の症状及び、環境ファイル等を私宛に送っていただければ
- あまりにみっともないバグの場合は、対処します。
- (但し 私の知らない魑魅魍魎なる環境の場合は、
- お答えできないかもしれません)
- /**/
- setprn users manual
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- ● 作者
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- 中山裕子 :88/12/27 初版
- あきんど :89/02/10 L02 (複数パラメータ対応/環境ファイル検索方法改造)
- PEE00535(NIFTY-Serve)
- ダンディ :89/03/06 L05 (機能追加:パラメータ範囲外時はベルを鳴らす)
- PEA01225(NIFTY-Serve)
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- ● 文責
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- あきんど :PEE00535(NIFTY-Serve)
- ダンディ :PEA01225(NIFTY-Serve)
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- ● 最後に
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- このプログラムは、ページプリンターの固有の機能をMSDOSレベルで
- 使用したくて作成されました。
- (FM-OASYSだけに使わせるにはもったいない)
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- 作る段階になってマシンにディペンドな部分を排除して出来るだけ、
- 凡用を目指したつもりです。
- ただ気になるのは環境ファイルエディトにコントロールコードが入力できる
- エディターが必要になることです。私の場合は 何時も使っているエディターが
- 対応していたので特に問題としなかったんですが........
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- 環境ファイルの作り方によっては、いろんなことが出来ると思います。
- SETPRNを生かすも殺すも環境ファイルしだいです。
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- このプログラムについて初版を作成してくれた中山裕子さんに最大の感謝を.....
- またこのプログラムの仕様決定/作成段階で、有意義な助言をあたえてくれた
- Kazu氏に感謝の意を捧げます。
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- このプログラムは、MicroSoftCコンパイラーVer4.0で作成しました。
- /**/
- setprn users manual
- ◎ 配布について(重要)
- このプログラムに関して私たちはいかなる権利も主張しません。よって配付,再配
- 付はもちろんのこと、本プログラムの一部,または全てを他のプログラムへ流用する
- のも自由です。
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- ソースプログラムを公開しますので、似た様なプログラムを書く時の参考にしてく
- ださい。