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- 1.概要
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- このプログラムは、MS-DOSのバッチ処理に於いて、処理の流れをキー・ボー
- ドから制御(IF ERRORLEBEL命令を使用)する為に開発されたコマンド・プログラム
- です。
- 以下に登録されている内容を示します。
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- (1) INKEY.COM : 表示入力プログラム
- (2) INKEY.DOC : ドキュメント(この文書)
- (3) MAINMENU.BAT : メイン・メニュー・バッチ(サンプル)
- (4) MAINMENU.MNU : メイン画面(サンプル)
- (5) EDITMENU.BAT : 編集メニュー(サンプル)
- (6) EDITMENU.MNU : 編集画面(サンプル)
- (7) MENUMENU.BAT : メニュー・メンテナンス・バッチ(サンプル)
- (8) MENUMENU.MNU : メニュー・メンテナンス画面(サンプル)
- (9) ASMMENU.BAT : アセンブル・バッチ(サンプル)
- (10) ASMMENU.MNU : アセンブル・メニュー画面(サンプル)
- (11) ASMMENU.BAT : 印字メニュー・バッチ(サンプル)
- (12) ASMMENU.MNU : 印字メニュー画面(サンプル)
- (13) ASM.BAT : アセンブル用バッチ(OPTASM用サンプル)
- (14) EDIT.BAT : 編集用バッチ(RED用サンプル)
- (15) PRINTING.BAT : 印刷用バッチ(並行印刷用)
- (16) PACKAGE.BAT : INKEYのアップ・ロード用編集(Ish+LHarc)
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- 2.使用の方法
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- (1) コマンド・ライン
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- INKEY [オプション or 表示内容] …
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- (2) オプション(“/”+オプション文字または“/”+オプション文字+“=”)
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- /? または /H : キー入力を除く実行テストおよびヘルプ・メッセージの表
- 示を行います。
- なお、複数指定しても意味はありません。
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- /A : 設定されていない文字が入力された場合、アラームを鳴ら
- します。
- ただし、“/L”オプションが指定されていない場合には、
- 意味が無いので鳴りません。
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- /B : 標準入力から入力する場合、キー・バッファに入っている
- 内容を破棄します。
- なお、複数指定しても意味はありません。
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- /C : ブレーク(control-C)を禁止します。
- 但し、このブレークが入力された場合には、“^C”が表
- 示される場合があります。
- なお、複数指定しても意味はありません。
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- /C=確認文字 : 検査文字入力時に、ここで指定した文字との組み合わせで
- ないと有効としない。
- ただし、複数指定したり、一文字を越える指定をした場合
- には、前者は最後に指定した内容が有効となり、また、後者
- の場合には、その文字列の先頭一文字が有効となる。
- 例として、“INKEY /L /C=^M /K=Y テストだよ~ん$20”と
- した場合には、“テストだよ~ん ”を表示した後、Y と cr
- (復帰文字)の組み合わせ以外は無視する様になります。
- なお、^M や $20 は、復帰および空白文字を表すエスケー
- プ・シーケンスで、『(3) 表示内容』を参照して下さい。
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- /D : 読込と検査をせず、表示機能(“/W=”等は使えます)の
- みを使用します。
- なお、複数指定しても意味はありません。
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- /E : 標準入力から入力する場合、エコー・バックを禁止します。
- なお、複数指定しても意味はありません。
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- /E=終了文字列 : プログラムを正常終了した場合、出力する文字列を指定し
- ます。
- 例えば、入力が正常にされた場合、ベル(ビープ)を鳴ら
- すには、07h(bell)文字を出力すれば良いので、“/E=^G”
- または“/E=$07”を設定する事により可能となります。
- なお、複数指定した場合、表示内容と同様な処理を行いま
- す。
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- /I=ファイル名 : ファイルから文字を入力します。
- ただし、通常(“/L”オプションを使用しない場合)は最
- 初の1文字しか有効ではありません。
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- /K=比較文字列 : 受け付けた文字を数値に変換する為の情報で、最初の文字
- が1、2番目が2…n番目がnと言う具合(最大64文字まで
- 設定可能)に復帰コードが得られますが、指定されていない
- 文字を入力した場合には0が設定されます。
- また、このオプションが指定されていない場合には、“12
- 3456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ”が指定されたものと見
- なして処理を行います。
- なお、重複して指定した場合には、先に指定した方(前の
- 方)が優先されます。
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- /L : 比較文字列以外の入力を無視し、該当する文字が発生する
- まで待ちます。
- 従って、ファイルからの入力時には、一致する文字が現れ
- る迄読み込みますが、終了した場合には、「異常終了」を表
- 示して終了(復帰コードは127)します。
- なお、複数指定しても意味はありません。
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- /M=ファイル名 : ファイル名から表示内容を読込んで表示します。
- なお、複数の指定が可能で、記述された順に表示されます。
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- /W=<wait time>: 秒単位で指定(最小0から最大65535)し、指定され
- た時間が経過した場合、プログラムを終了します。
- なお、終了コードは120です。
- また、複数指定した場合、直前に指定した待ち時間(指定
- していない場合、零と見なす)が経過する迄、処理を中断し
- ます。
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- 異常を検出した場合には、復帰コードに127を設定して終了します。
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- (3) 表示内容(文字の設定方法は比較文字列等にも使用可能)
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- 評価する前に表示する文字列を設定しますが、コマンド・ライン上の制約の為、
- 表示内容を設定出来ない文字(「<」や「|」等)やオプションを与えたり制御
- 文字入力の為の文字(「^」や「$」)を表示可能とする為に、次の方法を提供
- します。
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- ・ コントロールを表記して入力する方法
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- コントロール文字開始を示す文字「^」と英文字を組み合わせた方法で、00h
- から 2Fhまでの間を「@」,「A」から「Z」および「[」,「¥」,「]」,
- 「^」,「_」で表記する。
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- ・ 16進法により表記する方法
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- 16進開始文字「$」と2桁の該当する16進数を表記する。
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- なお、分割して指定した場合には、間に半角の空白が挿入されます。
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- (4) 著作権等について
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- このプログラムの著作権は、作成者に帰属します。
- また、他のPDS等と同様に、転載・配付および使用については自由ですが、
- このマニュアルは必ず添付し、メンテナンスも同時に責任を持って行って下さい。
- なお、作成者に許可を受けないで、販売等の行為を禁止します。
- また、このプログラムによるいかなる損害も著作権者は関知いたしません。
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- 3.その他
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- (1) 作成・著作者
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- Nifty-serve ID NBD00020 石原 英之
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- (2) お願い(その1)
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- このプログラムを使用して気の付いた点や問題点および機能の追加等の要望が
- ありましたら上記作成者宛にメール等で連絡願います。
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- (3) お願い(その2)
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- このプログラムに使用されているメッセージ(英文)は、適当に記述してある
- ため、誤記や文法上の誤りが有ると思われるので、お気付きの点がありましたら
- 上記作成者宛にメール等で連絡願います。
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