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Text File  |  1990-06-14  |  8KB  |  126 lines
  1.  
  2.                         ＰＭＧｆ(TM)画像圧縮プログラム
  3.                               Version 1.20(評価版)
  4.  
  5.             Copyright 1990 by Studio Pineapple Marmalad & MiwaSuguru
  6.                 Programmed by みわ すぐる [NIFTY-ID: QGA01617]
  7.  
  8.                                                                 1990.5.22
  9.  
  10.  1. はじめに
  11.   本プログラムは当サークル(Studio Pineapple Marmalade)のFM TOWNS用ソフトにおいて標準的に使われる圧縮画像フォーマットの基本フォーマットをロード/セーブするものです。
  12.   本プログラムはローダとセーバの2本に別れています。
  13.   なお、今回のプログラムは評価版としてF-BASIC386とそれの機械語プロシジャとで構成されています。(ファイルセレクタとTIFFローダを作るのがめんどくさかったのです。どなたか提供してくださる方がいらっしゃいましたらお願いします。)
  14.   
  15.  2. 必要ハード/ソフト
  16.     富士通 FM TOWNS(メモリ2MB以上) + F-BASIC386 (V1.1 L20以降)
  17.  
  18.  3. 使い方
  19.  
  20. ｢セーバ｣
  21.  
  22.   あらかじめTIFFファイルもしくはPxxファイルを用意しておいてください。
  23.   F-BASIC386を起動し、GSAVE.BASを読み込んで下さい。
  24.  
  25.   30行のデータ文に用意したグラフィックファイルの名前を入れてください(ドライブを除いたパス名も入れてください)。その際、拡張子は必ず入れてください。
  26.   その後ろに出力ファイル名を入れてください。記入時の要領はグラフィックファイルの指定と同じです。また、拡張子は入れないでください。なお、出力ファイル名に".."(半角ピリオド2つ)を与えますと、入力グラフィックファイルと同じ名前で出力ファイルを作ります(当然、拡張子は違うもの"PGF"が付けられます)｡
  27.  
  28.   30行のID$に入力ドライブを、OD$に出力ドライブをセットしてください。
  29.  
  30.   50行のMASKに129以外の値を与えることによって、Pxxファイルをセーブする時に、マスク形式データのみかバックグラウンドデータのみかをセットできます。セットする値は以下のとおりです。
  31.     128:マスク形式データのみ
  32.       1:バックグラウンドデータのみ(TIFFファイル変換時は自動的にこの値になる)
  33.     129:両方
  34.     なお、Pxxファイルにオブジェクトデータが無い場合は自動的にバックグラウンド   データのみのセーブとなります。(マスク形式データのセーブ時の注意点を次項の    "仕様以外での注意点"に記します。)
  35.  
  36.   プログラムを実行してください。
  37.  
  38. ｢ローダ｣
  39.  
  40.   セーバでセーブしたファイルをあらかじめ用意しておいてください。
  41.  
  42.    F-BASIC386を起動し、GLOAD.BASを読み込んで下さい。
  43.  
  44.   30行のデータ文に用意したPGFファイルの名前を入れてください(ドライブを除いたパス名も入れてください)。その際、拡張子は入れないでください。
  45.  
  46.   30行のID$に入力ドライブをセットしてください。
  47.  
  48.   60行のMASKに値をセットすることでバックグラウンドとマスク形式のどのデータを   ロードするかを変更できます。
  49.     128:バックグラウンドデータのみ
  50.       1:マスク形式データのみ
  51.     129:両方
  52.     なお、指定したデータがロードするPMGfファイルに存在しない場合はそのデータ     は表示されません(当たり前)。
  53.  
  54.   プログラムを実行してください。
  55.  
  56.  
  57.  4. おわび
  58.  
  59.   今回のプログラムではPMGfの仕様のうち以下の事が出来ません。
  60.   ･マスクデータ形式のロード/セーブ(1.2から可能)
  61.   ･Pxx形式のファイルの変換(1.2から可能)
  62.  
  63.   仕様以外での注意点
  64.   ･エラー表示は最小限度のものしかつけていません。実際に起きたエラーと違うメッ   セージを表示することがあります。
  65.   ･ロードに時間がかかります(BASICのせいだと思います)。(←Version 1.00で修正)
  66.   ･パレットデータのロードは当方で制作したカラースキャナリードプログラム｢Colof   ulStick｣で出力されるパレットファイルしか受け付けません。(1.2よりPxx形式フ    ァイルの圧縮時には自動的にパレット登録をする)
  67.   ･マスク形式データ付のファイルを作る時には必ずPxxファイルを用いてください。   その場合背景部分がバックグラウンドデータに、オブジェクトがマスク形式データ   に変換されます。その際、以下の制限と注意点があります。
  68.     ∬マスク形式データに変換されるのはPxxファイル上に最初に現れたオブジェクト      データとなる。
  69.     ∬Pxxファイルは標準のもの(もしくはそれと完全互換のあるもの)しか受け付けな      い。つまり、ファイル内部でのデータの格納順が背景データ→オブジェクトデ       ータ1[→オブジェクトデータ2[→…]]という形式のもの(要するに始めに見つけ      たグラフィックデータを必ずバックグラウンドデータとしてセーブする様に作       られています)。
  70.     ∬オブジェクトデータの透明部分の色は必ず黒(色番号0)を用いること｡
  71.       (Towns Paint V1.1L20であれば、カラーウインドウで上記の色を透明色に選ん       でからオブジェクトモードに入ると、透明色の部分の書き換えが行われると思       います。それを保存してPMGfセーバにかけてください)。
  72.     ∬Pxxファイルの読み込みをLOAD@命令によって高速化した。そのため、メモリが少ない場合はエラーがおきて､圧縮できない場合がある。常駐プログラムの類をなるべく少なくした状態で圧縮を行うこと。それでもエラーが起きる場合はオブジェクトの大きさを縮小してPxxファイル自体を小さくする必要がでてくる。
  73.   メモリを2MB以上搭載しているマシンの場合はClear命令の配列変数領域の大きさを大きくすることによって、より大きいファイルのロードが可能になります。
  74.  
  75.  
  76.  5. 著作権及び転載・再配付等の権利について
  77.  
  78.   本プログラム及びPMGfフォーマットはStudio Pineapple Marmaladeと私(みわ すぐる)が著作権を有しています。
  79.   本プログラムについてバグ情報、バージョンアップ情報等はNIFTY-Serveの会議室に通知する予定です。
  80.   本プログラムの利用は自由です。但し、その際には以下の点に気をつけてください。
  81.  ･本プログラムを利用したことに起因する一切の損害を、当方では関知致しません。
  82.   如何なる手段かによって当方のプログラムによる損害だと証明できたとしても当方は一切の責任を負わないこととします。
  83.  
  84.  ･転載・配付は自由ですが、その場合、責任をもってバグ/バージョンアップ等の情報を継続して提供することをできるかぎり守ってください。その際には必ず本ドキュメントを添付し、一切の改造(バージョン1.0からはアーカイブ状態の変更も改造の一つと考えます)等を行わないで下さい。また、転載する時はお手数をおかけしますが当方まで御一報ください。
  85.  
  86.  ･本プログラムをご自分のプログラム中に利用なされることも原則として禁止はしません。ただし、配付の際には当方に無断でファイルフォーマットの改変をしないこと。
  87.  
  88.  ･さらに本プログラム及び本プログラムと同等の機能しか持たないプログラムの販売を禁止します。商用に本プログラム及びPMGfフォーマットを用いる際には当方に御相談下さい。
  89.  
  90.  ･本プログラム及び本ファイルフォーマットをフリーウエア中に用いることは完全に自由です。ただし、配付の際には最低でも本ドキュメントの本章の部分及び本フォーマットの著作権が当方にあることをドキュメントに明記して下さい。
  91.  
  92.  ･バグ情報/改良希望等は大歓迎です。当方までメールでお送り下されば、事情が許すかぎり対処します。
  93.  
  94.  ･本プログラムはPMGf(TM)画像圧縮ファイルフォーマット Version 1.02の仕様に基づいて作成されています。当資料はPDS扱いにしておりませんのでご希望の方は当方までメールでご連絡下さい。実費のみ(300円)で郵送させていただきます。
  95.  
  96.  
  97.  6. よもやまばなし(^!^)
  98.  
  99.  
  100.   ソースリスト&BASICプログラムは大変汚いですので見て笑ってやってください。
  101.  
  102.   サンプルファイルを入れると非常にデータが大きくなるので今回はプログラムと本ドキュメントのみがパッケージされています。
  103.   ソースファイルは別にアップロードしておきますので、興味のある方や等フォーマットをご自分のプログラム中に使いたい方はそちらもダウンロードしてください。
  104.  
  105.   プログラムでファイルサイズを求める際に、しんたろさん[MHF00460]氏のファイルサイズを求めるルーチンを使用させていただきました。
  106.  
  107.  
  108.  
  109.  7. 更新履歴
  110.  
  111.  Version 0.92 (1990.05.08)
  112.     初回のバージョンです
  113.  Version 1.00 (1990.05.10)
  114.   ･2色モードのロード/セーブを行える様にしました
  115.   ･セーブ時の参照バッファ登録を自動で行うように機械語ルーチンを変更しました
  116.   ･ロード時にLOAD@コマンドを使うことと転送を減らすことで処理を大幅に高速化し    ました
  117.   ･ロード時にもセーブ時と同じように各ラインの圧縮データのバイト数を返すように   機械語ルーチンを変更しました
  118.   ･ドキュメントの｢著作権及び転載・再配付等の権利について｣の部分が一部変更され   ています。
  119.  Version 1.20 (1990.05.21)
  120.   ･Pxx形式のファイルのセーブも出来るようにした。
  121.   ･Pxx形式のファイルのオブジェクトを用いて、マスク形式のデータもセーブ/ロード   出来るようにした。
  122.   ･セーブプログラムの機械語ルーチンのバグを修正した。
  123.  
  124.  
  125.  
  126.                                    NIFTY- QGA01617    みわ すぐる