MacUser ROM 45/MACUSER-ROM-VOL-45-1997-08.ISO.7z/MACUSER-ROM-VOL-45-1997-08.ISO/DEMO/ビジネス＆実用系/PostPet™お試し版/お試し版マニュアル/かんたんマニュアル*お試し版

Text File | 1997-06-24 | 11KB | 251 lines

■■■■　ポストペット　かんたんマニュアル　（お試し版：第１版）　■■■■

こちらはPostPetを使うのに最低限必要な情報が書いてあります。
せっかちな人もとりあえず最低限これだけは全部読んでから使用してくださいね。
なお、ポストペットの動作環境は以下のとおりです。

　CPU 68040-33MHz, 空きメモリ５MB以上、空きHD20MB以上
　漢字Talk7.5.1, MacTCP J1-2.0.6 以上の環境。
　256色以上表示可能な環境。
　（快適に動作させるためには、パワーPC以上、空きメモリ8MB以上をお勧めします）
　なお、最新バージョンのシステム・ソフトウェアでの使用をお勧めします。
　（漢字Talk 7.5.5以上）

　また、ダイアルアップ接続の場合は、他にMacPPP, FreePPP 等の
　PPP接続ソフトウェアが必要です。

■■■　　　　０.インストール、その前に　　　　■■■
--ご注意：　ポストペットを起動する前に-----------------------------

もしあなたがほかのメールソフトをすでにお使いの場合、ご自分のメールサーバーに
残っているメールを消したほうがよいかもしれません。サーバーにメールが残ってい
ると、ポストペットはえんえんそれを読みだしちゃう可能性があるからです。
もし、現在お使いのメールソフトの設定が、「メールをサーバーに残す」設定になっ
ている場合は、「サーバーから削除」に設定を変更し、一度、そのメールソフトでメー
ルボックスにアクセスしてメールの読み込みとサーバからのメール削除を行って下さ
い。

■■■　　　　１.インストールのやりかた　　　　■■■
（１）ポストペットお試し版は、ご利用の機種のCPUにあわせて、「パワーPC用」と
「68040用」の２種類が用意されています。
これはあなたのマックに適したほうが必要になります。
あなたのお使いのマックの前面に「PowerPC」と書いてあれば「PPCお試し版」が、
それ以前のやや古めのマッキントッシュの場合は「68kお試し版」が必要になります。

（２）「ポストペットを快適に使うために」
＜漢字Talk7.1なんですけど・・・・＞
PostPetはスレッドマネージャーがないと動きません。
漢字Talk7.1の場合は、機能拡張でスレッドマネージャーを組み込む必要があります。
スレッドマネージャーはAppleのサイトからダウンロードできます。
漢字Talk7.1ユーザーの方は、下記のURL（97年6/10現在）にアクセスして、Thread
Managerをダウンロードし、機能拡張にフォルダに入れてください。
http://horton.austin.apple.com/cgi-bin/lister.pl?US/Macintosh/System/
Other_System

また、引き出しなどの機能を使うためには機能拡張「Macintosh Drag&Drop」も必要です。

※上記の機能はSystem7.5以降は標準でついています。

＜ペットが帰ってきません。＞
（３）起動すると、最初にネットワークの設定画面が出てきます。設定が間違ってい
るとペットが行方不明になり、帰ってこないことがあります。プロバイダーからもらっ
たマニュアルなどを参考にして、がんばって設定してください。

どうしてもわからない場合は、まずあなたの身近な人に聞いてみて、あと場合によっ
てはネットワークを管理している人などに聞いてみてください。
（たいていの場合、POPアカウントやSMTPサーバの設定は、プロバイダーのマニュアル
に書いてあります。）

■■■　　　　2. 設定のやりかた　　　　■■■

ポストペットを使うためには正しい設定が必要です。
ここではSo-netの会員を例に設定をしてみます。他のプロバイダーをお使いのかたは
ポストペットホームページのなかに、各プロバイダーごとの設定例がありますのでそち
らもご参照ください。

（１）ネットワークの設定をする
はじめてポストペットを使うとき、最初に設定の画面が出ます。
難関はここだけです。がんばってノーミス設定を目指しましょう。（例はSo-netの場
合です。）
・SMTPサーバー：mail.△△△.so-net.or.jp
・POPアカウント：○○○@pop.△△△.so-net.or.jp
・電子メールアドレス：○○○@△△△.so-net.or.jp
（So-netではサブドメイン（上の例だと△△△）は人によってba2やca2などとなりま
す）
・名前
あなたの名前です。海外にメールを出す可能性のある人はアルファベットを使う方が
よいでしょう。

・パスワード
プロバイダーと契約したときにメールボックスに設定したパスワードを入れて下さ
い。

さて。次に、ペットの種類と性別を選ぶことになります。まず、最初にペットの種類
を決定します。

（２）使いたいペットをマウスでクリックして選びます。
ペットの種類を選びなおしたいときは下の「もう一度」を押して、何回かペットの絵
の上でマウスを動かしてみてください。性別が変わります。その際ペットをクリックす
るタイミングで個性も決定されます。
※お試し版ではテディベアのみ飼うことが出来ます。

（３）名前をつける。
そのあと「ペットのなまえ」と「飼い主のなまえ」と「誕生日」を入力することにな
ります。一度つけた名前は変更できません。
ペットのなまえは好きな名前をいれてください。「飼い主のなまえ」はペットがあな
たを呼ぶときの名前です。また、パーク内のイベントに参加されたときは、この「飼い
主のなまえ」が公開されることがあります。また、誕生日は正直に書きましょう。い
いことがあるかもしれませんし、別にないかもしれません。

※「決定！」が押せない場合は、「もう一度」をクリックして、きちんとペットを
クリックしなおしてください。


■■■　　　　3. 基本的な使いかた　　　　■■■

基本操作は画面のボタンでおこないます。簡単に説明します。
●「メールを書く」ボタン
新しくメールを書く場合、このボタンを押すと「メールを書く」ウインドウが開きま
す。書きかけのメールは送信簿に保存されます。ファイルも一緒に送るときは、「添
付」ボタンをおしてください。
※ちょっと注意：大きなファイルを送受信するときは、あらかじめアプリケーション
メモリを増やしておくとよいでしょう。

●「受信簿」ボタン
受信されたメールの保管場所です。普段は「受信トレイ」を使用します。メールがた
まって開いたりするのに処理が遅くなるようだったら、引き出しにメールを整理しま
しょう。

移動したいメールをクリックし、そのままドラッグして入れたい引き出しにもってい
くと、そこの引き出しにそのメールが入ります。

いらなくなったメールを削除するためにはメールを選択し、
ヤギさんのところにドラッグして持っていくと、ヤギが食べてしまいます。

なお、リスト左のミニアイコンは送られたメールがペットメールかどうか、添付ファ
イルがあるかどうか、プライオリティの表示、などです。意味は今は分からなくと
も、使っていれば自然とわかります。

●「送信簿」ボタン
あなたが書いたメールがここに残っています。リスト部分をダブルクリックするとそ
のメールが開きます。同じようなメールを再度送るときにかなり役立ちます。
引き出し、ヤギの使い方は受信簿と共通です。

●「メールチェック」ボタン
ここを押すとメールボックスに接続し、メールが来ているか確認します。
※帰ってきたペットを部屋に戻すときにも使います。

■■■　　　4. まず、テストしてみよう　　　■■■

設定が正しくないのにいきなりペットで送ると、ペットが迷子になる場合もありま
す。
ココロを落ちつけ、正しく設定できたか確認するために、最初にテストをしてみま
しょう。
おっとその前に、まず最初にネットワークにつなげておいてくださいね。
（メールを送ったり受け取ったりする場合には絶対必要です。当たり前ですが）


（１）メールを自分あてに書いてみる！
はじめに「メールを書く」ボタンを押して手紙を書きます。直接このボタンを押すと
相手先を入れる部分が空欄になります。
そこに自分のメールアドレスを書きます。この場合、from欄からコピーしてきてもよ
いでしょう。そして本文部分にてきとうなことを書いて、「ポストマンにわたす」ボ
タンを押しましょう。
郵便配達ロボット「ポストマン」が手紙を運びます。
正しく送信された場合は「送信完了」が表示されます。

※もし「送信完了」が出なかった場合、「SMTPサーバの設定」が間違っている場合が
あります。メニューの「ネットワークの設定」を選び、もういちど落ちついて確認し
てみましょう。

（２）受信してみる！
しばらく待って、「メールチェック」のボタンを押してみましょう。
窓の外が虹色になり、先ほど自分宛てに書いていたメールが届いていれば成功です。
なお、虹が窓に出ているときはメールサーバーと交信中です。ポストペットをむやみ
に終了したりしないようにしましょう。

※サーバの調子によっては、メールが届くまでに数分かかる場合もあります。
また、正常な受信のときは受信状況が表示されます。
どうも正しく受信されていないようでしたら、「popアカウントの設定」や「パスワー
ド」を入れ直してみましょう。

（３）今度はペットで送ってみる。
そこまで成功したら、今度はペットを使ってみましょう。
先ほどと同様に自分宛にメールをかき、今度は「ペットにわたす」ボタンを押しま
す。ペットはポストから手紙を受け取り、外に出ていきます。見送ってあげましょう。

（４）受信してみると・・
こころを落ちつけ、メールチェックボタンを押しましょう。
部屋のドアからペットが帰ってくれば成功です。
ポストペットユーザー同士でペットメールを使うと、あなたのペットが相手の部屋ま
で直接あなたの手紙を届けます。そそうをしないよう祈りましょう。


■■■　　　５. 使用上のご注意　　　■■■

（１）ポストマンも活用しましょう。
ポストペットでは、ポストマンに渡すと、普通のメールソフトとして使えるように
なっています。メーリングリストへの送信、相手がポストペットを使っていない場合、
仕事のメールなどは「必ず」ポストマンで送りましょう。ペットで送るとメールのデ
ータの量が増加したり、ペットが添付データとして受信されちゃったりして、相手や
自分のペットの迷惑になる場合があります。

（２）ペットを使うとペットは一時的にいなくなります。
ペットは「おつかい」としてメールを運びにいきます。そのためペットは１回に１通
しかメールを持てません。また、相手がメールを見るまで、帰ってきません。そして
「相手がメールを見る」か、「ペットのガマンの限界（通常半日〜１日）」に達する
と帰ってきます。
ペットが部屋にいないときは、「ポストマンにわたす」しか使えません。ペットのガ
マンの限界はペットの種類によっても違いますし、個体差もあります。

※また、ペットが自分の部屋の側まで戻ってきていても、メールチェックボタンを押
さないとペットは部屋に入れません。
「ペットがそろそろ帰ってきているのでは？」と予感がしたら、ポストペットを起動
し、メールチェックをしてみましょう。

※万一、あなたのペットが相手先で他のメールソフトで読まれた場合、そこでペット
は「そのソフトに吸い込まれて」しまいます。その場合、約半日程度で出発前の状態で
復活します。
ですから、大きな影響はないのですが、やはりペットでメールを送るのは「ポスト
ペットユーザー」に限定して送りましょう。


（３）ペットは勝手にメールを出すことがあります。
あなたのペットはあなたにメールを出すことがあります。また、ペットの使命が終
わった場合、ペットの本気の家出、などペットの身の上に一大事が起きた場合に、ポスト
ペットはパーク内の特定のアドレス宛にペットのデータやメールアドレスを転送するこ
とがあります。
（メールの内容やパスワードなどを転送することは決してありません。安心してくだ
さい。）
また、ペットの部屋に来たお客のペットは、そのうち「おともだち」として認識され
ます。あなたのペットはおともだちのペットやその飼い主にメールを出すことがあり
ます。

※逆にいうと、いつも他のメールソフトでメールをくれる相手には、ペットメールが
行くことはありません。

（４）便利な機能〜「おともだち帳」について
おともだち帳には、おうちに来たペットが自動で登録されていきます。
（普通のメールソフトのアドレス帳とちがうのは、自動登録だということです。
ポストマンのメールや通常の形態のメールは自動登録されません）

ともだち帳をひらき、ともだちを選択してメールを書くことが出来ます。あらたに登
録する場合は、「新規おともだち」を使いましょう。
また、受信簿の「ともだち登録」を使うと、そのままアドレスや名前がおともだち帳
に登録されます。


ポストペットの最新情報は以下のホームページでご案内しています。
http://www.so-net.or.jp/postpet/

マニュアル作成：八谷和彦
（1997.6/20)

（C）Copyright 1997, Sony Communication Network Corporation
PostPet、ポストペット、ならびにPostPetロゴは
ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社の商標です。