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Text File  |  1995-10-11  |  5KB  |  109 lines

  1. ドキュメントトーカ for MAC デモバージョンへようこそ
  2. このデモバージョンは、製品版と比べて以下の内容で制限があります。
  3.  
  4.     ・読み上げは15行まで。
  5.     ・ビープ音とともに“このプログラムはデモバージョンです”という邪魔が入る。
  6.     ・音声辞書は第2水準の単語がカットされている。
  7.     ・音声辞書への登録ができない。
  8.     ・英語 および PlainTalk が使えない。
  9.     ・ファイルのセーブができない。
  10.     ・ハイパーカード用XCMDが付属していない。
  11.     ・音声ファイルの作成ができない。
  12.     ・アップルスクリプトで機能しないものがある。
  13.     ・ほかのアプリケーションからの利用ができない。
  14.     ・Power PC ネイティブになっていない。
  15.  
  16. それでは、これから、ドキュメントトーカの説明を、音声で紹介させて頂きます。
  17. クリエートシステム開発株式会社では、マッキントッシュ用の日本語音声合成処理システム、ドキュメントトーカを開発いたしました。
  18. ドキュメントトーカは、日本語の文書を音声で読み上げるシステムで、2つの重要なプログラム技術を使用しております。
  19. 1つは、日本語文書解析プログラムであり、日本語の文書を解析し、発音文字、アクセント、息継ぎなどの制御情報に分解するものです。
  20. もう1つは、日本語音声合成エンジンと呼ばれ、制御情報をもとに、日本語の発声を行うプログラムです。
  21. 今回から、日本語音声合成エンジン部分は、富士通株式会社の日本語音声合成技術を使用し音質が向上しております。
  22. この2つのプログラムをもとに、ドキュメントトーカという音声アプリケーションが開発され、特別なハードウェアを必要としなくても日本語文章の読み上げが可能になりました。
  23.  
  24. ドキュメントトーカの特徴は、次のようなものです。
  25. ・特別なハードウェアを必要としない。
  26. ・バックグラウンドでの読み上げ動作が可能ですので、他の仕事をしながら文書を読み上げさせることができます。
  27. ・クリップボード読み上げ機能を使用することにより、ワープロ等、他のアプリケーションで利用することができます。
  28. ・従来は、録音・再生方式なので大量の記憶容量が必要であったのが、この方式ですと文書のバイト数に等しいような少量の記憶容量で音声再生が行えます。
  29. ・音声辞書の登録・削除・変更 及び 同字異音の学習を行うことができます。
  30. ・ハイパーカード用のXCMDを提供しているので、簡単に音声アプリの構築が可能となります。
  31. ・文書を直接読み上げるので、多種パターンの読み上げに対応しやすく、ダイナミックに読み上げデータをチェンジできるアプリケーションを構築できます。
  32.  
  33.  
  34. 音声辞書には、約6万語の単語が登録してあります。
  35. 全ての単語には品詞、活用、アクセント、鼻濁音、および、母音の無声化情報等を付加してあります。
  36. 読み上げる文書は、文節毎に分解され、音声辞書により品詞や活用を調べ、正しい送りがなの読みやアクセントを採用します。
  37.   (例)
  38.  流行  流行る
  39.   ̄ ̄   ̄ ̄
  40.  学校へ行って勉強を行った。
  41.      ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄
  42.  公園のそばを通って学校へ通った。
  43.         ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄
  44. また、「は」とか「へ」という助詞が付いた場合は 「ワ」とか「エ」に自動的に変換を行います。
  45.   (例)
  46.  私は  学校へ
  47.    ̄     ̄
  48.  
  49. 数字などは、前後の記号により読み方を変えます。
  50. (例)
  51. 1本,2本,3本,4本,5本,6本,7本,8本,9本,10本,
  52. 1アンダー、2オーバー、3オン
  53. 1回、1秒、1束、1オン
  54. 033−123−4567
  55. 〒190
  56.  
  57. 金額などの読み上げは、
  58.   ¥1,234,567
  59.   $5000
  60. のように、桁読みでおこない、単位を数字の後で読み上げるようにしています。
  61.  
  62. 電話番号やFAX番号、郵便番号などの読み上げは、
  63.     電話番号(03)1234—5678
  64.     FAX(03)3456—7890
  65.     〒190
  66. のように、棒読みで読み上げます。
  67.  
  68. また、数式は次のように読み上げます。
  69.   100+200+300=600
  70.   200÷50=4
  71.   50×20=1000
  72.   +100  ±100  −100  ×100  =100  ÷100
  73.   ≠100  <100  >100  ≦100  ≧100  100%
  74.   10cm  30km  40Hz  30MHz
  75.   10GB 256MB  96KB 100kg
  76.  
  77.  
  78. アクセントは、言葉の繋がり方によって変化します。
  79. 例えば、学校教育というのは「学校」と「教育」という言葉の複合語です。
  80. この場合、学校と教育には、それぞれ平板型アクセントが付いていますが、これらを接続しアクセントを付け替えます。
  81. つまり、学校と 教育は、学校教育とアクセントが変化します。
  82. 同様に、花嫁、道具は、花嫁道具と変化します。
  83. また、アクセントは言葉の使い方や意味によっても変化します。
  84.  箸、橋の端、
  85.  鼻が高い、花が高い
  86.  熱い、厚い、
  87.  熱く、厚く、
  88.  咲いた、裂いた
  89.  咲く、裂く、
  90.  咲けば、裂けば、
  91.  
  92.  読む。読みます。読めば。読まない。
  93.  
  94. このように、ドキュメントトーカは、言葉の品詞、活用、送り仮名の付き方などによって、読み方を変えたり、アクセントを適切に変化させたりして、できるだけ 自然な言葉に近い形で発声を行います。
  95.  
  96. 従来の目だけの確認操作から、「耳でも確認」という、新たなマンマシンインターフェイスを提供致します。
  97.  
  98.  
  99. 総販売元:
  100. 〒206 東京都多摩市落合1丁目15番2号
  101. カテナ株式会社
  102.  
  103. 開発元:
  104. 〒190 東京都立川市曙町1丁目24番11号 宝栄曙町ビル5F
  105. クリエートシステム開発株式会社
  106.  
  107.  
  108. 本文中で使用されている商品名、社名は、いずれも各社の商標および登録商標です。
  109.