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Text File | 1996-01-19 | 14.5 KB | 423 lines | [TEXT/ttxt] |
- はじめに
-
- 1.1. ■このマニュアルについて
-
- このマニュアルでは、イージー・プロローグ(デモ版)の機能について説明しています。
-
- 1.2. ■必要なシステム
-
- ・漢字Talk7以降のシステム
- ・RAM 1MB以上を占有します
- ・68040相当以上のCPUを備えたマシンまたはPowerMacintoshシリーズ上
- で使用してください。
- ・PowerPCにはネイティブで対応しています。
-
- 1.3. ■仕様
-
- 認識対象文字3231字
- 記号18字
- 英数字62字
- ひらがな73字
- カタカナ74字
- 漢字 JIS第一水準2965字
- JIS第二水準39字
-
- 1.4. ■インストール
-
- FD内のインストーラをダブルクリックしてください。インストール終了後再起動してください。
-
- 1.5. ■イージー・プロローグの起動
-
- インストールして再起動すると、入力メニューに『イージー・プロローグ』
- が追加されます。
-
- 入力メニューから『イージー・プロローグ』を選択して下さい。
-
- 辞書をメモリ上へ読み込みます。
-
- ■えんぴつメニューインプットメソッドや各種パレットの環境設定、各種ツ
- ールの起動、各種パレットの表示/非表示はえんぴつメニューからのメニュ
- ー選択によって行います。
-
- 1.6. ■操作パレット
-
- えんぴつメニューから『操作パレット』を選択すると表示します。
-
- ズームボックスをクリックして操作パレットのズームイン/ズームアウトを
- 切り替えます。
-
- かな漢字変換ボタンをクリックしてキーボード操作時のかな漢字変換起動の
- 可/不可を切り替えます。
-
- パレット表示ボタンをクリックして各パレットの表示/非表示を切り替えま
- す。
-
- 1.7. ■操作パレットのズーミング
-
- ズームボックスをクリックして操作パレットのズームイン/ズームアウトを
- 切り替えます。
-
- ズームイン時には操作パレット以外のパレットはすべて非表示となり、操作
- パレットは■環境設定で設定した位置に移動します。画面上のパレットを一
- 斉に非表示にしたいときは便利な機能です。
-
- ズームアウトしたときには、すべてのパレットはズームイン直前の表示状態
- に戻ります。
-
- 1.8. ■かな漢字変換起動の可/不可
-
- キーボードからローマ字入力を行いたいとき、通常は、入力メニューから
- Romanを選択して(あるいはコマンドキーとスペースキーを同時に押し
- て)キーボードスクリプトを変更しますが、Romanスクリプトの下では操
- 作パレットはじめすべてのパレットが使用できなくなります。このような場
- 合、かな漢字変換ボタンをクリックしてかな漢字変換起動の可/不可を切り
- 替えることでパレットを表示したままローマ字入力を行うことができます。
-
- かな漢字変換ボタンが表示されているときは、キーイベントはかな漢字変換
- エンジンへ送られます。例えば、キー『A』を押すとかな漢字変換エンジン
- が起動します。(キーボード・キーボードパレット)
-
- 一方、かな漢字変換ボタンが反転表示されているときは、キーイベントは直
- 接アプリケーションへ送られます。例えば、キー『A』を押すと文字『a』
- がそのままアプリケーションへ送られます。(キーボード・キーボードパレ
- ット)
-
- 1.9. ■環境設定
-
- えんぴつメニューから『環境設定...』を選択して、かな漢字変換などに関す
- る設定を行います。
-
- 『かな漢字変換設定』
- ・変換エンジン
- 使用するかな漢字変換インプットメソッドを設定します。
- ・変換ボタンを表示
- かな漢字変換を起動したとき、変換ウィンドウ内にボタンを表示します。
-
- 『操作パレットズーム設定』
-
- ズームイン時のパレットの位置を設定します。『表示位置』を選択したときは
- ズームアウト時のパレット位置と同じ位置にズームイン表示されます。
- ・オートズーム
- ダイアログボックスが表示されたときなど、最前面のウィンドウが変わった
- ときに操作パレットを自動的にズームインします。
-
- 1.10. ■ペンパレット
-
- えんぴつメニューから『ペンパレット』を選択するか、操作パレットで を
- クリックしてペン入力ウィンドウを表示します。
-
- 改行ボタン、空白ボタン、削除ボタンはそれぞれリターンキー、デリートキ
- ーと全く同様に使用できます。
-
- 1.11. ■手書き文字入力
-
- マウス等を用いて筆記エリア内に文字を入力します。文字入力可能な筆記エ
- リア内でカーソルは になります。
-
- ・文字は筆記エリアの中央に入力して下さい。上下あるいは左右に片寄った
- 位置に入力されたものについては正しい認識結果が得られない場合がありま
- す。
- ・記号などでは上下あるいは左右に片寄った位置に入力する必要があるもの
- があります。
-
- マウスボタン(ペン先)を放し『■ペンパレット設定』で設定した時間が経
- 過すると文字入力を完了したものとして認識処理を開始します。認識結果が
- 次のように表示されます。
-
- 設定した時間を待たずに認識処理を開始したい場合には、文字入力後、筆記
- エリアおよび各ボタン以外の(ペン入力ウィンドウ内の)箇所をクリックし
- て下さい。
-
- 2文字以上連続して入力することができます。この場合は次の文字の2画目
- の入力を開始した時点で認識処理を開始します。
-
- 1.12. ■認識結果の確定
-
- 認識処理が完了して求める文字列が表示されたら、アプリケーションへの入
- 力処理を行います。
-
- 入力ボタンをクリックしアプリケーションへ文字列を送ります。このときに、
- 入力したいアプリケーションにカーソルがあることを確認してください。カ
- ーソルがないときは入力したい箇所をクリックしてカーソルを表示させてく
- ださい。
-
- アプリケーションに送られる記号、数字、英字、カタカナの半角/全角はえ
- んぴつメニューの『■ペンパレット設定』で設定します。
-
- 1.13. ■認識結果の訂正(書き直し)
-
- 訂正したい文字があるときには、その筆記エリア上でもう一度文字を入力し
- てください。
-
- 訂正したい文字があるときは の上でクリックして下さい。候補選択ウィン
- ドウが表示されますから候補を選択して下さい。
- ・候補がないときは、再入力するか、辞書に登録してください。
-
- 候補選択ウィンドウで『削除』を選択すると筆記エリアはクリアされて再び
- 文字入力が可能になります。
-
- パレット右上の消去ボタンをクリックするとすべての筆記エリアがクリアさ
- れます。
-
- 1.14. ■かな漢字変換
-
- 認識結果の文字列がひらがな文字列になっているとき、この文字列を漢字変
- 換することができます。
-
- 変換ボタンをクリックすることにより■環境設定》で設定したかな漢字変換
- エンジンが起動されます。同時に変換ウィンドウが表示されます。
-
- 変換ウィンドウ上で変換ボタンをクリックしてます。かな漢字変換エンジン
- によっては、ペンパレット上の改行、空白ボタンでかな漢字変換ができるも
- のもあります。
-
- 変換ウィンドウ上で入力ボタンをクリックして変換した文字列をアプリケー
- ションへ送ります。
-
- えんぴつメニューの■環境設定》で『変換ボタンを表示』がチェックされて
- いないときには確定、変換、削除の各ボタンは表示されません。このときは
- これらのボタンに代えてパレット上の改行、空白、削除ボタンか、キーボー
- ドパレットを使用してください。
-
- 1.15. ■筆記エリアのレイアウト変更
-
- カーソルをウィンドウ右下スミにあわせマウスボタンを押してドラッグしま
- す。
-
- ドラッグの矩形にあわせて筆記エリアの数がかわります。各筆記エリアのサ
- イズはそのままです。(最少エリア数は1です)
-
- 1.16. ■筆記エリアのサイズ変更
-
- カーソルをウィンドウ右下スミにあわせシフトキーとマウスボタンを同時に
- 押してドラッグします。
-
- ドラッグの矩形にあわせて各筆記エリアのサイズがかわります。筆記エリア
- のレイアウトはそのままです。
- 1.17. ■ペンパレット設定
-
- えんぴつメニューから『ペンパレット設定...』を選択して、手書き文字入力
- に関する設定を行います。
-
- 『認識設定』
- ・ペンアップから認識開始までの時間を設定します。
-
- 入力時にマウスボタンを放してから認識処理を開始するまでの時間を秒単位
- で設定します。
- ・くずし字を制限する
- 認識できるくずし字の許容範囲を制限します。このチェックボックスがチェ
- ックされていないときはデフォルトの設定値が適用され、くずし字の許容範
- 囲は最も大きくなります。
- ・レベル
- 認識できるくずし字の許容範囲を設定します。レベルの値が小さいほど認識
- 処理が短時間ですみますが、くずし字の許容範囲は小さくなります。
-
- 『認識対象』
- ・記号、数字、英字...
- これらのチェックボックスで認識対象とする文字種を設定します。付属の辞
- 書には『ギ大文字(ギリシャ文字の大文字)』『ギ小文字(同小文字)』は
- Ωαβγθλμπρωのみ登録されています。
- また『露大文字(ロシア文字の大文字)』『露小文字(同小文字)』は登録
- されていません。
-
- 『表示設定』
- ・フォント
- 認識結果を表示するフォントを設定します。ビットマップフォント(細明朝
- 体、中ゴシック体など)を選択して下さい。TrueTypeフォントは表示に時間
- がかかるので連続して文字を筆記しようとしたときに入力を受け付けなくな
- る場合があります。
- ・サイズ
- 認識結果を表示するフォントのサイズを設定します。
-
- 『文字設定』
- ・空白エリア
- 空白エリアの取り扱いを設定します。『無視する』が選択されているとき、
- アプリケーションへの入力処理時にすべての空白エリアは無視されます。
- 『半角スペースに変換』『全角スペースに変換』が選択されているとき、文
- 字列中の空白エリアはそれぞれ半角スペース、全角スペースに置換されます。
- ・記号、数字、英字、カタカナアプリケーションへ送られる文字の全角/半
- 角を設定します。(ペンパレット入力時)
-
- 1.18. ■ペン入力のコツ(記号)
-
- 付属の辞書には次の記号が登録されています。
- 、。,.:;?!
- ‘’“”()[]《》「」
- ヾゝゞ〃仝々〆ー
- ℃¥$¢Å
- +−±×÷=<>≦≧∞∴∈∋≒
- /\〜‖%#&*@§☆○◎□△▽※〒
- →←↑↓⇒⇔
- □句読点などの入力
- 句読点など「。,.:;?!」は以下の要領で筆記して下さい。
-
- 「。」「、」「,」はそれぞれ筆記エリアの左下スミに次のように筆記して
- 下さい。とくに「、」「,」は筆記方向に注意して下さい。
-
- 「.」は「、」と同じ要領で筆記して認識処理を行った後、候補選択ウィン
- ドウを表示して選択して下さい。
-
- 「:」「;」は筆記方向に注意して下さい。
-
- 「?」「!」は筆記エリアの中央に筆記して下さい。
-
- □括弧などの入力
- 開カッコなどは‘“([《「 筆記エリアの右半部に、また閉カッコなどは
- ’”)]》」筆記エリアの左半部にそれぞれ筆記して下さい。
-
- □省略記号および単位などの入力
-
- 省略記号および単位など「ゞゝゞ〃仝々〆ー℃¥$¢Å」
- は筆記エリアの中央に筆記して下さい。
-
- □その他の記号の入力
- その他の記号「+−±×÷=<>≦≧∞∴∈∋≒/\〜‖%#&*@§☆○
- ◎□△▽※〒→←↑↓⇒⇔」は筆記エリアの左半部に筆記すると認識されま
- す。
-
- 1.19. ■ペン入力のコツ(英字)
-
- 大文字は筆記エリア中央に筆記して下さい。
-
- 筆記エリア下半部に筆記されたものは小文字として認識されます。
-
- 1.20. ■ペン入力のコツ(ひらがな・カタカナ)
-
- 基本辞書には次のひらがな、カタカナの“小文字”が登録されています。
-
- 「ぁぃぅぇぉっゃゅょゎ」
- 「ァィゥェォッャュョヮヵヶ」
-
- これらの文字は筆記エリア下半部に筆記して下さい。
-
- 1.21. ■辞書ツールの起動(デモ版では登録はできません)
-
- 入力した文字が正しく認識できない時は、ペンパレットの候補選択ウィンド
- ウで『辞書』を選択すると辞書ツールが起動され、辞書登録ウィンドウが表
- 示されます。(入力した筆跡が表示されます)
-
- またえんぴつメニューから『辞書ツール起動』を選択しても辞書ツールを起
- 動することができます。このときには削除ウィンドウが表示されます。(入
- 力した筆跡が表示されます)
-
- 1.22. ■削除モード
-
- 削除モードではユーザー登録文字リストで選択されている文字の筆跡が表示
- されます。
-
- ユーザー登録文字リストで選択されている文字(すなわち表示されている筆
- 跡)を削除したい場合には、右下の削除ボタンをクリックして下さい。ユー
- ザー登録文字リストからこの文字が削除されます。
-
- 1.23. ■各パレット
-
- 鉛筆メニューから『各パレット』を選択してパレットの表示/非表示を行い
- ます。アプリケーションに送られる文字は右下の半角/全角にしたがいます。
-
- 左下のボタンをクリックすれば次モード(にスイッチします。もう一度クリ
- ックすると前モードに戻ります。右上のズームボックスをクリックすれば全記
- 号モードにスイッチします。
-
- 1.24. ■各パレット設定
-
- 鉛筆メニューから『各パレット設定...』を選択して、パレットに関する設定
- を行います。
-
- 『フォント』
- キーの文字フォントを設定します。OKボタンで確定するとパレットの文字
- フォントが変更されます。
-
- 『サイズ』
- キーの文字フォントサイズを設定します。OKボタンで確定するとパレット
- の文字サイズが変更されます。フォントのサイズによっては表示できないと
- きがあります。そのときはフォントのサイズまたは、パレットの大きさを調
- 整してください。
-
- 1.25.■ひらがなパレット
-
- 鉛筆メニューから『ひらがなパレット』を選択してひらがなパレットの表示
- /非表示を行います。かな漢字変換エンジンで漢字変換するか、ひらがなの
- ままアプリケーションへ送るかは右下の漢字変換/ひらがなにしたがいます。
- 左下のボタンをクリックすれば濁音&半濁音モードにスイッチします。もう
- 一度クリックすると前モードに戻ります。右上のズームボックスをクリック
- すれば全ひらがなモードにスイッチします。
-
- 1.26. ■キーボードパレット
-
- 鉛筆メニューから『キーボードパレット』を選択してキーボードパレットの表
- 示/非表示を行います。アプリケーションに送られる文字はシステムの漢字変
- 換やキーボードの設定にしたがいます。
-
- 左・右下Shiftキーをクリックすれば大文字/記号モードにスイッチしボタン
- の状態が押したままになります。もう一度クリックすると前モードに戻りま
- す。
- その他capslock、option、ctrl、コマンドキーも1度のクリックで反転した
- ままになり各キーの機能が有効になります。再度クリックすることでその能
- を解除することができ、元に戻ります。
-
- 1.27. ■キーボードパレット設定
-
- 鉛筆メニューから『キーボードパレット設定...』を選択して、キーボードパ
- レットに関する設定を行います。
- 『フォント』
- キーの文字フォントを設定します。OKボタンで確定するとパレットの文字
- フォントが変更されます。
-
- 『サイズ』
- キーの文字フォントサイズを設定します。ボタンで確定するとパレットの文
- 字サイズが変更されます。フォントのサイズによっては表示できないときが
- あります。そのときはフォントのサイズまたは、パレットの大きさを調整し
- てください。
-
- 『Modifier拡張機能』
- キーボードパレットのModifierキーとマウスを一緒に使う時に設定します。
- チェックボックスがオンのとき、shift+マウスドラッグなどの操作が出来ま
- す。ただし、Modifierキーの選択は1つだけしか出来ません。2つ以上
- Modifierキーを選択した場合の操作はサポートしていません。
- チェックボックスがチェクオフのとき、shift+マウスドラッグなどの操作が
- できません。Modifierキーは、キーボードパレット内の操作に対してだけ有
- 効になります。
- なお、アプリケーションによっては正しく操作できない場合があります。
-
- 『キーボードタイプ』
- キーボードパレットの種類を設定します。ボタンで確定するとキーボードの
- タイプが変更されます。
-
- 1.28. ■キーボードタイプの設定について
- キーボードパレットの種類はApple、Apple-JIS、PowerBook-JISのうち、ご
- 自分のマッキントッシュに接続されているキーボードのタイプに合わせてお
- 使いください。またテンキー付き、なしの選択も出来ます。なお、接続され
- ているキーボードと違うキーボードのタイプを選択したり、サポートされて
- ないキーボードをお使いの方は一部表示と違う文字コードが送出されること
- があります。
- コントロールパネルの『キーボード』で入力プログラム/キーボード配列設
- 定を変更したときは、キーボードパレットの大きさを一度変更するか、非表
- 示にして、再度表示させるとボタン表示が変わります。
- かな漢字変換(ことえり等)で環境設定の『入力モード』(R漢、カナ漢入
- 力の設定)とコントロールパネルの『キーボード』設定、『キーボードタイ
- プ』の設定は同一にしてください。
-
- 1.29. ■各文字パレットのサイズ変更
-
- カーソルをウィンドウ右下スミにあわせマウスボタンを押下してドラッグし
- ます。拡大比率は、縦/横、等倍率で変化します。
-
- キーボードパレットのサイズを小さくしたり、フォントを変えるとボタン表
- 示が見えなくなるときがあります。
- ディスプレイの解像度、大きさ等により表示できるパレットの大きさは変わ
- ります。
-
- 1.30. パレットが反転表示になり、見えなくなる。
- 入力メニューで『ペン入力』以外を選択し、再度『ペン入力』を選択してく
- ださい。
- 1.31. キーボードパレットキー表示と違う、文字や記号が入力される。
- 『■キーボードタイプの設定について』を参照してください。
- 1.32. 入力した文字や記号がアプリケーションに送られない。
- アプリケーションの入力したいところにカーソルを表示させてから入力して
- ください。
- 1.33. ペンパレットで連続して文字を入力すると、入力を受け付けない。
- 《■ペンパレット設定》の『表示設定』を参照してください。
- 1.34. パレットでキー表示が出ない。
- フォントの種類を変えるか、パレットの大きさを大きくしてください。
-
-