home
***
CD-ROM
|
disk
|
FTP
|
other
***
search
/
Mac Power 1997 December
/
MACPOWER-1997-12.ISO.7z
/
MACPOWER-1997-12.ISO
/
OpenDoc関連ソフト
/
サードパーティー製パート
/
電机本舗.sea
/
電机本舗
/
取扱説明書
< prev
next >
Wrap
Text File
|
1996-03-27
|
3KB
|
76 lines
JPEGcnv(PPC) 取扱説明書
1.パソコンの設定
●絶対に(!)OpenDocが正確にインストールされていること
●CRTはカラーモードにする。現在の版はモノクロには対応していない。
●QuickTimeのインストール必須
●PPCを利用。当パーツはPPCネイティブです
2.インストール方法
●OpenDocの『Editors』(日本語版ではエディタかパーツの名前です)
フォルダにJPEGcnv(PPC)を入れる
●デスクトップの再構築をする
Option+Commandキーを押しながらマックを再起動すれば再構築
されます。
●以上
3.使い方
以後、任意のコンテナアプリケーションの上にJPEG画像をドラッグ
&ドロップにより貼り付けることができます
●汎例
(1)OpenDocについてくる『DrawEditor』のステーショナリを実行
(2)このステーショナリに付属のJPEGファイル『おうむ.JPEG』をドラッグ&ドロップ
(3)以上にて貼り付け終わり。極彩色のオームの絵を描画します。
4.メッセージおよびお詫び
当パーツはマックワールドエキスポ展示のために急遽作成しました。
アイコンデザインをするにあたり、フリーウェアで流れているJPEGコンバータ
『JPEGView』のアイコンをボタン形状にして作りました。
後できちんとデザインしなおす予定だったのですが、気がつくとこの版が独り歩きして
しまいました。つきましては『JPEGView』の作者の方にお詫びします。
次の版からきちんとデザインします。
*
社内テストでは問題なく動作しています。ただ、パソコン雑誌編集部の方より
『うちでは描画されなかったよ!』というご意見がありました。現在原因究明中です。
描画されなかった場合はご容赦ください。
*
OpenDocの用途は私の中ではまだ見えていません。
今回の開発にあたり感じたことを述べます。
業者の立場から見たとき、では何をOpenDocで作ろう?と自問自答した時、
OpenDocならではのソフト感が掴めず困惑しました。
OpenDocは新しい概念というよりは、従来あったものをまとめ直したという印象が
あります。例えば、ファイル管理とハード管理はOSの仕事。印刷関係は機能拡張
ファイル。その他はアプリの仕事。各アプリ間の連携はOSを使いクリップボードや
文書ファイルを上手に使いユーザがまとめあげる。こういった従来すでに実現していた
ことを一つのドキュメント(もしくはコンテナアプリ)の上で操作できるように組み替
えたものがOpenDocと感じられます。
ですから、開発には本当に困惑しました。従来不便であっても、何らかの形で実現さ
れており困っていなかったので何を作って良いか判りませんでした。OpenDocだから
初めてできる何かが一番良いのですが思いつきません。
□
□□
このようなことより、次のことを留意しました。
(1)簡単なものを作る
(2)作れるものを作る
(3)思いついた物を作る
(4)それが有用かどうかは考えない(^^;
結果としてJPEGcnvという極めつき単機能パーツを作りました。
フリーウェア作者でOpenDoc用パーツを考えている人は肩の力を抜いてチャレンジして
みてください。この程度であればすぐつくれます。それに簡単なパーツの組み合わせて使
い慣れていくうちにOpenDocならではの発想がでてくるのかもしれません。そのためにも
多くの単機能パーツが必要と思います。我もという方は是非チャレンジしてください。
OpenDoc用の画期的なソフトを作るのは既存の開発会社ではなく、新興ベンチャーで
あるべきなのかもしれません。いずれにせよ新技術をがんじえるのは市場であり、市場は
コントロールできません。何百万人といるユーザ/業者の試行錯誤がOpenDoc成功には
必須と思います。特に作者の方、共にがんばりましょう。
1996.3.27
有限会社電机本舗
由井清人
Nifty:JAB00056