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Mac Power 1996 June
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大田誠志
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補足説明.txt
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1996-01-09
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2KB
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47 lines
補足説明
兵庫県南部地震について子供向けの記録を残そうとしている最中です。
まだまだ未完成ですが、この作品で地震に対する認識が深まり、
災害のそなえとなれば幸いです。 太田誠志
なお、入賞できれば賞品で機材の補強を計りたいと思っています。
1 神戸地震 ゆれるベッド
兵庫県南部地震は早朝未明(午前5時46分)に起きました。
『ベッドが沈んで体が浮いた。
ベッドが突き上げてきて自分の体がフトンにめりこんだ。』
そんな触覚的な記憶しかありません。
これをヒントに人物を浮動点としてベッドが揺れるアニメーションを制作しました。
数値データは神戸海洋気象台(神戸市中央区)のデータを元に算出しています。
従って、画面上の部屋の動きは神戸市中央区の揺れを再現しています。
動画を見てみると、いまさらながらに現地の地震の激しさに驚くばかりです。
なお、窓の外の閃光は『空が光った』という証言をもとに
3つの亀裂の始まった時刻にあわせて再現してみました。
サウンドは兵庫県小野市での私の体験をイメージしたものです。
私は地震がおさまった後、隣人の安否を確かめるためドアを叩き、
災害情報を求めてラジオをつけたものでした。
もしまた早朝に地震がおきたらあなたに何ができるでしょうか。
2 神戸地震 立体波形
地震は単純な振幅運動というイメージがあります。しかし神戸海洋気象台のデータを
立体化すると円を描いた旋回運動であることがわかります。
回転やねじりの動きを受けて建造物は倒壊しているようです。
あなたの家は大丈夫でしょうか。
もっとも大きな動きは南東下方向へ約40cmの沈み込みと突き上げです。
これは『体が浮いた』『はねとばされた』という証言と符合します
ちなみに被害の大きな南部地域はこの2培以上の揺れがあったようです。
3 神戸地震 走る亀裂
兵庫県南部地震は古い断層にそって連鎖反応的に3つの地震が起きたと推定されます
3つの亀裂は時速2kmで進行し、そこから生じた地震波が時間差を伴って
周辺を襲いました。あなたの町だとしたらどうでしょう
ちなみに最初の震源は明石海峡の地下14.3kmです。
後の2つの震源は推定で、同じ深さで北東に約10kmづつに仮定しています
4 神戸地震 最初の15秒
神戸海洋気象台のデータを元に地震を再現しました。15秒の間に何がどのような
順序で起きたのでしょうか。先の3つの動画をまとめてみました。
地下と地表での地震波の広がり具合。亀裂の進行具合。観測点(中央区)でのゆれ
ぐあい。そしてその揺れの軌跡。
これらを同じ時間軸でとらえなおしてみました。
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