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Text File  |  1997-07-21  |  13KB  |  283 lines

  1. 97/7/21 「ファイル検索犬ポチ」Ver2.4
  2. Copyright(C)1997 中谷賢一 All rights reserved.
  3.  
  4. <ソフト説明>
  5.  複数のファイルの中身をキーワードを使ってまとめて検索するソフトです。
  6. キーワードを与えると、そのキーワードをその中に含んだファイルを検索して、
  7. ファイル名とその内容の一部をリストボックスに一覧表示します。リスト中
  8. のファイルを選択してダブルクリックすると、該当した部分の前後を見ること
  9. ができます。シフトキーを押してダブルクリックするとそのファイルが起動
  10. します。これを使えばあなたのマックをパーソナルなデータベースにすること
  11. ができます。
  12.  
  13. <使い方>
  14.  ポチを起動する
  15. ・「ファイル検索犬ポチ」アイコンをダブルクリックすると起動します。
  16. ・検索したいファイルが入っているフォルダをドラッグしてアイコンの
  17. 上にドロップする方法でも起動することができます。この場合その
  18. フォルダを検索対象として選択した状態で起動します。
  19.  
  20.  検索する
  21. ・テキストボックスに検索するキーワードを入力して下さい。
  22. ・フォルダマークのアイコンをクリックすると検索するフォルダを
  23. 選択できます。選択したフォルダの下にあるファイル(選択した
  24. フォルダの中にフォルダーがある場合にはその下も含めて)につ
  25. いて検索を行います。
  26. ・虫眼鏡マークのアイコン(一番左側のもの)をクリックする
  27. と検索を開始します。検索結果はリストボックスの中に表示されます。
  28. (リターンキーまたはenterキーを押しても検索を開始します。)
  29. ・キーワードは同時に2つまでいれることができます。キーワードを2
  30. ついれて検索した場合には、それらのキーワードがお互いに「同じ行の中」
  31. 「同じ文の中」「上下に一定範囲」「同じ段落内」「同じ文書内」のいずれか
  32. にあるものを検索します。これは「検索」メニューの「キーワードの関係」
  33. で設定できます。
  34. ・いつも検索するフォルダを「設定」メニューのなかの「フォルダの
  35. 登録」を選択することにより登録できます。登録されたフォルダは、
  36. フォルダーマークのアイコンの右にあるポップアップメニューで検索する
  37. 際に選択できます。フォルダは5つまで登録できます。
  38. ・「種類」のポップアップメニューで検索する文書の種類を選択すること
  39. ができます。
  40. ・検索する文書の種類のうち、最後の3つはユーザーの好みに応じて
  41. 「設定」メニューの中の「種類の登録」で変更できます。「種類の登録」
  42. のサブメニューのなかで、変更したいものを選ぶと、ファイルを指定する
  43. ダイアログボックスが表示されます。設定したいアプリケーションまたは、
  44. そのアプリケーションで作成した文書を選択すると、選択したアプリケーション
  45. がポップアップメニューに登録されます。以後は、そのアプリケーションを
  46. ポップアップメニューのなかから選択すると、そのアプリケーションに関連
  47. したファイルを検索するようになります。
  48. ・「英大文字・小文字を区別しない」のチェックボックスをチェックすると
  49. アルファベットの大文字と小文字を区別せずに検索します。
  50. ・「検索」メニューの中の「エイリアス...」で、ファイルおよびフォルダの
  51. エイリアスがあった場合、そのオリジナルのファイルやフォルダの中を検索
  52. するかどうかを設定できます。
  53.  
  54.  結果をみる
  55. ・リストボックスの中に表示されているファイルを選択してダブルクリック
  56. すると、ウインドウが開き、該当した部分の前後を見ることができます。
  57. (リストボックスの中に表示されているファイルを選択してリターンキー
  58. またはenterキーを押してもよいです。)
  59. ・ウインドウ内のテキストに対してカット・コピー等の編集を行うことは
  60. できますが、その結果は保存されません。したがって見ているファイルの
  61. 内容は変更されません。ファイルの内容を変更したい場合はファイルを起動
  62. して下さい。
  63.  
  64.  ファイルを起動する
  65. ・ファイルを編集したい場合はシフトキーを押しながらダブルクリックしてく
  66. ださい。その選択したファイルが起動します。(シフトキーを押しながら
  67. リターンキーまたはenterキーを押してもよいです)
  68.  
  69.  再検索(検索結果のしぼりこみ)
  70. ・リストボックスの中にファイル名が表示されている状態で、別のキーワード
  71. を入力し、「↓」のマークがあるアイコンをクリックすると再検索します。
  72. 再検索とは、最初の検索で見つかったファイル中のキーワードの前後に別の
  73. キーワードがあるかどうかを調べて、ある場合にはその検索結果をリストボッ
  74. クスの中にのこし、無い場合にはリストボックスから削除するという操作です。
  75. 別のキーワードを使って検索結果をさらに絞りこむ場合に使います。
  76. ・キーワードの前後どのような範囲を調べるかは「検索」メニューのなかの
  77. 「キーワードの関係」により指定できます。再検索範囲は「同じ文書内」「同じ段落内」
  78. 「上下に一定範囲」「同じ文の中」「同じ行の中」のいずれかから選択できます。
  79. これは「検索」メニューの「キーワードの関係」で設定できます。
  80.  
  81.  追加検索
  82. ・キーワードを入力し、「+」のマークがあるアイコンをクリックすると追加検索
  83. します。追加検索ではリストボックスの検索結果をクリアせずに、新たなキーワー
  84. ドによる検索結果をいままでの検索結果に追加して表示します。
  85.  
  86.  特定のキーワードが含まれているものを検索結果から除く
  87. ・リストボックスの中にファイル名が表示されている状態で、別のキーワード
  88. を入力し、「−」のマークがあるアイコンをクリックすると検索で見つかった
  89. ファイル中のキーワードの前後に別のキーワードがあるかどうかを調べて、あ
  90. る場合にはその検索結果をリストボックスから削除することができます。
  91. これは「再検索」とちょうど逆の絞り込み方法になります。
  92.  
  93.  検索の中止
  94. ・検索中はフォルダ選択ボタンが三角形の検索中止ボタンに変わります。この
  95. ボタンを押すと検索を中止します。
  96. ・検索中に「Command+.」またはescキーを押し続けても検索を中止します。
  97.  
  98.  その他
  99. ・リストボックス中のフォントは「設定」メニューの「フォント」「サイズ」
  100. 「スタイル」で設定できます。
  101. ・文の区切りや段落の区切りは「検索」メニューのなかの「マーク...」で設定
  102. できます。半角で二文字分までのキャラクターを設定できます。最初の設定では
  103. 文の区切りは「。」段落の区切りはリターン二回になっています。
  104.  
  105. ・検索結果は「キーワードの関係」の設定によって、原則として次のように
  106. リスト表示されます。
  107. 「同じ行の中」を選択------キーワードが見つかった行を表示
  108. 「同じ文の中」を選択------キーワードを見つかった文を表示
  109. 「同じ文書内」「同じ段落内」「上下に一定範囲」
  110.           ------見つかったキーワードがあるその行の最初
  111.              から、一定の文字数を表示
  112.  ただし、文や行が長いためにリストボックスに入りきらないときには、
  113. キーワードがリストボックスのなかに表示されるように調整しています。
  114.  
  115.  ・キーワードを入力する場所を選択した状態でTABキーを押すと
  116. キーワードを入力する場所を上下に移動できます。
  117.  
  118. ・「上下一に定範囲」とは、キーワードとキーワードとの間隔が500バイト
  119. 以内の場合を言います。
  120.  
  121. <注意>
  122. ・検索結果が500件をこえると検索を中止するようにしてあります。
  123. ・テキストでないファイルを検索した場合、検索結果のリストボックスに
  124. 変な記号が表示されることがあります。リストボックスでそのファイルを
  125. 選択してダブルクリックた場合も同様です。これはテキストでない部分に
  126. ついても、ファイルの内容がそのまま表示されるためです。
  127. ・フォルダのエイリアスを検索するように設定した場合、そのオリジナル
  128. のフォルダが先のエイリアスのフォルダを含んでいるような関係であると、
  129. 検索が終了しないことがあります。そのような場合は、「command+.」で
  130. 検索を打ち切って下さい。そのようなフォルダのエイリアスがある場合に
  131. は「フォルダのエイリアスを検索する」のチェックを外しておくことを
  132. おすすめします。
  133. ・段落の区切り---リターン二回の意味
  134.  行を改行するのにはリターン(CR)1回ですが、段落と段落の区切りは
  135. 次の段落との間で1行開けるためにもう1回リターンが入ってリターン2回
  136. ということです。
  137. ・段落の区切り---リターン1回の意味
  138.  ただ、TeachText等の場合はウインドウのサイズに合わせて自動的に1行の
  139. 幅を合わせるので次の行に行くためにリターンを打つ必要がありません。
  140. こういう場合は段落と段落の区切りをリターン1回としたほうがよいと思って
  141. リターン1回という選択をつけました。
  142. ・今バージョンからフォルダのドラッグ&ドロップに対応しました。「ファイル
  143. 検索犬ポチ」のエイリアスを作ってディスクトップ上に置いておきそこへ検索し
  144. たいフォルダをドロップすると使いやすいかもしれません。
  145. ・「種類」で「全て」を選択してもアプリケーション自体や圧縮されている
  146. ファイルは検索しません。
  147. ・ファイルを起動したときに、そのファイルを作成したアプリケーションが
  148. 見つからないときには、画面の右上のアイコンが点滅します。このときは
  149. 画面の右上で「Finder」を選択してあげて下さい。
  150. ・「同じ行」を選択して複数キーワードで検索した場合、原則として、
  151. リターン(CR)の次からリターン(CR)までを1行として検索します。
  152. ブラウザーでは1行が一定の文字数を越えるとリターン(CR)コードがテキスト
  153. 上になくても次の行にうつり表示します。したがって、ブラウザー上では2つの
  154. キーワードが同じ行に表示されないことがありますので注意して下さい。
  155.  ・「文」とは原則として文の区切りの次から文の区切りまでの範囲を
  156. 指します。文の区切りには最初は「。」が設定されています。したがって
  157. 例えば、
  158. ------------------------------
  159.  
  160.  (........前のテキスト.......)。
  161.  
  162.         ではまた
  163.  
  164.  (次のテキスト........)。
  165.  
  166. ------------------------------
  167.  
  168. というファイルがある場合、2番目の文の範囲には
  169. 「ではまた」が含まれます。
  170.  こういう場合、通常の意味でいう「文」と範囲が異なってきますので
  171. 注意して下さい。
  172.  
  173. ・ディスクキャッシュ容量は256K程度に設定することをおすすめします。
  174. それよりも少ないと検索速度が多少遅くなることがあるようです。
  175.  
  176.  まだまだいろいろ改善する点があるのではと思います。使って見て気が
  177. ついた点があったら教えて下さい。
  178.  
  179. <バージョンアップ履歴>
  180. 1.0  1995/6/23 最初のリリースバージョン
  181. 2.0    1995/7/10
  182.       ・最初から複数のキーワードで検索ができるようにした。
  183.    ・フォルダのDrag&Dropに対応した。
  184.    ・英大文字・小文字の区別なしでも検索ができるようにした。
  185.    ・「ESC」「Command+.」で検索を中止する際のレスポンスの向上を図った。
  186.       ・最初から複数のキーワードで検索できるようにしたことに伴い、
  187.       「検索」メニューの「再検索範囲」のを「キーワードの関係」とあらためた。
  188.    ・リストボックスへ表示する内容と「キーワードの関係」の設定を関連づけた。
  189.    ・「キーワードの関係」に「同じ行の中」を追加した。
  190.    ・「種類」にYooEditを追加した。
  191.       ・ウインドウをリサイズして大きくすると、それに伴いキーワードを入力する
  192.       エリアやフォルダ名・ファイル名を表示する場所が広くなるようにした。
  193.       ・Ver1.0にあったバグ(「種類」で「全て」を選択した状態で終了し、また
  194.       立ち上げると、もう一度ファイルの種類を選び直さないと検索を開始しなく
  195.       なってしまう)を修正した。
  196. 2.1   1995/7/17
  197.     ・検索アルゴリズムの改善等により検索速度の向上を図った。
  198.      ・検索に使ったキーワードを書体を変えて表示するようにした。
  199.      ・バックグラウンドでも動くようにした。
  200.      ・検索中止ボタンをつけた。
  201.      ・検索中でもリストをスクロールして内容を見ることができるようにした。
  202.      ・複数のボリュームをまとめて検索できるようにした。
  203. 2.2  1995/8/4
  204.      ・「種類」にユーザーの好きなアプリケーションを設定できるようにした。
  205.      ・改行により1つの単語が別の行にわかれていても検索できるようにした。
  206.      ・検索に使ったキーワードを色を変えて表示するようにした。
  207.      ・リストボックスの行の先頭が文字化けすることがあるのを修正した。
  208. 2.2.1 1995/8/11
  209.      ・メモリの取り方を変更した。
  210.      ・ユーザー登録ダイアログの内容がうまく表示されないことがあったのを
  211.      修正した。
  212. 2.2.2 1995/8/24
  213.      ・Aaron1.0やFileSeverと同時に使うと画面がフリーズしてしまうことがある
  214.      のを修正した。
  215. 2.3 1995/10/6
  216.      ・検索対象のフォルダを5つまで登録できるようにした。
  217.      ・リストボックスの表示フォントを選択できるようにした。
  218.      ・検索件数の上限を360件から500件に増やした。
  219.      ・ブラウザーの表示をワードラップさせるようにした。
  220.      ・特定のキーワードが含まれているものを検索結果から除くことが
  221.      できるようにした。
  222. 2.3.2 95/10/11
  223.     ・検索結果の保存・印刷がうまくいかないのでそれを修正した。
  224.    ・リストボックスのハイライト表示を修正した。
  225. 2.3.4 95/10/12
  226.    ・リストボックスの表示を修正した。
  227.    ・メニューのチェックや選択状態を修正した。
  228. 2.3.5 95/11/10
  229.    ・2バイトコード検索に関するバグを修正した。
  230. 2.3.6 95/11/10
  231.    ・ウインドウサイズを変更すると、「件数」という文字が
  232.    重なって表示されてしまうことがあるのを直した。
  233. 2.3.7 96/2/9
  234.    ・サブフォルダを検索するかどうかを選択できるようにした。
  235.    ・ファイル中で最初に該当するもののみを検索できるようにした。
  236.    ・ウインドウの位置やサイズを記憶しておくようにした。
  237.    ・ブラウザのフォントやサイズが指定できるようにした。
  238.    ・検索ボタン等のレイアウトを変更した。
  239.    ・検索中にウインドウをクローズするとエラーを起こして
  240.     しまうのを直した。
  241. 2.4 97/7/21
  242.      ・ファイルおよびフォルダのエイリアスのオリジナルを検索できるようにした。
  243.      ・検索対象フォルダの登録に関するバグを修正した。
  244.  
  245. <動作環境>
  246. システム :漢字Talk 7以降
  247. 使用メモリ:640KByte
  248.  
  249. <著作権等>
  250.  ・著作権は中谷賢一に帰属します。
  251.  ・転載する場合にはあらかじめ連絡をください。
  252.  
  253. <再配布>
  254.  ・未登録のコピーで、機能制限(検索回数の制限)が付されているものを
  255.   個人的に友人へ再配布する場合には、作者の許可は不要です。ただし、
  256.   以下の条件を厳守して下さい。
  257.   (1)次の内容物を全て再配布すること。
  258.     ・ファイル検索犬ポチ(アプリケーション本体)
  259.     ・ReadMe(ドキュメント)
  260.         ・ユーザー登録の方法(ドキュメント)
  261.         ・ユーザー登録申込書(ドキュメント)
  262.     (2)(1)の内容物に対して一切の変更を加えないこと。
  263.     (3)再配布に関して直接・間接一切の対価を受け取らないこと。
  264.     以上の条件を1つでも満たさない場合には、作者の明示的な許可が必要です。
  265.     
  266.     ・商利用よる場合や、不特定多数の者に対して再配布する場合には作者の
  267.      明示的な許可が必要です。
  268.     ・登録済みのものや機能制限が付されていないものを再配布することは
  269.      禁止します。
  270.     ・登録コードを他人へ教えることは禁止します。
  271.  
  272. <謝辞>
  273.  ・ユーザーのみなさんからいろいろな意見のメールをいただき、バージョ
  274.   ンアップのために非常に参考になりました。メールを下さった方々、
  275.   本当にありがとうごさいました。
  276.  ・当ソフトウエアを開発するにあたり様々なアドバイスを頂いた肥後和男君
  277.   にこの場をかりて感謝いたします。
  278.  
  279.                     _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
  280.                             中谷 賢一 / GHF00600
  281.                           (nakatani@yk.rim.or.jp)
  282.                     _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 
  283.