TANIDA ART
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Q・自分の作品に対するこだわりや思い入れはありますか? 基本的にないんですよ。特に何にこだわってとか、デジタルがどうしたとかアナログがどうしたとかというのも、特にこだわってないです。 Q・始めこの世界に入られたのは紙ベースからだったんですか? そうですね。僕は紙ですね。もともとデザイナーだったんです。 ![]() 実際にやり始めたのは2ー3年前ですからね。それまでは絵を描いたりデザインしたりというのはやっていましたけど。 Q・それはマックを使われていたんですか? 6年ぐらいサラリーマンとして勤めていたんですけど、その時はデザイナーでマッキントッシュを使っていました。 独立してからは4ー5年経っているんですけど。 Q・平面から3Dの世界に入られていかがですか? 基本はあんまり変わらないですからね。基本ラインの案を錬るとかデザインを創るとかは変わりませんから。 Q・手間という部分ではかかるようになりませんか? 一緒ですよ。3Dつくるのもデザインするのも。一緒だと思いますね。 Q・今は動画もやっていらっしゃるんですよね。 そうですね。今は平面と動画と半々ですね。 Q・今の時点ではどちらの方が専門なんですか? 両方ですね。もちろんポスターなんかも作りますし、あとはCMやプロモーションも創っていますから。仕事に関してはグラフィックデザインまで含めて、全般やっていますね。 Q・人間がモデルという作品が多いですよね。 そうですね。多いですね。作品は、初めからコンピュータで創っていくので、人体をスキャニングしてとっていったりしているわけではないんですよ。 Q・人の顔って苦手な人が多いですよね? 特に意識はしていないんですけど、3Dの人が良く創られているSFとかそういうもの世界に特に興味がないんです。 Q・人間の方が難しいような気がするんですけど。 でも、それは、飛行機創ろうとするときも一緒で、じゃあ風船1個創ろうといった時と一緒ぐらいですけどね。 ![]() していないですね。 何かを見るときに、意識して見るか見ないかっていうのもあると思いますけど、意識していなくても見ているじゃないですか。そういう意味でいえば、しているといえばしているのかもしれないけど、意識してこれこれこういうところを見るというのはないですね。特に変わったことはしていないですよ。 Q・作品の発想はどの辺からくるんですか? 仕事の場合は打ち合わせがあって、最初にコンセプトなどが決まっている場合が多いですね。その時は、もちろん仕事として成立するように打ち合わせから入って、こういうものを創ろうというものが決まっている場合もありますす。自分の作品の場合は、発想がどっからというのはありませんね。 Q・煮詰まりませんか? もちろん、煮詰まりますけど、それは誰でもあることですから。 Q・その時の気分転換の方法はありますか? 散歩がてらに、青山ブックセンターにいったりしますね。それぐらいですか。 Q・マックには1日何時間ぐらい向かわれるんですか? ほとんど事務所に来てから帰るまでずっとですね。少なくても半日ぐらいは向かっていますね。 |
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Q・夜行性ですか? それは、そうですね。夜中にどうしても仕事がずれ込むというだけなんですけどね。本当は午前中の方がいいんでしょうけど。 Q・仕事ではどんなマシンをお使いですか? 今は全部マックです。これからシリコンが入ってくるので夏以降はシリコンもやり始めます。 ![]() あるはありますよね。ただ、シリコンにはシリコンの限界があると思うんですけど。どうしても、一番最初に触ったマシーンが使いやすいのは当然ありますからね。 Q・ソフトは何をお使いですか? 通常にイラストレーターとフォトショップあとは3Dはストラタスタジオプロです。 Q・ネットワ−クの方は? 一応つながっているんですけど、特にやってはいないですね。 ホームページは、自分のところの専用はないんですけど、テイ・トウワさんがホ−ムペ−ジを立ちあげたので、そこにJJD名義でのっかっています。まだ工事中で、何ものっていない状態ですね。 Q・テイ・トウワさんとはお友達なんですか? グル−プではないんですけど、みんな友達関係なんです。年令もだいたい一緒なんですけどね。 Q・そういう方たちと飲みにいかれたりはしないんですか? いや、仕事がほとんどですね。前はよく飲みにいったりはしていましたけど、みんな忙しくなってきて、会うのは仕事の時と、イベントの時ぐらいですかね。 プライベ−トでは最近会わなくなりましたね。 Q・何年ぐらいのお付き合いなんですか? 長いやつだともう10何年、学生から一緒ですし、美術系の専門学校だったんですけどもタイクーンの鈴木とか、ヒロ杉山くんとかみんな同級生なんですよ。同じクラスだったんですよ。ただ、学生の頃からみんな各自、デザイン事務所とかに行っていましたからね。タイクーンの鈴木だったらコンテンポラリープロダクションのところとかにいったいましたし、杉山くんは湯村輝彦さんのところに、僕は谷口広樹さんのところにいたんですけど、各自それぞれ丁稚にいっていましたね。だから同じように20代半ばぐらいまではみんな毎晩事務所に泊まっていたんですよ。 ちょっとずつみんな分野は違いますけどね。 Q・デザイン系はメジャ−になりづらいところがありますよね。メジャ−になるための方法はありますか? デザイン系は人数が多いですからね。 ただ、作品を作るだけだと思いますね。量だと思いますよ。ひたすら作る。そして運が良ければ売れたりするんじゃないですか、でもたくさん作っておかないと、何かのきっかけで世に出たりしたときに、何もやっていないででちゃうと後々困ってしまいますからね。量を作るしかないと思いますね。 Q・発表する場は関係ありますか? 関係ないと思いますよ。作ることだけだと思いますね。それは後から付いてくるんじゃないですかね。 Q・得意なジャンルというのは必要ですか? 一芸はあった方がいいと思いますね。絵が好きだとかデザインが好きだとかあった方がいいと思います。得意な分野があると良いは良いですよね。なかなかそうはいかないでしょうけど。 Q・誰かに個人的に付いた方がいいんでしょうか? それはないと思いますけど。どこかに入ると仕組みが分かるから、そういう意味ではいいと思いますけどね。作り方のノウハウや仕組みは分かりますから。でも、人それぞれだと思いますよ。どこかに入ってダメになってしまう人もいますからね。 Q・それは、人間関係でダメになるんですか? それもあると思いますけど、会社に入っているサラリ−マンよりは少ないでしょう。 Q・最近は作品を発表する場は増えていますか? どうでしょうか? まあ、少なくともネットが出来たから、その場でやろうと思えばできますよね? でも、ネットだけでなくても、個展やろうと思ったら3カ月間ビッチリアルバイトしたら何十万かの軍資金は出来ますけどね。1週間ぐらいやるので30〜40万ぐらいあれば出来ると思いますよ。画廊もピンからキリまでありますけど、例えば銀座の一流画廊でやりたいといった時にはそのお金だけじゃできないと思いますけど。だからネット云々の問題ではないんです。貸し画廊というのもたくさんありますから。画廊に人が来る来ないの心配よりも、自分で作品を作る方が主なわけですから、一人も来なくても作品は増えると思いますけどね。まあ、自分のためだけにモノを作ってもしょうがないといえばしょうがないんでしょうけど。自己満足じゃいけないですからね。 Q・デザイナ−さんとア−チストの違いはなんですか? 自覚の問題だと思いますけど。始めに仕事としてあるものでも、上がりがよければそれはそれで作品となるものですから。例えば、ヨーロッパのトマトとかミーカンパニーにしてもそうなんですけど、彼ら単純にデザイナ−かといったらそれ以上の影響力があると思うんです。だからデザイン=グラフィック=ア−トじゃない、という方式は今は当てはまらないと思うんですけど。 Q・ちなみに谷田さんの肩書きはなんですか? 僕は今はCGア−ティストにしていますけど。分かりやすいんで。 Q・持ち物でもなんでもいいんですけど、何か自分でのこだわりってありますか? 特にないですね。ポリシ−があるとか、そういうのないですよ。 ![]() 趣味も無いですね。仕事は仕事なんで趣味とは違いますからね。どちらかというとモノにこだわるのが好きじゃないんですよ。束縛されたりするのが嫌なんです。好きなものはたくさんあるんですけど、それに固執するとかいうのはあんまりないですね。 Q・レコ−ドがたくさんお持ちですが? 今はほとんど聞いていないんですけど、ハウスとかヒップポップが結構勢いがあった時に12インチが面白かったんで買っていました。今でもアナログ版も売っていますけど、最近は買っていませんね。これは、2-3年で集めたものなんですが。 Q・音楽は好きですか? そうですね。好きですよ、すごく。仕事するときはほとんど、なんやかんやかけていますね。今はCDしか買っていないんですけど。 レコ−ドって保管場所困りますよね。今も困っているところなんです。 音は自分でおこしたりはしないですが、音から絵の発想とかは出てきますね。最近はいろいろ聞いていて、ここ何年かはドラムンベ−ス、その他ハードコアとかいろいろ聞いています。今はこれというものはないんですが、新しいものでいろいろ探しています。 | ||||
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