ユーザーによるインストール
の実行中に、ユーザー側の手順を微調整することができます。
- [インタラクティブ インストール]
- ユーザーは、Internet Explorer のカスタム パッケージをインストールするときに、インストールの種類、ダウンロード サイト、およびインストール先のフォルダを選択することができます。インストールの実行中は、進捗状況を示すダイアログ ボックスやエラー メッセージのすべてが表示されます。
- [ハンド フリー インストール]
- インストールの進捗状況とエラー メッセージだけを表示し、インストールの設定はすべて自動で行われるようにするには、[ハンド フリー インストール] をクリックします。
- [完全サイレント インストール]
- ダイアログ ボックスや進捗状況のメッセージを表示しないでユーザーにカスタム ブラウザをインストールさせるには、[完全サイレント インストール] をクリックします。このオプションは、/Q:A スイッチを使って Internet Explorer をインストールした場合と同じになります。
注
完全サイレント インストールまたはハンド フリー インストールで行われる処理
サイレント インストール (ハンド フリーまたは完全サイレント) では、次の処理が行われます。
- セットアップ処理を実行するのに必要なプロンプトに対して応答する。
- 使用許諾契約を承認する。
- Internet Explorer をダウンロードすると共にインストールするように指定する。
- このインストール パッケージに指定した種類のインストール (標準やカスタムなど) を実行します。
- 既にインストールされている場合を除いて、指定された場所に Internet Explorer をインストールする。ただし、Internet Explorer がインストール済みの場合は、それと同じ場所に新しいバージョンのブラウザがインストールされます。
- このパッケージに指定した先頭のに接続します。
これらのモードはいずれもインタラクティブではなく、ユーザーは Windows Update セットアップの進捗を制御することができません。完全サイレント インストールでは、インストールが正常に完了しなかった場合でも、エラー メッセージは表示されません。このモードは、ユーザーがコンピュータの前にいないときにインストールを展開する場合などに役立ちます。
ユーザー権限
Windows NT、Windows 2000、および Windows XP のセキュリティ モデルにより、ユーザーがシステムにソフトウェアをインストールするのを防ぐことができます。重要なシステム ファイルを登録するには、ソフトウェアのインストール時はもちろんコンピュータの再起動後にも、管理者権限が必要です。パッケージのインストール後、管理者権限を持たないユーザーがログオンするようなシステム環境では、このことがシステムに対する新しいバージョンの Internet Explorer の展開を複雑にしています。
- [再起動後のユーザー レベルのアクセスでのログオンを有効にする]
- コンピュータの再起動後にも管理者権限が保持されるようにパッケージをカスタマイズするには、このチェック ボックスをオンにします。コンピュータの再起動後、ユーザーがログインすると、Windows インストーラ コンポーネントは Internet Explorer のシステム ファイルの登録を完了します。このパッケージは手動で、あるいは Systems Management Server (SMS) などの自動展開方法の一部としてユーザーに配布できます。どちらの場合も、次回からはユーザーがシステムにログオンするときに、管理者権限を求められることはありません。
Windows 95、Windows 98、または Windows Millennium Edition を実行しているコンピュータに IEAK パッケージをインストールするのに、管理者権限は必要ありません。これらのオペレーティング システムは、これらのシステムでのファイル登録を管理しないからです。
このパッケージが SMS クライアントにインストールされると、コンポーネントは .mif ステータス ファイルを生成します。SMS はこのファイルを使用して、パッケージが正常にインストールされたかどうかを検出します。
重要
- このオプションを選択する場合は、パッケージのメディアの形式がフラットである (すべてのファイルが 1 つのフォルダ内にある) ことを確認してください。
- このオプションを使用する前に、ユーザーがパッケージをインストールするときに他の Windows インストーラが実行されていないことを確認してください。
- Internet Explorer が、Microsoft Office などの別の Windows インストーラのコンポーネントである場合は、この方法を使用しないでください。
- このオプションを選択する場合は、その影響を全体的にチェックしてから、このパッケージをユーザーに配布してください。
- ウィザードの段階 1 のメディアの選択で、配布方法として [フラット] を選択した場合にのみ、ユーザー権限が表示されます。
関連項目