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バッチ ファイルの構文

バッチ ファイルを使用すると、セットアップ処理と Internet Explorer およびインターネット ツール用の Windows Update セットアップ ウィザードをより詳細に制御できます。このバッチ ファイルのセクションとエントリは、次の表に示すとおりです。バッチ ファイルの使用法の詳細については、「バッチ モードでのセットアップの実行」を参照してください。完全なサンプル ファイルについては、「セットアップ バッチ ファイルのサンプル」を参照してください。

バッチ ファイルのセクション

[Options]

[Welcome]

[SetupChoice]

[Custom]

[Download]

[DownloadSite]

[PrepareSetup]

[Diskspace]

[Progress]

[RebootPartial]

[Finish]

[Reboot]

[Upgrade]

[Options]
SaveUninstallInfo=[0,1]
ExtraSection=
Quiet=[A,C,U]
ShowErrors=[0,1]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
SaveUninstallInfo=[0,1] コンポーネントのアンインストールに関する情報を保存するかどうかを指定します。
  • 0 = アンインストール用の情報を保存しません。このスイッチを使用すると、コントロール パネルから Internet Explorer をアンインストールできなくなります。
  • 1 (既定値) = アンインストール用の情報を保存します。
ExtraSection=section1[,section2,...] Iesetup.inf ファイル内のセクションを実行します。複数のセクションを指定する場合は、「section1,section2,section3」のようにカンマで区切ってください。
Quiet=[A,C,U] サイレント モードを示します。このモードでは、インストールの実行中に一部のプロンプトだけを表示するか、プロンプトを一切表示しません。
  • A = 完全サイレント モードを指定します。このモードでは、セットアップ画面は表示されず、また、エラー チェックも行われません。
  • C = 進捗状況ページの [キャンセル] ボタンを無効にします。
  • U = 特定の情報 (ダウンロード場所など) をユーザーに指定させるときにのみセットアップ画面を表示します。
ShowErrors=[0,1] セットアップのエラー メッセージをユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = セットアップのエラー メッセージを表示しません。各メッセージに対して既定の処理が自動的に実行されます。
  • 1 (既定値) = セットアップのエラー メッセージを表示します。
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[Welcome]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] セットアップの最初の画面をユーザーの コンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = セットアップの最初の画面を表示しません。
  • 1 (既定値) = セットアップの最初の画面を表示します。
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[SetupChoice]
Display=[0,1]
SetupChoice=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] カスタマイズ ウィザードでその後ページを表示するかどうかを決定する、セットアップ オプションを選択する画面をユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = セットアップ タイプの選択画面をユーザーのコンピュータに表示しません。
  • 1 (既定値) = セットアップ タイプの選択画面をユーザーのコンピュータに表示します。
SetupChoice=[0,1] どのセットアップ オプションを選択するかを指定します。
  • 0 (既定値) = [今すぐインストール - 標準のコンポーネントのセットアップ] を選択します。
  • 1 = [カスタム セットアップ] を選択します。
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[Custom]
Display=[0,1]
InstallDir=foldername
InstallDirRO=[0,1]
UseInfInstallDir=[0,1]
SetupMode=[0,1,2]
SetupModeRO=[0,1]
Component=[ComponentID_1, ComponentID_2, ...]
ComponentListRO=[0,1]
DownloadOnly=[0,1]
DownloadOnlyRO=[0,1]
IECompat=[0,1]
IECompatRO=[0,1]
IECompatShow=[0,1]
ShowAdvanced=[0,1]
IEDefault=[0,1]
IEDefaultRO=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] [コンポーネントのオプション] 画面をユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。この画面では、ユーザーがコンポーネントを選択でき、[詳細] をクリックして詳細なオプションを指定することもできます。
  • 0 = [コンポーネントのオプション] 画面をユーザーのコンピュータに表示しません。
  • 1 (既定値) = [コンポーネントのオプション] 画面をユーザーのコンピュータに表示します。
InstallDir=foldername ファイルのインストール先となるフォルダを指定します。この設定を省略すると、Iesetup.inf ファイル内の現在の設定が適用されます。旧バージョンの Internet Explorer がインストールされているコンピュータでは、そのバージョンと同じフォルダに新しいバージョンがインストールされます。
InstallDirRO=[0,1] インストール先フォルダをユーザーが変更できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = ユーザーがインストール先フォルダを変更できるようにします。
  • 1 = ユーザーがインストール先フォルダを変更できないようにします。
UseInfInstallDir=[0,1] Internet Explorer がインストールされたフォルダを指定します。
  • 0 (既定値) = 既定のインストール先フォルダ、または旧バージョンの Internet Explorer がインストールされているのと同じフォルダを使用します。
  • 1 = Iesetup.inf ファイルで指定されているフォルダをインストール先フォルダに使用します。
SetupMode=[0,1,2] 実行するセットアップの種類を指定します。
  • 0 = 最小インストールを選択します。
  • 1 (既定値) = 標準インストールを選択します。
  • 2 = 完全インストールを選択します。
SetupModeRO=[0,1] セットアップ タイプをユーザーが変更できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 = ユーザーがセットアップ タイプを変更できるようにします。
  • 1 (既定値) = ユーザーがセットアップ タイプを変更できないようにします。
Component=[ComponentID1[,ComponentID2,...]] Component= 設定に指定したコンポーネントだけをインストールするように指定します。ComponentID は、コンポーネントを特定する文字列です。対応する文字列は、Iesetup.cif ファイルのコンポーネント セクションで確認できます。 ComponentID 文字列に関する情報は、「IEAK に関する Web サイト」にも用意されています。
ComponentListRO=[0,1] セットアップ タイプで選択されるコンポーネントのほかにインストールするコンポーネントをユーザーが選択できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = インストールするコンポーネントをユーザーが選択できるようにします。
  • 1 = インストールするコンポーネントをユーザーが選択できないようにします。
DownloadOnly=[0,1] Internet Explorer をダウンロードするだけか、またはダウンロード後にインストールするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = ファイルをダウンロード後にインストールします。
  • 1 = ファイルのダウンロードだけを行い、インストールは行いません。
DownloadOnlyRO=[0,1] ファイルをダウンロード後にインストールする設定をユーザーが変更できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = ユーザーがこの設定を変更できるようにします。
  • 1 = ユーザーがこの設定を変更できないようにします。
IECompat=[0,1] Internet Explorer 4 と同じコンピュータに Internet Explorer 5 以降をインストールして両方のバージョンを併用できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 = Internet Explorer 5 以降を Internet Explorer 4 と同じコンピュータにインストールできないようにします。
  • 1 (既定値) = Internet Explorer 5 以降を Internet Explorer 4 と同じコンピュータにインストールして両方のバージョンを併用できるようにします。
IECompatRO=[0,1] Internet Explorer 4 の機能を Internet Explorer 5 以降と併用する設定をユーザーが変更できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = ユーザーがこの設定を変更できるようにします。
  • 1 = ユーザーがこの設定を変更できないようにします。
IECompatShow=[0,1] [共存する] チェック ボックスを表示するかどうかを指定します。このチェック ボックスで、ユーザーは、Internet Explorer 5 以降を Internet Explorer 4 と共に実行できるようにするかどうかを選択できます。
  • 0 = このチェック ボックスをウィザードに表示しません。
  • 1 (既定値) = このチェック ボックスをウィザードに表示します。
ShowAdvanced=[0,1] Windows Update セットアップ ウィザードの [コンポーネント オプション] 画面に [詳細] ボタンを表示させるかどうかを指定します。[詳細] ボタンをクリックすると、[ダウンロードのみ]、[共存する]、および [ファイルの種類を関連付けない] オプションが表示されます。
  • 0 = ウィザードに [詳細] ボタンを表示しません。
  • 1 (既定値) = ウィザードに [詳細] ボタンを表示します。
IEDefault=[0,1] Internet Explorer を既定のブラウザにするかどうかを指定します。
  • 0 = Internet Explorer を既定のブラウザにしません。
  • 1 (既定値) = Internet Explorer を既定のブラウザにします。
IEDefaultRO=[0,1] Internet Explorer を既定のブラウザにする設定をユーザーが変更できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 = Internet Explorer を既定のブラウザにするかどうかをユーザーが変更できるようにします。
  • 1 (既定値) = Internet Explorer を既定のブラウザにするかどうかをユーザーが変更できないようにします。
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[Download]
Display=[0,1]
DownloadDir=foldername
DownloadDirRO=[0,1]
DownloadOS=[0,1]
DownloadOSRO=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] ファイルをダウンロード後にインストールするオプションをユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = ファイルをダウンロード後にインストールするかどうかを指定するオプションをユーザーのコンピュータに表示しません。
  • 1 (既定値) = ファイルをダウンロード後にインストールするかどうかを指定するオプションをユーザーのコンピュータに表示します。
DownloadDir=foldername ファイルをダウンロードするフォルダを指定します。この設定を省略すると、ディスク容量が最も大きいドライブに Windows Update Setup Files という名前のフォルダが作成されます。 < /td>
DownloadDirRO=[0,1] ファイルをダウンロードするフォルダをユーザーが変更できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = ユーザーがダウンロード フォルダを変更できるようにします。
  • 1 = ユーザーがダウンロード フォルダを変更できないようにします。
DownloadOS=[0,1,2,3] 特定のオペレーティング システム用のファイルをダウンロードするように指定します。この設定は、ファイルをダウンロードした後でインストールしない場合 (DownloadOnly=1) にのみ有効です。
  • 0 (既定値) = 現在のオペレーティング システム用のファイルをダウンロードします。
  • 1 = Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows NT、Windows 2000、および Windows XP を指定します。
DownloadOSRO=[0,1] ダウンロードするファイルのオペレーティング システムをユーザーが選択できるようにするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = ユーザーがこの設定を変更できるようにします。
  • 1 = ユーザーがこの設定を変更できないようにします。
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[DownloadSite]
Display=[0,1]
DownloadLocation=URL
DownloadSiteList=URL

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] ダウンロード サイトをユーザーに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = ダウンロード サイトをユーザーのコンピュータに表示しません。
  • 1 (既定値) = ダウンロード サイトをユーザーのコンピュータに表示します。
DownloadLocation=URL パッケージを Web から配布する場合に、.cab ファイルのダウンロード元の Web サイトのアドレスを指定します。このセクションに Display=0 と指定するか、またはこのページを表示しないスイッチを指定した場合は、ダウンロード サイトを入力する必要があります。
DownloadSiteList=URL ダウンロード サイトのリストの URL を指定します。既定では、Ie6sites.dat ファイルがこのリストとして使用されます。この設定を省略すると、Iesetup.inf ファイル内の現在の設定が適用されます。
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[PrepareSetup]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] [セットアップの準備] 画面をユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = [セットアップの準備] 画面をユーザーのコンピュータに表示しません。
  • 1 (既定値) = [セットアップの準備] 画面をユーザーのコンピュータに表示します。
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[Diskspace]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] 必要なディスク容量をユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = 必要なディスク容量をユーザーのコンピュータに表示しません。ユーザーのコンピュータのディスク容量が不足している場合は、セットアップは中止されます。
  • 1 (既定値) = 必要なディスク容量をユーザーのコンピュータに表示します。
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[Progress]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] インストールの進捗状況をユーザーのコンピュータに表示するかどうかを指定します。
  • 0 = インストールの進捗状況をユーザーのコンピュータに表示しません。
  • 1 (既定値) = インストールの進捗状況をユーザーのコンピュータに表示します。
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[RebootPartial]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] コンポーネントのインストールに失敗した場合に [インストールの失敗] 画面を表示するかどうかを指定します。
  • 0 = コンポーネントのインストールに失敗した場合に [インストールの失敗] 画面を表示しません。
  • 1 (既定値) = コンポーネントのインストールに失敗した場合に [インストールの失敗] 画面を表示します。
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[Finish]
Display=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Display=[0,1] セットアップの終了後にコンピュータを再起動するメッセージを表示するかどうかを指定します。
  • 0 = セットアップの終了後にコンピュータを再起動するメッセージを表示しません。インストール後の再起動をオフにする場合は、0 に設定してください。
  • 1 (既定値) = セットアップの終了後にコンピュータを再起動するメッセージを表示します。
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[Reboot]
Reboot=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
Reboot=[0,1] セットアップの終了後にコンピュータを再起動するかどうかを指定します。
  • 0 = セットアップの終了後にコンピュータを再起動しません。再起動をオフにした場合は、プログラム側でコンピュータの再起動を制御する必要があります。Internet Explorer は、コンピュータが再起動されるまで、正しく設定されません。
  • 1 (既定値) = セットアップの終了後にコンピュータを再起動します。
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[Upgrade]
ReinstallAll=[0,1]

このセクションのエントリ [説明]
ReinstallAll=[0,1] セットアップを 2 回目以降に実行する場合にすべてのコンポーネントを再インストールするかどうかを指定します。
  • 0 (既定値) = すべてのコンポーネントが既にインストールされている場合はセットアップを再実行しません。
  • 1 = すべてのコンポーネントを再インストールします。
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関連項目