著作権・使用条件など

著作権

ViXはいわゆるフリーソフトウェアであり、著作権は作者であるK_OKADAが有します。作者の著作権は、日本国著作権法及び国際条約により保護されています。
Copyright (C) 1998-2002 K_OKADA All rights reserved.

使用条件及び配布条件

解説

免責、無保証

ソフトウェアにバグが存在しないことをあらかじめ立証するのは不可能であり(これは数学的に証明されています)、ソフトウェアの可搬性・汎用性ゆえに、ソフトウェアの障害によりどのような損害が生じるかも、事前にすべてのケースについて想定するのは困難です。またWindows環境では、コンピュータの部品構成や同時に動かすソフトウェアにも膨大な数の組み合わせがあり、あらゆる環境において動作テストを行い、正常動作を保証することも現実的には不可能です。

仮に、ソフトウェア開発者がソフトウェアの障害等による損害に責任を負うとすると、開発段階でバグ不存在が立証できないので、開発者は常にバグによる損害発生を脅えねばなりません。またユーザーの使い方次第では、バグによる被害が甚大なものになって、開発者側の責任が非常に重くなる可能性もあります。例えば会社が、大量の顧客を相手にした取引業務でソフトウェアを使用していて、ソフトのバグにより取引が停止したり、又は誤った取引結果になったりすると、取引を失ったことによる直接的な損害プラス、ユーザーである会社の信用に対するダメージといった間接的な損害で、取引や会社の規模次第では、開発者に請求される損害賠償額は莫大なものになるでしょう。開発者に背負わされるリスクは、予測できず、また過大なものとなります。

このリスクを回避するため、市販ソフトでもほぼすべてのソフトウェア開発会社は、使用許諾契約書や品質保証規定内で開発会社側の免責を規定しています。例えばWindowsXPの品質保証規定には、次のような一節があります。

法律上の請求の原因の種類を問わず、いかなる場合においても、Microsoftおよびその供給者は、この製品の使用または使用不能から生ずる本保証規定内に規定されていないいかなる他の損害(逸失利益、事業の中断、事業情報の喪失またはその他の金銭的損害を含むがこれらに限定されません)に関して、一切責任を負わないものとします。例えMicrosoftがかかる損害の可能性について知らされていた場合でも同様です。いかなる場合においても、本保証規定に基づくMicrosoftの責任は、本ソフトウェア製品についてお客様が実際に支払った金額を上限とします。

ましてViXは私K_OKADAが、個人で、趣味で作成した、無料のソフトウェアです。損害に対する責任が追及されるのなら、とても割りに合わないということで、そもそもソフトウェアを公開していません。そこで使用条件において、免責、無保証を定めているわけです。

配布を行う者(オンラインソフトサイトや雑誌が含まれるでしょう)がいかなる責任も義務も負わないことも定めました。ViXのせいで、ViXを配布してくださる方々に責任等を負わせるわけにはいかないからです。また、配布促進の意味もこめています。ただしこの条件は、配布に関わる方がご自身で定めた、その雑誌やオンラインソフトサイトの責任や義務等に関する条件を上書きするものではありません。

使用

ユーザーがダウンロード等の方法でViXを入手したからといっても、ViXについての著作権が譲渡されたわけではありません。ViXの著作権は作者が保有します。ユーザーがViXを使用できるのは、ソフトウェアを公開することをもって私が、ユーザーがViXを使用することを許している(いわゆる使用許諾)からです。

上記に定める免責・無保証という使用条件に同意頂いている限り、ユーザーはその用途や使用形態を問わず(ただし当然ながら犯罪行為等違法・不法な目的・用途は除きます)、ViXを自由に使用できるものとします。使用形態は会社内使用、家庭内使用であるとを問いませんし、何台のコンピュータにインストールしても構わず、ViX自体を他人に提供、あるいは使用させて対価を得るのでない限り、営利目的にも使用できます。

使用条件に同意できない場合は、ViXを使用せず、ただちにViXを削除してください。ユーザーのコンピュータに現にViXがインストールされて使用可能な状態にあるときは、上記条件に同意されているものとみなします。

配布

改変せず無償配布である限り、ViXの再配布にあたり、作者の連絡・許諾・許可などは不要です。実のところ雑誌収録を中心に、配布願いだけで何百通とメールを受け取っており、いちいち返事するのが面倒なので、許可など求めず勝手に配布して頂きたいというのが本音です。配布にあたっての条件はここに書いてあるものがすべてであり、他につけ加えるべき留意事項等はありません。したがって配布許可願いを頂いた場合にも、一切自由である、本ページを見て頂きたい、本ページの記載内容について疑義があれば箇所を明示のうえお問い合わせ願いたい、といったようにしか回答していません。中には「配布は自由と書いてありましたが一応許可して頂きたくメールしました…」などという許可願いもありましたが、一応も何も自由と書いているのだからとにかく自由と言うほかありません。

無償配布

ViXは無償で提供されなくてはならず、実費を除き、ViX自体の価値に相当する対価を受け取ってはいけません。この「実費」には、フロッピーディスクやCD-Rなどのメディア代金、電話等の通信回線使用料金、パソコン通信の課金、インターネットサービスプロバイダに支払う接続料金など、ViXの入手・配布に必要な費用が一般に含まれます(が、これらに限定されません)。雑誌の付録CD-ROMや、ソフトウェア製品への添付は、ViXを収録する・しないに関わらず、その雑誌やソフトウェア製品の価格が変化しない場合に許されます。

改変禁止

私の著作物としての同一性を保持するため、ViXのすべての内容、構成を改変してはいけません。ViXの「構成」を改変してはいけないというのは、再配布の際にはヘルプファイル、readme.txtをはじめ、作者からの一次配布時にパッケージ内にあるすべてのファイルを同梱しなくてはならないということです。これはCDその他のリムーバブルメディアによる配布、Webサイトからの公衆送信、メールによる送信、ネットワークインストール等など、いかなる配布形態でも同様です。

圧縮形式は不問ですので、例えば次のような場合は、ファイルの構成の改変ではなく、配布可能です。

βバージョンにはヘルプファイル等は同梱されていません。βバージョンは、私のWebサイト上にも記載していますが、元々転載禁止です。βバージョンかどうかは、バージョン情報ダイアログ内に「β」の文字があるかどうかで分かります。

現在(2002年2月)まで3年ちょっとの間に、再配布をお断りしたのはただ1件、実行ファイルViX.exeのみをWebサイトから配布したい(ヘルプファイル等が同梱されず構成の改変にあたるので不可)という件のみです。

サポート

質問、要望、障害報告等の声に応えたり、各種の情報提供を行うのを一括してサポートと呼ぶことにしますが、作者にはサポートの義務もないものとします。サポートが行われることがあるとすれば、それは厚意によるものです。メール等に対する返事はないことがあり、開発は予告なく中止され、障害修正も行われないことがあります。

私はフリーソフトウェアの開発と公開によって、自分にメリットのないことはやっているつもりはありません。無償配布だからといって私が善意の、高潔な志を持つ親切なボランティアだとお考えになるのは誤りです。むしろ私は、傲慢で貪欲、かつ極めて面倒くさがりな作者なのです。 「ユーザーのために」やっていることなど一つもなく、すべて自分のためにやっていることで、だからこそ無料にしているのです。苦労ばかり増えてきたと感ずるようになったときにはソフト公開の意味もないので、ユーザーの事情を考慮することなく、開発を中止するでしょう。

これをサポートに当てはめれば、なぜ要望を取り入れ、バグを修正し、バージョンアップを行っていくかといえば、それはソフトの完成度が上がると私が満足だからです。一方で、使い方等に関する質問すべてに丁寧に答えていくことでの私にとってのメリットは、多少私の評判が良くなる位のことで、それにしては負担が大きく(公開後3年間で三千通以上のメールを受け取っています)割に合いませんし、また個別の質問に個別に対応するのは、不特定多数向けにヘルプやホームページに記述するのに比べて非効率的です。使い方はすべてヘルプに書いているので、人に聞く前にそれを読めばよいと考えることもあって、質問メールに対する私の態度は冷ややかです。

紹介

ViXの紹介は書籍、雑誌、Webサイト、メール、その他あらゆる媒体について、いかなる内容であろうと自由です。これも、許可など求めず勝手に紹介して頂きたいという点は配布と同様です。

私のWebサイトへのリンクはトップページに対するのであれ、ファイルへの直リンクであれ、一切自由です。ただし、サーバー上の各ファイルは予告なく削除、移動されることがあります。

相互リンク依頼は受け付けません。すべての相互リンク依頼にお応えするのは手間がかかる割りには私にとってのメリットは薄く、選択してお応えするのは依頼側に不公平感を抱かせるものと思います。私のWebサイトとの相互リンクは、双方の一方的リンクがたまたま重なった場合にのみ生じます。