Field オブジェクト、Parameter オブジェクト、または Property オブジェクトに割り当てられた値を示します。
設定値と戻り値
オブジェクトの値を表すバリアント型 (Variant) の値を設定します。また、値の取得も可能です。既定値は、Type プロパティの設定によって異なります。
解説
Field オブジェクトのデータを設定または取得するとき、Parameter オブジェクトでパラメータ値を設定または取得するとき、または Property オブジェクトでプロパティを設定または取得するときは、Value プロパティを使います。Value プロパティは、状況に応じて読み取り/書き込み可能になったり、読み取り専用になります。詳細については、関連するオブジェクトのトピックを参照してください。
ADO では、Value プロパティを使って長バイナリ型 (Long Binary) データを設定したり、返すことができます。
注意 Parameter オブジェクトの場合、ADO は、プロバイダから一度だけ Value プロパティ を読み取ります。コマンドの Parameter の Value プロパティが空で、そのコマンドから Recordset を作成する場合は、Value プロパティを取得する前に、Recordset を必ず閉じてください。そうしない場合、プロバイダによっては、Value プロパティが空になり、正しい値が設定されないことがあります。
Record オブジェクトの Fields コレクションに追加された新規 Field オブジェクトの場合は、ほかの Field プロパティを指定する前に、Value プロパティを設定しておきます。まず、Value プロパティの特定の値を割り当て、Fields コレクションに Update を呼び出しておきます。これで、Type や Attributes などその他のプロパティにアクセスできます。