DataControl オブジェクトがデータを取得して Recordset オブジェクトに格納するときの、進行状況を示します。
設定値と戻り値
次のいずれかの値を設定、または返します。
| 値 | 説明 |
| adcReadyStateLoaded | カレント クエリは実行中で、行はまだフェッチされていません。RDS.DataControl オブジェクトの Recordset は使えません。 |
| adcReadyStateInteractive | カレント クエリが取得する最初の行セットは、DataControl オブジェクトの Recordset に格納され、使用可能です。残りの行はフェッチ中です。 |
| adcReadyStateComplete | カレント クエリが取得した行は、DataControl オブジェクトの Recordset にすべて格納され、使用可能です。 エラーで処理が打ち切られた場合や、Recordset オブジェクトが初期化されていない場合にもこの状態になります。 |
注意 これらの定数を使うクライアント側の各実行可能ファイルは、その定数を宣言する必要があります。C:\Program Files\Common Files\System\MSADC フォルダの Adcvbs.inc ファイルから、定数の宣言をコピーして貼り付けることができます。
解説
非同期クエリ操作の実行時に ReadyState プロパティの変更を監視するには、onReadyStateChange イベントを使います。プロパティの値を定期的に確認するよりもこの方法が効率的です。
非同期操作の途中でエラーが発生すると、ReadyState プロパティは adcReadyStateComplete に変更され、State プロパティは adStateExecuting から adStateClosed に変更され、Recordset オブジェクトの Value プロパティは Nothing のまま変更されません。