CommandType プロパティ

       

Command オブジェクトの型を示します。

設定値と戻り値

1 つ以上の CommandTypeEnum 値を設定します。また、値の取得も可能です。内部処理を最小限に抑えてパフォーマンスを向上させるには、ExecuteOptionEnumadExecuteNoRecords 定数を利用します。この定数は単独で使うことはありません。常に adCmdText または adCmdStoredProc と組み合わせて使います (adCmdText+adExecuteNoRecords など)。adExecuteNoRecordsOpen メソッドまたはそのメソッドが使う Command オブジェクトと併用するとエラーになります。

解説

CommandText プロパティの評価を最適化するには、CommandType プロパティを使います。

CommandType プロパティの値が adCmdUnknown (既定値) の場合、パフォーマンスが低下することがあります。これは、CommandText プロパティの型が SQL ステートメント、ストアド プロシージャ、またはテーブル名のいずれかであるかを調べるためにプロバイダを呼び出す必要があるためです。使っているコマンドの種類が明らかな場合は、CommandType プロパティを設定することにより、該当するコードに直接移動することができます。CommandType プロパティが CommandText プロパティのコマンドの種類と一致しない場合に Execute メソッドを呼び出すと、エラーが発生します。