CopyRecord メソッド

       

ファイルまたはディレクトリとその内容を別の場所にコピーします。

構文

CopyRecord (Source, Destination, UserName, Password, Options, Async)

パラメータ

Source   省略可能です。コピー元のファイルまたはディレクトリの URL を含む文字列型 (String) の値を指定します。Source を省略するか、または空文字列を指定した場合、カレント レコードの Record に示されているファイルまたはディレクトリがコピーされます。

Destination   コピー先の場所の URL を含む文字列型 (String) の値を指定します。

UserName   省略可能です。Destination へのアクセスを認可するユーザー ID を含む文字列型 (String) の値を指定します。

Password   省略可能です。UserName を確認するためのパスワードを含む文字列型 (String) の値を指定します。

Options   省略可能です。このメソッドの動作を指定する CopyRecordOptionsEnum 値を指定します。既定値は adCopyUnspecified です。

Async   省略可能です。True のときにこの操作が非同期で実行されるように指定するブール型 (Boolean) の値を指定します。

戻り値

文字列型 (String) の値で、通常は Destination の値が返されます。ただし、実際に返される値は、プロバイダによって決まります。

解説

SourceDestination の値は異なっている必要があります。同じ値の場合は、実行時エラーが発生します。サーバー名、パス名、リソース名のうち少なくとも 1 つが異なっている必要があります。

Source のサブディレクトリは、adCopyNonRecursive を指定していない限り、すべてそのとおりにコピーされます。サブディレクトリもコピーする場合は、DestinationSource のサブディレクトリを指定しないでください。そのような指定を行うと、操作が完了しません。

Destination に既存のファイルまたはディレクトリを指定する場合、adCopyOverWrite を指定していなければ、このメソッドの操作は失敗します。

重要   adCopyOverWrite オプションは、十分に考慮して使用してください。たとえば、ファイルをディレクトリにコピーするときにこのオプションを指定すると、コピー先のディレクトリが "削除" されてコピー元のファイルに置き換えられます。